SEO対策は意味がないの?本当に意味のあるSEO対策を3つ解説
自社サイトの運営担当者なら、SEO対策を何もしていない人はいないはずです。しかし、現在行っているSEO対策について、本当に効果があるか疑問に思ったことが一度はあるのではないでしょうか。
「SEO対策なんて意味がない」などという情報を耳にしたことがあるかもしれませんが、適切に対策を施せば検索上位は十分狙えます。また、テクニック論に限らず事業戦略的にも、SEO対策は重要な施策の一つと言えるでしょう。
そこで本記事では、実際に意味がないとされるSEO対策や、本当に意味のあるSEO対策をまとめました。
自社サイトなどのSEO対策について悩んでいる担当者の方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
目次
なぜSEO対策は意味がないと言われるのか
そもそも、なぜSEO対策は意味がないと言われるかに関して、大きく以下の3つが考えられます。
- 対策しても検索順位が上がらない
- PV数が増えないためメディアに集客できても、リード数や売上の増加につながらないため
- アルゴリズムの影響で順位が安定しないため
人はネガティブな情報に影響を受けやすいというのもありますが、「対策してもうまくいかなかった」という結果が一人歩きしている可能性は否めません。
SEO対策を細分化すると、対策の種類は以下の3つに分類できます。
- コンテンツSEO
- SEO内部対策
- SEO外部対策
最も重要とされるのがコンテンツSEOで、読者の検索ニーズを満たす高品質なコンテンツ制作がSEO対策の基本です。
どれかひとつを取り組めば順位が上がるわけでもなく、Googleの基本理念である「ユーザーファースト」を踏まえたサイト運営が欠かせません。
意味のない代表的なSEO対策5選【小手先のテクニックはNG】
意味のない代表的なSEO対策は、大きく分けて以下の5つです。
- 対策キーワードを詰め込む
- 自作自演の外部リンク設定
- 長いだけのコンテンツ
- metaキーワードの設定
- 内容と関係ない動画や画像の埋め込み
「SEO対策は意味がない」と言われるのは、小手先のテクニックだけで順位が上がり、売上につながると思っているからではないでしょうか。
実際、上記5つは意味のないSEO対策ですので、現に取り組んでいる方は対策を見直しましょう。
対策キーワードを詰め込む
1記事1キーワードと決めてコンテンツを制作するのは正しいですが、対策キーワードを詰め込むのは逆効果と言われています。
対策キーワードが入っていたほうが、読者に対し「悩みを解決できそう」と思ってもらえる可能性は高まるでしょう。また、Googleのクローラーに対し、適切に記事の内容を伝えるという意味でも、キーワードを盛り込むことは重要です。
しかし、あまりに不自然なキーワードの挿入は、Googleのアルゴリズムからペナルティを受ける可能性があります。
キーワードは適切に盛り込む程度に抑え、「読者の理解を促せるかどうか」を判断基準にするとよいでしょう。
自作自演の外部リンク設定
現在のアルゴリズムにおいて、不適切な外部リンクの設定はリンクスパムと見なされる可能性があります。
過去には、サイトにはられたリンクの数が検索順位に反映されることもありました。しかしアルゴリズムが進化し、相互リンクやリンクの売買などは、Googleから大きなマイナス評価を受けかねません。
「SEO対策」と称して低品質な外部リンクを設置しているような場合は、直ちに修正しましょう。
長いだけのコンテンツ
「長文コンテンツが検索上位に表示される」という話を聞いたことがあるかもしれません。
過去には検索アルゴリズムが文字数も指標にしていたようですが、現在は、「読者の悩みを解決するために、結果的に長文コンテンツになった」というのが正しい見方です。
例えば、「〇〇(有名人) 誕生日」というキーワードの検索結果として、5000文字以上のコンテンツは必要ないでしょう。500文字あれば十分です。
長いだけのコンテンツは、読者の離脱につながる可能性も。長文コンテンツになるのは検索キーワード次第で、あくまで結果論であることを押さえておきましょう。
metaキーワードの設定
ページに関連するキーワードを記述するための「metaタグ」の設定が重要とされていました。
しかし、Googleがmetaキーワードの記述を考慮しなくなったため、現在ではmetaキーワードを設定してもSEOの効果は望めません。
metaキーワードの記述は不要と覚えておきましょう。
内容と関係ない動画や画像の埋め込み
記事の滞在時間を伸ばそうとして内容と関係のない動画を挿入しても、SEOの効果は期待できません。
動画や画像の埋め込みは、サイトの表示速度を落とす原因になります。
動画や画像に関しては、適切な位置に、読者の理解を助ける意図で挿入しましょう。
SEO対策の意味がなくなる「もったいない」サイト運用体制3選
せっかく意味のあるSEO対策をしても、サイトの運用体制次第では効果が半減・なくなってしまう場合もあります。とくに、以下の3点には気をつけましょう。
- サイトの表示速度が遅い
- Titleタグやメタディスクリプションを設定していない
- 記事内におけるコンバージョンまでの導線が整っていない
いずれも、SEO内部対策に関連する内容です。詳しく見ていきましょう。
