【基本】LP制作の流れと必要なスキルについて解説
目次
LP制作をはじめる前に
初めてランディングページ(LP)を作りたいと考えているなら、必ず知っておきたい事、事前に考えておきたい事がいくつかあります。
まず考えなければならない事はランディングページ(LP)の目的と役割です。 ランディングページ(LP)にはどう言った人がどんな経路で到達するでしょうか?あなたが作ったランディングページ(LP)に到達したユーザーにあなたはどんな情報を伝え、どんな行動を起こして欲しいですか?
ランディングページ(LP)を作る上で考えておきたい事リスト
✓どんな目的で作るのか
✓伝えたいメッセージではなく、伝えるべきメッセージはまとまっているか
✓そのメッセージは誰に届けたいのか
✓どんなアクションをしてほしいのか
まずはこれらの情報を整理する必要があります。
何の為に、どの様な目的で作るのか、このランディングページ(LP)を通じてどんなメッセージを届けたいのか。
この情報整理が無ければ、どんなに優秀なディレクター・デザイナーでもあなたが思うページを作る事は出来ません。
そして、あなたにランディングページ(LP)を作る用依頼した人や依頼先などと共有する必要があります。
ランディングページ(LP)の制作では多くの人がその制作工程に関わります。 決裁者を含む社内の人はもちろん、外部の代理店、制作会社、デザイナーなどにも共有が必要です。
ランディングページ(LP)制作の意図をくみとり、最適なコピーやデザインを考える為には事前の情報が非常に重要になります。
ランディングページ(LP)制作の流れ
ランディングページ(LP)は思った事を伝えたらデザイナーが作ってくれる…というものではありません。 デザイナーにはランディングページ(LP)の構成要素、コピー、リード文、必要な画像など全ての情報が詰まった「構成案」を渡す必要があります。 まずは順番に見ていきましょう。
企画~構成
企画段階では、まず冒頭でお伝えしたような情報をより細かく整理し、まとめて行きます。
どんな目的で作るのか
商品の購入を促したいですか?リードの獲得でしょうか?あなたが(企業が)得たい結果はどの様なものでしょう? 特にこの目的やゴール設定は、社内の決裁者等にも確認・共有してください。
目的が変わってしまうと、ランディングページ(LP)の構成要素は大きく変わります。 「やっぱり変えたい」という後出しは依頼先によっては別費用が発生する場合もありますので注意が必要です。
伝えるべきメッセージとターゲット
例えば、30代の男性向け育毛シャンプーのランディングページ(LP)のデザインが華やかなピンクを基調とした女性らしいデザインだった場合、その魅力はターゲットユーザーに届くでしょうか?
あなたがこれから作るランディングページ(LP)に掲載される商品(サービス)はその対象となるユーザーや商品のイメージを伝えるデザインを採用したいですよね。
そのためにもターゲットは出来るだけ明確に落とし込めるのが理想的です。 そして、掲載する商品(サービス)が持っている特徴、魅力、その情報の根拠となるエビデンスを用意しましょう。
競合比較
競合他社が取り扱っている類似商品(サービス)はどんな訴求をしているでしょうか?
あなたが(企業が)このランディングページ(LP)を通じて訴求しようとしているメッセージは、他社よりも魅力的に見えるでしょうか?
