SEOはページ数が多いほど有利?インデックスとSEO効果について
- 2021年9月27日
- SEO

SEOはページ数が多ければ多いほど有利なのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。また、インデックスとSEO効果について気になる方も多いかと思います。
そこで本記事では、上記のような疑問を感じている方に向けて、SEOとページ数の関係や低品質評価を受けやすいページの特徴を解説します。また、適切なページ数の増やし方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
SEOはページ数が多いほど有利なのか
結論から申し上げると、SEOではサイトのページ数が多ければ多いほど有利になります。なぜなら、ページを増やすことでユーザーからの流入元も増えるためです。
それは、アクセス数やCVR等が上がることにも繋がります。 ただし、サイト運用を初めて行う方の中には、闇雲にユーザーの検索意図を満たすことができないページを増やしがちです。その行為は、ユーザーからのサイトへの不信感を募らせたり、検索エンジンからのサイト評価を下げることに繋がったりします。
したがって、SEOは良質なページ数が多いほど有利であり、品質の低いページ数を増やしても効果はありません。 ここでは、良質なページ数が増えるほど有利になる、具体的な理由をご説明します。
ドメインパワーが強くなる
良質なページを増やすことで、サイト全体のドメインパワーが強くなります。ドメインパワーとは、サイトの強さを表す指標のことです。
ドメインパワーは、下層ページに検索順位が付き始めたり、権威性の高いサイトからの被リンクをもらえたりすることで強くなります。
サイト全体の評価を表す指標であるドメインパワーが高くなることで、更新するページの順位が付きやすくなるメリットがあります。
内部リンクでページ内遷移を増やせる
良質なページ同士を内部リンクで繋ぐことで、ページ内遷移を増やせます。ページ内遷移とは、複数のページにユーザーが訪れることです。
ページ内遷移を増やすことで、ユーザーの回遊率が上がり、直帰率も改善できます。 検索エンジンは、できる限り長く、ユーザーが検索エンジン上に留まってほしいと考えています。
つまり、直帰率が低く、回遊率が高いサイトは検索エンジンから評価されやすいことに繋がります。加えて、リンクが集中しているページは検索順位が上がりやすい傾向にあるため、SEOにも効果的です。
トップページの情報量を増やすとSEOに効果がある?
結論から申し上げると、トップページの情報量を増やすことはSEOに効果はあります。しかし、そこまで重要視することではありません。
なぜなら、トップページの情報量は多いものの、下層ページの情報量が少ない場合では、サイト全体の検索順位が下がり、ユーザーからの流入が得られないためです。 それはドメインパワーが下がることにも繋がるため、SEO対策で良い効果を生むことに期待ができなくなります。
SEOの効果は、サイト全体の情報量を増やすことで得られるため、トップページの情報量だけでは足りないことを理解しておきましょう。
SEOとページ数の関係性
SEOとページ数の量は関係ありますが、ただ単にページ数を増やしてもSEO効果は得られません。なぜなら、Googleは低品質なコンテンツを求めておらず、ユーザーに役立つページのみを求めています。
ここからは、下記3つのSEOとページ数の関係性をご説明します。
・ページ数が多い=SEOに強いではない
・トップページは以下のページ数を増やすことが重要
・質の低いページは増やすだけ悪影響
それぞれ順番に見ていきましょう。
ページ数が多い=SEOに強いではない
ページ数が多い=SEOに強いわけではありません。ただ単にページ数だけを増やすことは、低品質なコンテンツを量産することと同義であり、検索エンジンからの評価も得られません。
ただし、ページ数がたとえ少なくても、良質なコンテンツを出し続ければ、自ずと検索エンジンとユーザーの双方に評価されます。
つまり、ページ数が多い=SEOに強いではなく、良質なコンテンツ(流入のあるページ)=SEOに強いということを覚えておきましょう。
トップページ以下のページ数を増やすことが重要
SEOに評価されるためには、トップページ以下のページ数を増やすことが重要です。SEOの目的は、ユーザーに役立つコンテンツを提供し、集客や売上に繋げることでしょう。そのためには、下層ページでユーザーに役立つ良質なコンテンツを発信し、サイト全体として流入経路を増やすことが必要不可欠です。
SEOで評価され流入を増やすためにも、トップページだけではなく、下層ページのコンテンツ量を増やしましょう。
質の低いページは増やすだけ悪影響
SEOでは、質の低いページはユーザーの役に立たないと判断されます。つまり、低品質なページは増やすだけサイトに悪影響です。ページ数の多さも重要ではありますが、最重要はユーザーに価値を与え、検索意図を満たせるコンテンツです。
したがって、闇雲にコンテンツを更新するのではなく、自社がユーザーに与えられる強みを明確にしながら、良質なコンテンツの作成を心がけましょう。
検索エンジンから低品質とみなされるページの特徴
ここまで、SEOとページ数の関係性を解説してきました。なお、検索エンジンから低品質とみなされるページの特徴は下記のとおりです。
・コピー&ペースト
・他ページとの一致率が高い
・狙っているキーワードが定まっていない
・キーワードばかり詰め込まれている
・画像が多く敷き詰められている
SEOでは、低品質なページが多くあることでペナルティを受けることも多々あります。低品質なサイトと見なされないためにも、コンテンツ作成時は上述した内容に注意しましょう。
