サイトリニューアル時のSEO観点で注意すべき8つのこと!リニューアルの流れも解説

更新日:

投稿日:2021.10.04

サイトリニューアル時のSEO観点で注意すべき8つのこと!リニューアルの流れも解説

SEOで成果がなかなか上がらないとき、サイト全体をリニューアルすることで、成果が出るようになるのかと考える方は多いのではないでしょうか。

結論から申し上げると、適切にリニューアルすることで成果が上がる可能性は十分にあります。 そこで本記事では、サイトリニューアル時のSEOへの影響を解説するとともに、リニューアル時の注意点をご説明します。

また、サイトリニューアルの流れに関しても解説しますので、ぜひリニューアル時の参考にしてください。

サイトリニューアル時にSEOに影響は出るのか

影響,リニューアル,

結論、影響は少なからず出る。誤ってリニューアルをしてしまうと下がってしまう。 また、リニューアルしてすぐにSEOで良い結果が生まれるとも限らない。したがって、急激に検索順位が上がることはあまり見られない。

リニューアル後にコンテンツを追加したり、検索エンジンにリニューアルを伝えることが重要。 上述したように、サイトリニューアル時には、SEOに少なからず影響が出ます。

それは、誤ってリニューアルをしてしまうとSEOに悪影響が出てしまうし、適切にリニューアルすることで、SEOに好影響が生まれる可能性もあります。

また、適切にリニューアルをしても、すぐにSEOで良い結果が生まれるとも限りません。やはり、どれだけのコンテンツをサイトに入れ込むかによっても異なりますし、検索エンジンにリニューアルしたことを適切に伝えることも必要です。

つまり、リニューアル時にはSEOに少なからず影響が出ることを理解し、適切にリニューアルをしてもすぐに効果が現れるわけではないことも覚えておきましょう。

サイトリニューアル時のSEO注意点8選

サイトリニューアル,SEO,

ここまで、サイトリニューアルとSEOの関係性を解説してきました。

ここからは、サイトリニューアル時のSEOにおける注意点を8つ解説します。

・デザインを重視してコンテンツ量が減る
・メタタグが適切に設置されているか
・クローラーをブロックしていないか
・レスポンシブ対応になっているか
・URL構造が適切か
・XMLサイトマップの送信ができているか
・画像・内部リンクのURLを再設定しているか
・ドメイン切り替えをGoogle Search Consoleで伝えたか

それぞれ順番にご説明します。

デザインを重視してコンテンツ量が減る

まず、サイトリニューアル時にはデザインを重要視することも大切ですが、サイト全体のテキスト量を担保することも重要です。

というのも、検索エンジンはHTMLテキストを中心にサイト全体を評価しているため、リニューアル前のサイトで評価されていたテキストを削除してしまい、結果的にSEOに悪影響を与えてしまう恐れがあるためです。

UIやUXを中心にリニューアルすることも必要ですが、評価されているテキストまで削除してしまったり、画像ばかりのサイトになってしまったりすることがないようにしましょう。

メタタグが適切に設置されているか

次に、適切なメタタグの設置も重要です。

メタタグとは、titleやdescriptionなど、サイトの根幹となる情報を検索エンジンに伝えるためのタグのことを指します。

検索エンジンはメタタグの情報を重要視しているため、メタタグが設置されていないと、適切にサイトの内容を判断することができません。

これはhタグに関しても同様のことが言えるため、リニューアル時にはメタタグが適切に設置されているかを入念に確認しましょう。

クローラーをブロックしていないか

クローラーとは、検索エンジンにサイトの情報を持ち帰るロボットのことです。サイトに「robots.txt」を設置してしまうと、情報を持ち帰るクローラーをブロックしてしまい、サイトをインデックスしてもらうことができません。

つまり、検索結果にサイトが表示されなくなるデメリットが生まれます。リニューアルの作業段階ではrobots.txtを設置しても問題ありませんが、公開時には必ず外すことを忘れないようにしましょう。

レスポンシブ対応になっているか

レスポンシブ対応とは、スマホ・PC・タブレットなど、デバイスに関わらず最適化されたデザインが表示されることを指します。

近年、ユーザーの検索媒体はスマホが約7割を占めると言われており、スマホデバイスへの最適化が重要です。

また、当然ながら残り3割はPCやタブレットで検索しているユーザーのため、ユーザーがどのデバイスで見ても適切に表示されているよう、必ずレスポンシブに対応させましょう。

URL構造が適切か

上述したレスポンシブ対応をすると、各デバイスによって、URLを変えることがあります。その際、URL構造がSEOに対して、適切であるかを確認することが重要です。

具体的には、サイト(URL)構造は、ユーザーがどのページにいたとしても、すべてのページに対して2クリック以内でたどり着けることが望ましいとされています。

そのためには、URL構造を「トップページ→カテゴリーページ→個別ページ」の順で構成することが大切です。

XMLサイトマップの送信ができているか

XMLサイトマップとは、検索エンジンに対して、サイトの内容を伝えるための情報のことです。

XMLサイトマップの送信ができていない場合、検索エンジンにサイトの内容を伝えることができず、インデックスしてもらえなかったり、コンテンツを更新しても適切に評価してもらえなくなったりします。

