高難易度のYMYL領域とは?ペナルティからのリカバリー事例や対策を紹介

更新日:

投稿日:2024.03.14

高難易度のYMYL領域とは?ペナルティからのリカバリー事例や対策を紹介

SEO対策を行うにあたってYMYLというワードを聞き、気になっている方が多いのではないでしょうか。

「どのようなジャンルがYMYLに該当するのか、詳しく知りたい」
「そもそもYMYLとは一体何なのか詳しく知りたい」
「YMYL領域は難易度が高いと聞いたので、SEO対策は諦めた方が良いのか知りたい」

本記事はYMYLについてわかりやすく解説するとともに、SEO対策に取り組むべきか、諦めるべきかの判断軸をご紹介します。

これからYMYL領域でSEO対策をしようと考えている企業にとっては必ず役立つ記事となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

YMYL領域は避けた方が良い?難易度が高いと言われる理由は?

YMYL領域はSEO対策において難易度が高いと聞き、諦めた方が良いのかなと考える方も少なくありません。

ここでは、YMYL領域でSEO対策をすべきかについて判断軸をご紹介します。

そもそもYMYL領域とは?

まず、そもそもYMYL領域とはどのような領域なのかについて理解しておきましょう。

Google検索品質評価ガイドラインでYMYLは下記のように定義されています。

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略語で、人々の健康、経済的安定、安全、または社会の福利や福利に大きな影響を与える可能性があるトピックのことを指します。

YMYLに該当するトピックは主に3つにわかれます。

健康または安全

YMYLに該当する健康または安全に関するトピックとは、下記のように定義されています。

精神的、身体的、感情的な健康、または物理的な安全性やオンラインの安全性などの、あらゆる形の安全を損なう可能性のあるトピック。

例えば、うつ病の対処法や治療法に関して誤った情報がGoogleで上位表示されていた場合、うつ病を発症している方が誤った対処法や治療法を実践することで悪化するかもしれません。

このように健康あるいは安全に関する情報は人に危害を加えるリスクがあるため、慎重に評価される必要があります。

経済的安全

YMYLに該当する経済的安全に関するトピックとは、下記のように定義されています。

個人や家族を養う能力を損なう可能性のあるトピック。

例えば、投資に関する誤った情報がGoogleで上位表示されていた場合、それを実践した人が財産を失い、経済的に危機的な状況に陥るかもしれません。

このように、経済的安全に関する誤った情報は個々人の私生活に大きな影響を与えるリスクがあり慎重に評価される必要があります。

社会

YMYLに該当する社会に関するトピックとは、下記のように定義されています。

人々のグループ、公共の利益の問題、公的機関への信頼などに悪影響のあるトピック。

例えば、法律に関して誤った情報がGoogleで上位表示されていた場合、それを信じた人が裁判等で不利になり不利益を被るかもしれません。

このように、社会に関する誤った情報は、その情報を鵜呑みにした人に悪影響を与えるリスクがあり慎重に評価される必要があります。

参考:Google検索セントラル 検索品質評価者向けガイドライン

YMYL領域の難易度が高いと言われる理由

YMYL領域は前述の通り、提供する情報によってはその情報を知って行動した人の人生に大きな影響を与える可能性があります。

このため、その情報は正しく、信頼できる情報でなければなりません。

このようなことから、GoogleはYMYL領域は他のカテゴリーに比べ上位表示するための基準が多い点から難易度が高いとされています。

なお、YMYL領域でSEO対策を成功させるには、信頼性や専門性などのEEAT(旧:EAT)と呼ばれる基準を満たす必要があります。

詳しくは下記で解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

YMYL領域の場合、SEO対策は諦めた方が良い?

では、YMYL領域のメディアを運営しようと考えている場合、SEO対策は諦めた方が良いのでしょうか。

結論、YMYL領域のSEO対策に取り組むべき企業とそうでない企業に大きくわかれると考えられます。

積極的に取り組むべき企業

YMYL領域のSEO対策に積極的に取り組むべき企業は、オウンドメディアのジャンルの事業を営んでいる企業です。

例えば、美容外科として事業を行っている場合、美容に関する情報を発信するオウンドメディアを制作しSEO対策を行うことで大きく集客できる可能性があります。

その場合、運営元が実際に美容外科を行っているクリニックであるという運営元情報を明記するなどやるべき重要なポイントがいくつかあります。

このように関連する事業を営んでおり、信頼できる情報を提供できる企業であることを明記できる場合は積極的にSEO対策に取り組んでも問題ありません。

参入するのを避けた方が良い企業

逆にYMYL領域に参入するのを避けた方が良い企業としては、オウンドメディアと関係がないジャンルを行っている企業です。

例えば、自社事業が広告代理店の企業が美容(特に医療部分の情報に増える内容)に関するオウンドメディアでSEO対策を行っても成果につながりにくいです。

また、このようなメディアを運営し、アフィリエイトと呼ばれるお問い合わせにつなげる形で収益を得るビジネスモデルがありますが、参入は避けた方が良いでしょう。

また、それならばと美容系クリニックのサイトドメインを借りる形でアフィリエイトメディアを作るケースもありますが、やめておいた方が良いでしょう。

Googleではこのような形のサイトに対策を行っており、大きく評価が下落する可能性が高いので注意が必要です。

※実際にYMYL領域でのペナルティで下落した事例

 