サイトの表示速度が遅い
サイトの表示スピードは、あなたが思っている以上にユーザーはシビアに捉えています。Googleの調査によると、ページの表示速度に関して以下のデータを公開しています。
- ページ表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加
- 1秒から5秒になると90%増加
- 表示に3秒以上かかるモバイルページでは53%のユーザーが離脱
表示速度が遅いサイトに対して、イライラしたことがある人もいるのではないでしょうか。
サイトの表示速度と対策は、「PageSpeed Insights」で調べられるので、一度自社サイトの表示速度と改善策を確認してみましょう。
なお、サイトの表示速度の上げ方が分からない場合は、弊社までお気軽にお問い合わせください。
Titleタグやメタディスクリプションを設定していない
せっかく作成した高品質なコンテンツも、TItleタグやメタディスクリプションを設定していないと、検索結果の反映に時間がかかる場合があります。
コンテンツが検索結果に反映されるまでには、以下の3つの手順を踏みます。
- クロール:クローラー(Googleのロボット)が記事を閲覧
- インデックス登録:クローラーが閲覧した記事をデータベースに保管
- ランキング:検索結果に応じて情報をランク付けして表示
コンテンツのTitleタグやメタディスクリプションは、クローラー(Googleのロボット)に記事の内容を理解してもらうためにも設定しておきましょう。
記事内におけるコンバージョンまでの導線が整っていない
記事へのアクセス数はあるのにお問い合わせに至らない場合は、記事内の導線設計を見直しましょう。
- そもそも記事の途中や最後にお問い合わせボタンを設置していない
- テキストリンク・ボタンリンクのどちらが効果的か判別できていない
- 商品の紹介ページまでのリンクが設置されていない
せっかく訪れたユーザーがその記事だけを見て離脱してしまうのは、大きな機会損失です。
Googleアナリティクスなどを使い、ユーザーがどこで離脱しているかなどを分析し、コンバージョンまでの導線を整えましょう。
意味のないSEO対策をしないために確認したい3つのこと
サイトの運営担当者として意味のないSEO対策をしたくないなら、次の3つは必ず目を通しておきましょう。
これらはいずれも、Googleが発表しているドキュメントです。中でも「Googleが掲げる10の事実」は、Googleのモットーと言える内容。
「ユーザー(読者)ファースト」は有名ですが、上記のドキュメントを通読することでSEOの理解はグッと深まるはずです。
以下、ドキュメントの中でも特に実践すべき内容を3つ厳選しましたので、詳しく見ていきましょう。
意味のあるSEO対策例3選
本当に意味のあるSEO対策は、大きく分けて以下の3点が挙げられます。
- 高品質でオリジナルなコンテンツ
- Googleのガイドラインに沿ったサイト設計
- モバイルファーストなどユーザーの使いやすさを追求
高品質でオリジナルなコンテンツ
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」というのが、Googleが掲げる10の事実の最初に書かれています。
「ユーザーファースト」の由来とされる内容ですが、高品質でオリジナルなコンテンツがSEO対策の本質です。
検索エンジンに上位表示されるべきコンテンツは、読者の悩みが100%解決される内容であるべきではないでしょうか。
コンテンツの制作側も、読者の立場に立った有益な情報発信をする姿勢が必要不可欠です。
Googleのガイドラインに沿ったサイト設計
サイト全体の設計に関して、シンプルで分かりやすい階層構造も重要です。
- 階層を深くしない
- URLには意味のある単語を設定する
- 現在の階層がわかる「パンくずリスト」を設置する
分かりやすいサイト設計は、読者の回遊性を高めるだけでなく、クローラーの回遊性も高めます。
Googleからマイナス評価を受けないよう、ガイドラインに沿ったシンプルなサイト設計を目指しましょう。
モバイルファーストなどユーザーの使いやすさを追求
サイトスピードの改善やスマホ表示に最適化させるなど、ユーザーにとって使いやすいサイトを追求することも重要です。
高品質なコンテンツ制作が大前提ですが、ユーザビリティの向上は、サイトにおける直帰率や閲覧時間の改善につながります。
サイトの閲覧時間が伸びると、Googleからの評価も高まる可能性があるため、パソコンでの表示に限らず、スマホユーザーの利便性を高める対策も施しましょう。
SEO対策に意味がないかも?と不安な方はデジタルトレンズにご相談ください
SEOは適切に対策を施さないと成果は出にくく、意味がないと言われてもやむを得ない側面があります。個人でSEO対策を施すのも限度があるため、専門家に頼るのも一つの手段でしょう。
「Webからの集客」という事業戦略的な視点において、SEOは安定的なアクセスを望めるため重要な施策の一つです。しかしSEOは即効性がないため、Web広告やSNSを活用した総合的な施策をすることで、Webから効率よく集客できます。
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