SEO対策で必要な記事数は?目安と増やすメリットについて解説

SEO対策を始めたいけれど、「何記事書けば成果が出るのか」「記事数が少なすぎて不安」と感じていませんか。
特にオウンドメディアの立ち上げ期や、リライトを繰り返しても順位が伸び悩んでいるときほど、目標とする記事数の目安がわからず手が止まってしまう方は少なくありません。
SEO対策を行う際に記事数は「多ければ多いほど良い」という単純な関係ではなく、闇雲に量産するとかえってサイト全体の評価を下げてしまうリスクもあります。
一方で、必要な記事が不足していれば、対策したいキーワードで検索結果に表示されず、流入機会を逃し続けることにもつながります。
そこで本記事では、SEO対策の上位表示に必要な記事数の考え方と、記事数を増やすことで得られるメリット、そして記事を増やす際に押さえておくべき注意点まで解説します。
自社メディアの目標記事数を決めるための判断軸が見つかる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。

上位表示に必要な記事数とは
SEO対策の上位表示に必要な記事数は、対策するキーワードの種類によって異なります。一律に「○記事あれば足りる」と決められるものではない点をまず押さえておきましょう。
例えば「SEO 対策」のように検索意図が広いビッグキーワードを狙う場合、1記事で上位表示させるのは困難です。
「SEO対策 費用」「SEO 外部対策」など下層のキーワードで個別にページを作り、複数記事で対策していく必要があります。
一方、検索意図が絞られたロングテールキーワードであれば、1記事で上位表示を狙えるケースも多くあります。
このように、狙うキーワードの特性によって必要な記事数は変わります。まずは対策KWを整理したうえで、何記事で構成すべきかを設計していきましょう。
SEO対策で流入数を増やすのに と記事数は関係ない?

記事数を増やすことがSEO対策とは限らず、Googleは「コンテンツの質」を最重要しています。
そのため、内容が似通ったページを量産しても意味がなく、記事ごとに独自性・オリジナル性・信頼性を最大限担保する必要があります。
従って、SEOと記事数に直接的な関係性はなく、あくまでコンテンツの質が最重要であることを覚えておきましょう。
10記事でも十分SEO対策はできる
SEO対策の上位表示と記事数は関係ないということから、「少ない記事でも上位表示は可能なのか」という疑問を抱える方も多いでしょう。
結論として、少ない記事数でもSEO対策で上位表示させることは可能です。

「店舗集客」の場合、「地名×サービス名」などの記事を10記事ほど作れば、上位表示させて集客できるケースもあります。
他にも、競合がいないニッチなジャンルであれば、10記事にも満たないサイトが上位表示されている例は多くあります。
ただし、これはあくまで「競合が少なく、対策キーワードの検索意図が絞りやすい領域」に限った話です。
競合の多いビッグキーワードを狙う場合には、少ない記事数で上位表示を狙うのは難しいです。
具体的には、特定エリア×業種で検索される「店舗集客型のキーワード」や、検索ボリュームはそれほど大きくないものの需要が安定しているニッチ領域などが該当します。
自社がどの市場で戦うのかを整理したうえで、少数精鋭の記事構成が成立するかを見極めることが重要です。
必要な記事数の考え方

SEO対策で必要な記事数は、一律の正解があるものではなく、以下の手順で対策すべきキーワードを洗い出すことで逆算的に決めていきます。
STEP1:メディアの目的を決める(問い合わせ獲得・資料請求・商品販売など)
STEP2:対策ジャンルを選定する(自社の事業領域・得意分野を軸に決める)
STEP3:目的につながるキーワードを洗い出す(顕在層〜潜在層まで網羅)
STEP4:検索ボリュームとトレンドを考慮し、優先順位をつけて制作本数を決める
ここからは、SEO対策で上位表示させるために必要な記事数の考え方について解説をします。
STEP1:メディアの目的を決める
まずは自社の事業領域や得意分野を軸に、どのジャンルで勝負するのかを決めましょう。
