コンテンツマーケティングは代理店に依頼すべき?自社でするべき?

更新日:

投稿日:2019.04.30

コンテンツマーケティングは代理店に依頼すべき?自社でするべき?

コンテンツマーケティングを行いたいと考えている方が最初にぶつかる問題が
「自社で対策するのか」「代理店に依頼するのか」

といった点ではないでしょうか。
おそらく多くの方が、自社で実施をすれば費用が安く済むが、細かいノウハウまでは分からない。またどうしても工数がかかる。

一方で代理店に代行を依頼する場合は、ノウハウがあるため、成功する確率が高く、自社としても工数はかからないが、費用がかかるといったメリット・デメリットについて認識をしているでしょう。

そこで本記事では、コンテンツマーケティングを依頼する上で知っておくべきことや、依頼するかどうかの判断基準、依頼する際のポイントについて紹介します。

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依頼する前に知っておくべきこと

コンテンツマーケティング施策概要

まず、はじめにコンテンツマーケティングの施策について見ていきます。

コンテンツマーケティングとは、WebサイトやSNSなどを通して、ユーザーにコンテンツを提供し続けることで、潜在顧客のニーズを育て、最終的にファンにさせることを目的とするマーケティング手法の1つです。

ニーズが顕在化しているユーザーへの集客とは異なり、未だニーズが顕在化していない層に対して、良質なコンテンツを提供し続けることで、ニーズを育成していくステップを踏むことが重要になります。

対策効果が見えるまで、1年程度の時間がかかる

コンテンツマーケティングの中で作成したコンテンツが検索エンジンから高評価を得るためにはコンテンツの量はもちろん、定期的なコンテンツの更新が必要です。

特に新規でサイトを立ち上げた場合には、ドメイン自体の評価が低いことから、早くても半年、平均的には1年程度の期間が経って、初めて一定の流入が入ってくる、または流入が入り始めるといったケースが多いです。

また既存サイトにコンテンツを追加するようなケースでも、最低でも半年は結果が出るまでの期間を想定しておいた方が良いでしょう。後述の通り、コンテンツの数を増やしていく必要があるので、1カ月、2カ月で結果がでるといった施策ではない点に注意が必要です。

1コンテンツの文字数は最低3000文字

また、コンテンツの数が多ければ多いほど良いといったものではなく、質も重要です。質の一つの評価軸が「文字数」と言えますが、最低3000文字程度は目安に書かれた方が良いでしょう。

もちろん競合が少ないワードであれば1000文字程度でも上位に表示されるケースが多々あります。

とはいえ問い合わせが見込めるような一定の検索ワードのあるキーワードの場合、競合も力を入れてきているケースが多く、1000文字程度のコンテンツを量産しても、なかなか結果が出ないケースがほとんどです。

また質に関するもう一つの評価軸が「読了率」です。読了率とはどの程度そのコンテンツが読み込まれているかといった指標です。

正確には「読了率」だけでなく、「直帰率」「回遊率」「ページ滞在時間」などが加味されますが、簡単に言うならば、「どの程度そのコンテンツが読まれているか」といった点になります。

ただ無機質なコンテンツを用意すればよいといったわけではなく、ユーザーがどのようなコンテンツを読みたがっているか、そうした点を考慮したコンテンツ作成が求められます。

自社でこうしたコンテンツを用意すると考えた場合に、仮にこの様な質を保った3000文字のコンテンツを書くとすれば、どの程度の時間がかかるかといったことを一度試されてはいかがでしょうか。

おそらく早くても3時間~4時間程度は時間がかかります。また専門知識が求められる、下調べが必要なコンテンツであるとするならば、さらに時間がかかるケースもあることでしょう。

毎月10コンテンツ程度の更新を推奨

またコンテンツの追加、公開のペースに関しても注意が必要です。検索エンジンは「更新性」も一つの評価指標として見ているため、一度にコンテンツを入れ切ることは非推奨です。

