Yahoo!トップ面に掲載できるブランドパネルとは?

更新日:

投稿日:2021.09.29

    Yahoo!トップ面に掲載できるブランドパネルとは?

    Yahoo!広告の中のブランドパネル(通称:ブラパネ)という広告枠をご存知でしょうか。

    ブランドパネルとは、Yahoo! JAPANのトップページ上部に表示される、Yahoo!広告の中でも最も目立つ位置に掲載される広告枠になります。

    元々は予約型でしか広告出稿することができませんでしたが、直近運用型でも出稿することができるようになり、効率の改善事例も多く出てくるようになりました。

    ブランドパネルは、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)(通称:YDA)の攻略には欠かせない広告枠になってきておりますので、本日はそんなブランドパネルについて基本情報から具体的な活用方法まで紹介していきたいと思います。

    「ブランドパネル」の特徴

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    それではさっそく「ブランドパネル」の特徴についていくつかのカテゴリーに分けて説明していきます。

    掲載面・掲載位置について

    掲載面は前述したとおり、Yahoo! JAPANのトップページ上部に表示される広告枠になります。

    具体的な掲載イメージはスマートフォンとPCでやや変わってきます。

    スマートフォン

    スマートフォン版のブランドパネルの掲載枠です。

    Yahoo! JAPANをWEBのブラウザ、もしくはアプリで開いた際に、画面最上部に表示される枠がスマートフォン版のブランドパネル枠になります。

    PC

    PC版のブランドパネルの掲載枠です。

    Yahoo! JAPANを開いた際に、画面右上部に表示される枠がPC版のブランドパネル枠になります。

    枠の特性について

    掲載位置からもわかるように、ブランドパネルはYahoo! JAPANの中で最も目立つ位置にあり、インプレッション数も多い枠という点が元も特徴的です。

    Yahoo! JAPANは日本最大級のポータルサイトですので、信頼性も高く、月間アクティブユーザー数はスマートフォンで約7000万人、PCで約2000万人と非常に多いことからユーザとの接触機会が特に多い枠だということが言えます。

    「ブランドパネル」のメリットとデメリット

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    ここからは、ブランドパネルのメリットとデメリットについてご説明していきます。

    メリット

    認知拡大・ブランディング目的で活用できる

    前述の通りYahoo! JAPANの信頼性は高く、最も目立つ広告掲載枠であることから、認知拡大・ブランディングに非常に適している広告枠だと言えます。

    また出稿ボリューム多く確保でき幅広く、多くのユーザーにリーチできる点も魅力の一つです。

    獲得目的での活用もできる

    従来は予約型でしか出稿できなかたのですが、最近ではスマートフォン版・PC版共に運用型での出稿が可能となりました。

    出稿ハードルが下がり安価で配信できるようになったことで、BtoBからBtoCの企業まで幅広く、獲得目的で活用される事例も増えてきています。

    デメリット

    ユーザーにクリックされずらい

    Yahoo! JAPANの中でも、ブランドパネル枠はユーザーが無意識に広告だと認識している枠になります。

    またコンテンツが馴染むような枠でもないので、必然的にクリック率(以下CTR)は低下しやすい傾向にあります。

    在庫数に波がある

    前述したとおり、ブランドパネル枠は認知拡大・ブランディングに適した広告枠になります。そういった観点から、大手企業が特に半期末・四半期末などの決算月になると期内の余剰広告費を使用するために活用するケースがあります。

    その際には、予約型広告で数千万円単位で枠を抑えられるため、3月末・9月末はそもそも在庫が余っておらず、運用型では出稿が通常通りできなくなることもあります。

    掲載基準が厳しい

    ブランドパネルはYahoo! JAPANの顔とも言える広告枠であることから、掲載できる商品カテゴリーは他の配信枠より厳しく設定されていますので注意が必要です。

    詳しくは後ほどご説明させていただきますが、いわゆるネガティブな印象を与える可能性がある商品カテゴリーは出稿が難しくなるケースが多いです。

    ブランドパネルの出稿方法

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    ここからは具体的なブランドパネルの出稿方法について説明していきます。

