SEO対策の効果が出るのはいつ?反映期間と最短で効果を出す7つの方法
「SEO対策は中長期的な施策」とよく耳にしますが、具体的にどれくらいの期間で効果が出るのか知りたい方も多いのではないでしょうか?
効果が出るまでの期間を大きく見誤ってしまうと、投下する予算やリソース、事業計画が根本から崩れてしまうことがありますので、慎重に検討する必要があります。
本記事では、SEO対策の効果が反映されるまでの時間(期間)や、早く効果を出すための方法について解説していきます。
目次
SEOがもたらす”効果”とは?
まず、SEOがもたらす効果の「定義」を明確にする必要があります。
どのような目的でSEO対策するかによって、「効果」の指標が変わってくるからです。
代表的なSEO効果としては、下記の3つが挙げられます。
- 検索順位が上がること
- サイト流入数が増えること
- お問い合わせなどの成果が増えること
一般的には、「①検索順位が上がる」 ⇒ 「②サイト流入が増える」 ⇒ 「③お問い合わせなど成果が出る」というステップになりますので、まずは「①検索順位が上がる」を効果の定義として以下、解説をしていきます。
SEO対策の効果が反映されるまでの期間とは?
ここからは、SEO対策の効果が反映されるまでの期間を解説します。 結論としては、少なくとも半年から1年はかかると考えた方が良いでしょう。
SEO対策は短期的に成果が出るものではなく、あくまで長期的に取り組んでこそ、成果が出る施策です。
ここでは、キーワードのボリュームや難易度別に、効果が出るまでの期間を詳しく解説します。
ビックキーワードの場合は1年半~
ビッグキーワードとは
ビックキーワードとは、「転職エージェント」「脱毛」などの1単語で、検索ボリューム数が多く、なおかつCVしやすいキーワードのことです。
ビッグキーワードはSEOで上位表示ができたときのメリットが大きいため、競合が多く、難易度が非常に高いです。
もちろんビッグキーワードによっても難易度が異なりますが、1年半〜それ以上の期間を要することもあります。
ビッグキーワードの時間がかかる一方で、ロングテールキーワードやミドルワードといった、「2単語以上」のキーワードの場合は、早くて3ヶ月〜半年ほどで成果が出る場合があります。
従って、SEOで上位表示ができる記事を少しでも増やしたい場合は、ビッグキーワードを狙いつつ、ロングテールキーワードなど、SEO順位が上がりやすい記事を同時に制作していくのがおすすめです。
効果が出るまでに時間がかかる理由
ここまでを読んできた中で、「なぜSEOは時間がかかるのか」という疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか。
SEO時間がかかる理由としては、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの仕組み上、「ページをクローラーに通知→インデックス→ページ評価」と、複数の工程が必要になるためです。
また、インデックスされた記事をすぐに上位表示してしまうと、検索結果がすぐに入れ替わってしまい、ユーザーにとって有益な検索結果を提供できなくなります。
そのため、どれだけサイトに費用や人員を投下しても、安定した成果が実感できるまでは、最低半年近くはかかると見込んでいた方が良いでしょう。
しかし、インデックス速度を早め、なおかつSEOで早く効果を出す方法は存在しますので、この辺りを次で詳しく解説していきます。
SEO対策の効果を早める7つの方法
SEOで効果が出るまでに一定の期間は必要ですが、効果を早く出すことは可能です。
効果を早く出すためには、ページの内容を検索エンジンに持ち帰る、「クローラーの巡回」を促進させることが重要です。
なぜなら、SEO対策をした記事をいち早く検索結果に反映してもらうことで、結果SEO評価が向上することに繋がるからです。
そのための代表的な対策方法として、下記の7つをご紹介します。
- 内部リンクの最適化
- サイトマップの送信
- サイト構造の簡略化
- URLを正規化
- インデックス登録のリクエスト
- robots.txtの設置
- 高品質な記事を、量産する
それぞれの対策方法を順番に解説します。
1.内部リンクの最適化
1つ目の対策方法は、内部リンクを最適化させることです。
クローラーは内部リンクが多数貼られているページ、もしくは新しく内部リンクが貼られたページの2つをSEOで評価する特徴があります。
しかし、これは「アンカーテキスト」を設置したページのみが対象です。
アンカーテキストとは、「転職サイトはこちら」など、リンクに重ねられたテキストのことです。こちらのテキストを、キーワードを含めた状態で、適切なページにリンクすることで、SEOの評価が高まることが分かっています。
内部リンクを最適化させるためには、アンカーテキストを設置すること、適切な関連性のあるページにリンクを流すことの2点を押さえておきましょう。
2.サイトマップの送信
2つ目の対策方法は、サイトマップを送信することです。
サイトマップには「HTMLサイトマップ・XMLサイトマップ」の2種類があり、SEO評価を高めるためには、XMLサイトマップを送信することが大切です。
XMlサイトマップを送信することで、クローラーに対してサイト内のどこにどのようなリンクがあるのかを伝えることができ、適切なSEO評価をもらえることに繋がります。
XMLサイトマップを作成・送信するためには、WordPressの「All in One SEO Pack」というプラグインが便利です。 無料でサイトマップの作成・送信ができる他、SEO評価を重点的に集めたいページを指定できるメリットがあります。
3.サイト構造の簡略化
3つ目の対策方法は、サイト構造を簡略化させることです。
クローリングを最適化させるためには、全ページに「2クリック以内で到達できること」が大切だと言われています。
