広告表示オプションとは?メリット・設定方法を解説!

更新日:

投稿日:2020.08.30

広告表示オプションとは?メリット・設定方法を解説!

この記事を読んでいるあなたは、

・広告表示オプションとういものが分からない…
・広告表示オプションの種類を知りたい
・広告表示オプションの設定方法を知りたい

とお考えではないでしょうか?

この記事では広告表示オプションの未経験・入門者の方に向けて、広告表示オプションを実施するコツやポイントを紹介しています。

この記事を読んだ後には、広告表示オプション利用の準備ができる状態になっていると思いますので是非最後までご覧ください。

広告表示オプションとは

広告表示オプションとは、Google広告などで広告文の下に情報を追加する機能のことです。リスティング広告の広告文に追加でテキスト、電話番号、アイコンなどを表示する機能です。業界ごとに効果的な広告表示オプションは変わってきます。

広告見出し文や説明文では表し切れない情報を表示することができるため、クリック率やCVRを上げることができるでしょう。

さらには広告表示オプションにより、広告の表示面積を大きくすることができ、ライバルの商品よりも見栄え良くする目的にも使われます。

広告表示オプションは、Googleの他Yahooでも利用できます。Yahooは、Googleと仕様や使用用途が似ています。

広告表示オプションのメリット

広告表示オプションのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

品質スコアの向上、改善

広告表示オプションのメリットとしてページの品質スコアの向上、改善が挙げられます。まず広告表示オプションを使うと、広告ランク(掲載順位)が向上しやすくなるというメリットがあります。

Google広告ヘルプページによれば、「広告ランクは、入札単価、オークション時の広告品質(中略)、広告表示オプションやその他の広告フォーマットの見込み効果を使って計算されます。」との事。

広告表示オプションによりユーザーの利便性が上がれば、広告ランクも上がる可能性があるでしょう。

さらには広告表示オプションを使うと、クリック単価が安くなるというメリットもあります。これは広告表示オプションの利用により、広告ランクが上がることで、クリック単価が安くなります。クリック単価が下がれば、コンバージョン単価も下げることができるというメリットがあるでしょう。

クリック率が向上する

広告表示オプションを利用すると、ユーザーに訴求できることが増えるためクリック率が向上します。それはユーザーが検索したときに、見ることのできる情報が多い程、クリックする可能性が高くなるからです。

つまり料金を知りたいユーザーには料金を表示させ、サービス内容を知りたい人には、サービス詳細を表示させることができます。

例えば、スニーカーに関する広告を載せる場合に、スニーカーの料金があらかじめ表示されていればユーザーが興味を示し、クリックする可能性があるでしょう。

また、広告表示オプションを利用すると、画面の占有率が増え、ユーザーの目をひきやすくなるため、クリック率が向上します。それは画面の占有率は大きい程、その広告を認識する確率が高くなるからです。

また、クリック率をあげるためのタイトルの書き方については「クリック率を上げるタイトルの書き方とは?」をご覧ください。

CVRが向上する

最後の広告表示オプションを利用するメリットとしてCVRが向上するということがあります。

広告表示オプションを利用すると、ユーザーへの訴求が増え、ユーザーの欲しい情報にダイレクトに飛ぶことができます。つまり広告を見た段階で、ユーザーはある程度のイメージを付けることができるようになるでしょう。

その結果、CVに至るまでの経路が短くなり、ユーザーの離脱が減るためCVRが向上します。

例えばユーザーが自動車ディーラーを探していたとして、広告が表示されます。そのときに、広告表示オプションにより自動車ディーラーの住所が出ていれば、自宅から近いかどうかをクリックする前に知ることができます。

その結果、もし自宅から近ければ、広告をクリックし高い確率でCVしますし、もし住所が遠ければ広告をクリックしないため課金されないで済むでしょう。また一時的なエンゲージメントを高める効果もあります。

