最適な人材を採用できる!【オウンドメディアリクルーティング】の始め方
本記事は、以下の人に役立つ記事になっています。
・オウンドメディアを活用して求職者にアプローチする具体的な方法を知りたい
・他社の成功事例を参考にして自社の採用活動に活かしたい
オウンドメディアリクルーティングとは、企業が自社のオウンドメディア(自社が所有・運営するメディア)を活用して人材を採用する戦略を指します。
具体的には、企業の公式ウェブサイトやブログ、SNSアカウントなどを通じて、求職者に対して企業の魅力や職場環境、従業員の声などを発信し、自然に応募を促す方法です。
自社のオウンドメディアを介して募集を行うため、コストを削減できるほか、自社のカルチャーやビジョンに共感する人材からの応募を受けることができます。
採用サイトのご支援実績が多い弊社デジタルトレンズは、下記のように、後発のサイトであっても下記のようなキーワードで上位表示のサポートをさせていただいています。
キーワード | 順位 |
---|---|
建築士 転職 | 4 |
Python 案件 | 3 |
タクシー 転職 | 4.1 |
エンジニア 派遣 | 7.6 |
本記事では、これまで培ってきた上位表示のための知見を活かして、「オウンドメディアリクルーティング」の具体的な運用方法などについて詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オウンドメディアリクルーティングの成功事例
まず初めに、オウンドメディアリクルーティングに成功している企業例を確認し、オウンドメディアリクルーティングについてのイメージを深めましょう。
・株式会社サイボウズ
・株式会社リクルート
株式会社メルカリ
メルカリは、自社のオウンドメディアを活用して採用活動を成功させています。
メルカリの採用サイト「Mercari Careers」では、社員インタビューや社内の文化を紹介するブログ記事を公開しています。
これにより、企業文化や働く環境について深く理解し、メルカリに共感を持った求職者を集めることができています。
特に、技術職の詳細な業務内容やプロジェクトの紹介が求職者にとっての有益な情報源となっています。
株式会社サイボウズ
株式会社サイボウズは、自社のブログやYouTubeチャンネルを通じて、企業文化や働き方に関する情報を発信しています。
特に「Cybozu Channel」では、社員インタビューやオフィスツアー、社内イベントの様子を紹介し、求職者に対して企業のリアルな姿を伝えています。
これにより、求職者はサイボウズの企業文化や価値観に共感しやすくなり、質の高い人材を効率的に採用することに成功しています。
株式会社リクルート
株式会社リクルートは、さまざまな自社メディアを活用してリクルーティング活動を行っています。
下記の新卒採用サイトは、新卒採用に特化した情報を提供しています。
募集コースや企業情報、人材育成や働き方、社員の紹介、動画コンテンツを通じて求職者に対して企業の魅力を効果的に伝えています。
新卒というターゲットを明確に定め、コンテンツを発信していくことで質の高い求職者を引き寄せることに成功しています。
オウンドメディアリクルーティングが注目されている背景やその重要性
それではなぜ近年、オウンドメディアリクルーティングが注目されているのでしょうか?
