まだ対策してない?中小企業がSEOで成功するたった5つのポイント

更新日:

投稿日:2024.06.06

まだ対策してない?中小企業がSEOで成功するたった5つのポイント

「中小企業はSEO対策をしても、大企業より上位表示させるのは難しい」と考えている人もいるのではないでしょうか?

上記は、某人材企業(中小企業)の流入実績です。

人材企業は大企業の求人掲載数が非常に多く、中小企業かつ後発のサイトは上位表示することが難しいです。

しかし、上記の企業は中小企業かつ後発でありながら、SEO対策を始めて1年間で流入を伸ばし、月間2万PV、月間20件のお問い合わせを獲得しています。

SEO対策に強みを持つ弊社デジタルトレンズは、中小企業を中心とした1,000社以上のご支援を行ってきました。

本記事ではこれらの実績を踏まえた、中小企業がSEOで大企業に打ち勝つためのポイントについて分かりやすく解説します。

SEOがなかなか上手くいかない、これからSEOを強化していきたいと考えている中小企業のSEO担当者はぜひ最後までご覧ください。



中小企業がSEO対策で大企業に打ち勝つことが難しいと言われる理由

まず、中小企業がSEO対策で大企業に打ち勝つことが難しい理由について理解しておきましょう。

中小企業より大企業の方が信頼性が高いから

中小企業が大企業に打ち勝つことが難しい理由として、「中小企業より大企業の方が信頼性が高いから」ということが挙げられます。

出典:General Guidelines

上記は、Googleが評価する記事のルールをまとめた「Google検索品質評価ガイドライン」の項目のひとつであるEEATの概念を示した図です。

EEATとは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」の頭文字を取ったものです。

SEO対策をする上では、EEATを対策していくことが非常に重要ですが、その中でも「信頼性」が最も重要であるという公式の発表があります。

出典:General Guidelines

また、EEATの中で信頼性は最も重要な要素であり、信頼できないページはどれだけ経験が豊富であり、専門性、権威性があっても、EEATの評価は低くなるということが明記されています。

出典:General Guidelines

このようにGoogleでは、信頼性が高いサイトが上位表示される特徴があります。

ユーザーもGoogleも、実績があり名の知れた大企業を信頼することは明らかでしょう。

このため、中小企業よりも大企業の方が上位表示される可能性が高い傾向にあります。

中小企業より大企業の方が権威性が高い

中小企業が大企業に打ち勝つことが難しい理由として、「中小企業より大企業の方が権威性が高い」ことが挙げられます。

「権威性」は上位表示されるために重要な指標とされています。

SEOにおける権威性とは、サイトやコンテンツが特定のトピック・業界において高い評価を受けている度合いを指します。

大企業は長い歴史や幅広い業界からの評判、質の高いコンテンツが豊富にあることにより、「権威性」が自然と高まります。

一方、中小企業はこれらの面で大企業に比べて劣る場合が多く、SEOでの競争において不利になる傾向があるのです。

中小企業より大企業の方がサイテーションが発生しやすい

中小企業がSEO対策で大企業に勝つことが難しい要因として「サイテーションの発生のしにくさ」が挙げられます。

サイテーションとは、インターネットでの言及を指します。

Googleの検索窓で

「自社名や自社の商品・サービス名 -site:自社サイトのURL」

と検索すると、自社やその商品・サービス名が自社サイト以外でどのくらい言及されているのかを調べることができます。

大企業は一般的に知名度が高く、多くのメディアや他のサイトにその企業名が言及されやすいため、自然とリンクが増え、SEO評価が向上します。

これに対し、中小企業はそうした外部からの言及を得ることが難しく、サイテーションの効果を得ることが困難となります。

これらのことから、中小企業のサイトは大企業に比べて上位表示されにくいという傾向があります。

中小企業が大企業に打ち勝つための5つのSEO対策

ここまで、中小企業がSEO対策で大企業に打ち勝つことが難しい理由について解説しました。

確かに中小企業のサイトは、大企業に比べて上位表示されにくい傾向はあります。

しかし、以下のポイントを実践することで、中小企業でも大企業のサイトより上位表示させ、流入・お問い合わせに繋げることは十分に可能です。

対策①「ロングテールキーワードを狙う」

中小企業はSEO対策をする上で、ロングテールキーワードを狙いましょう。

ロングテールキーワードとは、比較的検索頻度が低いものの、特定のニッチなユーザーの具体的なニーズに合致する複数語句で構成されるキーワードのことです。

通常、3語以上の言葉で構成され、その詳細さから特定の商品やサービス、情報を求めているユーザーに直接リーチしやすい特徴があります。

例えば、「転職」や「〇〇業界 転職」では、検索ボリュームが多く、大企業が上位を占めているため、上位表示させることは難しいでしょう。

しかし、「転職 〇〇業界 20代 おすすめ」や「転職 〇〇業界 20代 女性 東京」など複数語句で構成されたキーワードから対策すれば、上位表示できる可能性が高くなります。

