LINE広告(LAP)とは?特徴や広告の種類、料金について解説

投稿日:2023.11.07

LINE広告(LAP)とは?特徴や広告の種類、料金について解説

LINE広告に興味はあるものの、以下のような疑問がある方も多いのではないでしょうか。

・LINE広告の仕組みがわからない
・LINE広告の掲載場所を知りたい
・LINE広告の料金がわからない

本記事では、LINE広告の特徴や掲載場所、LINE広告の課金方式などを解説します。

LINE広告に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

LINE広告とは

(引用:LINE for Business )

LINE広告は、運用型広告の一種であり、LINEユーザー9,500万人に広告配信が可能です。

配信後も効果を計測しながら、配信対象や入札価格などを調整して運用の改善を図れます。

LINE広告は、LINEアプリ以外にもLINE NEWSやツムツムなど、関連サービスに配信が可能です。

そのため、ユーザーへ広告の拡散が期待できます。

また、年齢や性別、地域、ユーザーの興味関心、行動データなどをもとにターゲティングできるため、費用対効果の高い広告配信を少額から始められます。

2LINE広告の特徴

LINE広告の特徴は、以下の通りです。

LINEの利用者が多い

LINEは、国内の月間利用者数が9,500万人で、人々の連絡手段として不可欠なツールです。

その規模の大きさから、LINE広告は非常に効果的な広告手段と言えます。

広告を通じて多くのユーザーに直接メッセージを届けられるため、企業やブランドにおいて、おすすめの広告手法です。

ターゲットを絞って広告を出稿できる

LINE広告は、ターゲットに応じた配信機能が3つあります。

LINE広告の配信機能は以下の通りです。

オーディエンスセグメント配信

オーディエンスセグメント配信は、LINEの持つ膨大な行動データから地域や年齢、興味や関心などを指定し、精度の高い配信が可能です。

セグメント 詳細
地域 都道府県や市町村、居住地、現在地
年齢 年齢別での指定配信が可能(14歳以下、15-19歳、20-24歳、25-29歳、30-34歳、35-39歳、40-44歳、45-49歳、50-54歳、55-59歳、60-64歳、65歳以上)
性別 男女指定した配信が可能
OS Android OS、iOSに分けて配信可能
詳細ターゲティング 「趣味・関心」「行動」「属性」3つのカテゴリからセグメント指定・除外して配信が可能

(:オーディエンスセグメント配信 | LINE for Business)

オーディエンス配信

オーディエンス配信は、ユーザーの行動データや顧客情報、LINE公式アカウントの友だち情報などを活用する広告配信です。

情報を利用して類似した特徴を持つユーザーを抽出し、広告配信することもできます。

ターゲット 詳細
ウェブトラフィックオーディエンス ユーザーの行動データをもとに作成可能
モバイルアプリオーディエンス アプリ内で発生したイベントをもとにオーディエンスを作成
IDFA/AAIDアップロード 保有しているIDFA/AAIDデータを用いてオーディエンスの作成が可能
電話番号アップロード 保有している電話番号を用いてオーディエンスの作成が可能
メールアドレスアップロード 保有しているメールアドレスを用いてオーディエンスの作成が可能
LINE公式アカウントの友達オーディエンス LINE公式アカウントの友だち、またはブロック中の友だちのオーディエンスを作成
類似オーディエンス 既存のオーディエンスと似ているユーザーを探し、オーディエンスサイズの拡張が可能
動画視聴オーディエンス 指定した動画素材の視聴ユーザーのオーディエンスの作成が可能
画像クリックオーディエンス キャンペーンで使用されている画像をクリックした人のオーディエンスの作成が可能。

(参照:オーディエンスを使って配信する | LINE for Business)

類似配信

作成した条件をもとに、類似するユーザーを探し、ターゲティングできる配信方法です。

類似度は1〜15%まであり、1%刻みで選択できます。

また、類似度を自動にした配信も可能です。

類似度を自動にした場合、ランダムなユーザーに広告を配信します。

オーディエンス 詳細
メールアドレス 保有しているメールアドレスを用いたオーディエンス
動画視聴 指定した動画視聴ユーザーのオーディエンス
画像クリック キャンペーンで使用されている画像をクリックした人のオーディエンス

