役立つマーケティングツールとは?選び方・導入のメリット・種類ごとのおすすめのツールをご紹介
マーケティングツールは多くの企業が取り入れている、業務の効率化に期待ができる便利なツールです。顧客管理や見込み客の獲得に役立つツールなので、業務をスムーズにしたい方はぜひこの機会に導入を検討してみましょう。
今回は「マーケティングツールとは」を解説すると共に「マーケティングツールの選び方」や「導入のメリット」について詳しく紹介します。それぞれの特徴を参考に、自社に合ったマーケティングツールを見つけてください。
目次
マーケティングツールとは?
マーケティングとは、サービスや商品を売るための仕組みを指します。マーケティングツールは販売に繋がる仕組みを効率化させる便利なツールです。マーケティングツールの導入によって売上や実績が上がったといった声も多く、多くの企業やサービスを展開する個人に注目されています。
マーケティングツールはユーザーの情報の収集や管理を行うだけではなく、集めた情報を参考に経営戦略を考えられるため、使い方によっては業績アップも目指せるのではないでしょうか。
情報発信や各サービスの案内も自動化できるマーケティングツールも多いので、業務の効率化にも役立ちます。業績を上げたいと考えている方は、この機会にマーケティングツールの導入を検討してみましょう。
マーケティングツールを選ぶ際のポイント4選
マーケティングツールの導入を考えている方は、自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。以下4つのポイントを参考に、それぞれに合ったマーケティングツールを見つけてください。
ツール導入の目的を明確にする
マーケティングツールを導入する目的に応じたサービスを選びましょう。マーケティングツールを大きく分けると4つのタイプがあります。各ツールの主な目的をわかりやすくまとめました。
MAツール | 見込み客を増やす、獲得する |
---|---|
SFAツール | 営業活動に関わる業務の効率化 |
CRMツール | 顧客管理、関係性の向上 |
ABMツール | BtoBに役立つ継続的なアプローチ |
タイプが同じマーケティングツールでも、各サービスによって使い勝手は異なります。無料のお試しプランも活用し、実際に操作してみるなど、自分に合ったマーケティングツールを選んでみてください。
他ツールとの連携が可能か確認する
はじめてマーケティングツールを利用する方は、1つのツールでも十分に便利性を感じることができます。しかしながら、マーケティングツールを活用し続けていると、他にも欲しい機能や連携したいツールが出てくるかもしれません。
後にツールをいくつか追加できるように、他のツールと連携可能なマーケティングツールを選びましょう。別の部署のデータや情報を一元管理できれば作業が捗る可能性もあります。
すぐに他のツールと連携する必要はありませんが、将来性も考えながらマーケティングツールを選んでください。
費用面を確認する
経済的に無理なく使用できるマーケティングツールを選ぶことが大切です。イニシャルコストはもちろん、ランニングコストも比較しながら目的に合うマーケティングツールを探しましょう。
マーケティングツールはさまざまな商品があり、導入費用もピンキリです。価格の高いマーケティングツールは機能性や操作性に優れているかもしれませんが、使用する方がツールを使いこなせなければ意味がありません。
自分好みの使い勝手であり、かつ金銭的な負担の少ないマーケティングツールを活用しましょう。
操作性を確認する
操作が難しく感じるマーケティングツールでは、業務や作業は捗りません。マーケティングツールは業務の効率化を図る目的もあるため、操作性の良いサービスを見つけることが大切です。
直感的に操作可能なマーケティングツールであれば、仕事が捗るだけではなく、担当者以外の方が使用する場合も理解が早く済みます。
分析ツールも活用しながらマーケティングを構築したい方は、データの読み取りやすさや視覚的なわかりやすさも重視してマーケティングツールを選ぶと良いです。
マーケティングツール導入のメリット3選
マーケティングツールは便利だと理解しているものの、いまいちどのようなメリットがあるのかイメージできない方も多いのではないでしょうか。
マーケティングツールを導入するメリットを3つ紹介しますので、検討中の方はぜひ参考にしてください。
業務効率化
業務に欠かせない情報の処理や分析、記録など、手間のかかる作業を効率的に行えるのがマーケティングツールの魅力です。入力した情報を元に営業に必要なデータを作ったり、顧客管理に活かしたりすることが可能です。
メールの自動送信やフォームの作成ができるので、人の力で行っていた作業の負担が減る可能性があります。ツールならではの正確性も顧客や企業にとっては信頼度がアップする嬉しいポイントです。
作業の効率が悪いと感じている方は、この機会にマーケティングツールを導入してみてはいかがですか。
コスト削減
マーケティングツールは業務にかかるコストを削減できる可能性があります。例えば、新規顧客を獲得するためには、イベントの開催など市場の動向を確認しながら営業戦略を考えている方も少なくありません。
マーケティングツールを導入すれば、顧客データや競合他社との比較ができます。得たデータから消費者のニーズや市場の動向を探ることができれば、ターゲットを絞り込んだ営業戦略を考えられるのではないでしょうか。
また、データの管理やデータの分析に時間がかかっていた企業も、マーケティングツールを使用することで作業時間が短縮される可能性があります。作業が時短されることで人件費を節約できる可能性もあります。
詳細な効果測定
マーケティングツールで詳細な設定を行えば、目的に合わせた効果測定が可能です。