これはトップページ、カテゴリーページ、サイドバーなど、どこからのアクションでも共通する重要な対策です。
2クリック以内での到達は、クローラーの巡回を最適化させる目的もありますが、ユーザーもすべてのページに到達しやすいメリットがあります。
ユーザーが他ページに到達しやすいことで、直帰率の低下やPV数が増えることに繋がり、結果SEO評価が高まることにも期待できます。
4.URLを正規化
4つ目の対策方法は、URLを正規化させることです。
先ほどの2クリック以内での到達にも共通する部分になりますが、URLを正規化させることで、クローラーの巡回を最適化させることができます。
WordPressで運営している場合は、パーマリンクを「/%postname%/」と設定しておきましょう。この設定をすることで、全ページに2クリック以内で到達することができます。他にも、上記のパーマリンクに設定することで、キーワード単体に対するSEO評価を高められます。
例えば「/%category%/%postname%/」と設定した場合は、カテゴリーとポストネームにSEO評価が分散してしまいますが、ポストネームだけに設定することで、記事単体で狙うキーワードのSEO評価がキーワードに集中するということです。
5.インデックス登録のリクエスト
5つ目の対策方法は、インデックス登録のリクエストを行うことです。 これは気軽に行える対策のため、記事制作・リライトをした後は常に行うことをおすすめします。
インデックス登録のリクエストは、Google search consoleにログイン→URL検査→リンクを入力→送信の手順で完了します。リクエストを行った記事は優先的にSEOで評価されるため、必ずすべての記事で行うようにしましょう。
6.robots.txtの設置
6つ目の対策方法は、robots.txtを設置することです。 robots.txtを設置することで、クロールさせる必要のないページを設定することができ、評価を得たいページへのクロールを集中させられます。ただ、robots.txtはコードをいじる必要があることと、クローラーから無視されることがあります。
従って、ただ単にリンクの評価を分散したくない場合は「rel=”nofollow”」などで対応するのがおすすめです。
7.高品質な記事を、量産する
最後の対策方法は、高品質な記事を量産することです。 こちらの対策こそが最も重要であり、上述した6つの対策は、あくまで「テクニック」でしかありません。
ある程度の記事数がないと、内部リンクを設置することもできず、対応できるキーワードに限りがあるため、サイト全体のSEO評価を高めることができません。
とはいえ、ただ単に「記事を量産する」というのは、本末転倒です。コンテンツの質を重視するのは大前提として、少なくとも月に10本以上のコンテンツは投下するべきでしょう。
実際に、弊社デジタルトレンズがこれらのポイントを意識したSEO対策で伸ばすことができた事例を紹介しているので是非、以下よりご確認ください。
SEOの効果測定方法
ここからは、ツールを使ったSEOの効果測定方法をご紹介します。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- GRC
それぞれのツールを順番に見ていきましょう。
Googleアナリティクス
1つ目のツールはGoogleアナリティクスです。 主にリアルタイムでのPV数や、過去から現在に至るまでのPV数を確認することができます。 他にも、下記のポイントは常に重要視するようにしましょう。
- 各ページの直帰率・離脱率
- 遷移先ページの確認
- SNSを使った場合はリアルタイムでのPV数
直帰率・離脱率が高いページは、SEOで低評価を受ける可能性が高く、内部リンクを貼っているページも、間接的にSEO評価が下がってしまいます。平均して、60%前後でキープするのが望ましいです。
また、アナリティクスでは遷移先ページの確認もできます。意図したページにユーザーが遷移できているのかを確認し、遷移できていない場合は、アンカーテキストを見直すか、そもそも適切なページへのリンクなのかを確認するようにしましょう。
※2023年7月にサポート終了!GoogleAnalytics(UA)からGoogleAnalytics4への移行が終了していない方はこちらをご参照下さい。※
Googleサーチコンソール
2つ目のツールはGoogleサーチコンソールです。
サーチコンソールはSEO対策を行う上で最も重要なツールであり、サーチコンソールを効果的に使えるかによって、SEOで上位表示できるかが左右されます。
サーチコンソールでは、主に「各ページのクエリ」を確認するようにしましょう。
ページごとに、「どのようなキーワードで流入しているのか」を確認できるため、狙っていたキーワードから流入しているのか、していないのかが判断できます。
万が一狙っていないキーワードから流入していた場合は、リライトで見出しにクエリを追加するか、クエリを含めたタイトルの変更などを行ってみましょう。
GRC
最後のツールはGRCです。
GRCは検索順位の確認ができるツールで、GRCなしに効果のあるリライトは行うことができません。
なぜなら、各ページの詳細な掲載順位が分からないからです。闇雲にリライトしても順位は上昇しないため、GRCで掲載順位をチェックすることで、より効果的なリライトができることに繋がります。
また、GRCでは「競合サイト」の掲載順位を追うこともできます。競合記事の順位が上がったら、なぜ上がったのかを分析し、自社のサイトに落とし込める部分がないか分析をするようにしましょう。
自社の近くでSEO対策会社をお探しの方は以下の記事をご参考ください。
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