LINE広告とは?配信種類や費用、メリットについて徹底解説!

今では、コミュケーションツールとしてLINEは日常生活に欠かせないものですが、
最近では、LINEを使っているとよく広告を目にするかと思います。
そんなLINE広告ですが、タイムラインや、トークリストだけでなく、様々な配信面、配信手法で広告を掲載できることをご存知でしょうか?
本記事では、LINE広告の種類や課金方法、メリットなどを徹底解説していきます。
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目次
1.LINE広告(旧:LINE Ads Platform)とは
「LINE広告(旧:LINE Ads Platform)」(以下、LINE広告)とは、LINE株式会社が提供する運用型広告のプラットフォームのことです。LINE上のタイムラインや、LINEニュースなどに広告を掲載することができます。
大きな特徴としては、日本最大級のユーザー数を誇るLINEに広告が掲載できるという点で、月間利用者数8,200万人(2019年9月時点)という巨大なコミュニケーションのプラットフォームになります。
これだけのユーザーに対して、広告を打つ出すことができるので、Facebook広告やTwitter広告などの他のSNS広告よりもリーチできる層が広く、最適な配信をすることで高い費用対効果を得ることが可能です。
2.LINE広告の配信場所
LINE広告は以下の10箇所で配信することが可能です。
- Smart Channel
- LINE NEWS
- タイムライン
- LINEマンガ
- LINE BLOG
- ウォレット
- LINEショッピング
- LINEチラシ
- LINEポイントクラブ
- LINE広告ネットワーク
それぞれの詳細・特徴について見ていきます。
Smart Channel
Smart Channelは、LINEアプリのトークリスト上部に表示される広告です。
LINEアプリ内で最もユーザーのアクティブ性が高い部分になるため、大規模なプロモーションに活用できます。
LINE NEWS
LINEニュース内で、他のニュースの中に自然に表示ができる広告です。
高いアクティブユーザー数はもちろんのこと、LINEニュースのユーザーは購入意欲が高い傾向にあるため、期間限定の商品や、即時性のあるコンテンツとの相性が良いです。
タイムライン
タイムライン投稿の中に掲載される広告で、FacebookやInstagramのフィード広告のようなイメージとなります。
友だちの投稿の間に掲載されるので、一般的な投稿に寄せた広告を制作することがポイントです。
LINEマンガ
LINEマンガは、2013年4月にサービスを開始したスマートフォン向け電子コミックサービスです。
アプリのダウンロード数は2,300万件(2019年4月時点)を突破し、ユーザーは若年層を中心に幅広い世代で利用されています。
LINE BLOG
LINE BLOGは2014年11月に開始されたサービスで、公式ブロガーが情報発信やコミュニケーションツールとしてい利用しています。
ユーザー属性は男女比率3:7で女性の方が多く、20~40代を中心とした年齢層に利用されているため、女性をターゲットとする商品プロモーションに最適です。
ウォレット
ウォレットはLINEが提供する様々な金融サービスを管理できるサービスで、月間5,400万超のユーザーが利用しています。
ユーザー属性は女性がやや多く、20代以上のユーザーの利用率が高い点が特徴です。
LINEショッピング
LINEショッピングはファッションや雑貨をはじめとする商品をLINEアプリ上から買うことができるショッピングサービスです。
会員登録者数は3,000万人を突破しており、20代~40代の女性を中心に購買意欲の高いユーザーが集まっています。
LINEチラシ
LINEチラシはLINE上で地域の店舗セール・特売情報を閲覧できるデジタルチラシサービスです。
国内月間利用者数5,400万人で、店舗での購入を検討している購買意欲の高いユーザー層にアプローチが可能です。
LINEポイント
LINEポイントは、「友だち追加」「動画視聴」などの指定条件をクリアするもらえるポイントを指します。
このLINEポイントを貯めたり、管理したりする画面上でユーザーにリーチすることが可能で、40~50代と年齢層が高めのユーザーに多く利用されています。
LINE広告ネットワーク
LINE広告ネットワークは、LINEおよびLINE関連サービスでの広告配信に加え、国内最大級の在庫であるアプリ5,400万のアクティブユーザーに広告配信できるものです。ユーザー数が多く、幅広いジャンルのメディアが網羅されているため、大規模で多種多様なユーザーリーチが可能です。
3.LINE広告のメリット
3-1.ユーザー数が多い