分析データや顧客情報から適切な商談のタイミングを計画できるほか、優先して商談を行うべき相手企業を割り出せます。
顧客管理を目的にマーケティングツールを利用する場合は、きちんとアフターフォローが行えているか、定期的に自社の商品やサービスをアピールできているかなど、必要な情報をわかりやすく情報をまとめられるでしょう。
目的別にツールを使い分けることが重要
目的に合ったマーケティングツールを使用するためにも、「MA」「CRM」「SFA」「ABM」の4つのタイプの特徴をチェックしましょう。
それぞれおすすめのマーケティングツールを紹介しますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
おすすめのMAツール3選
MAツールとは、見込み客を自動的にピックアップできるマーケティングツールです。自社のWebサイトにアクセスするユーザーの情報を分析できるため、手間を省きながら見込み客の絞り込みが可能です。
MAツールで人気のサービスを3つ紹介します。
Synergy!LEAD
(引用元:https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergylead/)
Synergy!LEADはシンプルな機能性が人気のMAツールです。データ登録可能なアンケートフォームを簡単に作成できるので、これまで1から作業していた業務の手間が省ける可能性があります。
顧客へのメールを自動送信化できるほか、グラフ化されたわかりやすいデータからマーケティングに必要な情報を得られます。料金はフォーム作成、メール配信、Webトラッキングの3つのプランから選ぶスタイルで、月額10,000円から利用できるサービスもあります。
SATORI
(引用元:https://satori.marketing/)
SATORIは匿名の見込み客にもアピールできる、セールス向けのマーケティングツールです。通常、問い合わせなど個人情報を得ている見込み客へのアプローチが一般的なマーケティングツールですが、SATORIは問い合わせ前の匿名客にも働きかける仕組みを持っています。
専門のスタッフがツールの使い方や設定方法をサポートしてくれるため、はじめてMAツールを導入する方にもおすすめです。操作性が良いので、データ管理に苦手意識のある方でも使いやすいマーケティングツールではないでしょうか。
料金は初期費用と月額料金で構成されています。見積りは無料なので、気になる方はさっそく問い合わせてみましょう。
Hubspot
(引用元:https://www.hubspot.jp/)
Hubspotはシェア率の高いMAツールです。ランディングページやブログを作成する際に役立つCMS機能やWebサイトのSEO対策など、あらゆるマーケティングをサポートしてくれます。
オートメーション機能も充実しているので、プロセスの自動化を希望している企業におすすめです。営業やカスタマーサービス、コンテンツ管理など、幅広い業種の方が利用しています。
料金はProfessionalコースとEnterpriseによって異なるので、目的に合ったプランを選んでください。無料ツールも提供しているので、まずは試しに使用してみてはいかがでしょうか。
おすすめのCRMツール3選
顧客管理に使用するのはCRMツールです。過去にどのようなサービスや商品を購入したか、次回の来店日はいつかなど、顧客管理に必要な機能が揃っています。
CRMツールで人気のマーケティングツールを紹介しますので、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。
Synergy!
(引用元:https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/)
Synergy!は顧客管理に必要な機能だけを揃えた、リーズナブルなマーケティングツールです。各フォームやアンケートで集めた情報をデータ管理し、顧客に向けたメッセージをメールやLINEで情報発信することが可能です。
使いやすさを重視したCRMツールなので、業務の効率化に期待ができます。セキュリティ性も高いため、個人情報を管理する際も安心です。
料金はメール配信やLINE配信、アンケートやWebパーツの作成など導入する機能によって異なります。初期費用は一律30,000円となっており、月額料金も良心的な価格なので予算が少ない方にも向いているのではないでしょうか。
CRM ANALYZER
(引用元:https://www.fusion.co.jp/crm-analyzer)
データ分析が苦手な方におすすめなのがCRM ANALYZERです。売上構造分析や顧客分析、購買分析からユーザー属性を絞り込み、より効果的な経営戦略を練ることが可能です。
ダイレクトメッセージからサービスや商品の売上を伸ばした例もあるため、これから顧客のファン化を目指したい企業にも向いています。リソースや知識がない方でも利用しやすいCRMツールなので、初心者の方はさっそく詳細をチェックしてみましょう。
料金は各企業のニーズによって異なるため、費用が気になる方は参考までに問い合わせしてみてはいかがですか。
Zoho CRM
(引用元:https://www.zoho.com/jp/crm/)
Zoho CRMは顧客情報の記録や管理を行いながら、データの整理ができる画期的なCRMツールです。顧客にマーケティングアプローチをした結果も自動的に情報を記録してくれるため、これまで時間をかけていた顧客管理の時間も節約できるのではないでしょうか。
分析レポートは円グラフ、棒グラフなど様々な形式に対応しているので、それぞれ見やすい形でデータをまとめてみましょう。
料金はユーザー数と4つのプランから構成されています。初期費用はかからないので、イニシャルコストが気になる方にもおすすめです。