広告表示オプションのデメリット

二重課金が発生する可能性

広告表示オプションを利用するデメリットの一つ目として二重課金が発生する可能性があります。

それはユーザーが広告見出しをクリックした後に、広告表示オプションを再度クリックした場合には課金が2回発生するからです。

このようなケースは意外にあります。例えば旅行に関してユーザーが調べていた時に、はじめに見出しを見てクリックし、新規タブを開きます。

そして一通り見た後に、また広告に戻ってきて、広告表示オプションに記載のプロモーションを見てまた興味を持ってクリックすることがあるからです。

2重に課金されるというとネガティブに感じるかもしれませんが、2回訴求できたと考えれば、それほどのデメリットとは言えないかもしれません。

LPを見ないで離脱する可能性がある

広告表示オプションはクリックしたが、広告本体はクリックしなかったという場合に、商品LPを見ないで離脱する可能性があります。

さらには広告表示オプションにより、いきなりフォームページに飛ばし、LP以外のページに飛ばすと、商品訴求力が落ち、離脱する可能性があるでしょう。

その場合は、LP内に遷移させたり、遷移先が増えない「コールアウト表示オプション」「構造化スニペット表示オプション」などを利用するという解決策があります。

LPを見ないで離脱する可能性があるというのもネガティブに感じるかもしれないですが、広告表示オプションにより別の訴求ができていると捉えれば、それほどデメリットではないかもしれません。

広告表示オプションの課金基準について

広告表示オプションの課金基準としては、まず、広告表示オプションがクリックされたら通常の広告と同じ料金が発生します。

広告表示オプションは、表示されただけでは課金されません。クリックされてはじめて課金されますが、その料金は通常のクリック単価と同じです。

公式サイトには、次のように記載があります。

「キャンペーンに広告表示オプションを追加しても費用はかかりませんが、広告がクリックされた場合には通常の費用が発生します」 Google広告公式ヘルプより引用

また1インプレッションで料金が発生するのは2回までです。例えばサイトリンク表示オプションにより4つのリンクを設定した場合でも、課金されるのは2回までのクリック分です。3回目、4回目のクリック分は課金されません。

自動の広告表示オプションとは

Googleには、自動で表示される広告表示オプションがあります。Google Adwardsでは広告掲載結果向上に繋がると予測される場合に、広告表示オプションが自動的に作成され広告の下に表示されます。

この自動の広告表示オプションは、デフォルトでは利用するになっており、使う使わないは自由に選べます。自動で表示されないようにもできます。

利用するメリットとしては、自分で設定しなくても、広告表示オプションが表示されるので、クリック率が上がるなどの効果が得られます。

自動の広告表示オプションの例は、次の通りです。

各表示オプションごとの詳細

各表示オプションごとの特徴についてみてみましょう。

サイトリンク

サイトリンクの特徴は、広告に使われているサイトリンクとは別にリンク情報を掲載する広告表示オプションです。サイト内の細かいリンクなどを表示させます。効果としては、リンク情報を複数出せるので訴求力が高まり、さらにはユーザーが目的にあったサイトを探すことができるようになることです。

サイトリンクのオプションを付けることで、文字数が増え、広告の掲載面積が大きくなり、目立ちます。

コールアウト

コールアウトの特徴は、広告文下部に自身の商品やサービスの詳細、付加情報を一覧できる広告表示オプションです。期間限定情報などをリンクをたどらなくても見ることができたり、文字数が足らず広告文では表現しきれなかった情報を一度に掲載することができます。

コールアウトオプションは、どの分野、業界でも利用することができるでしょう。

構造化スニペット

構造化スニペットの特徴は、ヘッダーに従って、商品のテーマや種類の一部を強調して表示させることができる広告表示オプションです。見え方がコールアウトオプションと似ていますが、ヘッダーがあるという点で違っています。構造化スニペットは、商品の内容やラインナップを一度に表示させるために使います。

ヘッダーはGoogleが用意した13種類の中から選ぶことが可能です。

価格

価格表示オプションの特徴は、広告の下部に商品の価格と商品・サービスの詳細を表示するものです。価格や商品詳細情報から直接ユーザーを誘導することができるため、コンバージョンまでの道のりを短縮することができます。

金額や数値の一覧でユーザーの興味を惹きつけることができるため、クリック率も向上する可能性があります。

プロモーション

プロモーション表示オプションの特徴は、広告の下部に扱う商品やサービスの値引き情報を掲載できるオプションです。検索結果の最上部または最下部に表示された場合のみ表示されるものです。ユーザーのエンゲージメントを上げることができます。

