10以上の自社媒体を運営して分かった、コンテンツマーケティングのメリットって?
目次
コンテンツマーケティングを強くお勧めする理由
SEO対策の一環としてコンテンツマーケティングという手法が広く認知されてきました。
簡略化して説明すると、コンテンツマーケとは記事などを中心としたコンテンツを継続的に作成、公開することでSEO経由での流入や、SNSでの拡散を狙う手法です。
後述するように、時間はかかるものの、継続的に施策を行うことで安定した流入が見込めるので、新しいウェブ集客手法として認知されてきました。
当社ではこれまで10サイト以上の自社媒体を運営してきました。
また外部のクライアント様に対しても、ノウハウの提供や、オウンドメディアの運用代行を多数行ってきました。
自社のみで実施をするのであればリソースの確保が、外部パートナーに依頼するのであれば金銭的リソースの確保が必要となるものの、ウェブ集客手法として推奨できるのがコンテンツマーケティングと言えます。
この記事ではそうしたコンテンツマーケティングのメリット、デメリットに関して記載したいと思います。
※2023年7月にサポート終了!GoogleAnalytics(UA)からGoogleAnalytics4への移行が終了していない方はこちらをご参照下さい。※
コンテンツマーケティングの種類
本記事ではSEOの流入を狙ったコンテンツマーケティングに関して記載しますが、正確にはコンテンツマーケティングにはいくつかの種類があります。
例えば、Youtube動画や、業界動向・事例をまとめたホワイトペーパーも「コンテンツ」を使った「マーケティング」に該当します。
ただし後述の様なメリット、デメリットも少なからず当てはまる部分があり、こうしたコンテンツマーケティングを意図されて本コラムをご覧になられている方にも、きっと役立つのではないでしょうか。
それでは、早速本題の内容について記していきたいと思います。
コンテンツマーケティングの主なメリット
一度成果が出ると安定した流入が見込める
コンテンツマーケティングのメリットの第一に挙げられるのがこの点です。
安定した流入を獲得するには、定期的なコンテンツの追加、更新などが望ましいですが、そこまで大掛かりな工数を投じずとも、一度上位に表示されることで安定して流入を見込める点が最大のメリットと言えます。
もちろん競合の多いキーワードでは、検索エンジン上での順位の変動は激しいですが、競合の少ないミドルワードなどでは比較的安定して上位に表示されるケースが多いです。
従って、多少の増減はするものの、特に大きく手を加えなくとも、一定の流入数は担保できることが特徴です。
ただし、競合状況や、Googleの検索エンジンアルゴリズム変動の影響などで、大幅な順位下落の可能性もあります。
特に競合の多いキーワードでは、サイトの更新が止まることで、順位が下落してしまうので、定期的な管理は必要になることはだけは抑えておきましょう。
集客施策として費用対効果が抜群
当社の事例でも、対策後半年で上記の様に
月に1万人以上のユーザー数を集客されているお客様などがいらっしゃいます。
リスティング広告などで集客を行うと、1人流入させるために、通常100円以上かかるため(業界によっては500円以上も)、今回のケースで言うとこれだけで100万円近い価値があると言えます。
もちろん長期的に対策を行うことで、10万人/月、30万人/月といった流入を獲得しているオウンドメディアもあります。
実際に弊社の事例でも、月の初めと月の終わりで、流入ユーザー数が20%程度伸びており、その後も継続的にユーザー数が伸びている状況です。
法人サイトが評価されやすい
2017年以降、Googleはサイトページの評価をする際に「E-A-T」という基準を重視するようになりました。
E-A-Tとは以下の3つの頭文字を取ったものです。
- Experience(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- TrustWorthiness(信頼性)
「高品質なページやウェブサイトには、その内容において権威があり信頼できると認められるだけの専門性が必要である」Google検索品質評価ガイドライン
つまり、どこのだれが発信してるかわからないようなコンテンツよりも、企業サイトが専門的な立場から発信しているコンテンツの方が評価をされるということです。
例えば医療系の記事であれば「医師」「病院」「製薬会社」が運営する媒体、また転職系の記事であれば「人材紹介会社」が上位に表示されやすいといったように、「運営者」が重要視されています。
これまでアフィリエイターなどが多数上位に表示されていた状況から、一般企業が徐々に上位に表示されるようになってきており、今後もこの傾向は続いていくと思われます。
したがって今コンテンツマーケティングを検討されている方が、事業会社である場合には、まだまだ成長が見込める将来性豊かな施策と言えます。
コンテンツマーケティングの主なデメリット
結果が出るまでに時間がかかる
通常新規ドメインでの対策の場合、半年~1年は結果が出るまで時間がかかります。