オウンドメディアリクルーティングを始めるにあたって、まずは注目されている背景とその重要性を知っておきましょう。
・求職者の労働に対する価値観が多様化しているから
・求職者の検索行動が多様化しているから
自社に最適で優秀な人材の募集が難しくなっているから
少子高齢化が進む中で、企業が自社に最適で優秀な人材を採用することがますます難しくなっています。
特に、売り手市場が続いている現在、求人サイトや人材紹介サービスだけでは限られた求職者にしかアプローチできません。
一方、オウンドメディアリクルーティングは、自社のメディアを通じて広範囲の求職者にアピールすることが可能です。
例えば、専門的なスキルを持つ人材は、一般的なキーワードではなく、専門的でニッチなキーワードを用いて情報を検索することが多いです。
そのようなキーワードを盛り込み、オウンドメディアを通じて発信することで、優秀な人材に自社を見つけてもらう確率が高まります。
これにより、競争力のある人材を効率的に採用する手段として注目を集めているのです。
求職者の労働に対する価値観が多様化している
近年、ワークライフバランスが重視され、リモートワークや時短勤務が普及する中、労働に対する価値観が多様化しています。
求職者は「お金を稼ぐため」だけでなく、「自分の価値観を大切にして働くこと」を重視するようになってきています。
求職者は企業のビジョンや社会に対する貢献度、職場の雰囲気など、自分が共感できる要素を求めているのです。
オウンドメディアリクルーティングは、企業がこれらの情報を発信するのに最適な手段であり、求職者が自分に合った企業を見つけやすくするための重要なツールとなっています。
このように、企業のカルチャーやビジョンに共感できる人材を効果的に採用する手段として、オウンドメディアリクルーティングの重要性が増しています。
求職者の検索行動が多様化している
スマートフォンの普及により、情報へのアクセスが容易になり、求職者の情報収集の方法も多様化しています。
求職者は求人サイトだけでなく、企業の公式ウェブサイトやSNS、ブログなどを通じて企業情報を収集しています。
特にインターネット検索を活用して、さまざまなキーワードで情報を探す求職者が増えています。
求人サイトで気になる企業を見つけた後、その企業のホームページを閲覧し、詳細な情報を収集することが一般的になっています。
企業はオウンドメディアを活用することで、自社の魅力を効果的に発信し、求職者に「見つけてもらう」「知ってもらう」ための工夫が必要です。
オウンドメディアリクルーティングを行うメリット
続いて、オウンドメディアリクルーティングを行うメリットについて紹介します。
オウンドメディアリクルーティングのメリットは以下の通りです。
・自社の認知度を上げることができる
・自社の魅力が伝わりやすくなる
・転職の潜在層へアピールできる
・採用コストを削減できる
ミスマッチを減らし、自社で活躍する社員を採用できる
オウンドメディアリクルーティングでは、企業の思想や理念、社風などを自由に発信できるため、求職者に対して他の媒体では発信できない詳細かつリアルな情報を提供することが可能です。
これにより、自社の価値観や働く上で必要なスキルを持った方からの応募が増え、ミスマッチを減らすことができます。
また、求人サイトのようにコストが増加することなく、同じ職種でもターゲットを変えて複数の求人情報を掲載できるため、より自社に合った優秀な人材を効果的に採用できるでしょう。
自社の認知度を上げることができる
自社の採用サイトを開設し、Web上で求職者にアピールすることで、認知度を大幅に向上させることが可能です。
コンテンツを充実させ、社風や事業紹介、社員インタビューなどを掲載することで、今まで接点のなかった求職者層にもリーチできます。
さらに、採用サイトのコンテンツをSNSでシェアすることにより、Web検索以外からも閲覧してもらうことが可能となり、広範囲にわたって自社の認知度を高めることができるでしょう。
自社の魅力が伝わりやすくなる
オウンドメディアでは掲載情報に制限がないため、文字数やデザインの制約を気にすることなく、自社の強みや魅力を具体的にアピールすることが可能です。
写真や動画、社員インタビュー、アンケート調査の内容などを自由に掲載することで、求職者に対して自社の魅力を視覚的にも訴求できます。
これにより、求職者は企業の雰囲気や価値観を深く理解しやすくなり、応募への意欲が高まります。
転職の潜在層へアピールできる
オウンドメディアリクルーティングでは、転職サイトなどに登録していない潜在層にもアプローチすることができます。
Web検索で採用サイトを見つけてもらうことで、転職の意欲が高くない層にも自社の魅力を伝えることが可能です。
オウンドメディアのコンテンツは、企業の理念やビジョンを深く伝えることができるため、潜在層の興味を引き、将来的な応募につながる可能性を高めます。
採用コストを削減できる
