SEO対策に著者情報の記述は必須?評価方法や記述方法について徹底解説!
- 2021年9月29日
- SEO

SEO対策を行う際、著者情報をどこまで開示すれば良いのか、悩まれている方は多いのではないでしょうか。
また、著者情報を開示することによって、SEOにどのような影響を与えるのか気になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、SEOにおける著者情報の評価方法や載せるべき項目を解説するとともに、著者情報と併せて重要な3項目を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
SEOで著者情報は非常に重要
結論から申し上げると、SEOにおいて著者情報は非常に重要です。ここでは、著者情報とはそもそもどのようなものであるかに加えて、重要になった背景を解説します。
著者情報=aboutページ
著者情報とは、会社概要や代表者情報、運営会社情報等を掲載するaboutページのことです。掲載する情報は企業や運営元によって異なりますが、著者名や所属組織等は最低限掲載しましょう。
著者情報が重要になった背景
なぜ、著者情報を用意しなければならないかというと、検索エンジンに情報が溢れるようになった昨今では、「誰がコンテンツを発信しているか」が重要視されるようになったためです。
医療業界を例にすると理解しやすいかもしれませんが、一般の知見のない著者が発信しているコンテンツと、看護師や医師など、専門知識を有した方が発信するコンテンツでは、信頼性や専門性がまったく異なります。
つまり、検索エンジンはユーザーに適切な情報を届けるために、著者情報を重要視しています。実際、2018年に公開された品質評価ガイドラインには、E-A-Tと呼ばれる「専門性」「権威性」「信頼性」の3項目をランキング要因に加えると明記されています。
Googleの著者情報の評価方法
ここまで、著者情報の概要について解説をしてきました。ここからは、著者情報をGoogleがどのように評価しているかをご説明します。
2019年にGoogle+は終了
2019年以前は、Googleは「Google+」と呼ばれる自社のSNSサービスを通じて、著者情報を得ていました。Google+には個人名や組織名等を明記できたため、著者情報の取得に役立っていたことは事実です。
ただし、2019年にGoogle+はサービスを終了したため、それ以降は「プロフィールページ」と「構造化マークアップ」によって著者情報を取得しています。
プロフィールページ(aboutページ)
プロフィールページとは、上述したaboutページのことです。aboutページにどのような内容が記載されているかによって、Googleは運営元や著者名を判断しています。
ただし、aboutページにどれだけ細かく情報を掲載したとしても、適切に判断してもらえないケースがあることも事実です。
こういったケースを防ぐため、Google等の検索エンジンに、より情報を適切に理解してもらうための施策が構造化マークアップになります。
構造化マークアップ
構造化マークアップとは、HTMLテキストを、検索エンジンにより適切に理解してもらうためのタグのことです。
著者名であれば「name」を記載し、住所を掲載するなら「address」のタグを追加するなど、それぞれの情報に応じたタグを設置します。
検索エンジンは、HTMLテキストの情報をベースに内容を理解しているため、構造化マークアップでHTMLテキストの読み込み理解を手助けすることで、著者情報がより検索エンジンに伝わりやすくなります。
著者情報に載せるべき項目とは
ここまで、著者情報の概要や判断のされ方について解説をしてきました。しかし、具体的にどのような項目を、どこまで掲載すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると、下記の情報は載せられるだけ載せることが望ましいです。
・著者名
・役職
・所属組織
・講演会履歴
・取引先情報
・資格
・受賞歴
上記に挙げた項目に関しては、会社概要(aboutページ)ページに掲載しましょう。
もちろん、企業によって掲載できる内容は異なるかと思いますが、情報を掲載しすぎて損することはないため、まずは掲載できる内容を洗い出すことから始めましょう。
SEOに強くなるための著者情報の書き方
