おすすめのLTV分析ツール8選!選ぶポイントやLTVを向上させるコツも紹介!
自社の売上・利益拡大のため、LTVを重視する企業が増えてきました。
LTVを向上させることで、既存顧客からの購入量を増やし効率的に売上・利益を拡大できます。そんなLTVですが、顧客の購入履歴データを管理する必要があるなど分析に手間がかかります。
そこで活用したいのが「LTV分析ツール」。
LTV分析ツールを活用することで、関連する業務を効率化でき、作業負担を減らせます。今回はおすすめのLTV分析ツール8選を、選ぶポイントやLTVを向上させるコツとともに紹介します。
LTV分析とは?
LTVとは「Life Time Value」の略語で、1人の顧客が生涯にわたって自社にもたらす価値のことです。
LTVを分析すれば、顧客ごとの売上貢献度を明確化できます。
顧客ロイヤリティの高さなどさまざまな視点で経営課題を可視化でき、効率的に売上拡大できるのがLTV分析のメリットです。
LTV分析ツールを選ぶポイント3選
LTV分析ツールを選ぶポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 必要な機能が備わっているか
- 費用対効果が良いか
- 無料トライアルがあるものを選ぶ
必要な機能が備わっているか
まず、必要な機能が備わっているかを確認しましょう。
LTV分析ツールは各ツールごとに特徴や強みに違いがあるため、導入目的にあった機能を選ぶ必要があります。
例えば、サブスクリプションサービスを自社で運営する場合は、継続率や解約率が大切であり、これらを分析しやすい機能が求められます。
導入目的を明確にし、必要な機能が備わったLTV分析ツールを選びましょう。
費用対効果が良いか
費用対効果の観点もツール選びの基準としておすすめです。
特にLTV分析ツールはホームページに料金が掲載されていないことも多く、直接問い合わせる必要があります。
費用を詳しく把握せず契約してしまうと、必要ない機能まで追加されるケースもあり、その分コストが無駄になってしまいます。
ツール費用を事前に問い合わせ、費用に見合った機能を有するツールを選びましょう。
無料トライアルがあるものを選ぶ
LTV分析ツールは無料トライアルがあるものを選びましょう。
LTV分析ツールにはさまざまな機能が備わっており、実際に使用してみないと使用感が把握できず、自社にあっているかも分かりません。
多くのツールで無料トライアルを実施しているため、使用感を確かめながら自社にあったツールを選ぶのがおすすめです。
LTVの計算方法
LTVの計算方法は目的によって変わり、主に以下3つの計算方法があります。
- 購入単価×購入回数×継続期間
- 顧客あたりの年間取引額×収益率×継続年数
- 平均顧客単価×粗利÷解約率
1番目の計算式は購入単価・回数・継続期間の平均値からLTVを算出します。最もシンプルな計算方法で、消耗品など購入頻度の高い商材で有用な計算方法です。
2番目の計算式は、収益率を取り入れてLTVを算出します。B to Bビジネスで用いられる計算方法で、顧客ごとの収益性を評価したい場合におすすめです。
3番目の計算式は、解約率を取り入れてLTVを算出します。継続率・解約率が重要な要素であるサブスクリプションサービスでよく用いられる計算式です。
LTV分析のメリット3選
LTV分析のメリットは以下の3つです。
- 低コストで利益を増加できる
- ロイヤリティの高い顧客がわかる
- マーケティングの課題把握に役立つ
低コストで利益を増加できる
LTV分析することで低コストで利益増加が期待できます。
LTV分析で顧客1人が企業にどれだけ売上・利益をもたらしているかが分かります。そのため、かけたコストに対してどれだけ売り上げているかが把握しやすく、コストの適正化を図りやすいのがメリットです。
LTV分析により無駄なコストを削減でき、利益増加につながります。
ロイヤリティの高い顧客がわかる
LTV分析でロイヤリティの高い顧客が分かります。
新規顧客を獲得するより既存顧客から売上を上げる方が低コストで済みます。LTV分析では顧客1人あたりの売上・利益がわかるため、高い売上の顧客を優先的にアプローチすれば効率的に売上をあげられるでしょう。
また、ロイヤリティの高い顧客傾向を可視化できれば、見込み客の育成もしやすくなります。
マーケティングの課題把握に役立つ
マーケティングの課題把握に役立つのも、LTV分析のメリットです。
特に顧客獲得単価を示すCPAはマーケティングの最大化に重要であり、最も改善させたい指標です。LTV分析の過程で、販促にかかったあらゆるコストも割り出せるため、CPAを含めてマーケティングの課題をコスト面から可視化できます。
LTV分析はマーケティング活動の改善にも役立ちます。
LTVを向上させるコツ3選
LTVを向上させるコツとして、以下の3つが挙げられます。
- 顧客購入単価を上げる
- 自社へのロイヤリティを上げる
- 購入期間を伸ばす
