TVer広告とは?料金や費用、仕組みや課金方法、ターゲティングについて解説

更新日:

投稿日:2023.06.14

TVer広告とは?料金や費用、仕組みや課金方法、ターゲティングについて解説

本記事では、TVer広告について正規代理店であるデジタルトレンズが解説いたします。
テレビCMのように流れるTVer広告のメリットや出稿方法、費用についてまとめています。
新しい施策として動画を活用した広告を出稿したい企業様や、TVer広告について興味がある方はぜひ参考にしてください。

TVer広告について知りたい方はデジタルトレンズへ


TVer広告はCPM固定単価制度とオークション形式の2種類があり、配信メニューの選定やターゲティングなど設定なども複雑にあります。

TVer広告はうまく配信ができれば効果を最大化できる可能性がありますが、逆にうまく設定できない場合うまく広告視聴を獲得することができない可能性もあります。

初めてTVer広告を配信する場合や、どの媒体に広告を配信すれば効果が出るのかわからない場合は広告代理店に相談をして媒体から選定する必要があります。

デジタルトレンズではWeb広告の実績が多数あり、TVerの広告配信も対応しています。

デジタルトレンズの強みはこちらです。

お困りの際は一度無料相談もできるため以下バナーからお問い合わせください。

TVerとは?

TVerとは民放のテレビ局がまとまり、共同出資して運営している公式テレビポータルサイトです。

運営会社は株式会社TVerで、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京の5社に加え在阪民放局5社、広告代理店4社がまとまっています。

スマホやタブレット、PCに加え、CTV(コネクテッドテレビ)と呼ばれる、インターネット接続されたテレビにも対応をしています。

媒体は徐々にユーザー数、ダウンロード数を増やしており、総ダウンロード数は5,000万超えをしています。

TVerのユーザー層について

TVerのユーザー層は全体的にバランスがいいのが特徴です。

15歳~19歳が8.7%と若干少ないものの、20歳~34歳の男性が14.6%、35歳~49歳の男性が17.4%、50歳~64歳の男性が12.4%、20歳~34歳の女性が13.6%、35歳~49歳の女性が18.7%、50歳~64歳の女性が14.8%とどこの年齢層、性別をとっても12~18%に収まっていることがわかります。

TVerの強みや特徴について

TVerの特徴は視聴完了率の高さやテレビCMのように動画が流れるため、ユーザーから嫌がられにくい、様々な媒体に対応しているなどが挙げられます。

また、番組数も多く無料で楽しめるためユーザーが多く集まってくる媒体という特徴も強みの一つとして挙げられるでしょう。

TVer広告とは

それではTVer広告について基本的な部分の解説をしていきます。まずはフォーマットや配信メディア、ターゲティングについてです。

TVer広告のフォーマット/タイミング

TVer広告の動画秒数は6秒、15秒、30秒、60秒と決められており、サイズはアスペクト比16:9のMP4ファイルと決められています。

一般的なテレビCMやYouTube動画の横型のフォーマットと同様のため、使いまわしも可能なサイズとなっています。

出稿はCPM課金と呼ばれる1,000回表示当たりの金額が固定されているメニューとCPCVと呼ばれるオークションによる金額変動があるメニューの2種類に分けられます。

CPM課金(固定単価形式)の場合、広告が表示されるごとに課金され、CPCV(オークション形式)の場合、完全視聴による課金となります。

それぞれメリットとデメリットがあります。

CPM課金のメリット・デメリット

CPM課金のメリットは固定単価でどのくらいの広告視聴があるのかわかりやすいという点とCPCVのオークション形式よりも優先的に表示がされるという点です。

一方でデメリットはCPCVの市況によりオークション形式で安く広告表示を獲得できそうな場合でも固定の金額で課金されてしまうという点です。

また、離脱が起こった場合にも課金されてしまうため、確実に1視聴ごとに課金ではないという点がデメリットと言えるでしょう。

CPCV課金のメリット・デメリット

CPCV課金のメリットは動画を最後まで視聴したユーザーにのみ課金されるという点です。

また、オークション形式での課金となるため、市況によっては通常の費用よりも安く広告視聴を獲得することが可能な場合もあります。

一方でデメリットはCPM課金よりも優先されないため、場合によっては広告が露出されないという可能性もあります。

広告が出稿されず予算を消化しきれないと、そもそも広告出稿する際の目的からかけはなれてしまうため、基本的にはCPM固定単価での広告出稿がおすすめです。

TVer広告の配信メディア

Tver広告の配信メディアはTVerのみとなっています。

PCのブラウザやスマホのアプリ、CTV(コネクテッドテレビ)などで視聴することが可能です。

TVer広告のターゲティング

TVer広告のターゲティングについてですが、ユーザーの属性を基にしたターゲティング、コンテンツを基にしたターゲティング、TVアフィニティと呼ばれる興味関心を基にしたターゲティングが可能です。