したがって、毎月定期的に10コンテンツ程度を新規に追加していくようなイメージで取り組まれた方が良いでしょう。

代理店に依頼するメリット・デメリット

コンテンツマーケティングを社内で取り組むか、代理店に依頼しようか迷う方もお多いかと思います。

ここからは、コンテンツマーケティングを依頼した時のメリットとデメリットについてご紹介していきますのでご参考にしてみてください。。

コンテンツマーケティングを依頼するメリット

工数が減る

コンテンツマーケティングを依頼する最大のメリットはやはり、コンテンツ制作にかかる「記事の作成」を外部に任せられるため、社内での工数を軽減できるという点です。

社内での工数を省くことで、そのリソース分を他の事業などに回すことが可能となります。

既に社内のリソースがいっぱいいっぱいという状況下でコンテンツマーケティングを実施する場合は、代理店に依頼するのが妥当でしょう。

良質なコンテンツを制作

2つ目のメリットは、SEOやコンテンツマーケティングを本業としている代理店に依頼する方が、コンテンツのクオリティが高いと考えらます。

コンテンツマーケティングはコンテンツの質が最も重要視される施策のため、リソース不足の状況において社内で取り組むと、コンテンツの質が不安定になる恐れがあります。

そのため、ある程度を費用をかけてでも、最初から代理店に依頼をし、良いコンテンツを作る方が妥当だと考えられます。

精度の高いデータ分析、改善

コンテンツマーケティングは、一度コンテンツを作ったらそれで終了というわけではありません。

むしろ、作成したコンテンツが実際にその後ユーザーや検索エンジンにどのように判断、評価されているかを分析するのが重要です。

そして、その結果を分析点改善してくのに必要不可欠なのがGoogleアナリティクスや、Googleサーチコンソールなどの分析ツールの活用です。

これらは、初心者の方でも活用すること自体は可能ですが、精度の高い効果検証を行うにはそれなりのノウハウと時間を必要とします。

そのたあたりもふまえて、どのような型式で依頼をするのか、自社の状況を見ながら判断するとよいでしょう。

コンテンツマーケティングを依頼するデメリット

費用がかかる

当然ではありますが、外注をすると費用がかかります。

費用の詳細については、後述しておりますが、検討すべき要素は、内製した際の社内でのリソース、人件費と、外注費ではどちらが費用対効果が良いのかという点です。

自社で運用する場合の想定費用と見積もり相場を比べて判断をすると良いでしょう。

企画意図がずれる

外部に委託するという過程の中で、企画の方向性や、意図がズレてしまうというのはよくある話です。

企画意図がずれてしまうと、制作していくコンテンツの方向性も大きくずれてしまい、成果を得ることができません。

そのような事態を避けるためにも、代理店に依頼をする場合は、必ず企画の段階から認識のすり合わせを行っておきましょう。

結論:〇〇なら依頼すべき!

以下の条件に当てはまる場合は、コンテンツマーケティングを外部に依頼(一部依頼)をするべきです。

コンテンツマーケティングでは、SEOに詳しく、全体のディレクションを行える人材が必要です。

コンテンツの制作や、コンサルだけ他社に依頼するのも1つの選択でしょう。

コンテンツマーケティングの代理店の費用感、相場は?

代理店の費用相場は以下のようになっています。

① 月額10万円以下:記事作成のみ
② 月額10万~30万円:記事作成、アクセス解析、CMS設置
③ 月額30万円~50万円:記事作成、アクセス解析、CMS設置、戦略設計
④ 月額50万円以上:記事作成、アクセス解析、CMS設置、戦略設計、改善支援

といった金額帯が一般的な相場と言えます。

ここまで述べたように、成功のポイントとして一定のノウハウが必要であるため、あまり①だけで外部の業者を依頼することはメリットが薄いと言えます。

少なくとも②、できれば③の金額帯で一般的には提供されている戦略設計に関して外部の代理店に依頼をされた方が、最終的な効果は高くなることでしょう。

当社の場合は、②~③の範囲の業務を相場よりも安く提供しています(詳しくは当社にご相談ください)。

従って、上記の相場×最低6カ月、新規サイトの場合は12カ月程度分はご予算として考えた上で施策を始めることが重要です。

と考えると、少し割高と考えられる業態の方もいらっしゃるかと思いますが、一度作ったサイトは財産です。最低限のメンテナンスを行うだけで、長期的に安定した流入を呼び込める施策ですので、少し長い目で回収期間を考えてもらえると、
一定の費用対効果が見込める施策と言えるのではないでしょうか。

具体的な金額や、サービス内容については「コンテンツマーケティングの料金相場は?」をご参考にしてみてください。

コンテンツマーケティング代理店を選ぶ7つのポイント

ここからは、実際にコンテンツマーケティング代理店を検討している方に向け、失敗しない代理店の選ぶポイントについて紹介していきます。

1.実績を確認する

コンテンツマーケティングを運用するには、やはり一定のSEOの知識や、ライティングスキルが必要になります。

そのため、必ず過去にコンテンツマーケの運用実績がある代理店を選ぶようにしましょう。

2.量<質を重視しているか

コンテンツマーケティングで、見込み客ユーザーのニーズを育てるには、コンテンツの量も重要ですが、それよりもコンテンツの質が重要です。

そのため、コンテンツ設計や、記事制作において量より質を重視している代理店をできるだけ選ぶようにしましょう。

3.進捗の共有方法

依頼するからといって、代理店に丸投げするのではなく、進捗などは随時レポートなどで共有してもらうようにしましょう。

丁寧な代理店は、週に一度からレポートを提出し、適時KPIの進捗状況を共有してくれることが多いです。

打ち合わせの段階で、どのような進捗共有方法になるのかを確認しておくようにしましょう。

当社では、インハウス支援を前提としたSEOコンサルも可能なため、週1でのレポーティングも対応させて頂いております。

4.サービス詳細、料金体型

「全部ふくめて50万/月だったはずなのに、記事制作費用で毎月プラス10万円取られた、、。」なんていうケースも珍しくありません。

必ず、契約書を交わし、わかりにくいところがあれば質問をするようにしましょう。

5.複数の業者に見積り

コンテンツマーケティングを依頼する際はな必ず複数社に見積もりを依頼する。

少し面倒に感じるかもしれませんが、複数社に見積もりをとることで依頼相場や施策の実現可能性を確認することができます。

6.トラブルが起きた際のサポート体制

メディアを扱う以上、データの過失や、Googleのアルゴリズム変動による大きな順位下落の可能性があります。

このように、万一トラブルが起きた際に、どのようなサポート及び保証を行ってくれるか等を、事前に共有してもらうようにしましょう。

7.先方の人柄、コミュニケーション能力

コンテンツマーケティングは、効果が出るまで早くても半年かかると言われる施策です。

そのため、依頼先の担当者ともそれなりに長い付き合いとなります。

成果を出すためには、先方の担当者との連携、協力は必須ですので、担当者との相性も考慮して判断するとよいでしょう

まとめ

本記事では、コンテンツマーケティングの依頼を検討去れている方に向けて、前提として知っておくべきことや代理店選びのポイント、費用相場についてご説明していきました。

何度も述べてきたとおり、コンテンツマーケティングにおいて1番重要なのはコンテンツの質なので、コンテンツの制作に力を注いでくれるような会社に依頼するようにしましょう。

当社ではメディア運営実績のノウハウを元に、コンテンツマーケティングのご支援をさせて頂いておりますので、何かご不明な点や相談ごとなどございましたらお気軽にご連絡ください。

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