顧客購入単価を上げる
1つ目のコツは、顧客購入単価を上げることです。
LTVは顧客1人あたりの売上・利益を示す指標であり、顧客の購入単価をあげれば、必然的にLTVも向上します。
購入単価を上げるには、主に以下2つの手法があります。
アップセル
商品・サービスを購入を検討する顧客にグレードの高い商品・サービスを提案し販売する
クロスセル
商品・サービスを購入を検討する顧客に関連する商品を提案し販売する上記の手法を意識してセールスを行うことで、顧客購入単価を向上させられます。
自社へのロイヤリティを上げる
2つめのコツは、自社へのロイヤリティを上げることです。顧客のロイヤリティを向上させれば、信頼や愛着が増し自然とリピート率の向上が期待できるからです。
ロイヤリティ向上には主に以下2つの手段があります。
- 解約時にアンケートを実施
- カスタマーサポートの充実
解約時にアンケートを実施することで、解約原因を把握し商品・サービスの改善を図れば、解約率の低下が期待できます。解約率が下がれば自然と顧客の平均購入期間も伸びるため、ロイヤリティとLTV向上につながるでしょう。
また、商品・サービスに関する問い合わせなどカスタマーサポートを充実させれば、ロイヤリティ向上につながります。
購入期間を伸ばす
3つ目のコツは購入期間を伸ばすことです。
LTVは顧客の購入期間が伸びることで、定期的な売上が期待でき、LTVの向上につながります。顧客の購入期間を伸ばす施策として有効なのが、サービスのサブスクリプション化です。
サブスクリプションサービスを提供することで、毎月定額の売上を確保できるとともに、一定期間サービスの利用を確約できます。そのため、LTVの最大化を図りやすいサービスと言えるでしょう。
おすすめのLTV分析ツール8選
おすすめのLTV分析ツールとして、8つが挙げられます。
各ツールの特徴や強みを解説しているので、LTV分析ツール選びの参考にしてください。
LTV-lab
(引用元:https://ltv-lab.jp/)
- LTV-labのおすすめポイント
- ECに特化したLTV分析ツール
- 商品・リピート分析、RFM分析など多様な顧客分析機能
- 分析結果から顧客に最適化したメール配信設定が可能
LTV-labはLTV最大化を総合的に支援するEC特化型LTV分析ツールです。
商品分析やリピート分析、RFM分析などさまざまな顧客分析機能が備わっているのが特徴。分析結果を活かせば、ECでのLTVを向上させやすくなるでしょう。
さらに、分析だけでなく分析結果から顧客に最適化したメール配信設定ができるのも魅力的。ECを中心に事業を行っている企業は、ぜひ導入したいLTV分析ツールです。
サービス名 | LTV-lab |
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初期費用 | 50,000円 |
月額費用 | 30,000円~ |
b→dash
(引用元:https://bdash-marketing.com/)
- b→dashのおすすめポイント
- マーケティングに関するあらゆる分析が可能
- 業種業態ごとに最適化した形でレポートを抽出できる
- 直感的に操作しやすいインターフェース
b→dashは、マーケティングに関するあらゆる分析が可能なLTV分析ツールです。
顧客分析や売上分析などLTV分析に重要な指標を、業種業態ごとに最適化した形でレポートで抽出できます。分析結果をなるべく分かりやすい形で見たい方におすすめです。
直感的に操作しやすいインターフェースであるため、特別な知識がなくても簡単に分析が可能なのが嬉しい点です。
LTV分析ツールを初めて導入する方でも安心して利用できます。
サービス名 | b→dash |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
aimstar
(引用元:https://aimstar.net/)
- aimstarのおすすめポイント
- マーケティングの自動化に強みがある
- 顧客分析や売上分析に使えるテンプレートを100種類以上用意
- 豊富なシナリオテンプレート
aimstarは、マーケティングの自動化を支援するLTV分析ツールです。
BtoCサービスに特化したツールで、顧客分析や売上分析に使えるテンプレートを100種類以上用意。
特別な手間をかけずに、自社に最適なデータ分析結果を抽出できます。
分析だけでなく、豊富なシナリオテンプレートを用意しており、設定したシナリオに基づきメールの自動配信を行えるのも魅力。
分析だけでなくマーケティングの自動化による業務効率化を図りたい方にもおすすめです。
サービス名 | aimstar |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
Robee
(引用元:https://www.robee.tech/)
- Robeeのおすすめポイント