潜在層向けのキーワードも対策する

中小企業が比較的簡単に上位表示するためには、潜在層向けのキーワードを対策することも重要です。

潜在層とは、まだニーズが顕在化していないターゲットユーザーのことです。

例えば、「速乾性のTシャツ」を売りたい事業者がいたとします。

「速乾性 Tシャツ」というキーワードは、顕在層が検索する語句であり、amazonや楽天市場などの大手が広告費用や労力を投資しているため、上位表示させることは難しいでしょう。

しかし、潜在層が検索するであろう語句、例えば、「スポーツ観戦 暑さ 対策」であれば、上位表示できる可能性が非常に高くなります。

顕在ユーザーが検索する語句に比べると、潜在ユーザーが検索する語句は、競合が少なくブルーオーシャンと言えます。

このブルーオーシャンのキーワードを見つけることがお問い合わせに繋げる鍵となるでしょう。

このように、中小企業は、まずはロングテールキーワードや潜在層が検索するキーワードを対策し、上位表示・流入を狙いましょう。

下記では、ロングテールキーワードの見つけ方などについて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

対策②|ジャンルを絞ってキーワード選定を行う

中小企業が上位表示を狙うためには、ジャンルを絞ってキーワード選定をすることが大切です。

Google検索セントラルでは、以下の質問の答えが「はい」となった場合、コンテンツの作成を再評価すべきであるとしています。

「いずれかが検索結果の上位に表示されることを期待して、さまざまなトピックで多くのコンテンツを制作していますか。」

例えば、歯科医院であれば、「虫歯治療」、「親知らず」、「インプラント」など、さまざまな対策ができそうなキーワードが挙げられるでしょう。

「インプラント」を得意としている、「インプラント」で上位表示していきたいと考えているならば、「虫歯治療」、「親知らず」のコンテンツを作成していく前に、まずは「インプラント」にトピックを絞り、その内容で深くコンテンツを作成し、情報発信をしていくことが大切です。

対策したいキーワードが複数あってもすべてを対策するのではなく、自社は何を得意としているのかを考え、そのキーワードに絞って対策することが大切と言えるでしょう。

そのキーワードに関するコンテンツの数も大切

そのトピックに対して多くのコンテンツを対策しているサイトがそのトピックに対して専門性があると評価され、上位表示される特徴があります。

「site:サイトのURL intitle:キーワード」で検索すると、そのキーワードがタイトルに含まれるページ数を調べることができます。

すなわち、そのサイトがどのくらいそのトピックに対するコンテンツを作成しているかを調べることが可能です。

弊社デジタルトレンズで運営している自社オウンドメディアの「スタディーサーチ」では、「予備校 費用」というビッグキーワードで1位に表示されています(2024年5月8日現在)。

そのサイト内にあるコンテンツでタイトルに「予備校」というキーワードが含まれているコンテンツの数は、37,300ページと非常に多いです。

また、2024年5月8日時点で「予備校 費用」と検索した際に表示されるサイト内にあるコンテンツのタイトルに「予備校」が含まれている記事数を掲載順位別に調べたところ、以下のようになりました。

順位 タイトルに「予備校」が含まれているページ数(平均)
1位~5位 10,389ページ
6位~10位 3,243ページ
11位~15位 3,407ページ
16位~20位 1,470ページ

もちろん、そのトピックに関する記事数だけでは、順位は決まりませんが、上表からも、1つのトピックに対して多くのコンテンツを公開することができれば、Googleやユーザーから専門性が評価され、上位表示される可能性が高いと言えるでしょう。

このため、大企業や競合より上位表示させたいと考えているならば、上記の方法で確認を行い、より多くの記事を執筆することを心がけましょう。

※2024年5月15日現在、検索件数の表示は廃止されています。yahoo!JAPANには表示されるため、こちらでご確認下さい。

対策③|類似性の高いサイトから被リンクを獲得する

中小企業は、類似性の高いサイトから被リンクを獲得することで上位表示に繋げることができます。

被リンクを獲得することで、信頼性と権威性が高まり、SEOに重要な指標であるドメインパワーを上げることができます。

以下の記事では、被リンクの獲得方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

対策④|内部リンク設計を整える

中小企業が上位表示を目指すためには、内部リンク設計を整えることも大切です。

内部リンク設計を整えることで、以下のメリットを得ることができます。

・ユーザーがそのトピックに関する情報をより深く得ることができる
・ページ同士の関連性が高まり、Googleから評価される
・クローラーが巡回しやすくなる
・ユーザーの滞在時間が伸び、Googleから評価される

ユーザーのみならず、Googleにも評価されるため、効果の高い対策と言えるでしょう。

上記は、弊社デジタルトレンズがご支援を行っている中小企業の実績です。

2023年11月3日より行われたGoogleコアアップデートの影響を受け、流入数が減少しましたが、内部リンク設計を整えたことにより、流入を回復させることに成功しています。