定期のイベントや季節の行事、セールなどを効果的に表示しアピールすることが可能でしょう。クリックした後の遷移URLも指定できるため、特設ページやセールページに誘導することができます。

電話番号

電話番号表示オプションは、スマホなどのモバイル端末に、タップできる電話番号や通話ボタンを広告内に表示させることができる広告表示オプションです。この広告表示オプションを利用する目的は、広告からの通話回数や発信者の市外局番などの詳細情報をレポートとして手に入れることができます。

緊急度の高いお客さんや、メールは面倒、ページを表示されないでコンタクト取りたい人などを逃さないようにできます。

住所表示

住所表示オプションは、広告下部に会社や店舗の住所、電話番号、地図などを追加で表示できるオプションです。ユーザーが関心を示しているときや、近くにいるときなどに表示されます。住所だけでなく、ユーザーの状況に合わせて「店舗までの距離」「営業時間」などが表示されます。

住所表示オプションを利用するには、GoogleマイビジネスとGoogleAdsの連携が必要です。

アプリリンク

アプリリンクの表示オプションは、検索広告で表示されるサイトリンクとは別に、アプリのダウロードページへのリンクを表示することができます。

この機能は、iPhone、androidそれぞれで作ることができ、自動で端末を認識しそれぞれのダウンロードページへと誘導してくれます。WEBだけでなく、アプリも用意しているという広告主は使ってみるといいでしょう。

メッセージ表示

メッセージ表示オプションは、広告から直接ユーザーがメッセージを送ることができるオプションです。この機能を使えば、資料請求や予約申込などを広告から行うことができます。

モバイル端末でオプションのアイコンをタップすると、SMSアプリが起動して、ユーザーが広告主とメッセージのやり取りをすることができます。電話は苦手だけど直接問い合わせたいというお客様には効果的です。

販売者評価

販売者評価オプションは、Googleのカスタマーレビューなど外部のデータを提供されたユーザーの評価を表示させることができるオプションです。

一定の条件を満たすと、元となったレビューや総合評価を自動で表示してくれます。販売者評価オプションは、以下の条件をクリアした場合に、自動で表示されます。

・投稿されたレビュー数が100以上
・レビューの総合評価が3.5以上を獲得している
・ショッピングまたは、検索広告に掲載している

広告表示オプションの設定方法

広告表示オプションの設定方法を、GoogleAdsとYahooスポンサードサーチそれぞれで見ていきましょう。

GoogleAds

広告表示オプションの設定方法は、入力必須内容は違っていますが、全て同じ手順を踏んでいきます。次の順序で行います。

1.Google広告管理画面左メニューの「広告と広告表示オプション」をクリックする
2.上部にある「広告表示オプション」タブをクリック
3.「+」ボタンをクリックし、一覧から設定したい広告表示オプションを選択する
4.広告表示オプションを追加したいキャンペーン、広告グループを選択して「完了」をクリックする
5.設定に必要な項目を入力して、「保存」をクリックする

以上で広告表示オプションが設定されます。広告表示オプションごとに最大表示数が異なるのでチェックしておきましょう。例えばコールアウトの最大表示数は10個です。

・Yahooスポンサードサーチ
Yahooスポンサードサーチの広告表示オプションの設定の流れは次の通りです。

1.広告表示オプションを作成する
2.広告表示オプションをキャンペーンや広告グループに関連付ける
3.広告表示オプションの数値を確認する

広告表示オプションは、アカウントの配下に作成します。作成した広告表示オプションは、キャンペーンや広告グループに関連付けます。このことにより、キャンペーンや広告グループ配下の広告に、広告表示オプションが表示されます。

掲載された広告表示オプションのパフォーマンスに関するデータは、統計情報から確認することが可能です。

まとめ

広告表示オプションとは、Google広告などで広告文の下に情報を追加する機能のことでした。リスティング広告の広告文に追加でテキスト、電話番号、アイコンなどを表示する機能です。

広告表示オプションは、品質スコアの向上・改善やクリック率の向上、CVR向上の効果が見込めるため、必ず取り組んでいいきましょう!

当社では、リスティング広告を始めとするWeb広告の運用をしておりますので、なにかご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。

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