オウンドメディアリクルーティングは、求人広告やエージェントを利用するよりも費用が抑えられ、長期的なリクルーティング活動が可能です。
一度作成したコンテンツを再利用し、継続的に情報を発信できるため、新たな広告費用も不要となるからです。
一般的に、エージェントを利用すると、採用者の年収の1/3程度をエージェントに支払うことになります。
オウンドメディアリクルーティングを活用すれば、効率的でコストを削減しながら採用活動を実現できるでしょう。
オウンドメディアリクルーティングを行う手順とポイント
オウンドメディアリクルーティングは、下記の手順で進めましょう。
・オウンドメディアの構築
・コンテンツの発信
それぞれポイントを踏まえて具体的に解説します。
目標設定と戦略立案
まずは、オウンドメディアリクルーティングの具体的な目標を設定し、戦略を立案することが重要です。
たとえば、「次の半年で5名のエンジニアを採用する」といった明確な目標を設定します。
この目標に基づいて、どのような人材が必要なのかを詳細に洗い出し、それに基づいてジョブディスクリプションを作成します。
ジョブディスクリプションには、仕事内容、求められるスキル、経験、職務の目的などを具体的に記載します。
これにより、求職者が求められるスキルや職務内容を明確に理解できるようになるでしょう。
また、現社員のプロフィールを分析し、どのような背景や経験を持つ人が自社で成功しているのかを把握します。
これを基にして、ターゲットとなる求職者のペルソナを設定し、そのペルソナに向けた具体的なメッセージやコンテンツを計画します。
例えば、「チャレンジ精神旺盛なエンジニア」や「チームプレイヤーであるマーケティング担当者」など、ターゲットとする人材像を明確にします。
その上で、ターゲットとなる求職者が共感しやすいコンテンツは何か、どのようにアプローチするかを戦略的に決定します。
企業のビジョンやミッション、社内の文化、成功事例などを盛り込んだコンテンツも企画し、戦略的に発信していくことが重要です。
オウンドメディアの構築
次に、採用のためのオウンドメディアを構築します。
オウンドメディアの構築は、ウェブサイトやSNSを活用して行います。
例えば、企業の採用ページをデザインする際には、ユーザーフレンドリーなレイアウトを心掛け、求職者が必要な情報に簡単にアクセスできるようにします。
具体的には、トップページに会社紹介動画を掲載し、社員インタビューや社内イベントの写真ギャラリーを設けるなど、求職者が会社の雰囲気を感じ取れるようにします。
また、SEO対策を施し、求職者が検索エンジンから自社の採用ページを見つけやすくすることも重要です。
さらに、モバイルフレンドリーなデザインにすることで、スマートフォンからのアクセスもスムーズに行えるようにしましょう。
コンテンツの発信
オウンドメディアを構築した後は、コンテンツを発信していきましょう。
コンテンツの企画と制作
オウンドメディアリクルーティングの中核は、質の高いコンテンツの制作です。
例えば、求職者に自社の働く環境を理解してもらうために、具体的な業務内容や職務の目的、必要なスキルを詳述したコンテンツを作成します。
また、社員インタビュー記事を作成し、社員がどのようなキャリアパスを歩んできたのか、どのような仕事をしているのかを紹介します。
さらに、企業のビジョンやミッション、社内活動などを伝えるコンテンツも加えることで、自社の理念に共感できる求職者を集めることができるでしょう。
例えば、社員が参加するボランティア活動や社内研修の様子を記事にすることで、企業の文化や価値観を伝えられます。
コンテンツの公開とプロモーション
制作したコンテンツは、オウンドメディア上で公開すると同時に、SNSや他のデジタルチャネルを活用して広くプロモーションを行います。
例えば、TwitterやFacebookで新しいブログ記事や社員インタビューをシェアすることで、フォロワーに対して情報を届けます。
また、LinkedInなどのビジネス向けSNSを活用して、業界内での認知度を高めることも有効でしょう。
さらに、メールマーケティングやリマーケティング広告を活用して、既存のコンテンツを効果的に拡散し、新たな求職者にリーチします。
例えば、メルマガで「今月の社員インタビュー」を特集し、興味を引く内容を定期的に配信すると効果的でしょう。
コンテンツ例をまとめると、以下の通りです。
・サービスに秘めた想い
・新規事業の内容
・経営者の価値観や想い
・福利厚生に関する働き方の紹介
・教育制度の紹介
・社員のプライベートの紹介
・社内イベントの情報発信
これらのコンテンツをSEO対策を施した上で発信していくことが大切です。
データの収集と分析
オウンドメディアを運営する上で重要なのは、データを継続的に収集し、分析することです。
例えば、ページの閲覧数、滞在時間、クリック率、応募数などのデータをGoogle Analyticsなどのツールを使って追跡します。
