4大SNS広告の種類・特徴は?御社に合った広告施策が見つかる
SNS(Social Networking Service)広告は、多種多様なユーザー特性に向けて配信できるWebマーケティングツールです。
情報の拡散性が強いので、顕在層から非認知層まで、幅広いユーザー層に向けた効果的なアプローチが期待できます。
ここではSNS広告の種類や特徴、成功の為のポイントを見ていきます。
目次
SNS広告の仕組みは?
SNSは基本的に、情報の発信・共有・拡散を主としたサービスです。
ユーザーがプロフィールを作成したり、文章や画像、動画を投稿して同じような趣味を持つ別のユーザーと繋がり、一つのソーシャルネットワーキング(社会的繋がり)を作るためのプラットフォームを提供しています。
SNS広告は、インターネット上に作られた、同じ趣味や興味を持つ者同士が集まった社会的繋がりに対してのアプローチ方法の一つです。
では、SNS広告にはどんなメリットがあるのでしょうか?ここではSNS広告のメリットを見ていきます。
SNS広告を利用するメリット3選
メリット1. プロフィールに沿ったアプローチ
上述したようにSNSにはいくつかの種類があります。
基本的にどのSNSもプロフィールを登録することから、広告主の立場から見ると「プロフィールに沿った精度の高いアプローチができる」場所であると言えます。
特にFacebookは実名登録制なので、プロフィールの情報の正確さにおいて一つ抜きんでていますし、その他のSNSでも名前を除いて実際のプロフィールにしている場合も多いでしょう。
メリット2. 爆発的な拡散力
特にtwitterが顕著ですが、広告が一度多くの人の目にとまると、ユーザーからユーザーへ情報が層状に拡散されていく場合があります、これを「バズる」と言います。
一度バズると少ない費用で大きな宣伝効果を見込めます。口コミ効果と似ているかもしれません。
メリット3. 自然な広告
FacebookやInstagramなどの主要なSNSは、ユーザーの利用体験に力を入れているので、基本的に広告が広告として分かりやすく表示されないような工夫がされています。
タイムライン上に表示される広告は他のユーザーの投稿とほぼ同じように表示されるので、ユーザーが広告をクリックするまでの心理的負担を軽減することができます。
ネイティブ広告の一種であると言えますが、懸念として、ユーザーが広告と分からずクリックしてしまい「だまされた」と反感されてしまう可能性があります。
SNS広告の出稿方法と成功させるためのポイント
SNS広告を成功させるため、どういった点に気を付けて広告を掲載すべきかを考えてみましょう。
ターゲットや目的を明確に
その広告をなぜ掲載するのか、どういったユーザー層に向けて発信したいのかを考えるのは、SNS広告でも同様に考えなければならないポイントです。
例えば若い女性向けに発信したいのであればInstagramを利用すべきですし、ビジネスパーソン向けなのであればFacebookを媒体にすべきです。
「誰に」「何を」「どうやって」伝えるのか、広告の効果を最大限発揮するために、一度考えてみましょう。
各SNS媒体の特徴を理解する
1つ目のポイントは、各SNS媒体の特徴を理解することです。
4大SNSは、ユーザーや使い方が全て違います。そのため同じように広告を配信しても、反響が高いSNSもあれば、全く反響がないSNSもあります。全く反響がないと、利用料金や手間が無駄になります。
広告を出す予定のSNSが、ターゲットに強いアプローチができるSNSかどうかを調べてから広告を出すようにしましょう。
クリエイティブはこまめに検証する
2つ目のポイントは、クリエイティブはこまめに検証することです。
どんなに良くできていて、効果が高かったクリエイティブでも、何度も配信すると、さすがにユーザーに飽きられます。
クリック率が下がったと思ったら、できるだけクリエイティブをこまめに変更していくことをおすすめします。
4大SNS広告の種類と特徴
一口にSNS広告と言ってもその種類はいくつもあります。
ここでは主なSNSと広告の種類、特徴を見ていきましょう。
世界最大級のSNSで、特に海外での利用者が非常に多いことが特徴です。