リニューアル時は特にXMLサイトマップの送信が重要になるため、確実に設定しておきましょう。

画像・内部リンクのURLを再設定しているか

リニューアル時にドメインを変更する場合は、画像、及び内部リンクのURLを再設定しているかを確認しましょう。リニューアル前後でURLが変わってしまうと、以前の内部リンクや画像が機能しなくなり、404ページが多発する恐れがあります。

WordPressで運営している場合、画像に関しては「wp-content」以降のみを残しておけば、URLが変わったとしても問題なく画像を表示させることが可能です。

内部リンクに関してはミスを防ぐためにも、一発置換できるプラグインで対応することが望ましいでしょう。

ドメイン切り替えをGoogle Search Consoleで伝えたか

最後に、ドメインを切り替える場合は、Google Search Consoleでリニューアルしたことを伝えることが重要です。

旧ドメインと新ドメインで似た内容が公開されている場合、検索エンジンが双方を重複コンテンツとみなしてしまう恐れがあるためです。

万が一重複コンテンツとみなされてしまうと、せっかくリニューアルしたサイトのSEO評価の低下に繋がる可能性があります。

なお、ドメインが変わらない場合は、Google Search Consoleでリニューアルしたことを伝える必要はありません。

ドメインの変更やサイト引っ越しを検討されている方は、サイト引越し屋さんなどにご相談してみるのも良いでしょう。

SEOを意識したサイトリニューアルの流れ

リニューアル,SEO,

ここまで、サイトリニューアル時の注意点等を解説してきました。

ここからは、サイトリニューアルの流れである下記5つをご説明します。

・目的の整理
・新旧ドメインでのサイトマップの作成
・ワイヤーフレーム
・デザイン案作成
・コーディング
・公開
・検索エンジンにリニューアルを伝える

それぞれ順番に見ていきましょう。

目的の整理

まずは、サイトリニューアルの目的を整理しましょう。単に、旧サイトのデザインがあまり良くなかったから、といった理由でリニューアルをしても良い結果は生まれません。

新規顧客を獲得して集客を強化するため、マネタイズまでの導線を強化するため、コンテンツ作成の容易化など、具体的な目的を整理しましょう。

目的が整理されなければ、リニューアルを発注する際にも判断軸がぶれてしまい、SEOでも結果を出すことはできません。社内で目的を確実に整理できるまで、何度でも検討し合うことが大切です。

新旧ドメインでのマップ作成

次に、新旧ドメインでサイトマップを作成しましょう。

どのページをどのページにリニューアルするかを可視化することによって、内部リンクの見落としを防げたり、リニューアルに必要な情報を洗い出せたりします。

ワイヤーフレーム・デザイン案作成

目的を整理し、サイトマップまでを作成できたら、次はワイヤーフレームやデザイン案の作成に移りましょう。

ワイヤーフレームを作成する際は、基本的にはユーザーが求めている情報や、UIが優れているかを入念に確認することが重要です。

また、デザインに関しても個人の感覚に頼るのではなく、ロジックに落とし込んで作成することで、ユーザーファーストのデザインを作り上げられます。

コーディング・公開

ワイヤーフレームを適切に作成できたら、コーディングをして最終確認を行い、公開するのみとなります。

サイトリニューアルに関しては、目的の整理やそれに合わせた設計、デザイン案の作成を入念に行えば、コーディングでつまずくことはまずありません。

したがって、事前準備が9割であることを理解し、SEOで成功するためにも目的の整理や必要情報の洗い出しを確実に行いましょう。

検索エンジンにリニューアルを伝える

インデックスされているか確認し、Search Consoleでドメインが切り替わったことを伝える。 最後に、サイトをリニューアル後、適切にサイトがインデックスされているかを確認します。

また、ドメインを切り替える場合は、Google Search Consoleでドメインが切り替わったことを伝えます。 以上が、サイトリニューアルの大まかな流れとなります。

どの項目も外すことができない重要事項になりますので、1つ1つの項目の意味を理解しながらリニューアルを進めましょう。

まとめ:SEOのためのサイトリニューアルは目的の整理から

サイトリニューアル,整理,

本記事では、サイトリニューアルとSEOの関係性や注意点を解説してきました。

サイトリニューアルは、適切に行うことでSEOで良い結果を生むことができます。

ただし、本記事で解説した注意点は、1つも抜けもれなく確認しながらリニューアルを進めましょう。 まずは、サイトリニューアルやその後のSEOで結果を出すためにも、目的の整理から始めてみてはいかがでしょうか。

※2023年7月にサポート終了!GoogleAnalytics(UA)からGoogleAnalytics4への移行が終了していない方はこちらをご参照下さい。※

関連する記事

関連サービス

受付時間平日10:00 ~ 19:00 (土日祝除く)