また、各コンテンツのエンゲージメントを測定し、どのコンテンツが求職者に最も響いているのかを把握します。
具体的には、ブログ記事の閲覧数が高いものやSNSでのシェア数が多いコンテンツを分析し、その成功要因を探ります。
そして、これらのデータを基に、コンテンツやプロモーション戦略を改善し続けることで、オウンドメディアリクルーティングの効果を最大化させることができるでしょう。
特定の記事が求職者の関心を引いた場合、そのトピックを深掘りした新しい記事を作成するなど、データに基づいた柔軟な対応が求められます。
常にデータを基にしたアプローチを取ることで、オウンドメディアリクルーティングの成功率を高めることができるでしょう。
オウンドメディアリクルーティングは外部に協力依頼するのがおすすめ
ここまで、オウンドメディアリクルーティングの具体的な進め方やポイントについて紹介してきました。
しかし、具体的に自社ではどのような進め方でオウンドメディアリクルーティングを行えば良いか分からないという担当者も多いのではないでしょうか。
オウンドメディアリクルーティングに疑問や不安を抱えている人は、外部に協力依頼してみることも検討してみましょう。
すべてを外部委託してしまうと求職者に魅力が伝わらなくなってしまうため、自社の情報を共有しつつ、外部と協力してオウンドメディアを作り上げることが大切です。
外部と協力するメリットには以下が挙げられます。
・多くの企業のオウンドメディアの構築・運用に携わっており、最適解を知っている
・第3者の目線からオウンドメディアを正しく評価してくれる
オウンドメディアリクルーティングで成果を出すためには、少なくとも半年~1年程度はかかります。
間違った方向に進んでしまうと時間の無駄になってしまうこともあるため、少しでも不安に感じたら外部に協力依頼をしてみましょう。
オウンドメディアリクルーティングの協力依頼はデジタルトレンズがおすすめ
オウンドメディアリクルーティングを外部に協力依頼をするなら、弊社デジタルトレンズをおすすめします。
デジタルトレンズをおすすめする理由は下記の3つです。
オウンドメディア運用に関する知見を多く持っているから
デジタルトレンズは、これまで累計1,000社以上のクライアント様のご支援を実施させていただきました。
その知見を活かし、自社に合ったオウンドメディアを制作、運用方法をご提案させていただきます。
また、クライアント様の中には、
・前提のマーケティング戦略が整っていない
といったケースも見受けられます。
適切な戦略設計から丁寧にサポートをさせていただきます。
SEOはもちろん、広告運用に関する知見がある
デジタルトレンズのもう一つの特徴として、SEOはもちろんのこと、Web広告からWeb解析・制作、SNS運用など多岐にわたってWebマーケティングをご支援させていただいています。
オウンドメディアリクルーティングはコストを抑えて運用することができますが、効果が出るまでに時間がかかります。
このため、効果が出るまでは、オウンドメディアの運用と並行してリスティング広告やSNS広告を始めとしたWeb広告を用いて求職者を効果的に集めることも可能です。
即効性のあるWeb広告も組み合わせることで、効果が出るまで時間がかかるというデメリットを極力抑えることが可能です。
1人の担当者がサイト設計、コンテンツ制作、SEO戦略、Web広告を担当できる
デジタルトレンズに依頼するメリットの3つ目は、1人の担当者が貴社のオウンドメディアリクルーティングを担当することです。
他企業であると、コンサルティングの担当者とコンテンツ作成の担当者、サイト設計をする担当者が別々です。
そのため、自社の企業理念や雰囲気がすべて共有しきれず、コンテンツやオウンドメディア設計にすべてを反映することができない可能性もあるでしょう。
デジタルトレンズでは、すべての施策を1人の担当者が実行(施策項目によってはディレクション)することによって、シームレスなコミュニケーションが実現し、貴社の想いをもれなく反映することが可能です。
このように、デジタルトレンズにオウンドメディアリクルーティングを協力依頼していただくことで、さまざまなメリットがございます。
まとめ
本記事では、オウンドメディアリクルーティングが注目されている背景、メリット、進め方について紹介しました。
もし外部にオウンドメディアリクルーティングを協力依頼する際は、ぜひデジタルトレンズにお問い合わせください。
これまでご支援した幅広い知見を活かし、貴社に合ったオウンドメディアを作成し、効果的なコンテンツを発信することが可能です。
お問い合わせをいただければ、貴社のご状況をお伺いし、その後弊社での施策内容を無料でご紹介させていただきます。
オウンドメディアリクルーティングを行い、自社に最適な人材を最短で獲得したい人は、下記よりお問い合わせください。
デジタルトレンズへお気軽にご相談下さい。
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