オウンドメディアのサイト名を考える4つのポイントと実例紹介!
オウンドメディアやブログを検討されている方にとってサイト名を決めることは一つの楽しみでもあり、悩みの多いポイントではないでしょうか。
もちろんサイト名が「おしゃれ」だったり「キャッチーで覚えやすい」といった点も重要ですが、一方で気を付けないといけないポイントがいくつか存在します。
これらを見落としたままサイト名を決めてしまうと、後々取り返しのつかないことになりかねません。
そこで本記事では、サイト名の決める際のポイントや注意点の解説に加え、実例紹介もしていきます!
目次
サイト名の重要性とは?
オウンドメディアや、ブログなどにおけるサイト名の重要性について解説していきます。
ブランディングになる
サイトの名前は、そのサイトの「看板」であり「ブランド」に値するものです。
サイトの名前次第でユーザーがサイトに対して抱くイメージや印象が大きく異なるため、Web集客において非常に重要な要素の一つといえます。
例えば、以下のように同じコンテンツを扱っている2つのサイトがあった場合、信頼されやすいのは断然「SEOマニア」のサイトの方ですよね。
このように、サイトの名前次第でユーザーの受け取り方が大きく変わります。
SEOに効果がある
サイトの名前は、SEO(検索エンジン最適化)に関係します。
サイトの名前がどのようにSEOに影響するのかについて解説していきます。
検索エンジンにサイト情報を伝えやすくなる
検索エンジンは、クローラと呼ばれるロボットが、サイト内の情報を収集し、その情報を元に検索表示するサイトを選定しています。
そのため、検索上位に表示させるためには、クローラに対して「この記事は〇〇の内容の記事です」と認識させることが重要となるわけです。
クローラは主にタイトルや見出しに含まれるキーワードを元に、記事の内容を収集すると言われております。
したがって、それと同様にサイト名にコンテンツの軸となるキーワードを入れることでも、クローラーに対してサイト情報を伝えやすくなる可能性があります。
SEO対策や検索エンジンの仕組み、クローラについては「【SEO対策】Googleの検索順位を上げる方法とは?仕組みや注意点についても解説」で詳しく解説しています。
被リンクの質が高まる
被リンクとは、以下のように、外部サイトから自分のサイトに向けたリンクのことを指し、一般的に被リンクの獲得によって、検索順位が上がりやすくなります。
検索エンジンは上記のように、被リンクを設置した「外部サイトの質」と「アンカーテキスト(リンクのテキスト)」を検知しており、アンカーテキストにキーワードが含まれていた方が、SEO対策に効果があるとされています。
つまり、サイト名にキーワードを入れておくことで、被リンクの質が自然と高まりやすくなり、SEO対策に効果があるというわけです。
被リンクの詳細や、実際の獲得方法については「被リンクとSEOとの関連性とは?上質な被リンクを得るための方法を解説」で解説しております。
クリック率が上がる
下図はGoogleで「SEO」と調べた際に表示された「SEOラボ」というサイト名の検索表示画面です。
タイトルの文字数などによっても異なりますが、上図のように検索表示のタイトル欄にサイト名が表示されることがあります。
もし、この際サイト名が「SEOラボ」ではなく「人間観察ラボ」や「Lifeブログ」と表示されていたら、クリック率が低下する可能性が高いことがわかりますよね。
このように、コンテンツの内容に沿ったサイト名を設定することで、クリック率が上がる可能性があります。
サイト名の決め方は?4つのポイント紹介!
