SEO対策に効果的な文字数とは?文字数を決定する際のポイントと注意点

更新日:

投稿日:2019.10.26

SEO対策に効果的な文字数とは?文字数を決定する際のポイントと注意点

SEO関連やメディア関連の仕事をしている方や、ブログを運営している方の中には、SEOと文字数の関係性について気になる方が多いと思います。

そこで、本記事では、SEOと文字数の関係性から、実際の文字数の決め方、コンテンツづくりのポイントなどについて解説していきます!

※2023年7月にサポート終了!GoogleAnalytics(UA)からGoogleAnalytics4への移行が終了していない方はこちらをご参照下さい。※

SEOと文字数の関係はある?

SEOについて学んでいると、「文字数が多い方が検索順位に上がりやすい」ということを一度は耳にしたことがあると思います。

しかし、実際はサイトの文字数がSEOに直接的に影響を及ぼすことはありません。

なぜなら、Googleのアルゴリズムには、サイトの文字数に沿って優劣を判定するようなものは存在しないからです。

また、これについては、Googleのジョン・ミュラー氏が2016年7月8日のWebマスターハングアウトにて公式的に「文字数は直接的には関係ない」と言及しています。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=MYkPRo8T44M&feature=emb_title

《原文》

From our point of view, we don’t have an algorithm that counts the words on your page and says “Oh, everything until 100 words is bad. Everything between 100 and 500 is fine, and over 500 needs to have five pictures.”

We don’t look at it like that. We try to look at the pages overall and make sure that this is really a compelling and relevant search results to users. And if that’s the case then that’s perfectly fine if that’s long or short or lots of images or not. That’s essentially up to you.

《翻訳》

Googleは「100文字に満たないページは一様に悪い。文字数100~500文字程度であれば良くて、500文字以上は5枚の画像がないといけない」というような、ページの文字数を数えるアルゴリズムを有してはいません。

Googleはそのようにコンテンツを評価しません。Googleはページの全体を見て評価し、ユーザーにとって有益で関連性の高い検索結果であれば、コンテンツの長さや画像の有無は全く関係ありません。

Googleの検索順位の決め方

そもそもGoogleはどのようにして、検索順位を決めているのかについて確認していきましょう。

検索順位の優劣は、Googleの検索エンジンのアルゴリズムによって決めれます。そして、その評価基準は200以上あると言われております。

このアルゴリズムの詳細については、公表されておりませんが、基本的にはそのページが「ユーザーにとって価値のあるコンテンツかどうか」を最も重要視します。

したがって、文字数の多さではなく、ユーザーの検索意図との関連性やコンテンツの質がSEOに影響するといえます。

検索順位の仕組みや、SEO対策の詳細については「【SEO対策】Googleの検索順位を上げる方法とは?」で解説しております。

検索上位サイトは文字数が多い理由

ここまで、「文字数はSEOに関係ない」という話をしてきましたが、実際に検索上位を見ると、10,000字ほどの長文サイトをよく見かけることがありますよね、。

実際に単語数と、Googleの検索順位との相関関係についての調査では、以下のようなデータがあります。
SEO文字数

参照元:海外SEOニュース

上図は、文字数が多いほど、検索順位が高い傾向にあり、1ページ目にランクインしているコンテンツの平均文字数は1,890語(日本語の場合4,000〜5,000語)と示しています。

さて、この「文字数はSEOに関係無いはずなのに、検索上位は文字数が多い、、。」という矛盾は一体何なんでしょうか?

文字数と検索順位が上図のような相関関係になる理由について説明します。

コンテンツの質を追求した結果、長文になる!

SEOコンテンツ

先ほども述べたように、Googleは「ユーザーにとって価値のあるコンテンツかどうか」を最重視して検索順位を決めています。

また、Googleは下記の項目を満たしたコンテンツを、質の高いコンテンツだと評価します。

上記項目を満たして、コンテンツの質を高めようと追求すれば当然、文字数が長くなるのは自然なことです。

つまり、検索上位のコンテンツは「SEO効果があるから文字数を多くした」のではなく、「コンテンツの質を追求した結果、自然と文字数が多くなった」ということになります。

そのため、ユーザーにとって必要性の低い情報を無理に詰め込んで、文字数を増やしたところで、全く意味が無いどころか、逆効果になります。

この、文字数と検索順位の関係性は必ず理解しておきましょう。

最適な文字数はあるのか?