SEOで必要なページ数の目安とは
SEOで必要なページ数の目安は、一概には断定できません。なぜなら、ジャンルや自社サイトの方向性によって必要なページ数が異なるためです。 ただし、ページ数の大まかな目安を知る方法はあります。
それは、同ジャンルで上位表示されている競合他社のWebサイトを分析することです。併せて、上位表示されているページに、どれだけの内部リンクが貼られていたり、関連キーワードの対策がされていたりするかを確認することで、より詳細なページ数が見えてくるでしょう。
SEOに効果的なページ数の増やし方
ここまで、検索エンジンから低品質とみなされるページの特徴等を解説してきました。
ここからは、SEOに効果的なページ数の増やし方をご紹介します。
・キーワードを適切に選定する
・1ページ1キーワードを徹底する
・キーワードに対してユーザーが必要とする情報を洗い出す
・関連キーワード等の関連コンテンツを増やす
・定期的に更新をする
・コンテンツの更新時は内部リンクも見直す
・過去の低品質な記事は削除する
1つずつ見ていきましょう。
キーワードを適切に選定する
まずは、キーワードを適切に選定することです。キーワードを適切に選定し、質の高いページ数を増やすことで、自社サイトのドメインパワーが強くなります。
その結果、サイトへの流入が増えたり、流入が増えることでお問い合わせ数が増えたりすることに繋がります。 キーワードを選定する際、最初から検索ボリュームの大きいキーワードでコンテンツを作成することは望ましくありません。
なぜなら、検索ボリュームの大きいキーワードの大半は、ドメインパワーが強いサイトが上位表示されているためです。 つまり、運営期間が間もないサイトが検索ボリュームの大きいキーワードを選定しても、大半のケースで上位表示することはできません。
したがって、まずは上位表示が簡単なキーワードから選定し、サイトの成長に伴いキーワードの検索ボリュームも変えていきましょう。
1ページ1キーワードを徹底する
次に、1ページ1キーワードを徹底することも大切です。1ページに複数のキーワードを詰め込むことは、重複ページを発生させます。
選定したキーワードがサイト内で重複していれば、同じコンテンツページが複数存在しているとクローラーから認識されてしまい、ページ評価を下げることに繋がります。
ページ評価を落とさないためにも、canonicalで重複ページを1つにまとめるか、301リダイレクトで重複ページを調整しましょう。
キーワードに対してユーザーが必要とする情報を洗い出す
キーワードを選定できたら、次はキーワードに対して、ユーザーが必要とする情報を洗い出しましょう。役立つページを作成するためにも、ユーザーがどのような情報を求めているのかを洗い出します。
・ペルソナ設定(どのようなユーザーが記事を読むのか)
・適切な構成作成 顕在ニーズ
・潜在ニーズ
上述した内容を洗い出すだけで、ユーザーの必要とする情報がより明確になります。良質なコンテンツを作成するのであれば、確実に外せないステップであるため、抜けもれなく取り組むことを推奨します。
関連キーワード等の関連コンテンツを増やす
次に、関連キーワード等の関連コンテンツを増やすことも大切です。関連コンテンツが豊富にあるサイトは、内部リンクで記事同士を繋げやすく、カテゴリー全体の検索順位が高まりやすくなります。
なお、関連キーワードに関しても、闇雲に選定するだけでは意味がありません。洗い出したキーワードに対して、ユーザーがさらに抱えそうな疑問を先回りし、その疑問を解決できるキーワードで対策をしましょう。
定期的に更新をする
ページ数を増やす際は、定期的にサイトを更新することも大切です。サイトの運営を放置していると、ドメインパワーが弱くなり、ユーザーの流入も徐々に減っていきます。
1ヶ月の最後にまとめて更新するサイトよりも、安定した更新頻度を保っているサイトのほうがSEOで有利な評価を受けることが多いです。
コンテンツを定期的に更新するためにも、内部体制を整えたり、キーワードを事前に複数洗い出したりしておきましょう。
コンテンツの更新時は内部リンクも見直す
コンテンツの更新時は、内部リンクも見直しましょう。内部リンクはSEO対策として効果的で、適切に設置することで、ユーザーの遷移率や離脱率を下げることに繋がります。
日々コンテンツを更新していくことで、最適な内部リンクの設置場所や数は異なります。コンテンツの更新時に内部リンクを見直せば運用コストもあまりかかりませんので、都度見直すことを推奨します。
過去の低品質な記事は削除する
最後に、過去の低品質な記事は削除することも重要です。SEOではユーザーが役立つ情報を評価しているため、低品質な記事はサイトに悪影響を与えます。
したがって、仮に自社サイトに低品質な記事が存在するなら、削除することを推奨します。低品質な記事とは、検索順位が圏外(100位以下)であったり、ユーザーからの流入がまったくないページのことを指します。
また、削除することが望ましくないと判断した場合は、Noindex及び301リダイレクトを使用し、低品質なページのSEO評価をサイトに残しておかないようにしましょう。
まとめ:SEOは適切にページ数を増やしましょう
本記事では、SEOとページ数の関係や低品質ページの特徴、ページ数の増やし方等をご紹介しました。
先述した通り、SEO対策をするならば、ただ単にページ数を増やすだけでは意味がありません。ユーザーの役に立つページを増やすことを考えることでSEO評価は高まるため、まずは本記事の内容を参考に、良質なコンテンツを作成することから始めてみてはいかがでしょうか。