画像元:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
1つ目は、広告でアプローチできるユーザー数が多い点です。
LINEのユーザー数は国内で8,400万人以上と言われ、日本人口の66%以上が利用しています。当然、利用しているユーザー層も幅広く、さまざまな年代、属性のユーザーにアプローチすることができます。
また、LINEは日常的なコミュニケーションツールであることから、月間の利用者のうち、85%以上が1日に1回以上利用しています。
他のSNSの月間アクティブ率(Facebook:約55%、Twitter:約70%)と比べると圧倒的にアクティブユーザーが多いことがわかります。
3-2.LINE独自のユーザー層への配信
画像元:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
2つ目は、LINE独自のユーザー層への配信ができることです。
国内8,400万人以上のユーザーを基盤に、利用率が高いだけでなく、LINEでしかリーチできないユーザーが多く存在します。
他のSNSと比較すると、FacebookやTwitterを利用せず、LINEのみ利用するユーザーが40.6%存在し、
他のサービスと比較すると、Yahoo、ユーチューブを利用せず、LINEのみを利用するユーザーは19.9%存在します。
このような、LINE独自のユーザー層へアプローチできるのは大きなメリットとなります。
3-3.ターゲティング配信が豊富
画像元:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
3つ目は、様々なターゲティングをした広告配信が可能であることです。
年齢・性別・地域・興味関心それぞれターゲットを指定して、配信対象と掛け合わせて配信をすることができるため、
広告の対象となるユーザーの属性や興味を推測し、適切なターゲティングを行うことで、費用対効果の高い配信が見込めます。
3-4.配信場所が豊富
4つ目は様々な配信場所で広告を掲載できることです。
本記事の冒頭でも述べたように、LINE広告は以下の10箇所で広告を配信することが可能です。
また、LINE広告ネットワークでは、LINEと連携している以下のような様々なサービス、アプリ内で広告配信することができます。
画像元:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
様々なユーザーが各配信場所にいるため、大規模なプロモーション施策や、特定のターゲットへの最適化配信が可能です。
3-5.競合が少ない
5つ目は、他の企業がまだまだ参入していないことです。
以前は最低出稿金額が100万円に設定されていたり、出稿の審査が厳しく、なかなか広告を打ち出せなかったのですが、
徐々に出稿のハードルが下がってきたことで、現在は費用対効果よく新規顧客の獲得が可能となりました。
参入企業は徐々に増えてはいますが、まだまだ先行者利益を得られる市場と言えます。
4. LINE広告のデメリット
4-1.拡散力が弱い
1つ目は、他のSNSに比べて拡散力が弱いということです。
LINE広告にはTwitterのリツイートやFacebookのいいね!などが無く、拡散性が弱いです。
したがって、他のSNS広告と比べて、ブランド認知やエンゲージメントには少し不向きな広告手法となると考えられます。
ただ、現在はハッシュタグなどがタイムラインの投稿に追加され、徐々に拡散性のあるタイムラインに変わってきており、これから広告自体も拡散性のある広告に変わっていくかもしれません。
4-2.NG業種・商材が多い
2つ目は、広告配信がNGな業種・商材が多い点です。
画像元:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
LINE広告では、審査が非常に厳しく、必ずしも広告を打ち出すことができるとは限りません。配信を検討する際には必ず、自社の商品・サービスがNGな項目に該当していないか確認しましょう。
4-3.広告出稿までに時間がかかる
3つ目は、LINE広告は審査が厳しく、広告出稿までに時間がかかることです。
「アカウント開設審査」と「クリエイティブ審査」があるため、最短でも数日かかる場合があります。
LINE広告配信を検討する際は、審査時間も踏まえた上で配信スケジュールを設定しましょう。
4-4.広告入稿が複雑・運用工数がかかる
4つ目は、LINE広告は配信フォーマットや、入稿規定が複雑なため、出稿まで工数が大きいことです。
また、Google広告やFacebook広告などに比べ、広告管理画面の操作性も複雑なため運用の工数がかかるという点もあります。
会社のリソースを把握した上で、運用を外注するのも選択肢の一つとして検討するのも良いでしょう。
5.LINE広告の料金システム