YMYLに該当する代表的なジャンルとは?具体例を交えてわかりやすく解説!

YMYLかどうかについて全てが白黒はっきりとしているわけではありません。

Google検索品質評価ガイドラインで明記されているように、中にはグレーゾーンのカテゴリーもあります。

YMYLに該当する代表的なジャンル 具体的なメディア例
医療 インプラントや虫歯など歯に関する役立つ情報を発信しているメディア。
金融 新NISAなど投資に役立つ情報を発信しているメディア。
EC(ショッピング) 自社の焼き菓子を販売するECサイト。
法律 法律についてわかりやすく解説するメディア。
政治 政治·経済についてわかりやすく解説するメディア。
ニュース·時事 全国で起こった最新の事件について発信するニュースメディア。
グループ化された人々·集団 人種や国籍、宗教などについて発信するメディア。

 

逆にYMYL以外のジャンルは?

では逆にYMYLに該当しないジャンルにはどのようなジャンルがあるのでしょうか。

Google検索品質評価ガイドラインによると、少し細かいトピックになりますが「ジーンズなど衣類を洗う頻度」や「特定のロックバンドが劣っている理由についての個人的な意見」などについてはYMYLに該当しないだろうと記載されています。

ただし、最近ではどのジャンルにおいても専門性(そのジャンルに精通しているかどうか)が重要になってきているので、その点では注意が必要です。

 

YMYL領域はSEO対策会社の手を借りた方が良い

YMYL領域でSEO対策に取り組む場合、SEO対策会社の手を借りた方がスムーズに進めやすくなる可能性が高いです。

例えば、YMYL領域でSEO対策をしようと考えた時に、EEATと呼ばれる評価指標に沿った対策をしなければなかなかポジティブなSEO評価を受けられません。

その評価指標に沿った対策例として、参考文献の明記や監修者情報の追加などが挙げられますが多岐に渡ります。

このような対策をSEO対策会社を活用することで、網羅的に対策することができます。

まとめると、SEO対策会社を活用することでSEO対策が成功しやすい理由としては下記が挙げられます。

上記のような点からSEO対策会社を上手く活用することで、成功確率を大きく上げることができます。

 

YMYLに該当する企業のリカバリー事例

ここでは実際に弊社がご支援する中で、リカバリーに成功した事例をご紹介します。

こちらのYMYLに該当するメディアでは、サイト全体の流入数が減少した際に適切に対処することでリカバリーをすることに成功しました。

具体的な施策については、こちらよりお問い合わせいただければご紹介させていただきます。

また、医療系メディアが注力すべきSEO対策は下記にまとめているので、気になる方はぜひご覧になってみてください。

 

YMYLに該当する企業の成功事例

次に、実際にSEO対策会社を活用することで、SEO対策に成功したYMYLに該当する企業の事例を紹介します。

某クリニックさまのオウンドメディアにおいて、YMYL領域に必要な施策を継続的に行うことで1年程度で日別の流入数を約4倍に成長させることに成功しました。

またお問い合わせ数についても数倍に増加しています。

このようにYMYL領域と呼ばれる難易度が高い領域においても、適切にSEO対策をすることでサイトへの流入数やお問い合わせ数を大幅に増加させることができます。

 

まとめ

今回の記事では、YMYLの定義やジャンル例、成功事例を中心に解説しました。

YMYL領域はSEO対策を行うことが難しいとされていますが、EEATと呼ばれる評価指標を満たすための施策を行うことで着実に流入数、お問い合わせ数を伸ばすことができます。

もし外部のSEO対策会社に相談してみようとお考えの方は、ぜひ一度弊社デジタルトレンズも検討してみて下さい。

弊社では、医療、法律などYMYL領域に置けるSEO対策支援実績が多数あります。

また、自社メディアも数種類保有しており、そこで得た知見をもとにSEO対策を行うので再現性が高い点にご好評いただいています。

SEO対策に興味があるけど失敗したくないという方はぜひ一度下記よりお気軽にご相談ください。

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記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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