SEO対策に必要不可欠な「alt属性」の4つの役割とは?
「alt属性がSEOに重要」だと聞いたことはあっても、その重要性や実際の設定方法を理解できていない方も多いのではないでしょうか?
alt属性はSEOにおいて、Googleのクローラーに情報を渡す大切な記述になります。
効果的な記述をしないとSEOの評価が高まりませんし、間違った記述をすれば逆効果になってしまう場合があることも事実です。
そこで本記事では、SEOに重要なalt属性の役割や記述方法を詳しく解説していきます。
運営しているメディアをさらに伸ばしていくためにも、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
※2023年7月にサポート終了!GoogleAnalytics(UA)からGoogleAnalytics4への移行が終了していない方はこちらをご参照下さい。※
目次
alt属性とは?
まず、そもそもalt属性とは何かについて解説をしていきます。
alt属性とは、ページ内に挿入する「画像」の意味をGoogleクローラーに伝えたり、画像が何らかの原因で表示されなくなった場合に、ユーザーに代替テキストとして表示さえるタグのことです。
Googleクローラーは現状、画像を画像として読み込むことができませんので、何が写っている画像なのか、どんな意味を表している画像なのかを、alt属性という言葉で伝える必要があります。
このように、alt属性は検索エンジンに対して正しくページ内容を伝える役割を持っているため、SEO内部対策において非常に重要な要素になります。
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また、近年発達してきている「音声読み上げ機能」が使われるときも、画像のalt属性が読み上げるようになっているため、今後alt属性の重要性はさらに大きくなる可能性があります。
alt属性のSEOにおける4つの役割とは?
ここからは、alt属性のSEOにおける役割について紹介をしていきます。
具体的な役割は4つあり、それが下記の通りです。
- 検索エンジンに画像内容を伝えてくれる
- 画像検索で表示されやすくなる
- 画像リンクのアンカーテキストになる
- 画像の代替テキストになる
それぞれ順番に解説していきます。
1.検索エンジンに画像内容を伝える
alt属性のSEO的役割の1つ目は、検索エンジンに画像内容を伝えることです。この点は先ほども少しお伝えしましたが、検索エンジンは画像を認識することができません。
そのため、せっかく画像を挿入しても、alt属性が記述されていなければ検索エンジンに画像が認識されないため、SEO評価がされません。
1つ1つの画像に設置するのは少し大変かもしれませんが、必ず抜け漏れのないよう設置しましょう。
<img src=”画像URL” alt=“代替テキスト”>
実際にalt属性を記述するときは、上記のHTMLを使います。「alt=“代替テキスト”」の代替テキストの部分を、挿入した画像に合わせた説明に変更して記述しましょう。
実際の記述に関する注意点は、記事の後半で解説をいたします。
2.画像検索で表示されやすくなる
alt属性のSEO的役割の2つ目は、画像検索で表示されやすくなることです。画像検索は有力な流入経路の1つで、alt属性を記述するだけでPV数がアップする可能性が高くなります。
Google画像検索はalt属性の情報をもとに、ユーザーに適したタイトルとクエリが自動で作成される仕組みになっています。
Googleの画像検索の詳細については、こちらをご覧ください。
参考サイト:「Google画像検索に関するおすすめの方法」
また、特にフリー素材を多く使用しているサイトでは、alt属性を使用して他のサイトと差別化を図る必要があります。
過去の記事に使用した画像でalt属性を設定していない場合は、本記事を読み終えた後すぐに設定することをおすすめします。
3.画像リンクのアンカーテキストになる
alt属性のSEO的役割3つ目は、画像リンクのアンカーテキストになることです。アンカーテキストとは、リンクに使われるテキスト(文字列)のことです。
そして、アンカーテキストはGoogleのクローラーがWebサイト内を巡回する際に読み取るため、画像の内容とリンクにしたalt属性を設定することで、SEO効果を期待できます。
アンカーテキストはSEOにおいて重要な項目なため、画像の内容にリンクしたalt属性を必ず設定しましょう。
4.画像の代替テキストになる
alt属性のSEO的役割4つ目は、画像の代替テキストになることです。