- 大手ECや金融サービスに選ばれた実績
- 解約ユーザー特性を分析し解約理由を明確にできる
- 豊富なレポート機能
Robeeは、大手ECや金融サービスに選ばれた実績のあるLTV分析ツールです。
新規顧客獲得に特化したツールですが、解約者の特性を分析し解約理由を明確にでき、LTV向上に役立てられるのがメリット。解約者の特性をあぶり出すことで、エンゲージメント向上の施策も明確にしやすくなります。
豊富なレポート機能により、ユーザーの行動履歴を可視化しやすく、LTV向上だけでなく新規顧客獲得にも役立つツールです。
サービス名 | Robee |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
Amplitude
(引用元:https://jp.amplitude.com/)
- Amplitudeのおすすめポイント
- 45,000以上の製品支援実績あり
- 14種類のチャートで効率的にデータ分析が可能
- 共有ワークスペース機能あり
Amplitudeは、45,000以上の製品を支援した実績のあるLTV分析ツールです。
顧客データを14種類のチャートで分析でき、顧客や売上データはもちろん、カスタマージャーニーの作成まで効率的に行えます。共有ワークスペース機能を有しており、データの共有性に優れているのも魅力的です。
LTV分析以外にもマーケティングに関するさまざまな分析を行いたい方におすすめです。
サービス名 | Amplitude |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
Hi Customer
(引用元:https://hicustomer.jp/)
- Hi Customerのおすすめポイント
- SaaSに特化したLTV分析ツール
- 顧客管理システムとの連携が可能
- 解約やアップセルを検知できるアラート機能
Hi Customerは、SaaSに特化したLTV分析ツールです。
CRMなど顧客データが管理されているツールと連携し、情報を集約可能。既存の顧客管理システムがあれば、余計な手間をかけずにLTV関連の指標を分析できます。
また、顧客データから瞬時に解約やアップセルを検知できるアラート機能を設置。適切なタイミングで顧客にアプローチできるため、解約阻止や売上拡大につながり機会損失を減らせます。
分析だけでなく顧客行動に対して即座にアプローチを行いたい方におすすめです。
サービス名 | Hi Customer |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
Gainsight
(引用元:https://www.gainsight.co.jp/)
- Gainsighのおすすめポイント
- 解約の可能性が高い顧客をスコアごとに表示
- アップセル・クロスセルが狙えるリードもスコア化
- 大手外資系企業を中心に導入企業多数
Gainsightは、継続的なビジネスでの成長を支えるLTV分析ツールです。
スコアカード機能を搭載しており、解約の可能性が高い顧客をスコアごとに表示可能。解約しそうな顧客を把握することで、適切なタイミングでアプローチし解約阻止に繋げられます。
他にもアップセル・クロスセルが狙えるリードもスコア化でき、セールスに共有すれば売上拡大によりLTV向上が見込めます。解約阻止やアップセル・クロスセルを通してLTV向上を図りたい方におすすめのLTV分析ツールです。
Growwwing
(引用元:https://www.growwwing.jp/index.html)
- Growwwingのおすすめポイント
- サブスクリプションサービスのLTV最大化に特化したツール
- カスタマーカルテでさまざまなデータを閲覧可能
- 政府機関で採用される高いセキュリティ
Growwwingは、サブスクリプションサービスのLTV最大化に特化したLTV分析ツールです。
カスタマーカルテと呼ばれる機能で、顧客情報管理だけでなく、レポート抽出、顧客のスコアリングなどさまざまな機能を利用可能。顧客情報管理に高機能さを求める方にはおすすめのLTV分析ツールです。
また、政府機関で採用される高いセキュリティシステムを導入しており、顧客情報の流出などリスクも最小限に抑えられます。
LTVに関するデータ収集・分析はもちろん、セキュリティの高さを求める方にもおすすめです。
サービス名 | Growwwing |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 60,000円~ |
まとめ
LTV分析ツールにはさまざまな種類があり、それぞれ得意とする事業領域やデータ分析が異なります。
導入目的を明確にし、自社商品・サービスにあった機能を有するLTV分析ツールを選びましょう。
ツールで得られた結果は、施策に活かし改善行動を繰り返すことが重要です。
デジタルトレンズへお気軽にご相談下さい。