ベンチャー企業の長期インターンとは?メリットや選ぶ際のポイントなどを詳しく解説!

更新日:

投稿日:2022.06.03

ベンチャー企業の長期インターンとは?メリットや選ぶ際のポイントなどを詳しく解説!

現在、長期インターンシップを応募している企業は、ほとんどの企業がベンチャー企業です。しかしベンチャー企業がよくわからないから長期インターンを選ぶのが難しいという学生さんも多いと思います。そんな学生さんに向けてベンチャー企業とはそもそもどのようなものなのか、ベンチャー企業インターンのメリット・デメリットなどを詳しく紹介していきます。

目次

ベンチャー企業とは

「ベンチャー企業」とは独自の技術やアイデアで、新規事業に取り組む企業のことを意味します。ですが、人によっても「ベンチャー企業」の捉え方は様々なのが実情です。
「10名以下の小規模の会社」「社長直下で働ける」「若手でも裁量権が与えられる」などを期待する人もいる一方で、「サイバーエージェントで新規事業に携わりたい!」といった有名企業でも「ベンチャー企業」として認識している人も多いのではないでしょうか。

この記事を読んでいる方は、「ベンチャー企業」でのインターンを検討されている方が多いと思いますが、実際に大学3年生時からインターンに参加し、そのまま30名程度のベンチャー企業に新卒1期生として入社した筆者が、実体験に基づくインターンの選び方、注意点をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

ベンチャー企業のインターンの種類

ベンチャー企業のインターンは大きく分けて2つに分けられます。

短期インターン

1日や長くても2、3日で開催されるインターンです。会社説明会のような位置づけであることも多く、学生にとっては企業の雰囲気を感じられ、企業にとっても学生と接点を持てることがメリットです。
一方で、実際に業務に携われるインターンは少ないです。もちろん一部業務の「お手伝い」ができるケースもありますが、仕事内容や企業の表面的な内容しか感じることができない点がデメリットとも言えます。

長期インターン

最低2,3か月などの期間を通じ参加するのが長期インターンです。ベンチャー企業の場合、インターンを戦力として活用している企業も多く、ほぼ全てのケースで実際の業務に携わります。
時には自分の名刺を持つことができたり、経験を積む中でお客様とやり取りするような業務を任せる企業も多く、仕事内容や企業の良いところも、悪いところも深く感じることができます。

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ベンチャーインターンの主な職種

ベンチャーのインターンは上述の「期間」だけでなく、「職種」も様々です。ここでは一般的なインターンを募集している職種について記載します。

営業

「営業」と言ってもお客さまからの問い合わせに対応することも「営業」ですし、自ら電話をかけてアポを取る「テレアポ」や、「飛び込み営業」も「営業」です。
ベンチャー企業の場合はどちらかというと後者の営業スタイルのインターンが多いです。中にはアポや成約でインセンティブ(ボーナス)が与えられたり、完全成果報酬といった形式のインターンも多いです。

特に「テレアポ」や「飛び込み営業」の場合、数百件アタックしてやっと1件契約が取れるかどうかといった確率になります。従って、コミュニケーション力だけでなく、精神力、根性も求められると言えるでしょう。

エンジニア

アプリ開発などシステム開発に携われるのが「エンジニア」のインターンです。仕事内容は多岐にわたり、ホームページの開発から、ゲーム開発、最近ではAI、ディープラーニングまで会社によって様々です。

企業にとっても学生を即戦力としては見ておらず、プログラミング未経験でも応募できるインターンも数多くありますが、割合としては何かしらの言語での開発経験(独学でも)が求められていることの方が多いです。

ライター

ウェブメディアなどに掲載される記事を書くのが「ライター」です。実際に「取材」を行うケースなどもありますが、最近ではSEO対策(Googleなどの検索エンジンから流入を集める対策)の一環で、クライアントのサイトに掲載する記事を書くといった仕事も多く、様々な業界に関する記事を書くことも多いです。
特にライターとしての経験が必要なわけではありませんが、最低限の日本語の正しい使い方や、論理構成力があることが望ましいでしょう。

マーケティング

広告の管理や、SNSの運用などを通じて集客を行うのが「マーケティング」です。
ベンチャーの場合は「ウェブ」マーケティングであることが多く、自社のメディアや商品の集客や、複数のお客様の集客支援を行っている「広告代理店」の仕事などがあります。