自社が専門性を発揮できる領域を選ぶことで、後の工程で洗い出すキーワードにも一貫性が生まれ、サイト全体の評価向上にもつながります。
STEP2:対策ジャンルを選定する
次に、メディアを運営する目的を明確にします。
問い合わせの獲得・資料請求・商品販売・採用応募など、最終的に達成したいゴールによって、対策すべきキーワードの方向性は変わります。
例えば「転職系のジャンル」を選定し、目的を「転職サイトを利用してもらうこと」と設定した場合、仕事の悩みに関するキーワードを軸に展開する形になります。
STEP3:目的につながるキーワードを洗い出す
ジャンルと目的が決まったら、目的達成につながるキーワードを顕在層から潜在層まで網羅的に洗い出します。
今すぐ申し込みたい顕在層向けのキーワードだけでなく、課題に気づき始めた潜在層向けのキーワードまで広げて拾うことで、対策できる検索市場の全体像が見えてきます。
STEP4:検索ボリュームとトレンドを考慮し、制作本数を決める
最後に、洗い出したキーワードに対して検索ボリュームとトレンドを照らし合わせ、優先順位をつけて制作本数を決定します。
日々検索されるキーワードの総数は増え続けており、今はほとんど検索されていないキーワードが、数年後には月5,000回以上検索される可能性も十分にあります。
一度きりの作業で終わらせず、定期的に見直しながら制作計画をアップデートしていきましょう。
記事数を増やすことのメリット

続いて、記事数を増やすことのメリットを3つご紹介します。
「記事数を増やす=SEO対策」ではありませんが、SEOで集客をするためには、少なからず記事数は必要になります。
この点を踏まえて、記事数を増やすメリットは下記の通りです。
- 対策できるキーワードが増える
- サイト全体の評価やカテゴリー単位での評価が高まる
- 内部リンクが充実する
それぞれのメリットを順番に解説します。
対策できるキーワードが増える
1つ目のメリットは、対策できるキーワードが増える点です。
SEO対策の基本は、1キーワードにつき1記事です。
1記事で複数のキーワードを狙うと検索意図がぼやけて評価されにくくなるため、対策したいキーワードの数だけ記事を用意することで、対策範囲が広がっていきます。
なお、1記事を制作すると、メインの対策キーワード以外の関連キーワードでも順位がつくケースは多くあります。
結果的に1記事で複数のキーワードに対して順位がつくこともありますが、基本は「1キーワード=1記事」の考え方で進めるのが基本です。
例えば、転職メディアを運営する場合、「転職 履歴書 書き方」「転職 面接 質問」「転職 退職理由 例文」といったキーワードはそれぞれ検索意図が異なるため、1記事ずつ独立して制作するのが基本です。
これらをまとめて1記事にしてしまうと、どの検索意図にも中途半端な記事になり、結果としてどのキーワードでも上位表示が難しくなります。
1キーワードにつき1記事を積み上げていくことで、メディア全体で対策できるキーワードの総量が増え、サイトへの流入機会も広がっていきます。
サイト全体の評価が高まる
2つ目のメリットは、サイト全体やカテゴリー単位での評価が高まる点です。
良質な記事を継続的に制作していくと、検索エンジンから「このサイトは特定のテーマに詳しいメディアだ」と認識されやすくなり、サイト全体や同じカテゴリー内の記事群の評価が高まっていきます。
特に同じカテゴリーのキーワードを集中して対策していると、そのカテゴリーでの評価が上がりやすく、新規で制作した記事も上位表示されやすくなる傾向があります。
例えば「SEO対策」の掛け合わせキーワード(「SEO対策 費用」「SEO対策 やり方」「SEO対策 ツール」など)を集中的に対策しているメディアでは、SEO対策カテゴリー全体の評価が高まります。
この状態で新たに「SEO対策 効果」のような記事を追加すると、過去の蓄積を踏まえて他社サイトより上位表示されやすくなる、というイメージです。
逆に、SEO対策の記事と転職の記事と料理の記事が混在しているような雑記メディアでは、検索エンジンがどのテーマに強いサイトなのかを判断しにくく、カテゴリー単位での評価も蓄積しにくくなります。
低品質な記事を量産しないよう注意
なお、これは良質な記事を増やした場合に限った話です。
