SEOのクリック率(CTR)はどのくらい?平均値とCTRを高める3つの方法を解説!
クリック率を高めるためにはどうしたら良いのか、またSEOにおいてクリック率が重要であるか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、上記のような疑問を感じている方に向けて、クリック率や平均数値、クリック率を高めるためのポイントをご説明します。さらに、クリック率が悪い場合の改善点や、クリック率の確認方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※2023年7月にサポート終了!GoogleAnalytics(UA)からGoogleAnalytics4への移行が終了していない方はこちらをご参照下さい。※
目次
クリック率(CTR)とは?
クリック率(CTR)とは「Click Through Rate」の略で、コンテンツや広告が表示された際に、どれくらいの割合でクリックされたのかを表す指標のことです。「クリック率=クリック数÷インプレッション(表示回数)x100」で求められます。
たとえば、広告が3,000回表示されて、そのうちユーザーが20回クリックしたとすると、クリック率は「20÷1000×100=2%」になります。
マーケティング業界やSEO対策では、言葉としてクリック率(CTR)がよく使われるため、用語の意味に理解を深めましょう。
SEOにおいてクリック率は重要か?
結論から申し上げると、SEO対策においてユーザーのクリック率は非常に重要です。なぜなら、上位表示ができてユーザーの目に止まったとしても、クリックされなければ流入は0のままだからです。
他にも、下記2つの重要な理由があります。
- サイトへの流入数を拡大できる
- CVRが低くても流入が増えればCVが増える
それぞれ順番にご説明します。
サイトへの流入数を拡大できる
SEOにおいてクリック率が増えることは、サイトへの流入数を拡大できることに繋がります。また、検索エンジンはユーザーの流入が増えているコンテンツや、クリック率が高いコンテンツを評価する傾向にあります。
また、たとえ検索順位が1位だとしても、クリック数が悪ければ、検索順位が低くてもクリック数が高いページに流入数で劣ってしまう恐れもあります。
それほどにクリック率は重要であるため、流入数最大化を図るためにも、クリック数に細かく目を向けることが重要です。
CVRが低くても流入が増えればCVするから
CVRが低くても、流入が増えればCV数も増えることに繋がります。CVRとは、ユーザーに対するCVの割合のことを言い、SEO対策ではCVRの改善も必須です。
ページへのクリック率が高まればユーザーのCV数が増えるため、結果的にお問い合わせや売上も増えるでしょう。 したがって、CVR自体は低くても、サイト全体の流入数が増えれば、CV数も増加することを覚えておきましょう。
SEOのクリック率(CTR)の平均数値
SEOのクリック率の平均数値は、業界や広告媒体、デバイスの種類によって異なります。 そのため、一概にクリック率が高い・低いでSEOのクリック率の平均数値は決められません。
したがって、クリック率はあくまでも、過去の自社サイトの指標よりも改善されていれば良いと捉えておくと良いでしょう。
基本的には1位が最も高い
クリック率の平均数値は、基本的に検索順位1位が最も高いです。もちろん、キーワードの種類によって数値は異なりますが、検索順位が1位だと、最も高い場合でクリック率が3割を超えると言われています。
1位が最も高いと言われる理由は、ユーザーがキーワード検索した時、初めに1位のタイトルが目に入るためです。ユーザーは、知りたい情報を調べるために検索します。
そのため、1位のページを見て「とりあえず上位サイトをクリックして見てみよう」という考えから、1位が最も高くなると言われています。
強調スニペットのクリック率
強調スニペットは、キーワードに関連性の高いページから回答になる部分が引用され、検索結果画面の最上部に表示されています。強調スニペットはユーザーの目に1番初めに入るため、クリック率は最も高いと思われがちですが、実は検索順位1位の方がクリック率は高い傾向にあります。
なぜなら、強調スニペットはユーザーがページ訪問していなくても、知りたい情報が検索エンジンに記載されているため、わざわざクリックする必要がないためです。
とはいえ、強調スニペットは検索順位が1位の場合ではなくとも表示されるため、流入数が増えることは間違いありませんし、音声検索への対策にも繋がるメリットもあります。
クリック率(CTR)を高めるためのポイント
ここまで、クリック率についてやSEOのクリックの平均数値についてご紹介しました。次に、クリック率を高めるポイントを3つに分けて解説します。
