SEO対策で必要な記事数は?目安と増やすメリットについて
SEO対策をするにあたって、
- 何記事制作すれば効果が現れるの?
- 記事数と上位表示に関係はあるの?
- どのような記事を増やしていけばいいの?
という疑問を抱えているのではないでしょうか。
そこでこの記事では、SEO対策の上位表示に必要な記事数と、必要な記事数の考え方について解説をします。
さらに、記事数を増やすことのメリットや注意点もあわせて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
上位表示に必要な記事数とは
まずは、SEOの上位表示に必要な記事数について解説をします。
闇雲に「大量に量産すれば良い」というわけではないため、SEOと記事数の関係について理解を深めていきましょう。
SEOと記事数は関係ない?
結論として、SEOの上位表示と記事数に「直接的な関係性」はありません。
記事数を増やすことがSEO対策とは限らず、Googleは「コンテンツの質」を最重要しています。
そのため、内容が似通ったページを量産しても意味がありませんし、記事ごとに独自性・オリジナル性・信頼性を最大限担保する必要があります。
従って、SEOと記事数に直接的な関係性はなく、あくまでコンテンツの質が最重要であることを覚えておきましょう。
10記事でも十分SEO対策はできる
SEOの上位表示と記事数は関係ないということから、「少ない記事でも上位表示は可能なのか」という疑問を抱える方も多いかと思います。
この点に関しては、結論少ない記事でも十分SEOで上位表示させることは可能です。
例えば「店舗集客」の場合ですと、「地名×サービス名」などの記事を10記事ほど作れば、それだけで上位表示させて集客することは可能です。
他にも、競合がいないニッチなジャンルであれば、10記事にも満たないサイトが上位表示されているケースは多くあります。
必要な記事数の考え方
ここからは、SEOで上位表示させるために必要な記事数の考え方について解説をします。
この点に関しては、「対策したいキーワードの総数」が、制作するべき記事数に値します。
なお、どのような目的で、どのようなジャンルのメディアを運営するのかによってもまったく異なるため、何本書けば終わりという概念はありません。
また、日々検索されるキーワードの総数は増えており、現在ではほとんど検索されていないキーワードが、数年後には月5,000回以上検索される可能性も十分考えられます。
従って、記事数を増やす手順としては、まず「対策すべきジャンル」を選定し、そのメディアの目的を決めるようにしましょう。
例えば「転職系のジャンル」を選定し、メディアの目的を「転職サイトを利用してもらうこと」だとしたら、仕事の悩みに関するキーワードをすべて洗い出す必要があります。
そこから、トレンドやキーワードボリュームを考慮し、必要な記事を制作する流れになります。
このように、必要な記事数は運営するメディアによって異なるため、まずはどのようなキーワードを対策する必要があるのかという点を洗い出すようにしましょう。
記事数を増やすことのメリット
続いて、記事数を増やすことのメリットを3つご紹介します。
「記事数を増やす=SEO対策」ではありませんが、SEOで集客をするためには、少なからず記事数は必要になります。
この点を踏まえて、記事数を増やすメリットは下記の通りです。
- 対策できるキーワードが増える
- サイト全体の評価が高まる
- 内部リンクが充実する
それぞれのメリットを順番に解説します。
対策できるキーワードが増える
1つ目のメリットは、対策できるキーワードが増えることです。
あらゆるキーワードでサイトが表示されるようになるため、サイトへの流入数アップが期待できます。
サイトへの流入が増えれば、結果SEOの評価が高まることに繋がりますし、お問い合わせや商品のCVなど、メディアを運営する目的を達成できることにも繋がります。
ただし、下記注意点でも解説しますが、近年EEATが重要視されているため、サイトの専門性を高める必要があります。
例えば、歯科医院であれば、「親知らず」や「インプラント」、「セラミック」など、さまざまな対策が必要であろうキーワードが挙げられます。
しかし、「親知らず」の治療を得意としているのであれば、他のキーワードを対策するよりもまずは、「親知らず」に関連するキーワードをすべて対策するようにしましょう。
自社は何が得意なのかを考え、そのキーワードに絞って対策することが重要です。
関連記事:EEATって何?SEO対策で重要なGoogleの評価基準と対策を解説
サイト全体の評価が高まる
2つ目のメリットは、サイト全体の評価が高まることです。
検索エンジンは、良質な記事がたくさんと結果としてサイト全体の評価を高めます。
これは「ドメインパワー」が強くなることに繋がり、新規で制作した記事も、クオリティに変化がないにも関わらず、上位表示できる確率が高まります。
しかし、先ほどから書いているように、コンテンツの質が低ければ意味がありません。
近年は、生成AIにより記事数が増えており、上位表示記事をまとめたような内容が薄い記事で流入を生み出すことはなかなか難しくなっています。
また、低品質なコンテンツばかり量産してしまうと、逆にSEOでペナルティを受ける可能性もあるため、高品質なコンテンツを増やすことを心がけましょう。
内部リンクが充実する
3つ目のメリットは、サイト内の内部リンクが充実することです。
1本の記事だけでは、伝えきれない詳細や関連情報を内部リンク経由で伝えられるため、ユーザーに網羅的かつ専門的に情報を届けることができます。
結果ユーザーの滞在時間が伸びることにも繋がるため、SEOに大きな効果を期待できます。
また、内部リンクを充実させることは、検索エンジンのクローラーの巡回も促進させることができます。
クローラーの巡回を促進させることで、いち早く情報を検索エンジンに持ち帰り、インデックス速度が早まることや、リライトの効果が早く反映されるようになります。