生成AIで量産したような内容の薄い記事や、上位表示記事をまとめただけの独自性のない記事を増やしても、サイト全体やカテゴリー単位の評価向上にはつながりません。
低品質なコンテンツばかり量産してしまうと、逆にSEO対策でペナルティを受ける可能性もあるため、質を担保したうえで記事数を増やしていきましょう。
内部リンクを設計しやすくなる
3つ目のメリットは、サイト内の内部リンクが充実し、設計しやすくなる点です。
1本の記事だけでは、伝えきれない詳細や関連情報を内部リンク経由で伝えられるため、ユーザーに網羅的かつ専門的に情報を届けることができます。
結果ユーザーの滞在時間が伸びることにも繋がるため、SEO対策に大きな効果を期待できます。
また、内部リンクを充実させることは、検索エンジンのクローラーの巡回も促進させることができます。
クローラーの巡回を促進させることで、いち早く情報を検索エンジンに持ち帰り、インデックス速度が早まることや、リライトの効果が早く反映されるようになります。
また、内部リンクをつなぐ際は、検索数が多く、上位表示が難しい記事や、お問い合わせにつながりやすい重要な記事を中心とすることを心がけましょう。
記事数を増やす際の注意点
ここからは、メディアに記事数を増やす際の注意点について解説をします。
- 明確な対策キーワードの無い記事を作らないこと
- 専門性を欠かないようにすること
- 記事を量産することを目的にしないこと
- 重複コンテンツを作成しないこと
- カニバリを発生させないこと
- 記事の優先度を無視しないこと
それぞれの注意点を順番に解説します。
明確な対策キーワードの無い記事を作らないこと
1つ目の注意点は、明確な対策キーワードのない記事を作らないことです。
対策キーワードがない記事は個人が書くような日記と同じであり、法人ドメインなど、権威あるドメインで制作する必要のないコンテンツです。
SEO対策からの集客を目的とするのであれば、記事ごとに明確な対策キーワードを設定し、キーワードに対するSEO対策を行うことを忘れないようにしましょう。
ただし、CVR向上を目的とした事例コンテンツや、企業の考え方・カルチャーを発信するブランディング目的のコンテンツは該当しません。
これらはSEO対策で流入を狙うのではなく、サイト訪問者の検討後押しや企業理解の促進といった別の役割を担うためです。
記事の役割を整理したうえで、SEO対策目的の記事とそれ以外の記事を切り分けて制作していくことが重要です。
専門性を欠かないようにすること
2つ目の注意点は、コンテンツの専門性を欠いてしまうことです。
あらゆる分野の情報を扱う、いわゆる「雑記メディア」よりも、特定の分野に特化した「特化メディア」で制作するコンテンツの方が、SEO対策で評価される傾向が年々高まっています。
例えば、マーケティングに特化したオウンドメディアよりも、Webマーケティングに特化したメディアがSEO対策やWeb広告について発信している方が評価を受けやすくなります。
この理由としては、Googleが検索品質の評価基準として掲げている「EEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)」の観点で、特化メディアの方が評価されやすいことが挙げられます。
特定分野の記事を継続的に発信しているメディアは、その領域における専門性や権威性が蓄積されやすく、結果としてEEATの評価が高まりやすい構造になっています。
一方、雑記メディアでは1分野あたりの情報量や発信頻度が分散してしまうため、各テーマで専門性を示しにくくなります。
また、検索エンジンで大きなシェアを占めるGoogleも、グローバルに公開された「高品質コンテンツ公式ガイドライン」で、専門性が重要であると発表しています。
これらを踏まえた上で、高品質なコンテンツを作るためにも、必ず専門性の高い記事を制作するようにしましょう。
また、専門性を欠かないためのSEO対策として、著者情報を明らかにすると良いでしょう。
著者情報を入れるメリットは下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:SEO対策に著者情報の記述は必須?評価方法や記述方法について徹底解説!