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企画

職種として最も種類が分かれるのが「企画」です。ある事業の改善案を出すことも「企画」ですし、上述のマーケティング職の中で、訴求内容や広告内容を考えるのも「企画」、改善案を考えることも「企画」です。
クリエイティブな仕事を想像している方もいるかと思いますが、実際の仕事内容をよく読んで申し込むことにしましょう。

 

ベンチャー企業でインターンをする4つのメリット

裁量権が大きい

ベンチャー企業の場合、一般的には裁量権を与えられるケースが多いです。大手企業の場合は業務が細分化しており、事業や、サービス提供の「一部」を担当することが多いですが、ベンチャー企業の場合は業務が細分化していないことが多いです。

またやるべき、またはやりたい仕事量に対して、人材の数が豊富ではないこともあり、様々な業務を任せられます。従って決まったことだけをやるということも少なく、また一つづつ上司の確認を取って進めるというよりは、自分で考えて自走できる人材が求められます。その結果インターン生でもある程度の裁量権を持って業務に取り組むことが可能となります。

経験が就活の大きな武器になる

就活においてもインターン経験は大きな武器になります。ただし企業側からの目線で言えば、短期インターンの経験を評価することはありません。あえて言うならば、学生の業界への志望度や、業務内容の理解度があるかな、といった程度の評価にとどまります。

しかしベンチャー企業での長期インターン経験者の場合、即戦力とまでは言いませんが、一定の戦力として期待をされ、評価されるケースもあります。また同業界でのインターン経験がある場合は、短期インターンの経験よりも業界理解が深いと考えられますので、ミスマッチが少ないといった意味での評価が高まります。これは学生にとっても就職後の早期の退職を免れるといった意味で大きなメリットと言えます。

社長や社員との距離が近い

一般的に30名〜50名程度の規模の会社であれば、社長に顔を覚えてもらうことができるだけでなく、実際に仕事においても接する機会があるでしょう。また社員同士も全員が顔と名前を憶えているでしょうから、仲が良く、仕事面でもコミュニケーションが盛んにおこなわれることが多いです。

仕事は仕事として割り切るのではなく、仕事もプライベートの一つとして楽しんでいるような社員も多く、20代の社員が多い会社では同年代での飲み会や、遊びに行くといったイベントごとなども盛んな企業もあるようです。

独立や起業に役に立つ

0から営業を行ったり、採用活動に携わったり、中にはインターン時代からインターン生をマネージメントできるような会社もあります。ここまで経験できる会社は多くはありませんし、もちろん1年以上などのインターン経験を経て経験できることですが、実際に独立し、起業した際に起こりうる様々なことを事前に経験できるのはメリットの一つと言えます。

また経験だけでなく、スキル面でも作業だけになりがちなインターンやアルバイトと違い、将来に役立つスキルを手にすることができるでしょう。

 

ベンチャー企業でインターンをする2つのデメリット

学業との両立が難しい

ベンチャー企業の場合戦力として求められていることも多く、より社会人と同じような経験を行いたいと考えると、学業との両立が大変であるケースも多いです。
「学校があるので作業が間に合いません」といったスケジュール管理は、企業側がコントロールするべきではありますが、逆に言うと企業側にケアしてもらっている限りは、本当の意味での裁量権を与えられているとは言えません。

教育制度が整っていない

大手企業と違い、マニュアルや教育制度が整っていないケースが多く、「教えてもらう」といったマインドでインターンに臨むと、何も分からずに挫折してしまう、といったケースも多々あります。

勿論学生なんだから仕事のやり方なんて分からないよ、といった声もあるでしょう。ただ最近ではインターネットで検索をすることで、ビジネスマナーや資料の作り方を含めて自学することが可能です。仮にマニュアルがあったとしても、こうした姿勢はその後の成長に大きな違いを生み出すと言えます。

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ベンチャー企業でのインターンに向いている人の特徴3選

将来起業・独立したい人

先に挙げたように、将来起業・独立したい人にとってベンチャー企業のインターンはお勧めです。
特に会社規模が小さかったり、ネームバリューが無いといった状況は、将来独立したときの状況のデモンストレーションとなり得ます。特に起業をする場合に0から1を作り上げる立ち上げのフェーズが最も難しいと言われています。
そうした経験に学生時代から接することができることは、今後独立、起業する際に大きなメリットとなるでしょう。