ユーザー属性では性別に加えて1歳刻みでの年齢ターゲティングが可能です。また、エリアについては都道府県と市区町村を選択することが可能です。

コンテンツターゲティングについてですが、「ドラマ」「バラエティ」「アニメ」「報道・ドキュメンタリー」「スポーツ」などのカテゴリーから選ぶことが可能です。

更にサブカテゴリーも用意されており、恋愛、サスペンス、ヒューマンなど細かいカテゴリーを36種類の中から選択可能です。

TVアフィニティについては興味関心をフックとしており、Tverの1stPartyDataを中心とした一覧から選択することができます。「ビジネス・経済」「自動車」「テクノロジー・ガジェット」などのジャンルから選ぶことが可能です。その他にもOSの指定やキャリア指定などをすることができます。

TVer広告のメリットについて

TVer広告のメリットとはどのような点にあるのでしょうか。ここではメリットについて詳しく解説していきます。

高い視聴完了率

TVer広告の一番のメリットは完全視聴完了率が高いということです。

番組コンテンツは長尺にもかかわらず、60%を超えるユーザーが完全視聴をしています。

また、広告コンテンツでは約95%のユーザーが広告完全視聴をしており、広告を最後まで見られやすいという点が強みです。

先ほど開設した部分で基本的には表示課金としましたが、ほとんどのユーザーが広告視聴を最後までしているため、離脱率は低く、表示=視聴と表現しても遜色ないほどの高い完全視聴率を保っていることがわかります。

広告が受け入れられやすい

また、広告が受け入れられやすいという点もTVer広告の特徴です。

厳正な審査を行い、安心安全にコンテンツを視聴できることを心がけており、途中で広告が表示されることに嫌悪感を抱かれづらいのが特徴です。

動画広告を視聴しやすい環境で広告が配信される点も、完全視聴率が高い要因の1つと言えます。

TVer独自のターゲティング

TVer広告独自のターゲティングがある点も、その他のインターネット広告や動画広告では届かない層に届けられるメリットです。

特にTVの興味関心のジャンルによってターゲティングできる点はその他のSNSにはないターゲティング方法となっています。

TVer広告では事前の登録で性別や住所、年齢を入力する箇所がありますが、その回答正解率は93.7%となっています。

高い正解率が故の正確なターゲティングができるため、その他のインターネット広告よりも質が高いということがわかります。

安心安全でブランディングもできる

TVer広告は安心安全なコンテンツ配信がされており、違法性のあるコンテンツなどは配信されていません。

そのため、媒体内で広告視聴されると安全な企業、商品というイメージを持ってもらえるため、ブランド価値を上げることにつながります。

認知だけでなくブランド価値もつけられるため、媒体効果が高いといえるでしょう。

テレビや他の動画媒体以外の層に届けられる

テレビCMやYouTubeなどでは届かない層に広告を届けられるという点も特徴です。

TVerは共視聴率が高く、2人以上で広告を視聴している割合は35%と言われています。

一度の広告配信で複数のユーザーに届けることができるところも特徴です。

TVer広告の費用・料金について

TVerの広告の最低出稿金額は50万円です。但し、プラン内容によっては数十万円から実施できる可能性がありますので詳しい金額はTVerパートナー認定を保有する広告代理店に相談するのがお勧めです。