    広告フォーマットと仕様について

    ブランドパネルはスマートフォン版・PC版それぞれ静止画・動画の2つのフォーマットで出稿することができます。まずはメインで抑えておきたいポイントに絞ってまとめさせていただきます。

    より詳しく知りたい方は、Yahoo!広告のヘルプページをリンクで付けておきますので、そちらでご確認ください。

    なお、最初に出稿をするのであれば入札単価が安く、準備をしやすい静止画から始めていただくことがおすすめです。

    スマートフォン(静止画)

    画像サイズ:640pixel x 360pixel データ容量:最大3MB ファイル形式:GIF 89a、JPEG、PNG

    スマートフォン(動画)

    動画サイズ:640pixel × 360pixel データ容量:最大200MB ファイル形式:MP4、MOV ※スマートフォン版の広告仕様についてより詳細を知りたい方はこちら

    https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=62815

    PC(静止画)

    画像サイズ:600pixel x 600pixel データ容量:最大3MB ファイル形式:GIF 89a、JPEG、PNG

    PC(動画)

    動画サイズ:640pixel × 360pixel or 600pixel x 600pixel データ容量:最大200MB ファイル形式:MP4、MOV ※PC版の広告仕様についてより詳細を知りたい方はこちら

    https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=35207

    料金形態について

    ブランドパネルの料金形態については、予約型と運用型の2つの形態があります。以前は予約型でしか出稿できませんでしたが、PC版のブランドパネル面が2019年2月に、スマートフォン版(Web面)に関しては2020年6月に、スマートフォン版(アプリ面)に関しては2020年11月に、運用型で出稿することが可能となりました。

    また、併せて最低入札金額も撤廃されているので、ブランドパネルを出稿を希望する企業が増えている状態です。

    余談ではありますが、前述の通りブランドパネルは過去、予約型の広告(純広告)でしか出稿することができず、基本的に掲載するためには1000万円以上するかなり高額な配信枠であったため、ここに広告を出すことができるということはある種のステータスだった時代もありました。

    掲載制限について

    ブランドパネルの商品カテゴリーの掲載基準は他の配信面より厳しく設定されています。イメージとしては、ギャンブル・アダルト・宗教・コンプレックス系等の、人に不快感を与えてしまう可能性があるものや、人によって誤解を招く可能性があるものは掲載制限を受ける可能性が高そうです。

    具体的なジャンルとしては、下記のようなものが上げられます。 ※2021年9月現在

    掲載制限カテゴリー一覧

    ・占い

    ・消費者向無担保貸金業者(銀行グループ・上場企業を除く)、商工ローン

    ・出会い系サイト、結婚紹介(インターネット異性紹介業)

    ・レーシック・美容整形・美容外科・美容皮膚科

    ・団体による意見広告、主観的な意見を強く伝えるもの

    ・パチンコ・スロット・ギャンブル(その他)

    ・発毛・育毛・増毛・かつらサービス

    ・妊娠・不妊情報

    ・探偵

    ・治験

    ・能力開発関連商品

    ・性に関する内容

    ・宗教団体

    ・恋愛・結婚情報

    ・健康器具・雑貨

    ・美容エステティックサロン

    ・医療機関による保険外治療

    掲載制限に加え、販売制限についてや、他の配信枠だとどうなのか、気になる方は下記に詳しく記載がありますのでご参照ください。

    https://adshelp.west.edge.storage-yahoo.jp/2019/11/02133923/Ad-placement-restrictions-and-Sales-restrictions3.pdf

    まとめ

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    本日はYahoo!広告のブランドパネルについてご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

    ブランドパネルは、運用型での開放がされてまだ日が浅いという点もあり、今後より活用の幅は広がっていくかと思います。

    皆様もぜひ一度お試しいただければと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

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