記事を量産することを目的にしないこと
3つ目の注意点は、記事を量産することが目的になってしまうことです。
いうまでもなく「コンテンツの質」が最優先であり、低品質なコンテンツを100記事制作するよりも、高品質なコンテンツを10記事制作した方が、高いSEO評価を得ることができます。
また、Googleは以下のように発信しています。
| 有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、表示すべきコンテンツがウェブの他の場所にあると考えられ、検索での掲載順位が下がります。そのため、有用でないコンテンツを削除することで、他のコンテンツのランキングが改善する場合があります。引用:Google Search Central_2022 年 8 月の Google の有用なコンテンツの更新についてクリエイターが知っておくべきこと |
質を担保した上での量が大事になるため、まずはコンテンツの質を最大限高める取り組みをしていきましょう。
競合の記事をそのままコピーした重複コンテンツを作成しないこと
4つ目の注意点は、競合と重複したコンテンツを意図的に の作成をしない してしまわないことです。
重複コンテンツの基準は諸説ありますが、ページ内の文言が「50%以上」競合メディアの記事と重複してしまっている記事は危険です。同じような内容のコンテンツが重複すると、ページ評価が分散してしまい、SEO評価を高めたい記事の評価が弱まってしまいます。
また、万が一重複コンテンツとみなされてしまった場合は、メディア全体がペナルティを受ける可能性もあり、検索結果から除外されてしまうことにつながるので注意しましょう。
キーワードのカニバリを発生させないこと
5つ目の注意点は、キーワードのカニバリが発生していないか確認することです。
カニバリとは「SEO評価が分散する」ことで、1つのキーワードに対して、検索エンジンが2つ以上の記事を評価してしまっている状態です。
例えば「転職サイト 登録方法」と「転職サイト 登録手順」の2つのキーワードがあった場合、どちらのキーワードも意味が似通っているかと思います。この似通った複数のキーワードを、検索エンジンが1つのキーワードに評価を集中させてしまっている状態がカニバリです。
万が一カニバリが起きてしまった場合は、複数のページを1つに統合するか、どちらかを削除するか、もしくはリライトを行うようにしましょう。
また、必ず1記事1キーワードを徹底することも重要です。コンテンツの内容は異なっていても、流入クエリが似ているとカニバリが起きることがあるため、常に注意しておくことが大切です。
記事の優先度を無視しないこと
最後の注意点は、記事の優先順位を無視した記事制作を行わないことです。
対策するキーワードの優先度としては、検索ボリュームが一定数あるキーワードを対策して土台を作るか、CVに繋がりやすい顕在層を集客できるキーワードから狙うなどが挙げられます。
いきなりビッグキーワードばかりを狙ってしまうことや、CVから遠い潜在層ばかりを集客していては、PVも売り上げも増加しません。キーワードを洗い出す際は、必ず優先順位を決定してから記事を制作するようにしましょう。
記事数を増やすよりも重要なこと
ここまで記事数を増やすメリットや注意点を解説してきましたが、「記事数は増やして終わりでは無い」ということを、深く理解することが大切です。記事を作成して満足するのではなく、流入キーワードや掲載順位、ユーザーの滞在時間など、データを分析して効果検証を繰り返すことが重要です。
また、効果検証を繰り返すだけではなく、しっかりとデータとして残し、適切に記事に反映してリライトすることも大切です。キーワードのボリュームや難易度が高くなるほど、リライトなしに上位表示させることは難しくなるでしょう。
効果検証やリライトを適切に行うためには、ページ遷移などが確認できるGoogleアナリティクス、クエリごとに掲載順位を確認できるGoogleサーチコンソールなど、それぞれのツールを有効活用することをおすすめします。
SEO対策ならデジタルトレンズにお任せならデジタルトレンズにまるっとお任せ!
SEO対策における記事数は、「対策すべきキーワードの総数」から逆算して決めることが重要です。量を追うのではなく、質を担保しながら必要な範囲で記事を増やしていくことが上位表示を目指すうえで大切です。
デジタルトレンズは2012年創業・累計1,000社以上のWebマーケティング支援実績を持ち、SEO戦略設計から記事制作・CMS入稿・リライト・解析までをワンストップで提供しています。SEOコンサルティングは初期費用0円・月額20万円〜、記事作成代行は1記事1.5万円〜でご依頼が可能です。
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