コンテンツが重要とはいえ、「最適な文字数はあるでしょ?」と考える方も多いかと思います。

結論から述べると、最適な文字数は無いですが、最適な文字数の傾向はあります。

例えば、「膝 テーピング」のキーワードで検索順位1位の以下のコンテンツでは、文字数はたったの400字近くです。

参照元:battlewin.com/

つまり、ユーザーにとって必要な情報を提供できていれば、何文字でもいいということになります。

しかし、サイト運営者や、ライターの方などは「文字数の目安」は事前に知っておきたいものですよね。

以下、文字数の目安の決め方について解説していきます。

最適な文字数の目安・考え方

文字数の目安設定の方法は、対策キーワードで検索上位(1ページ目)に位置づけている競合サイトの文字数です。

「上位サイトのコンテンツの文字数=ユーザーの検索意図を満たすために必要な文字数」とも言えるので、上位5サイト〜10サイトの文字数の平均を出すことで正確な目安がわかります。

文字数を確認する際は、GoogleChromeの拡張機能「かんたん文字数カウント」を活用すると、「該当するコンテンツ部分を選択→右クリック→文字数カウント」でかんたんにチェックすることが可能です。

文字数カウント

また、コンテンツの文字数に最適な文字数はありませんが、タイトルとディスクリプション(説明文)には最適な文字数があります。詳細については以下の記事でそれぞれ解説しております。

結果的に長文になった記事のメリット

「結果的に文字が多くなった記事」には、いくつかのメリットが存在します。

被リンクを獲得しやすい

2019年、ソーシャル分析ツールを提供する、BuzzSumoとブライアン・ディーン氏による共同研究では、文字数の多いコンテンツの方が多くの被リンクを取得できることを明らかにしてます。
被リンク
この調査結果に対して、研究者たちは、以下の見解を述べています。

「長い形式のコンテンツは、短い記事よりも平均77.2%多くリンクを取得します。
したがって、長い形式のコンテンツは、被リンクの取得に最適と考えられます。」

参考元:1180万件のGOOGLE検索結果を分析

一般的に、被リンクを獲得することで、SEO評価が高まり、検索順位が上がります。

そのため、被リンクを獲得するには、「長文で質の高いコンテンツ」の制作が必要ということになります。

被リンクの詳細や、獲得するポイントについては以下の記事で解説しております。

ロングテールSEOを実現できる

ロングテールSEOとは、2語以上の複合キーワードで検索上位を狙うSEO施策になります。

例えば、「SEO対策」というキーワードの場合、「SEO対策 コツ」「SEO対策 キーワード選定 コツ」などがロングテールキーワードになります。

このように、具体的に情報を知りたいユーザーは2語や3語のキーワードで検索することが多いです。

長文のコンテンツでは、具体的で詳しい情報を届けることができるため、ロングテールSEOが可能となります。

情報の網羅性が高くなる

特定のキーワードだけでなく、その関連キーワードの情報を適切に含めることで情報の網羅性を高めることができます。

関連キーワードとは、検索画面のサジェスト表示されるキーワードのことで、例えば、「SEO対策」というキーワードの場合、以下が該当します。

SEO対策

「費用」「やり方」「ツール」などの関連キーワードに基づく情報も内容に含めていくことで、網羅性のあるコンテンツになります。

また、関連キーワード以外にも、「共起語」と呼ばれる対象キーワードと一緒に使用される頻度の高い語句を用いることでさらに、情報の網羅性を高めることができます。

共起語は「共起語検索」の無料ツールで調べることができます。

長文記事の制作で注意するべきこと

他ページからコピペした文章

文字数を稼ぐことを目的に、他のページの文章をコピー&ペーストしただけのコンテンツは、検索エンジンの評価が大きく下がり、重複コンテンツとして、ペナルティを受けることがあります。

Googleがコンテンツを評価する項目の1つとして、「他サイトにない情報を提供できているか」というオリジナリティ性があるので、他記事の盗用、過度に似通った文章は絶対に避けるようにしましょう。

キーワードの重複

情報の網羅性を意識し過ぎるがゆえに、複数のキーワードを拾えるコンテンツを作成するのは注意が必要です。

なぜなら、複数のキーワードを対策すると既存記事の対策キーワードと重複する可能性があり、結果としてどちらのコンテンツも検索順位が上がりにくくなるからです。

また、最悪の場合、重複コンテンツとしてペナルティを受ける可能性があるので、特定のキーワードに特化して、専門性の高いコンテンツづくりが重要です。

しかし、先程紹介した、関連キーワードや共起語については、ユーザーの検索意図が近いので、活用するようにしましょう。

文字の羅列になること

文字数や、文章の質だけを意識しすぎると、「ユーザー目線での文章の読みやすさ」が欠けることがあります。

文章の読みやすさも含めてのコンテンツの質が重要なので、以下を活用して、視覚的にも読みやすい文章を意識しましょう。

まとめ

SEOと文字数は直接的な関係は無いので、文字数を気にする必要はありません。

重要なのは、コンテンツの質です。どれだけユーザー目線に立って、ユーザーに必要な情報を届けられるかどうかです。

そのため、SEO対策においては、ひたすらコンテンツの質を追求することを心がけましょう!

また、弊社デジタルトレンズでは、多数のメディア実績で得たノウハウを元に、質の高いコンテンツ作成のサポートから、SEO対策全般をサポートしております。

SEOに関するお悩みや、Web集客のお悩みがありましたら、是非お気軽にお問い合わせ下さい!

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