代替テキストは何かしらが原因で画像が表示されなくなってしまったときに、代わりに表示する言葉のことを表します。
代替テキストが表示されるのは、下記が主なケースです。
- ユーザーが音声読み上げ機能を使った場合
- Webサイトの読み込みが遅い場合
- フリー素材などで素材自体が消えてしまった場合
alt属性は検索エンジン向けの対策だと思われがちですが、視覚障害などを抱えているユーザーは、音声読み上げ機能を使います。
そのため、alt属性を設定することは検索エンジンだけに限らず、ユーザー目線で考えたときも非常に重要です。
alt属性の効果的な記述方法
続いて、alt属性の効果的な記述方法について解説をしていきます。SEO評価に大きく関係するalt属性ですので、不適切な記述をしてしまわないように注意しましょう。
記述のポイントは3つあり、それが下記の通りです。
- 適切な長さにすること
- キーワードを適度に使用すること
- 画像と関連性の高いキーワードを記述すること
それぞれ順番に解説していきます。
適切な長さにする
記述のポイント1つ目は、適切な長さに設定をすることです。
alt属性の前提として、長ければ長いほど良いというわけではなく、「簡潔に表現すること」が大切だと言われています。
例えば「温泉」に関する記事を書いて、温泉の画像を使用したとします。この場合、適切な記述と不適切な記述の例は下記になります。
適切なalt属性:温泉
不適切なalt属性:眺めが綺麗で癒やされる温泉
不適切な表現の例は、情報を詰め込み過ぎているため、画像の内容が伝わりづらくなります。簡潔にキーワードだけを設置するようにしましょう。
キーワードを適度に使用する
記述のポイント2つ目は、キーワードを適度に使用することです。alt属性の中にキーワードを詰め込めると、「過剰SEO」として悪影響を受ける可能性があるので注意が必要です。
alt属性のキーワードは「1〜2個」に留めておくのが適切で、熱海の温泉なら「熱海 温泉」だけを記述すれば問題ありません。
キーワードの詰め込みすぎは、検索エンジンにマイナス評価を受けるだけでなく、ユーザーが見ても何に対する代替テキストか判断できなくなりますので、注意して使用するようにしましょう。
画像と関連性の高いキーワードを記述
記述のポイント3つ目は、画像と関連性の高いキーワードを記述することです。
大切なのは「画像に合わせてキーワードを記述をすること」なのですが、気づかぬうちに不適切な表現をしてしまうことがあります。
例えば、記事のキーワードは「熱海 温泉」を狙っていたとして、選定した画像を「和風の旅館」にするケースです。この場合、和風の旅館の画像を挿入していますので、alt属性は「和風 旅館」が正しい表現になります。
alt属性を「熱海 温泉」にしてしまうと、まったく画像と関係のない記述になってしまうので注意が必要です。つまり、alt属性には記事のキーワードではなく、画像に合わせた適切なキーワードを記述することが大切です。
alt属性の確認方法
最後に、alt属性がしっかりと反映されているか確認できるツールを紹介します。
最もおすすめのツールは、Google Chrome拡張機能の「Alt &Meta viewer」です。
Alt &Meta viewerが使えるようになると、ブラウザの右上に「alt属性アイコン」が表示されますので、画像を選択して確認してみましょう。
無事に表示されていれば、適切にalt属性が記述できていることになります。
まとめ
SEOとalt属性の関係性について解説をしてきました。画像検索や音声読み上げ機能が進化している中で、alt属性を記述しているかいないかで、SEOの評価は大きく変わります。
alt属性の設定に際しては、下記の4つを意識して記述するようにしましょう。
- キーワードを詰め込みすぎないこと
- 画像に関係のあるキーワードを含めること
- 適切な長さに設定すること
- 最後にAlt &Meta viewerで確認すること
これらを意識して記述すれば、SEOに効果的なalt属性を設定できるはずです。
細かいSEO対策ではありますが、積み重なれば大きな差となりますので、怠ることなく設定していきましょう。
弊社デジタルトレンズでは、alt属性の設置などのSEO内部対策を始めとしてSEO対策全般をサポートしておりますので、お困りごと等ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
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