ここからは、実際にサイト名の決め方のポイントを4つご紹介していきます。
1.キーワードを含める
先程も少し紹介しましたが、サイト名にコンテンツの軸となるキーワードを含ませることで以下の効果が期待できます。
- SEO対策になる
- 被リンクの質が高まる
- クリック率が上がる
しかし、競合が非常に多い領域の場合、キーワードを無理に入れると他サイトと似通ったサイト名になることがあります。
単に、検索エンジンにサイト情報を認知させやすくするだけの場合は問題ないですが、
競合と差別化を図る上でのブランディングを意識するのであれば、キーワードは無理に入れ込まず、独自性を意識してキーワードを連想できるようなキャッチフレーズを考えると良いでしょう。
2.キャッチーなサイト名にする
一度、サイトに訪問したユーザーを再び訪問させるためには、サイト名をユーザーに覚えてもらうことが重要です。
「印象が薄い」「違和感を感じる」などのサイト名であると、いくらSEO対策をして流入を増やしてもリピーターを増やすことは難しいです。
「サービス内容やコンセプトがイメージしやすく、馴染みやすいことば」が理想的です。
キャッチコピーを作るツール「コピーメカ」などもあるので、参考程度に使用してみるのも良いかもしれません。
3.短いサイト名にする
サイト名はできるだけ短いのが理想です。なぜなら以下のメリットがあるからです。
- リンク(URL)が短くなる
- ユーザーに覚えられやすい
- 検索表示にサイト名が表示されやすくなる
サイト名が短ければ、サイト名を示すURL(ドメイン)が短くなり、また他サイトからの被リンクやSNSで拡散された時のリンクも短くなるため、ユーザーの嫌悪感を排除できます。
また、検索表示画面で表示される文字数はタイトルを含め32文字と決められているため、サイト名が短ければ短いほど表示されやすくなります。
4.汎用性のあるサイト名にする
初期にサイトを構築した際に、ペルソナ設計はしていたものの、サイト成長に伴い流入してくるメインユーザーが、ターゲットと異なってくるケースもしばしばあります。
例えば、「薄毛」に悩んでいるユーザーを対象にしようと想定したが、結果的に「髪型」を探しているユーザーの流入が増えてきた、といったケースや、
「転職」を検索するユーザーを対象に使用したものの、結果的に「副業」を探すユーザーの流入が増えてきた、といったケースです。
こういった場合に、サイト名を変更するのはリスクが大きいので、ある程度キーワードがズレことも視野に入れつつ、汎用性のある抽象的なサイト名に設定するのが良いでしょう。
サイト名を決める際に注意すべき3つのこと
ここからは、サイト名を決める際に注意すべきポイントについて紹介していきます。
1.ドメイン名が空いているか確認する
一般的に、ドメイン名はサイト名、もしくはサイト名に関連したものが好ましいです。
ドメイン名とは、「○○.com」「○○.co.jp」「○○.net」の部分を指し、このドメインはインターネット上の住所にあたるものなので、同一のドメインは存在しません。
そのため、登録しようとしたドメイン名が既に、誰かに取得されている場合はドメインを取得することができません。
ドメインの取得可否については、「お名前ドットコム」より検索すると確認することができます。
2.既に商標登録されていないか確認する
こちらも見落としがちなポイントですが、他社が商標を取っていないかどうかを確認された方が良いでしょう。
既に商標登録されているにも関わらず、サイト名を作成してしまうと、検索上位に表示しにくくなるのに加え、法律関係でトラブルを引き起こす可能性があります。
サイト名の最終確定前には必ず確認することを推奨します。商標の確認方法については、こちらの「特許情報プラットフォーム」を利用してみて下さい。
3.英表記にした際、スラングになっていないか
サイト名を英語表記にした場合、たまたまその英語がスラング(卑猥な言葉を意味する)を含んでいるという可能性があります。
もし英表記が何かしらのスラングに該当してしまった場合、検索結果にスラングを含む記事と並列してサイトが表示されてしまうので注意が必要です。
サイト名を英語表記にする場合は、サイト名を一度検索して調べてると良いでしょう。
【実例】サイト名の活用事例
ここまで述べてきたポイントを押さえたサイトを少し取り上げてみたいと思います。
StudySearch
1つ目に紹介するのが、「StudySearch」です。
塾・予備校・家庭教師などを紹介するサイトですが、「学習環境を探す」というユーザーニーズに対するストレートなキャッチコピーが特徴的です。
また、「StudySearch」は英語表記にはなりますが、かんたんな単語の組み合わせなため誰もが理解できるのに加え、サービスやコンセプトを一瞬でイメージできるという点も非常に参考になります。
ニキビット
2つ目に紹介するのが、「ニキビット」です。
こちらは、ニキビの治療を専門的に扱うクリニックを探すサイトになります。
主要キーワードである「ニキビ」+「ビット」を複合させ、キャッチーかつサイトを容易に想像できるのが特徴です。
キーワードを複合させた造語を利用することで、ブランディングを確立し他社との差別化が可能になるため、非常に参考になります。
MERY
3つ目が、「MERY」です。
トレンドを敏感に感じ取る女の子を対象に『おしゃれ』や『かわいい』に関するあらゆる情報をキュレーションするメディアになります。
対策キーワードなどは含んでいないネーミングですが、覚えやすく、語尾の伸ばし方に可愛らしさがあることからも、女性・オシャレ系全般のコンテンツを扱うのに違和感のないサイト名です。
女性向けメディアの場合は、ブランディングや、おしゃれさを意識したサイト名が有効かもしれませんね。
まとめ
サイト名は、SEOやWeb集客の観点において非常に重要な要素になります。
今回、ご紹介した、「サイト名を決めるポイント」や「サイト名を決める注意点」を意識しながら、効果的なサイト名を考案してみて下さい!
また、オウンドメディアの運営のポイントについては「オウンドメディア運営の基本知識と運用のポイントまとめ」を参考にしてください。
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