おすすめのSFAツール3選
営業活動のサポートとしてマーケティングツールを活用したい方は、SFAツールの導入を検討してみてはいかがですか。
商談の進捗や営業担当者の行動を記録できるため、営業フロー全体の流れを把握できます。おすすめのSFAツールを3つ紹介しますので、自社に合ったマーケティングツールを見つけてください。
Sales Cloud
(引用元:https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/)
Sales Cloudは業務を効率化するほか、コスト削減にも役立つSFAツールです。タスクを自動ができる機能があるので、営業担当者と一丸となって仕事に取り組めるのではないでしょうか。
リアルタイムでデータを確認できるため、商談のチャンスを逃したくない方におすすめです。営業の支援に特化したAIが組み込まれているので、商談のタイミングやアプローチ方法のサポートをしてくれます。
月額料金は利用しやすい3,000円~のプランがあり、ニーズに合わせた4つのプランはそれぞれ無料トライアルが可能です。
Senses
(引用元:https://product-senses.mazrica.com/)
Sensesは営業支援に力を入れたマーケティングツールです。進行中の商談のリスクを管理してくれたり、面倒な入力作業を自動化してくれたりと、時間のかかる業務を効率的に行えます。
リモートワークをサポートする案件ボード機能が搭載されているので、離れた場所で働く従業員の管理はもちろん、組織全体の繋がりを構築してくれるでしょう。モバイルアプリからのデータ入力にも対応しているので、営業先でもすぐに情報を記録できます。
営業規模に合わせて27,500~330,000円の3つコースから料金プランが選べます。無料トライアルも活用しながら、Sensesの機能を試してみてください。
formrun
(引用元:https://form.run/home)
フォーム作成に時間や手間を費やしている方は、formrunを活用してみてはいかがでしょうか。40種類以上のテンプレートから各種フォームの作成が可能なので、イベントの受け付けや顧客の予約受付など、あらゆるフォーム作成が必要な企業に向いています。
フォームにて得たデータは一元管理ができるので、業務の効率化にも期待ができます。SalesforceやGoogleスプレッドシートに回答データをエクスポートできるのもformrunの魅力です。
データの出力やセキュリティ管理など本格的な機能を備えた場合も、月額25,800円から利用できます。期限なしの無料プランもあるので、気になる方はぜひフォームを作成してみましょう。
おすすめのABMツール3選
BtoBビジネスを手掛けているのであれば、ABMツールを利用して自社にマッチする価値の高い企業を洗い出しましょう。
ABMツールのおすすめサービスを3つ紹介しますので、ニーズに合ったマーケティングツールを見つけてください。
FORCAS
(引用元:https://www.forcas.com/)
FORCASではあらゆる企業の情報を元に、ニーズにマッチした営業先をピックアップしてくれる便利なABMツールです。採用情報や収益など条件を設定すると営業先が厳選されるので、企業をリサーチする手間を省略できる可能性があります。
企業顧客のデータも管理できるため、確度の高いマーケティングが実現します。企業のリサーチ機能を活用しながら、効率的な営業活動を行っていきましょう。MAツールと連携できるのもFORCASの魅力です。
FORCASの料金は各企業の使用目的によって異なるので、予算を立てたい方は問い合わせてみてください。
uSonar
(引用元:https://usonar.co.jp/service/usonar/)
BtoBビジネスの基盤となるデータや情報の管理を行いたい方は、uSonarを導入してみてはいかがですか。企業データベースだけではなく、移転や過去の情報、人事情報などあらゆる視点から相手企業のリサーチが可能です。
名刺の管理もできるほか、まだ接触していない人物の洗い出しができるのもuSonarならではの魅力ではないでしょうか。連携可能なツールも豊富なので、ABMツールのほかにも導入を検討している方にもおすすめです。
料金は要問い合わせとなっているので、予算を見積もってから費用を確認してみましょう。
Adobe Marketо Engage
(引用元:https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html)
Adobe Marketо Engageはマーケティングオートメーションが注目されているABMツールです。セールス部門とマーケティング部門の連携が可能なので、営業フローをスムーズにしてくれます。
実用的なマーケティング分析を行っているため、商談の強い味方になります。コンテンツの配信も自動ができるので、効率的に顧客へアプローチしたい方はぜひAdobe Marketо Engageを活用しましょう。
料金プランはSelect、Prime、Ultimateの3つがあります。全機能の価格は公式サイトのPDFからダウンロードして確認することが可能です。
まとめ
マーケティングツールは、自社の業種や管理したいデータの内容によって適するツールが異なります。顧客管理をしたいのか、営業フローの管理を行いたいのかなどマーケティングツールの使用目的を明確にしてから最適なサービスを利用しましょう。
マーケティングツールの価格は幅広いため、予算を決めておくことも大切です。気になるマーケティングツールがあった方は、詳細を確認してから導入してください。
デジタルトレンズへお気軽にご相談下さい。