ここからは、LINE広告の料金のシステムについて見ていきます。
LINE広告の料金システムは主に以下の3つがあります。
- クリック課金制(CPC)
- インプレッション課金制(CPM)
- 友だち追加課金制(CPF)
5-1. クリック課金制(CPC)
クリック課金性とは、クリックされるごとに料金が発生するシステムのことです。
したがって、広告が表示されるだけでは費用はかからず、表示させるだけなので、高コストなCMやチラシなどの広告と比べて、コストパフォーマンスはいいと言えます。
ですが、必ずしもクリックするユーザーと本来のターゲットが一致するわけではないので、適切なターゲット設定が重要となります。
5-2. インプレッション課金制(CPM)
インプレッション課金とは、広告が画面に表示された時に料金が発生するシステムです。
LINE広告では、回数が1,000回カウントされるごとに料金が発生します。認知拡大やリーチを目的とする広告に最適なシステムです。
この課金タイプは、いくらクリックされても費用は変わらない反面、クリックされなくても表示されるだけで料金が発生してしまいます。
そのため、ターゲットとするユーザーの興味を惹くようなクリエイティブが重要となります。
5-3.友だち追加課金型(CPF)
友だち追加課金とは、ユーザーが広告を通して、LINE公式アカウントの友達を獲得した際に料金が発生する課金方式です。
友だち追加をするユーザーは関心度の高いユーザーが多いため、費用対効果が高いことが特徴です。
リピーターを獲得したい場合や、定期的にキャンペーンを宣伝したい時に最適な方法となります。
LINE広告の料金システムまとめ
課金方法 | フォーマット | 課金条件 | 最低入札価格 |
クリック課金 | 静止画像広告 | クリックごと | CPC24円〜 |
インプレッション課金 | 動画広告 | 1000回表示ごと | CPM200円〜 |
友だち追加課金 | 静止画像広告 | 友だち追加ごと | CPF50円〜 |
6.広告掲載フォーマット
LINE広告は以下の3つのフォーマットがあります。
- WEB AD
- APP AD
- VIDEO AD
6-1.WEB AD
この形式は、外部サイト(LPなど)にユーザーを遷移を促すものとなり、認知拡大や商品の販売、キャンペーンの参加誘導に適しております。
入稿規定、配信場所は以下になります。
配信場所 | タイムライン、LINEニュース |
アイコン | 114×114px(50KB以内) |
ディスクリプション | 75文字以内 |
画像サイズ | 1200×628px |
タイトル | 20文字以内 |
アクションボタン | 管理画面内の選択肢より選択 |
6-2. APP AD
この形式は、アプリダウンロードを促したり、ダイレクトレスポンスを促すためのものです。
入稿規定、配信場所は以下になります。
配信場所 | タイムライン、LINEニュース |
アイコン | 114×114px(50KB以内) |
ディスクリプション | 75文字以内 |
画像サイズ | 1200×628px |
タイトル | 20文字以内 |
アクションボタン | 管理画面内の選択肢より選択 |
配信場所は、タイムライン、LINE NEWSとなります。
入稿規定、配信場所は以下になります。
6-3. VIDEO AD(動画広告)
この形式は、動画によるブランディングを目的とします。潜在層へのアプローチに有効的です。
入稿規定、配信場所は以下になります。
画像ファイルの入稿規定
配信場所 | タイムライン |
アイコン | 114×114px(50KB以内) |
ディスクリプション | 75文字以内 |
画像(サムネイル用) | 自動生成のため不要 |
タイトル | 20文字以内 |
アクションボタン | 管理画面内の選択肢より選択 |
動画ファイル
フォーマット | mp4 |
アスペクト比 | 16:9 |
解像度 | 最大1080p |
ビットレート | 最大8Mbps |
時間 | 5秒以上60秒以内 |
ファイルサイズ | 100MB以内 |
7.まとめ
LINE広告の特徴をまとめると以下です。
- ユーザー数が多い
- 参入企業がまだ少ない
- 広告配信場所・方法が豊富
- 様々なターゲティング配信が可能
- LINE独自のユーザーにアプローチ可能
LINE広告には、他のWeb広告では実現できない集客効果を期待することができます。
以前は、広告出稿に多額の費用を要しましたが、現在は少額からでも運用が可能なため、是非LINE広告を利用してみてください。
しかし、LINE広告のデメリットとして、配信フォーマットや入稿規定が複雑だったりと、運用工数がかかる点があるため、自社のリソースを把握した上で検討すると良いでしょう。
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