Facebookは他のSNSと比べて氏名、住所、年齢、職業などの個人情報のほか、連絡先、家族、興味のあるコンテンツなど、細かなプロフィールを登録できるので、精度の高いターゲティングが可能です。
Facebookでの広告は、バナー広告や動画広告などの基本的な広告のほかにいくつか種類があります。
Facebookアプリ内で広告をクリックすると、フルスクリーンの画面が立ち上がり、1つの大きなメディア空間を使うことのできるキャンバス広告や、ウェブサイトでのユーザーの閲覧履歴に基づいて、表示させる広告を変更してくれるダイナミック広告などがあります。
Instagramは写真を中心としたコミュニケーションツールで、女性利用者の比率が非常に高いことが特徴です。
利用者層は10代~20代が中心なので、若者向けの商品やサービスのマーケティングスペースとして効果を発揮します。
Facebookの「キャンバス広告」と同じタイプで、Instagramの「ストーリーズ」と呼ばれる機能を利用したストーリーズ広告が例に挙げられます。
LINE
国内ユーザーが他のSNSと比べて最も多く、SNSとしてより、文字でのコミュニケーションツールといった側面が強いことが特徴です。
そのためアプリのアクティブ率が高く、その分ユーザーが広告を目にすることが多くなると言えます。LINEはメッセージ以外にニュースやマンガ、ポイントなど、多種多様なサービスを展開しています。
それぞれのサービス内で「違和感なく表示される広告」がインフィード広告です。例えばLINEのタイムライン上に、他のユーザーが上げた写真と同じような大きさで広告を表示することで、なるべく違和感を持たせず広告を表示することができます。
140文字までの文章に画像や動画を載せて発信する「ツイート」が特徴的なSNSです。
特に重要なのは「リツイート」で、別のユーザーのツイートを再度自分のアカウントでツイートすることができます。まれに大量にリツイートされることで、爆発的に拡散されることがあります。
広告ツイートに対して「リツイート」や「いいね」などされた場合に費用が発生するタイプのエンゲージメント広告があります。
広告ツイートに対してアクションをとった1層目のユーザーにたいしてのみ課金が発生し、2層目以降には課金されないので、2次拡散による高い費用対効果が望めます。
4大SNS広告を比較!おすすめの選び方
ユーザーがSNS広告を選ぶには、どんな基準で選べばよいのでしょうか?
4大SNS広告を特徴・課金方式・広告の費用相場でそれぞれ比較しました。比較を元に、おすすめのSNS広告についてご紹介します。
課金方式で比較
4大SNS広告では、課金方式が異なります。以下、4大SNS広告の課金方式について比較しました。
各SNS広告 | 課金方式 |
---|---|
Facebook広告 | ・インプレッション課金
・クリック課金 |
Instagram広告 | ・インプレッション課金
・クリック課金 ・(アプリ)インストール課金 ・動画再生(時間)課金 |
LINE広告 | ・インプレッション課金
・クリック課金 |
Twitter広告 | ・インプレッション課金
・クリック課金 ・(アプリ)インストール課金 ・動画再生(時間)課金 ・プレロール再生数課金 ・エンゲージメント課金 ・フォロワー課金 |
課金方式の種類については、Twitter広告が最も多く7種類から選ぶことができます。
その他にもマーケティングの手法はたくさんあり、以下の記事から代表的な7つの手法を一つひとつ分かりやすく解説しているため、気になる方は是非一度ご覧ください。
広告の費用相場で比較
こちらでは、4大SNS広告の費用相場について比較しました。
この表から分かることは、インプレッション課金はLINE広告・Twitter広告なら400円からでき、クリック課金もLINE広告・Twitter広告なら24円から安く始めることができます。
各SNS広告 | 費用相場 |
---|---|
Facebook広告 | ・最低100円~
・インプレッション課金:2000〜3000円 ・クリック課金/1クリック:100〜200円 |
Instagram広告 | ・最低100円~
・インプレッション課金/1000回:500〜1000円 ・クリック課金/1クリック:40円 ・(アプリ)インストール課金/1回:100〜150円 ・動画再生(時間)課金/1回:4〜7円 |