以下では、内部リンクの設計方法についてまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。

対策⑤|著者情報や監修者情報を明記する

コンテンツを作成する際に、その著者情報や運営者情報を明記することも大切です。

ユーザーは、そのトピックに関する専門的な知識を持っている人が執筆した、または監修した記事を評価することは明らかでしょう。

Google検索セントラルにおいても、「専門性に関する質問」の中に以下が明記されています。

「このコンテンツは、確実にトピックを熟知している専門家または愛好家によって執筆され、レビューされていますか。」

企業によっては、専門知識のないライターが執筆している場合も多いでしょう。

その場合は、企業情報を記事内に入れ、そのコンテンツの内容に合ったサービスを提供している企業が監修していることをユーザーやGoogleにアピールすると良いでしょう。

SEOの専門会社への依頼を検討してみるのも一つ

SEO対策のポイントが分かっても、実際に実行しようとすると何から手を付けて良いか分からない、この方法で合っているか不安という方も多いのではないでしょうか。

中小企業が狙いたいキーワードで上位表示するためには、短くても半年程度の期間を要します。

そこで、SEOの専門会社に依頼してみることも検討してみてはいかがでしょうか。

SEOの専門会社に依頼するメリット

SEOの専門会社に依頼するメリットとして、以下が挙げられます。

・検索エンジンの最新のアルゴリズムや業界のトレンドに精通している
・さまざまな企業のSEO対策をしているため、効果的な戦略を知っている
・SEOは時間がかかるため、そのリソースを他の事業に使うことができる

SEOを行い、上位表示を目指すためには、キーワード選定、コンテンツの作成、効果測定、被リンクの獲得、リライト、内部対策など多岐にわたる施策を行う必要があります。

SEO専門会社はこれらの施策をすべて行ってくれるため、より短期間で効果を実現することができるでしょう。

デジタルトレンズに依頼するメリット

SEO専門会社の中でも、弊社デジタルトレンズに依頼するメリットを2つ紹介します。

その業界に特化したライターを抱えている

デジタルトレンズでは、その業界に特化したライターを抱えており、コンテンツの信頼性を高めることができます。

・医療業界:10年間看護師として勤務。医療・看護系の記事を中心に執筆し、上位表示記事も50記事以上。
・食品業界:管理栄養士として15年以上献立や調理担当を行ってきた。食品、栄養関係の執筆実績は200記事以上。
・建設業界:建設業に15年間勤務しており、建設、不動産に関する記事を毎月10本以上執筆。上位表示記事も多数。
・法律業界:10年間弁護士として法律事務所勤務。現在は、Webライターとして、あらゆる法律ジャンルに対応して執筆を行っている。

先述の通り、上位表示させるためには著者情報や監修者情報の明記が重要ですが、弊社ではこれらの対策も実施しております。

中小企業の実績が多い

弊社にSEO対策を依頼するメリットの2つ目は、中小企業の実績が多いことです。

株式会社 CIN GROUP|サイト立ち上げから1年で175件の問い合わせを獲得

【お客様の声】
0⇒1でサイト立ち上げからお願いしましたが、1年ほどで175件ものお問い合わせを獲得することができ、コンサルティング案件の問い合わせに加え、弊社のECサービスの問い合わせも作ることができました。
改善提案をしていただく際も、現在の課題点をはっきりと分析・報告していただき、そこに対する具体的な改善策を提案していただき、その改善策が成果にしっかりと成果につながっており、非常に満足しております。

詳しくはこちら:ゼロベースでのサイト立ち上げ。1年で175件のお問い合わせを獲得!

株式会社ディジタルグロースアカデミア|問い合わせ数が半年間で約200%増加!

【お客様の声】
DX人材育成のeラーニング・研修・コンサルティング(企業向け)に関するサイトを立ち上げたものの、お問い合わせ数に課題がありました。
デジタルトレンズ様は、担当者とのコミュニケーションが取りやすく、お問い合わせ数が半年で約200%増加するなど着実な実績も得られているため満足しています。

詳しくはこちら:「SEOと広告の両方を依頼」お問い合わせ数が、半年間で約200%増加!

うえの歯科医院|コロナ禍でも、対策一年目で来院数過去最大を記録

【お客様の声】
ホームページを立ち上げたものの、集客施策の知見が無く、サイトや記事への流入を獲得できていませんでした。
デジタルトレンズ様は、シームレスなフロント対応、着実な数値報告が得られることが魅力です。
SEO対策の改善を繰り返していただき、半年間でお問い合わせ数を150件獲得するなど非常に満足しています。

詳しくはこちら:コロナ禍でも、対策一年目で来院数過去最大を記録!

このように、デジタルトレンズでは、中小企業(医療系など上位表示されにくいYMYL分野を含む)のSEO対策を得意としています。



まとめ

本記事では、中小企業がSEO対策で大企業に打ち勝つことが難しい理由とその対策について紹介しました。

もし、外部にSEO対策を依頼しようと考えている方は、ぜひ弊社デジタルトレンズにお問い合わせ下さい。

デジタルトレンズでは、中小企業を中心とした1,000社以上の対策を実施した幅広い知見を活かし、そのサイトに合った適切な施策をして参ります。

お問い合わせをいただければ、貴社に合わせたSEO対策の施策内容を無料でご紹介させていただきます。

適切なSEO対策を行い、流入を獲得したい中小企業のSEO担当者は下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。

記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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