また、CPM(広告表示1,000回あたりの金額)の目安としては、30秒動画の場合、およそ¥3,600ほどになります。

もちろん配信設定によって変動しますので、正確な広告効果シミュレーションを把握したい方はぜひ弊社へお問い合わせください。

TVer広告の出稿の流れ

TVer広告の出稿はどのような流れでしょうか。ここではTVer広告の出稿までの流れについて解説していきます。TVer広告では以下の流れとなります。

広告を出稿するまでに約1ヶ月を見ていただけると余裕を持って広告を配信することが可能です。

広告出稿する場合は考査や設定など、やるべきことが多くなるため、どのようにしたらいいかわからない場合は一度代理店に相談することをおすすめします。

TVer広告の運用の仕方

ここからはTver広告を配信する前の準備や運用の仕方について解説します。

Tver広告は、配信後に行うターゲットごとの入札調整が出来ません。また、CPMを変更したいからと言って変更が出来ません。
配信を開始したら、配信終了日まで待つだけなのです。

そのため、配信前の事前準備が重要になります。

Tver広告を配信する前の心構え

Tver広告は配信開始後にCPMを変更することが出来ないため、ターゲティングやクリエイティブなどの初期に行う設計を考えておく必要があります。

また、予算配分の計画もしておきましょう。

Tver広告を配信する前の準備

上記で紹介した初期設定を行ったら、広告入稿の準備に移っていきましょう。広告入稿の設定が終わればこれで配信前の準備はすべて終わりです。

Tverの公式に連絡をする

Tver広告を始めるにはTver社に連絡する必要があります。Tver広告の公式サイトにお問い合わせください。

公式サイトにてTver広告を配信したい旨を伝えてください。すると、審査に移りますのでお電話口の担当者に従ってください。

このタイミングで、配信までの流れを予め聞いておくとイメージがつきやすいです。

審査が通ると、アカウントが作成されますので、ログインをして広告配信の設定をしましょう。

広告の入稿方法

広告用のアカウントが作成されたら、配布されたマニュアルに沿ってアカウントを設定します。

まず、ユーザーIDとパスワードを設定し、二段階認証を行いましょう。これで初期設定は完了です。

では、広告配信の準備を進めるために、「新しいキャンペーンを追加」からキャンペーンの新規作成の画面に移ります。

キャンペーンの新規作成画面に移ったら、キャンペーン名や配信セグメント、掲載期間などを入力します。設定した金額やCPMは後から変更することはできないので慎重に行いましょう。

全ての内容を入力し、「発注する」をクリックをしたらキャンペーン作成は完了です。

キャンペーン作成を完了したらTver社の審査が入ります。審査が通ると「受理」というステータスになります。ステータスが受理中の場合は変更が出来ないので注意する必要があります。

広告用の動画素材は、素材規定チェッカーで全ての結果がOKになったことを確認のをし、Tber社の担当者にメールにて送信します。

動画素材の入稿が完了したら広告配信の事前準備は終了です。

TVer広告を出稿する際に気を付けること

Tver広告を配信する際に気を付けるべきことについて解説します。

ターゲティングは絞り過ぎない

1つ目はターゲティングを絞り込み過ぎないことです。

ターゲティングを絞り過ぎてしまうと、配信数を思うように獲得できず予算を消化しきれないことが考えられます。

広告の露出が減ってしまい、配信できないとなると広告を出すための目的を根本から達成できなくなってしまうため、特に初動やユーザーの質がわかるまでは可能な限り幅を広くとって広告配信をしましょう。

動画の質はできるだけ高くする

2つめは動画の質はできるだけ高くするという点です。

TVer広告はテレビの見逃し配信などコンテンツ自体のクオリティが高い媒体です。

その中で素人でも作れるような簡素的な動画を配信してしまうと、広告感があふれてしまいユーザーの離脱につながってしまいます。

完全視聴率が高いのがTVer広告の特徴ではありますが、動画の質が落ちてしまってはその効果を十分に発揮することができません。

そのため、広告配信用の動画を1つでも作りこんで配信することがおすすめです。

費用や期間に余裕を持つ

最後に費用や期間に余裕を持たせ、配信のスケジュールや配信量を獲得できるようにしておくことも大切です。

前述しましたが広告用の動画を制作して配信する必要があるため、制作のための時間やコストが必要になってきます。

また、TVer広告は1ヶ月弱の準備期間が必要となるため、即日で配信することが難しい媒体です。

いつから広告配信したいのかということも含めて、予め計画を入念に立てて動き始めることが重要です。広告周りについて困ったら代理店に相談することをおすすめします。
Tver公式

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記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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