なぜなら、検索エンジンの仕組み上、ページが正しく認識され評価されるまでに一定の時間が必要になるからです。
検索エンジンや順位の仕組みについて、気になる方は「検索エンジンの仕組みとは?」をごらんください。
また、すでに運営歴の長いドメイン、サイトの場合でも、半年程度は結果がでるまでに時間がかかるといった点は想定しておいた方が良いでしょう。
したがってコンテンツマーケティング施策に取り組みにあたっては、短期で良しあしを判断せずに長期的な視点を持って、継続していくことが重要となります。
ノウハウがない中で対策をしても結果が見込めない
昨今、コンテンツマーケティングの流行に伴い、いざ施策を実施しようとする場合に、自社で対策を行う会社が増えてきました。
具体的には記事を自社で作成し、公開を行うようなイメージです。
ただし無作為にコンテンツを用意しても、ユーザー数が増えるものでもありません。
どのようなキーワードでの上位表示を狙うのか、その際にどのようなコンテンツを書けば上位に表示されるのか、そもそも、そのキーワードは上位に表示するのが簡単なのか、難しいのか、そのような調査、設計無しに取り組んでも結果は出ません。
狙うべきキーワードの選定方法について知りたい方は「SEOの基本!効果のでるキーワード選定方法とは?」をご覧ください。
SEOやメディア運営に詳しい人が居ない場合に、自社で対策をしようとすると、余計に時間をかけてしまうだけでなく、成果にもつながりにくくなるため、できるだけ外注ないしはコンサルを他社に依頼する方が費用対効果が良いことが多いです。
結果的に工数、または費用が掛かる
会社によって状況は異なりますが、ご相談いただくケースを分類するとコンテンツマーケティングを検討されている会社や組織は下記の様に分類されます。
・自社で全て対策を行うケース
自社でコンテンツを用意する場合でも、中身の薄いコンテンツを多く用意すればよいといったものでもありません。
また社内でライターを確保していることも稀であるため、結果的に担当者の方がご自身でコンテンツを制作するなど、疲弊してしまうケースが多いです。
・コンテンツの制作を外部のライターに頼むケース
クラウドソーシングを中心に最近ではコンテンツを安く制作してくれるサービスが増えてきました。
相場としては1文字1円~10円程度まで、ライターの質によってまちまちです。
1文字1円なら割と安くできるのでは?と思われるケースもあるかと思いますが、やはり金額とクオリティは比例するケースが多く、結果的に自分で書き直す必要が出てくるなど、こちらも工数がかかってしまいます。
また1文字10円などといった高額ライターに依頼すれば、質の高い記事を用意してくれますが、逆にお金はかかってしまいます。
・コンテンツの制作からコンサルまで全てを外部企業に委託するケース
結果を出すにはやはり一定のノウハウが必要です。
そこでお勧めしたいのがすべてを外注するケースではありますが、当然毎月数十万円の費用が発生してしまいます。
平均の月額は30万円~50万円程度の場合が多く、当社の場合はそのレンジの安い部類に区分されます。
高額な会社の場合は月額50万~80万円程度かかるケースもあります。
また上述の通り、一定の結果が見込めるまで半年程度の期間はかかるため、お金の面での体力も必要とされます。
自社での対策を検討されている方向け、成功のポイント
当社にてコンテンツマーケティングの集客、運営支援を行っていることで、無下に依頼を推奨しているように思われるかもしれませんが、基本的には自社のみで対策をされることはお勧めしません。
上記の通り、結果的に何らかのリソースを使いながら、結果に見合った成果が出ないことが多いからです。
例えば、集客数を伸ばす、ひいては上位に表示されるコツとして、コンテンツがどれぐらい読まれているか、サイト内をどのように回遊されているか、といった設計などが挙げられます。
その他にも、同じ類のコンテンツを多数用意することがSEO上ネガティブに作用することがあるなど、気を付けるポイントが多数あります。
当社の事例でも、低品質なコンテンツを削除したことで、1年間全く増加しなかったユーザー数が伸びたケースなども有ります。
そこで完全に全て自社で対策を行うのはお勧めしませんし、少なくとも誰かしらの経験者に一度話を聞くこと、情報収集を徹底的に行うことが成功のポイントと言えます。
まとめ
ここまでコンテンツマーケティングのメリット、デメリットをまとめてみました。
もちろんデメリットはあるものの、ビジネスの観点で言うと特に事業会社の場合は今後のSEOの動向から顧みても効果が出やすい、また安定した流入が見込める施策と言えます。
1カ月、2カ月で結果が出る施策ではありませんが、ぜひともお勧めしたい施策の一つと言えます。
少しでも興味があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
デジタルトレンズへお気軽にご相談下さい。
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