【YouTube広告の基礎】YouTube広告の種類やメリットを詳しくご紹介!
近年、非常に人気になっている動画コンテンツプラットフォームがあります。みなさんご存知のYouTubeです。
巷では「小学生が将来なりたい職業ランキング」で第三位を獲得したことでも話題になった、このサービスを利用した新しい職業である「YouTuber」たちは皆、ここに動画を投稿したのち、多くの人に動画再生中に広告を見てもらうことで収入を得ています。
このブログをお読みの方は、この「広告」はどうやって出稿するの?どんなことができるの?といった点が気になっていると思いますので、ここではYouTube上の広告の詳細なデータをご紹介しようと思います。。
目次
YouTube広告は幅広い年代に配信できる
YouTubeとは、米Google社の提供する動画配信サービスです。
Googleアカウント保有者であれば誰でも無料でチャンネルを作成し、無料で動画を配信することができます。2016年時点でのYouTubeユーザーは、webtan impressさんによると全ネットユーザーの内77%に登るそうです。
また、年代別に調査すると、必ずしも若者だけの利用が多いわけではなく、中年層にも広く利用されていることがわかります。つまり、このサービスに広告を出稿すると「幅広い年代に、効率よく広告を見せること」ができます。
Googleアカウントにログインして視聴する人が非常に多いため、このアカウントに紐づいたデータ(年齢、性別)を利用したセグメンテーションもできます。
YouTube広告は理解しづらい商材がおすすめ
短時間で良さを伝えるのが難しい商材、文字だけだとなかなか良さが伝わらない商材は、YouTube広告がおすすめです。なぜならYouTube広告では、音・映像・文字の3つを駆使して長時間、商品やサービスについて説明できるからです。
一方Googleのリスティング広告で最初に目に入るのは文字だけ。ディスプレイ広告で目に入るのは文字と画像だけです。
YouTubeを視聴する際、大半の広告はスキップするかと思います。しかしついつい最後まで広告を見てしまって「見終わった頃にはその商品やサービスに関する一通りの知識を得ていた」なんて経験があるのではないでしょうか。そのため、例えば保険のような、説明が難しく時間がかかる商材の広告に適しています。
YouTube広告のメリットとデメリット
YouTube広告には、メリットとデメリットがあります。それぞれ2つずつ紹介します。
YouTube広告のメリット
①:一定時間は広告を見てもらえる
YouTube広告は、確実にユーザーに見てもらえます。他の広告のように、そもそもユーザーが見てくれないといったことは起こりません。
YouTube広告の中のインストリーム広告は、スキッパブル広告とノンスキッパブル広告に分かれます。スキッパブル広告は再生から5秒以上経つとスキップできる広告で、ノンスキッパブル広告は最後までスキップできない広告です。
ノンスキッパブル広告であればユーザーに最後まで広告を見てもらうことができますし、スキッパブル広告でも5秒はユーザーの目を引くことができます。スキッパブル広告の場合は「如何に5秒でユーザーの目を引き広告をスキップさせないか」が重要です。
②:費用対効果が高い
YouTube広告は、広告がクリックされるか、広告が一定時間視聴されて初めて広告料が発生します。
つまり広告がクリック・視聴されない限りは、広告料は発生しません。よって費用対効果が高い広告であると言えます。
またYouTube広告では細かなターゲティングが可能です。見込み顧客でないユーザーに広告が表示されてしまい、そこから広告料が発生してしまう可能性が少ないという点からも、費用対効果が高い広告であると言えます。
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YouTube広告のデメリット
①:スキップされることがある
スキッパブル広告の場合、5秒でユーザーの気を引けなければ、広告はスキップされてしまいます。ユーザーは見たい動画があって動画を再生しているので、広告がスキップされる確率はどうしても高くなってしまいます。
②:動画作成に時間がかかる
YouTube広告では、動画を作成しなければなりません。動画作成にはリスティング広告のような他の広告と比べると、何倍もの手間がかかりますし、動画編集ができる人材が自社にいるとは限りません。
YouTube広告の種類は全部で6種類!