ここからは、よりSEOで強くなるための著者情報の書き方を解説します。そのためのポイントは下記の4つです。
各ページタイトルの末尾に記載する
・構造化マークアップ
・authorタグ
・ページ内に著者情報を追加する
それぞれ順番にご説明します。
各ページタイトルの末尾に記載する
まずは、著者情報を各ページタイトルの末尾に記載しましょう。
Google等の検索エンジンはtitleタグに記載された内容を重要視していますので、タイトルに著者情報を含めることで、検索エンジンが著者情報を理解しやすくなります。
ただし、SEOにおいてタイトルの文字数は32文字前後が望ましいと言われています。したがって、あくまでページの内容や文字数に合わせて著者情報を加えるようにしましょう。
構造化マークアップ
次に、上述した構造化マークアップも有効です。著者情報を掲載しているaboutページをマークアップすることはもちろんですが、メタデータのマークアップも効果的です。
メタデータとは、titleタグやdescriptionタグなど、検索結果に表示されるタグのことです。
authorタグとは、著者情報をGoogleに伝えるためのタグのことです。上記をプロフィールページ、もしくは該当のページに記述することで、著者名をGoogleに伝えられます。
なお、HTMLに知見のない方は、WordPressであれば「Simple Author Plugin」と呼ばれるプラグインでも代用できますので、状況に応じて利用しましょう。
ページ内に著者情報を追加する
最後に、ページの末尾、もしくはページの上部に著者情報を追加する方法も有効です。ページ内に掲載する場合でも、上述した著者名や受賞歴、保有資格等を細かく記載しましょう。
その上で、aboutページへの内部リンクを設置することも重要です。 なお、ページの末尾もしくは上部に掲載するどちらの場合でも、SEOへの影響は変わりません。
つまり、末尾もしくは上部のどちらに掲載する形でも問題ないということです。
SEOで著者情報と併せて重要な3項目
ここまで、著者情報の概要やポイントを解説してきました。ここからは、著者情報と併せて重要な下記3項目を解説します。
・サイテーション
・被リンク数
・コンテンツの質
それぞれ順番にご説明します。
サイテーション
まずは、サイテーションです。サイテーションとは、SNSでの言及やインターネット上での口コミなどのことを指します。
サイテーションがあることで、信頼性や権威性があると検索エンジンから認知されるため、著者情報の理解促進や、検索順位がアップすることに期待ができます。
サイテーションを獲得するには、コンテンツを更新するごとにSNSで拡散をしたり、良質なコンテンツを発信し続けたりすることが重要です。
被リンク数
次に、被リンクも重要です。被リンクとは、ドメインの異なる外部のサイトから、自社のサイトへリンクを貼ってもらうことを指します。
検索エンジンは、被リンクを第三者からの信頼の証と定義しているため、被リンクが増えるほど、権威性及び信頼性が担保されていると認識されることに繋がります。
ただし、ただ単に被リンクの数を増やせば良いわけではありません。スパムを受けたことのあるドメインや、低品質なコンテンツばかりを量産しているサイトからの被リンクは、かえって自社サイトに悪影響を及ぼす恐れがあります。
被リンクはGoogle Search Consoleで確認できるため、運営元が信頼できない場合は被リンクを拒否しましょう。
コンテンツの質
最後に、コンテンツの質を担保することも非常に重要です。現代は「コンテンツ is キング」と言われているように、サイテーションや被リンクよりも、コンテンツの質が何よりも大切です。
コンテンツが低品質では、どれだけ著者情報に受賞歴や保有資格が記載されていたとしても、信頼性を落とすことに繋がりかねません。
良質なコンテンツがあってこそ、著者情報が活きることを理解しておきましょう。
まとめ:著者情報を開示してSEOに強くなりましょう
本記事では、著者情報とSEOの関係性や、著者情報の書き方等を解説してきました。著者情報はaboutページのことであり、著者名や所属組織、受賞歴等を細かく記載するようにしましょう。
また、著者情報を記載すると同時に、良質なコンテンツを発信することも重要です。
せっかくの権威性や専門性を担保できる著者情報の権威性を落とすことがないよう、良質なコンテンツ作りから始めてみてはいかがでしょうか。