・titleタグ
・メタディスクリプション
・SEO検索順位
それぞれ順番に見ていきましょう。
titleタグ
まずは、titleタグをユーザーが魅力的と感じるものにすることです。titleタグとは、タイトルをつけるためのHTMLタグの一種のことで、ユーザーの目に初めに入ることから、ページの印象を左右します。
また、他のタグに比べて、titleタグは直接的にクリック率に影響します。 そのため、クリック率を高めるなら慎重にtitleタグを練り、設定する必要があります。
titleタグでクリック率を高めるには、数字を入れてみたり、奇数や素数などの割り切れない数字を入れたりすることが心理学的におすすめと言われています。
メタディスクリプション
次に、メタディスクリプションを設定しましょう。
メタディスクリプションとは、コンテンツの紹介をするための概要文のことです。ページタイトルの真下に載っているため、ユーザーは潜在的にディスクリプションの内容を読み進めています。
なお、メタディスクリプションは、自分で設定していなくてもコンテンツから自動作成してくれる場合があります。
ですが、あくまで自動生成ですので、クリック率が特段高くなるわけではありません。ユーザーにクリックしてもらえるディスクリプションを記載するためにも、コンテンツを作成する際に同時に推考しましょう。
SEO検索順位
次に、SEO検索順位を上げることもクリック率を上げることに繋がります。
先述しましたが、SEOにおいてクリック率は検索順位1位が最も高くなります。 つまり、クリック率を高めたいのならば、SEO対策をし検索順位を高めたほうが良いことが分かるのではないでしょうか。
検索順位を上げるためには、ユーザーニーズを満たせる良質なコンテンツを作成することから始めましょう。
クリック率(CTR)が低いときに改善するには
ここまで、クリック率を高めるためのポイントについてご紹介しました。次に、クリック率が低いとき改善点をご説明します。
・titleタグの改善点
・メタディスクリプションの改善点
・それぞれを順番に解説します。
titleタグの改善点
まずは、titleタグの改善をしましょう。主な改善方法は下記のとおりです。
・魅力的なタイトルにする
・選定したKWを含める
・数字を入れる
・不安を煽るように疑問形を使用する
・【】を使用する
・コピーライティングを駆使する
上述した改善方法を実施することで、クリック率を上げやすいtitleタグ設定ができます。titleタグはユーザーが最も目にします。少しでも魅力的なタイトルにするための改善方法として取り入れてみましょう。
メタディスクリプションの改善点
次に、メタディスクリプションの改善をしましょう。主な改善方法は下記のとおりです。
・120文字以内に端的に文章をまとめる
・スマホユーザーは50文字しか見れないため、前半に内容を詰める
・選定したKWだけを羅列しない
・コンテンツ内容と合致させる
メタディスクリプションは、コンテンツ内容を端的に表す概要文的要素を担っています。設定していなくても自動生成してくれることから、多くのサイトは放置しがちです。
しかし、自分で設定する方がクリック率は高まり、ユーザーを惹きつける内容として完成させられる可能性が高まるでしょう。ページの魅力を高めるためにも、都度メタディスクリプションの改善をしましょう。
クリック率(CTR)の確認方法
サイト全体、及びコンテンツごとのクリック率(CTR)の確認方法は下記のとおりです。
①Google Search Consoleを開く
②検索パフォーマンスをクリック
③検索アナリティクスからクリック率を確認
Google Search Consoleのクリック率は、検索したキーワード別やページ事後別、デバイス別でクリック率を確認できます。
クリック率を日々計測しながら、タイトルやディスクリプションの改善後には、効果が現れているか都度確認するようにしましょう。
まとめ:最適な施策でSEOのクリック率を上げよう
本記事では、クリック率や平均数値、クリック率を高めるためのポイント等をご紹介しました。
クリック率が高まることで、CVRが低かったとしても、CV数自体は増えていきます。それはつまり、サイトの売上が増えることにも繋がります。
クリック率を上げるためには、タイトルやディスクリプションの改善が重要です。また、検査順位を上げることも1つの有効な方法であるため、日々PDCAを回しながら、良質なコンテンツ作成に励みましょう。
デジタルトレンズへお気軽にご相談下さい。
【SEOを始めたい方必見!】コンテンツマーケティングで効果を出す5つのポイント
コンテンツマーケティングをこれから始める企業様に向けて、コンテンツマーケティングの基本とメリット、成功させるポイントについてまとめました。
今すぐ資料を無料ダウンロード