Trueview
Trueviewとは、前述の再生画面上に出稿する広告の総称です。動画のシークバーに時々、黄色い部分が出現しますが、ここでは動画上に広告が出現します。
これがTrueviewの一種の「インストリーム広告」というもので、動画横の関連動画欄の最上部に表示される「インフィード広告」というものがあります。
ここからは、それぞれの広告について詳しくご紹介します。
インストリーム広告
インストリーム広告とは、上の画像のような動画上の広告のことです。
基本的には視聴者の判断でスキップすることが可能です。(スキップできないようにすることもできますが、これは後ほどご紹介します)
視聴者の目に必ず入るので、動画広告を確実に視聴させられるのが特徴です。
もちろん動画を用いて訴求するわけですが、TVCMのようなものから、長編でコンテンツとして楽しませるようなものまで、動画広告の使い方は多岐に渡ります。
基本的にはスキップされないように訴求するのですが、スキップされた場合には課金されないのもこの広告の特徴であり、出稿者側にとっては嬉しいシステムです。
また、調査によると動画広告のスキップ率は減少傾向にあるようです。ですがこれは視聴者側の変化ではなく、企業側の変化でしょう。広告のコンテンツ化に目をつけた企業は、今続々と新しい広告を打ち出しています。
例えば、動画広告の冒頭でクイズを出題して、視聴者の「答えが知りたい」という感情を利用したものや、有名なユーチューバーが広告限定の企画を行うもの、間違い探しのようなものなど、様々です。
インフィード広告
インフィード広告とは、上の画像のように、動画の検索結果の最上部に表示する広告です。この場合は、動画を宣伝することになります。
課金がなされるのは、動画がクリックされて視聴が開始された時です。ですので、CVが視聴でない場合には、広告はかなり視聴者を引き込むようなものである必要があります。
なぜなら、視聴者は視聴開始後に検索結果画面に直ぐにバックできてしまいますし、検索結果の上部にはおそらく本来ユーザーが見たかったコンテンツがあるからです。この場合、広告動画に戻ってくることは考えられませんから、効果はほぼゼロになってしまいます。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、動画再生中に表示されるバナー型の広告です。クリックで外部サイトに飛ばす点ではバナー広告と同様ですが、弱点として「いつでも消せてしまう」ことが挙げられます。
広告に興味がわけば別ですが、そうでない場合には基本的には理解する前に削除されてしまいます。しかし、課金方式が表示回数であるため、高クオリティなバナーでないとなかなか結果が出ないことが予測されます。
マストヘッド
マストヘッドとは、上の画像のような広告で、YouTubeのトップ画面上に終日1社のみの広告が表示されるものです。
ファーストインプレッションになるため、効果は絶大なものがありますが、1日単位の出稿であり、また広告料も非常に多額で、数百万円になります。ですので、基本的には大企業中心の広告出稿の方法になります。
バンパー広告
バンパー広告とは、6秒間スキップできない広告のことです。動画の再生前・再生中・再生後に流れます。バンパー広告にはスキップされないというメリットがあります。
また、広告動画の時間が6秒間と短いため、ユーザーのストレスにもなりません。スキップできない長時間の広告の場合、ユーザーにマイナスイメージを与えてしまうこともあります。バンパー広告を作成する際は、伝えたい内容を短時間でまとめることが大切です。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告とは、名前の通りYouTube動画の外で配信させる広告のことです。WebサイトやSNS、アプリなどに広告動画を配信することができます。
広告が表示されるとミュートの状態で動画が再生されますが、タップすることでミュートを解除可能です。アウトストリーム広告には、インストリーム広告と比べて長く視聴してもらえるという特徴があります。
集客・認知拡大を図るにあって重要なのは広告の配信方法だけではありません。そこで、Webマーケティングをする上で必須の7つの手法をご紹介するので、是非以下よりご覧になってください。
YouTube広告の種類はどう使い分ける?