LINE広告 | ・インプレッション課金:400円
・クリック課金/1回:24円 |
Twitter広告 | ・インプレッション課金/1000回の表示:400~650円
・クリック課金/1クリック:24~200円 ・インストール課金/1インストール:100~250円 ・動画再生(時間)課金/1再生:5~20円 ・プレロール再生数課金:不明 ・エンゲージメント課金/1:40~100円 ・フォロワー課金/1フォロー:40~100円 |
4大SNS広告の配信事例を一部紹介
ここでは弊社デジタルトレンズが実際に運用していたSNS広告の配信事例を2つご紹介します。
工場の人材派遣サービス(BtoC)
1つ目はC向けの工場の人材派遣サービスです。
この案件で目標だったCVを達成するために以下の3点に注視して運用していました。
- 既存顧客の居住地データに基づくエリア設定
- 地域名を積極的に活用したバナー&広告文
- ターゲット層別に広告セット&バナー分類
人材派遣を扱う企業様でしたら数値・ロジックを含んだ実績に基づいたご提案が用意できるため、是非お気軽に弊社へご相談ください。
レディースファッションのECサイト
2つ目はレディースファッションのECサイトです。
登録などの集客に向けた広告だけでなく、ESサイトを取り扱う案件の実績も豊富にあります。
・季節に応じた訴求、バナーの変更
・定期的な配信オーディエンス精査と追加検証
・ROASを鑑みた目標値設定
季節ごとにバナーや訴求を変更するだけなく、定期的な広告の手入れを行うことによって成果を上げることができました。
ECサイト系の案件ではCPA(獲得単価)だけではなく、ROAS(広告費用対効果)も注視して運用をしていく必要があります。これからEC系の広告配信をお考えの企業の方は是非デジタルトレンズにご相談ください。
また、以下ページからSNSを活用した成功事例のホワイトペーパーのダウンロードが無料でできるためご活用ください。
4大SNS広告を始める際の注意点
SNS広告を始める際には、一体どんな点に注意すればよいのでしょうか?
こちらでは、SNS広告を始める際の注意点についてご紹介します。
①炎上リスクがある
炎上リスクは、SNS全般にあります。広告は一度配信すると、製作者の意図とは別に一人歩きをします。
ユーザーのためをと思って作ったコピーや画像が、ある一部のユーザーから強い不快感を起こされてしまうことがあります。特に拡散性が強いSNSであれば、一気に炎上が広がり収拾がつかなくなることがあります。
できるだけ、SNS広告は常に製作の意図とは逆の目線から見た配慮も必要です。
②ターゲット層に合ったSNSを活用する
2つ目の注意点が、ターゲット層に合ったSNSを活用することです。当然、ターゲットが違う層にいくらアプローチしても反響はありません。
ターゲット層をしっかりと決め、ターゲット層に的確に合ったSNSを活用するようにしましょう。
③SNSの広告規約を守ること
各SNSには広告規約が存在します。これを守らない場合は掲載できないので必ず守るようにしましょう。
例えばFacebookでは広告掲載前に、Facebookが提唱している広告ポリシーに沿った内容かどうかを審査しています。
基本的に24時間以内に結果が出ますが、承認されなかった場合は掲載できません。せっかく作った広告が無駄にならない様、初めから広告規約に関心を払うべきでしょう。
デジタルトレンズならSNS広告の実績豊富で安心
デジタルトレンズでは累計500社以上のWeb集客の支援をしており、SNS広告においても豊富な実績があります。本記事で取り上げた4大SNSはもちろん、TikTok広告や直近配信がスタートしたPinterest広告の取り扱いも可能です。
ただ幅広い媒体を扱っているだけではなく、「誰に」「何を」「どうやって」伝えるのか弊社がしっかりと戦略設計を行うため広告効果を最大化することができると考えております。SNS広告での集客をお考えなら弊社へのご相談をお待ちしております。
デジタルトレンズへお気軽にご相談下さい。
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