(参照:類似オーディエンス | LINE for Business)

オンラインで簡潔に出稿できる

LINE広告は、オンライン上で広告を作成し、デジタルプラットフォームを通じて配信ができるので簡潔に出稿できます。

また、オンライン広告はデータの取得が容易で、データをリアルタイムで収集可能です。

データをもとにクリック数や表示回数、コンバージョン率などを分析し、広告の効果を評価しましょう。

LINE広告の掲載場所は15種類

LINE広告の掲載場所は、おもに15ヶ所(2023年11月時点)あるため悩んでしまうかと思います。

以下を参考に自社に合ったLINE広告の掲載場所を選定しましょう。

トークリスト

LINEアプリの中でユーザーが多く利用する場所は、トーク一覧画面とタイムラインです。

そのため、認知度を広めたい方におすすめな掲載場所です。

トーク一覧画面では、最上部に位置するトークリストに広告が表示されます。

そして、タイムラインでは、投稿と投稿の間に広告が掲載されます。

LINE NEWS

LINE NEWSは、月間利用者数が7,700万人を超えており、アクティブユーザーが豊富です。ニュースタブのトップページやアカウントメディアの記事一覧ページに広告配信ができます。

トレンドに敏感なユーザーが多いため、新商品の発売や即時性のあるコンテンツと相性が良いです。

LINE VOOM

LINE VOOMは、ショート動画などが楽しめる動画プラットフォームです。おすすめ動画やフォロー中のコンテンツを閲覧するページに広告配信ができます。

ウォレット

ウォレットは、LINEポイントやLINEクーポン、LINE Payなどの金融サービスを集約したタブです。

「LINE Pay」などのLINEが提供する金融サービスの入り口として機能しており、各種サービスに関してもLINE広告の配信面となっています。

LINEショッピング

LINEショッピングは、ファッションやコスメ・家電・インテリアなど1億点を超える商品を取り扱っています。

LINEショッピングの会員数は約3,500万人で、LINEアプリ上で検索や購入が可能です。

ユーザー属性は女性が約7割で、20代後半〜40代前半へのリーチに優れています。

LINEショッピングの広告は、トップページや商品検索ページの下部などに掲載されます。

LINEポイントクラブ

条件を達成するとポイントが貰えるLINEポイントクラブは、国内最大級のリーチ力を誇り、サービスページのPV数は月間2.6億(2021年7月〜2021年9月平均)です。

広告掲載場所は、ポイント獲得条件の一覧やトップページに掲載されます。

40〜50代の利用者層が多いため、比較的年齢の高いユーザーをターゲットとする際におすすめです。

LINEチラシ

LINEチラシは、地域の店舗のセール・特売情報を閲覧できるチラシメディア です。トップページや各商品ページの中段や下部などに掲載されます。

LINEマイカード

お店の会員証などをLINEアプリでまとめて管理できるサービスです。会員証一覧の下部などに掲載されます。

ホーム

その名の通り、LINEのホーム画面ですので、皆さんもイメージしやすいのではないでしょうか。ホーム画面では各種サービス、コンテンツが一覧化されており、一覧の間に広告が表示されます。

LINE Monary

LINE Monaryはおトクな情報やお金に関するコンテンツを提供するサービスです。ホーム画面や、記事一覧、記事詳細でコンテンツが表示されます。

LINEオープンチャット

LINEオープンチャットは共通点がある人同士でトークや情報交換ができるチャットサービス
です。トークルームの上部に掲載されるため、非常に目立ちやすい広告と言えます。