大学生のうちから裁量権の大きい仕事がしたい人

ベンチャー企業の場合、ある程度の経験を積んだインターン生は正社員と同様に扱われます。お客様にはインターンということを隠し、業務に取り組むこともあるでしょう。

この様な中で裁量権を与えられることも多く、やりがいのため、将来の為、様々な動機があるとは思いますが、学生時代から裁量権の大きい仕事がしたい人にとってはベンチャー企業、特に50名以下の企業でのインターンはお勧めです。

積極的に仕事のスキルを学びたい人

もちろん「経験」を積むだけでなく、本質的な「成長」を求める人にとってもベンチャーでのインターンはお勧めです。

例えば広告代理店でのインターンの場合、自分が広告配信を担当することもあるでしょう。その際には広告配信のプラットフォームの触り方、改善方針の考え方、さらにはクライアントへの報告資料の作成から、報告自体まで任される、なんていうこともあり得ます。

この様に様々なスキルを身に着けたい、といった方にはベンチャーのインターンはお勧めです。ただしもちろん、表面だけ触れるだけでは成長はできませんので、最低限のインターンに対するコミットが求められるでしょう。

 

ベンチャーインターンを選ぶ際の4つのポイント

ただし、ベンチャーのインターン全てが「裁量権」があったり、スキルが身につくわけではありません。そこでベンチャーのインターン選びの際の注意事項、ポイントをまとめてみたいと思います。

インターンをする目的を明確にする

まずインターンの目的を明確にしましょう。

学生時代の多くの時間をインターンに費やし、社会人として同年代の学生よりも一歩先に立ちたい、将来の企業のための経験したい、などなどモチベーションの高い方あれば、そのためにどのような経験をしたいか、インターンでどのような業界、職種につきたいか、ある程度イメージが付くのではないでしょうか。

もちろん初めてインターンをする学生にとっては、仕事内容のイメージが付かなかったり、将来何をしたいか、どうなりたいか、なんて曖昧な方も多いと思います。そうした方は、様々な仕事内容に携われそうなインターンや、営業や広告代理店の様に様々な業界に接することのできるインターンを選ぶことで、ご自身の将来像の参考とすることができるでしょう。

詳細な仕事内容を確認する

ある程度インターンの方向性が決まったら、実際の業務内容を確認しましょう。

インターンサイトなどを利用する場合は、その業務内容はもちろん、会社のホームページをよく読んで業務内容のイメージを持つことが重要です。また特にホームページでは社員紹介や、場合によってはインターン生の紹介がされているケースもあるため、そうした場合はより一層仕事内容のイメージがつくでしょう。

勤務日数や時給を確認する

最後に条件を確認しましょう。特に勤務日数は学業やプライベートとの両立を考えると重要です。

ただしもちろん出勤日数が減れば減るほど、与えられる裁量権が少なくなったり、経験できることが少なくなることを踏まえ、インターンを選ぶことが重要です。
また条件も時給なのか、日給なのか、成果報酬なのか、しっかりと確認したうえで応募するようにしましょう。

企業の口コミを確認する

ウェブで検索をすると、企業の口コミなどを確認することができます。募集要項などではよく見えることを書いていたとしても、実態が伴っていない、ということも多々ある話です。

ただし、あくまで口コミは参考にとどめておきましょう。その企業に満足している人よりも、不満のある人の方が口コミを書く傾向が強い為、一般的にはややネガティブなコメントの方が多いケースがあります。
もちろんあまりにも悪い口コミが多い場合は、応募はお勧めしませんし、良い口コミの割合が多い場合は積極的に応募を検討しましょう。

 

ベンチャーインターンを探す4つの方法

ではベンチャーのインターンを探すにはどのような方法があるのでしょうか。

有給インターンシップのサイトで探す

インターンの探し方は主にポータルサイトで探すことが多いです。ゼロワンインターンインフラなど様々な媒体があります。

複数の媒体を利用している企業も多いですが、だからといって全ての媒体を利用しているわけではありません。ある媒体では掲載していなかった企業が、他の媒体で掲載している、といったこともよくありますので、複数媒体をチェックしたほうが良いでしょう。