また、内部リンクをつなぐ際は、検索数が多く、上位表示が難しい記事や、お問い合わせに繋がりやすい重要な記事を中心とすることを心がけましょう。
記事数を増やす際の注意点
ここからは、メディアに記事数を増やす際の注意点について解説をします。
- 明確な対策キーワードの無い記事を作らないこと
- 専門性を欠かないこと
- 量産することが目的になること
- 重複コンテンツを作成しないこと
- カニバリに気をつけること
- 記事の優先度を無視すること
それぞれの注意点を順番に解説します。
明確な対策キーワードの無い記事を作らないこと
1つ目の注意点は、明確な対策キーワードのない記事を作らないことです。
対策キーワードがない記事は「日記」と同じであり、法人ドメインなど、権威あるドメインで制作する必要のないコンテンツです。
SEOからの集客を目的とするのであれば、必ず記事ごとに明確な対策キーワードを設定し、キーワードに対するSEO対策を行うことを忘れないようにしましょう。
専門性を欠いてしまうこと
2つ目の注意点は、コンテンツの専門性を欠いてしまうことです。
あらゆる分野の情報を扱う、いわゆる「雑記メディア」よりも、特定の分野に特化した「特化メディア」で制作するコンテンツの方が、SEOで評価される傾向にあります。
これらの理由としては、メディア内で対策したいキーワードが乱立しており、検索エンジンが「どのキーワードを評価して良いのか分からない」ためだと言われています。
また、検索エンジンで大きなシェアを占めるGoogleも、グローバルに公開された「高品質コンテンツ公式ガイドライン」で、専門性が重要であると発表しています。
これらを踏まえた上で、高品質なコンテンツを作るためにも、必ず専門性の高い記事を制作するようにしましょう。
また、専門性を欠かないためのSEO対策として、著者情報を明らかにすると良いでしょう。
著者情報を入れるメリットは下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:SEO対策に著者情報の記述は必須?評価方法や記述方法について徹底解説!
量産することが目的になること
3つ目の注意点は、量産することが目的になってしまうことです。
いうまでもなく「コンテンツの質」が最優先であり、低品質なコンテンツを100記事制作するよりも、高品質なコンテンツを10記事制作した方が、高いSEO評価をもらうことに期待できます。
質を担保した上での量が大事になりますので、まずはコンテンツの質を最大限高める取り組みをしていきましょう。
重複コンテンツの作成
4つ目の注意点は、重複コンテンツの作成をしてしまわないことです。
重複コンテンツの基準は諸説ありますが、ページ内の文言が「50%以上」重複してしまっている記事は危険です。同じような内容のコンテンツが重複すると、ページ評価が分散してしまい、SEO評価を高めたい記事の評価が弱まってしまいます。
また、万が一重複コンテンツとみなされてしまった場合は、メディア全体がペナルティを受ける可能性もあり、検索結果から除外されてしまうことに繋がるので注意しましょう。
キーワードのカニバリ発生
5つ目の注意点は、キーワードのカニバリが発生していないか確認することです。
カニバリとは「共食い」のことで、1つのキーワードに対して、検索エンジンが2つ以上の記事を評価してしまっている状態です。
例えば「転職サイト 登録方法」と「転職サイト 登録手順」の2つのキーワードがあった場合、どちらのキーワードも意味が似通っているかと思います。この似通った複数のキーワードを、検索エンジンが1つのキーワードに評価を集中させてしまっている状態がカニバリです。
万が一カニバリが起きてしまった場合は、複数のページを1つに統合するか、どちらかを削除するか、もしくはリライトを行うようにしましょう。
また、必ず1記事1キーワードを徹底することも重要です。コンテンツの内容は異なっていても、流入クエリが似ているとカニバリが起きることがあるため、常に注意しておくことが大切です。
記事の優先度を無視する
最後の注意点は、記事の優先順位を無視した記事制作を行わないことです。
対策するキーワードの優先度としては、検索ボリュームが一定数あるキーワードを対策して土台を作るか、CVに繋がりやすい顕在層を集客できるキーワードから狙うなどが挙げられます。
いきなりビッグキーワードばかりを狙ってしまうことや、CVから遠い潜在層ばかりを集客していては、PVも売り上げも増加しません。キーワードを洗い出す際は、必ず優先順位を決定してから記事を制作するようにしましょう。
記事を増やすよりも重要なこと
ここまで記事数を増やすメリットや注意点を解説してきましたが、「記事数は増やして終わりでは無い」ということを、深く理解することが大切です。記事を作成して満足するのではなく、流入キーワードや掲載順位、ユーザーの滞在時間など、データを分析して効果検証を繰り返すことが重要です。
また、効果検証を繰り返すだけではなく、しっかりとデータとして残し、適切に記事に反映してリライトすることも大切です。キーワードのボリュームや難易度が高くなるほど、リライトなしに上位表示させることは難しくなるでしょう。
効果検証やリライトを適切に行うためには、ページ遷移などが確認できるGoogleアナリティクス、クエリごとに掲載順位を確認できるGoogleサーチコンソールなど、それぞれのツールを有効活用することをおすすめします。
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SEOの上位表示と記事数の関係性について解説をしてきました。
記事数を増やすこと=SEO対策ではなく、コンテンツの質を意識した上で、記事を制作することが大切です。また、メディアに必要な記事数対しての考え方としては、制作するべきキーワードの総数であることを覚えておきましょう。
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