YouTube広告には複数の種類があることは、お分かりいただけたかと思います。ではこれらの広告は、どうやって使い分ければいいのでしょうか?
今回は3つの場合に分けてご紹介します。
サービス・ブランドを認知させたい場合
自社のサービスやブランドをユーザーに認知させたい場合は、以下の広告がおすすめです。
- バンパー広告
- インストリーム広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
- オーバーレイ広告
自社のサービスやブランドをユーザーに認知させるためには、とにかく見てもらうことが重要です。
上記で挙げた広告は、一定時間スキップができなかったり、目立つ場所に表示されたりするので、認知獲得の効果が期待できます。
商品やサービスを比較検討したい場合
商品やサービスを認知したあと、ユーザーは他の商品やサービスとの比較を行います。商品やサービスを比較したいユーザーにおすすめなのが以下の広告です。
- スキッパブル広告
- TrueView ディスカバリー広告
上記の広告では、興味を持ったユーザーだけに広告を見せられます(スキッパブル広告では興味を持ったユーザーだけがスキップせず広告を見る/TrueView ディスカバリー広告では興味を持ったユーザーだけが広告をクリックする)。
見込み顧客に配信したい場合
見込み顧客には、商品の購入を促す必要があります。見込み顧客に商品の購入を促すためにおすすめの広告は以下の2つです。
- ダイレクトレスポンス広告
- 動画アクションキャンペーン
ダイレクトレスポンス広告では、ユーザーに複数の商品を見せ、購入を促すことが可能です。動画アクションキャンペーンでは、動画に加えて、行動を促すフレーズを入れることが可能です。
YouTube広告の各種類の課金形態
YouTube広告には複数の広告があり、それぞれ課金形態が異なります。どの広告がどうやって課金されるのかを、一覧で表にまとめました。
広告 | 課金形態 |
---|---|
インストリーム広告(スキッパブル) | CPV(Cost Per View) |
インストリーム広告(ノンスキッパブル) | CPM(Cost Per Mille) |
バンパー広告 | CPM |
TrueViewディスカバリー広告 | CPC(Cost Per Click) |
マストヘッド広告 | CPD/CPM(Cost Per Day) |
アウトストリーム広告 | vCPM(viewable Cost Per Mille) |
オーバーレイ広告 | CPM |
動画アクションキャンペーン | 目標コンバージョン単価 |
課金形態について、イメージが湧かない方もいらっしゃるかと思いますので、詳しくまとめました。
- CPV:ユーザーが動画を30秒視聴するか、その前に広告をクリックした際に発生(30秒未満の動画の場合は最後まで視聴した際に発生)。
- CPM:広告が1,000回表示されるたびに発生。
- CPC:広告がクリックされるたびに発生。
- CPD:1日の広告費用が固定で決まっている。
- vCPM:広告の50%以上が画面に1秒以上1,000回表示されるたびに発生。
- 目標コンバージョン単価:コンバージョン単価が目標数字に合うように入札単価を自動で調整。
本当にYouTube広告で配信するべき?
ここまでYouTube広告について解説しました。YouTube広告がどういった商品やサービスの広告に向いているのか、そして向いていないのかがお分かりいただけたかと思います。
以前はTVCMをそのまま流す企業も多かったですが、近頃はYouTubeの為に新たに撮影した動画を出稿している企業も多くなってきています。
ただ、自社の広告が本当にYouTube広告に適しているとは限りません。広告施策は他にも数えきれないほど存在するため他の広告方法についても検討してみましょう。
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デジタルトレンズは、複数の広告方法の中から、最適な広告方法をピックアップし提案します。「自社でどの方法がベストなのか決められない」「YouTube広告を出稿してみたいけど、どれくらいかかるのかわからない…」という方はぜひデジタルトレンズにご相談ください。
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