知人や先輩に紹介してもらう

他にも知人や先輩に紹介してもらう方法もあります。この場合、実際に働いている感想なども聞くことができますので、ご自身にとってミスマッチの少ない企業選びが可能になるでしょう。

また知人や先輩が推薦をしてくれた場合には、面接を通過しやすいといったメリットもありません。もちろん、紹介とはいえ面接に落とされてしまう場合もありますが、その場合はご縁がなかったということで深く考えすぎないようにしましょう。

気になる企業に直接応募する

ポータルサイトに掲載などをしていなくとも、インターンを募集しているといった企業も多数あります。また企業側にとっては、採用費用がかからないため、面接の選考基準が少し緩くなる、といったケースもあるでしょう。

イベントに参加する

インターンに限らず、新卒採用向けのイベントも含めて、イベントに参加することはお勧めです。

イベント参加の場合は、面接形式ではなく、座談会形式、説明会形式で話を聞いたり、質問することができます。ここで起業理解を深めたうえで、インターンに応募することで、自分の求める仕事内容に合った企業選びが可能となるでしょう。

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長期インターンの探し方とは?探す際のポイントやおすすめサイトについても解説

 

ベンチャー企業でインターンをしてみたい方必見!Webマーケティングのベンチャー企業デジタルトレンズとは?

ベンチャーでのインターンに興味のある方にお勧めなのが当社、デジタルトレンズです。
その特徴を下記にまとめてみました。

幅広い業務を経験できる、もちろん部署変更も可能

社会で働いたとしてもアルバイト経験程度の学生の皆さんにとっては、明確にやりたい仕事が定まってはいないという方も多いでしょう。

当社は広告代理店としてウェブマーケティング全般(リスティング広告や、Instagram、Twitter、TiktokなどのSNS広告)に携わることができ、他にもメディア事業部やSEO対策(Yahoo,Googleなどで上位にお客様のサイトを上げる施策)など、多岐にわたる事業を展開しています。
もちろん営業も経験することができますし、希望に応じて部署を変えることも可能です。

せっかくインターンの面接に受かったのに、思っていた仕事と違う。他の仕事、会社のインターンに移ってみたい、なんてなるのはもったいないですよね。まだまだ明確に将来像が定まっていない方でも様々な仕事を経験できるのが特徴です。

インターン生でも事業部長に、本当の裁量権が与えられる

もちろん、将来像が定まっていて、インターンで成長したい、経験を積みたいという方にも圧倒的にお勧めです。

最も大きなポイントは、言葉だけでなく、本当に裁量権が与えられることでしょう。実際に当社のメディア事業部は代々インターン生だけで運営しており、自分たちの考えで事業を行うことができます。

インターン生の面接をインターン生が行う、ということも多く、合否の判断もインターン生が決めることができます(もちろんしっかりと面接官としてのトレーニングを受けた上ではありますが)。努力した人が、努力に応じて成長、経験を積めるのがデジタルトレンズの特徴です。

インターン生は20名以上、仲間が多いから刺激も豊富

デジタルトレンズには多くのインターン生が在籍しています。1年~4年生まで幅広い学年のインターンがおり、起業を目指す学生から、広告代理店を目指す学生など、様々な学生が在籍しています。

切磋琢磨していくライバルとして、お互いを高め合うだけでなく、実際に仲が良いのも特徴で、現役生や卒業生同士で飲みに行ったり、将来的にも長く付き合える仲間と出会えることもポイントです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事を書いている筆者自身も大学3年生からベンチャー企業でインターンを経験し、そのまま新卒で入社、その後起業しています。

インターンをしていた会社では、インターン時代から事業の責任者を任され、新卒入社後は海外支社の立ち上げ責任者などを担当しました。多くのベンチャー企業でこうした経験ができる、というと残念ながらそれはできません。

まず一つは自分の頑張りが必要であること。スキルが足りないのに、大きな仕事を任されることはありません。また企業選びも大きな要素の一つです。裁量権といいながらルーティーンワークしかできない会社などでは、成長もやりがいも感じることはできないでしょう。

ベンチャー企業でのインターンを検討されている方は、成長意欲の高い方が多いと思います。満足いくインターン探しの参考になれば幸いです。

デジタルトレンズの長期インターンシップの募集詳細や仕事内容についてはこちら↓ デジタルトレンズ長期インターン

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