LINEレシート

LINEレシートはレシートの登録で家計の支出管理やお店の価格比較ができるサービスです。ホーム画面や、レシート登録画面で広告が表示されます。

LINEファミリーアプリ

LINEファミリーアプリはLINE冠のつくマンガやカメラ、占い、各種ゲーム等のアプリ等をまとめた総称です。アプリの一覧や、アプリ内で広告が配信されます。

LINE広告ネットワーク

LINE広告ネットワークとは、LINEの提携アプリに広告を掲載できる機能です。

具体的には、以下のようなアプリへ広告配信ができます。

LINE関連以外の外部アプリへ広告配信をすることで、ユーザーの広告接触機会が増えるというメリットがあります。

LINE広告の予算・課金方式・入札方法


LINE広告にかかる費用について詳しく知りたい方も多いでしょう。

利用料金については以下で解説します。

LINE広告の予算の決め方

LINE広告は、少額の予算から手軽に始められるのが特徴です。

一般的に純広告は、広告枠の掲載料金が定まっています。

しかし、LINE広告はオークション形式を採用しているため、費用や利用料金は定まっていません。

そのため、1日の予算が1,000円でも出稿できます。

LINE広告の課金方式

LINE広告の課金方式は、クリック課金・インプレッション課金・友だち追加の3つの課金方法に分類されます。

各課金方式の特徴は以下の通りです。

課金方式 特徴
クリック課金 広告をクリックし、リンク先に移動すると料金が発生
インプレッション課金 画面上で広告が表示されると料金が発生
友だち追加 友だちが追加されるごとに課金される成果報酬型システム

LINE広告の入札方法

LINE広告の入札方法は、自動入札と手動入札に分けられます。

自動入札はAIが自動で入札金額を決めてくれるため、初心者でも扱いやすいです。

対して、手動入札は手動で入札単価を調整する必要があり、スキルも求められるため上級者向けです。

運用者の経験に応じて適切に使い分けましょう。

自動入札 手動入札
特徴 適切な入札価格を自動的に調整 運用者が入札価格を決めて入札可能
最適化の方法 広告が表示されるたびに機械学習が進み自動で入札価格を調整 広告効果を確認しながら手動で調整
メリット 工数をかけずに最適な広告配信が可能 運用者が入札価格を決められる

LINE広告を配信する方法

LINE広告の運用を始める際は、ログインアカウントを発行しましょう。

アカウント発行から広告掲載、支払い手続きなどすべてオンライン上で完結します。

LINE広告のアカウント発行から広告が掲載されるまでには、以下の5つのステップが必要です。

アカウント申し込みから広告配信までは約10日かかります。

広告掲載日から逆算して、余裕を持ってアカウント発行をしましょう。

更に詳しくLINE広告の配信方法を知りたい方は、LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から広告配信までの手順を参考にしてください。

LINE広告を配信する際の注意点

LINE広告は、広告配信までに広告アカウント審査と広告審査の2つの審査があります。

広告アカウント審査はアカウント作成後、入力された情報に不備がないかをLINE側で審査します。

審査にかかる日数は5営業日程度です。

広告審査は広告作成後、訴求する商品と遷移先のランディングページやアプリの審査を行います。

審査にかかる時間は最短5分、最大5営業日かかり、入稿内容により異なります。

初心者が運用すると、審査に通らず配信までに時間がかかる可能性があるため、成果をより確実に出したい場合は、広告代理店への依頼もおすすめです。

まとめ:LINE広告は費用対効果が高い

LINE広告は、LINEアプリ以外へも広告が掲載できるため、さまざまな属性にリーチできます。

また、細かいターゲティングや3種類から配信方法を選べるため費用対効果の高い広告配信が可能です。

しかし、社内でLINE広告を行う上で以下のような課題が出る場合もあります。

・制作や運用を行う社内リソースがない
・広告運用の知見がない
・コンテンツ制作の経験がない

このようなお悩みをお持ちの方は、LINE広告を外注するのも一つの手段です。

デジタルトレンズでは、累計500社以上の実績を武器に、企画・運用代行・解析までサポートが可能です。

配信後の分析や改善案はレポートでご報告いたします。

LINE広告で成果を上げたい、LINE広告を利用してみたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。

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