他社のランディングページ(LP)がどのような訴求をしているか、どのような魅力を伝えようとしているのか、負けない為にも事前にリサーチしておきましょう。
構成案の作成
構成案というのはランディングページ(LP)に描かれる全ての情報が収まった情報シートです。
通常パワーポイントやエクセルなどで作られますが、デザイナーはこの構成案をベースにデザインを起こします。
そのため、キャッチコピー、必要な写真、リード文、強調したいアイコンなどの全ての情報が書かれている必要があります。
構成案作成時に注意したい点としてはヘッダー情報からフッター情報(copyrightなど)まで全ての要素を入れる事、 強調などの強弱はつけますが、デザイン要素は含まない、あくまでもページを構成する要素であることです。
デザイン~コーディング
デザインやコーディングに着手すると、大幅な変更は出来なくなります。 方向性などがしっかりデザイナーに伝わる情報になっているか確認しながら進めましょう。
デザインの方向性を決める
構成案まで作りこんだら、次はどの様な色にしたいか、細部の装飾はどのようなイメージをしているか明確にデザイナーに伝える必要があります。
構成案にはデザイン要素は入らない為、どんなデザインを想定しているのかを明確にするために他社のランディングページ(LP)なども見ながらデザインテイストを決めましょう。
「デザイン まとめ」などで検索すると、ランディングページ(LP)のデザインだけをまとめたサイトなどもありますので是非参考にしてみてください。
デザイン
企画情報に構成案・デザインの方向性などの資料をベースにデザイナーがデザインを起こします。
初稿デザイン(一番最初のデザイン)が提出された後に大きく方向性を変える事が無いように事前の準備をしっかりしたうえで依頼しましょう。
どんなにあなたが丁寧にイメージを伝えたとしても、完璧に思い通りのデザインが上がってくるとは限りません。
初稿が上がってきたら、伝えたい内容が盛り込まれているか、デザインのテイストがずれていないか等を確認しましょう。
コーディング
デザインが完成したら後はwebページとして表示できるようにするためエンジニアにコーディングしてもらいましょう。
コーディングが完了したページの確認は複数のブラウザでチェックします。
この時、基本はどのブラウザでも最新バージョンのブラウザでチェックするのが鉄則です。 古いバージョンのブラウザに適応させたい場合等は別途費用が発生するので、エンジニアに依頼する際に事前に伝えておくことが必要です。
ランディングページ(LP)制作に必要なスキルとは?
ここまででランディングページ(LP)を制作の工程は理解できましたか? 読んで頂いただけでもランディングページ(LP)制作には必要なスキルが多くある事が理解できるかと思いますが改めて必要なスキルをまとめます。
マーケティングスキル
ランディングページ(LP)は広告として集客に利用する事が前提となります。
そのためには、どの様な広告を使ってこのランディングページ(LP)にユーザーを到達させるのか、 どの様なユーザーにこのページに到達して欲しいのか、その時ユーザーはどの様なモチベーションでこのページを見ているのか…
多くのマーケティングの知識が必要になりますし、もちろんこれは経験によって磨かれるスキルでもあるため、一朝一夕で身につくものではありません。
とはいえ、千里の道も1歩から。マーケティングスキルを持った仲間や外部企業などに相談しながら身に着けていきましょう。
デザインスキル
デザインはただ装飾すればいいということではありません。
このランディングページ(LP)のどこで目を止めて欲しいのか、どのタイミングでアクションボタンが出てくれば効果的なのか 装飾だけではなく、戦略的に意図した動きをさせる為の計算も必要になります。 そしてもちろんPhotoshopのようなツールを使いこなす必要もあります。
コーディング・マークアップスキル
デザインされたランディングページ(LP)をそのまま表示させるにはHTMLという言語に置き換える必要があります。
そしてHTMLだけでは思い通りにレイアウトする事が出来ない為CSSという言語も必要になります。 ほんの少し、ボタンを動かしたい、ハンバーガーメニューをつけたいとなったらJsという言語も必要になります。
また、コーディングされた全てのファイルをサーバーにアップするFTPなども必要になります。
ランディングページ(LP)の完成!そのあとは?
無事にランディングページ(LP)が公開出来たら、いざ集客の開始です。
あなたが作ったランディングページ(LP)は期待した効果を出してくれるでしょうか?
時間をかけて作ったからと言って、ランディングページ(LP)が期待通りの効果を出してくれるとは限りませんし期待通りの効果を出したとしても、それが継続されるとは限りません。
ランディングページ(LP)は公開してからが勝負というマーケターもいるほど。 効果・成果状況を見ながら改善していく事がとても重要になります。
ランディングページの効果改善の為に見るべきポイント
(1)どの様なキーワードでページを訪問しているか?
検索広告を出向しているならユーザーが検索しているキーワードを調べてみましょう。
検索広告を出向していなければGoogleAnalyticsなどの解析ツールでも一部のキーワードは確認する事が可能です。
検索数の多いキーワードにはユーザーのニーズが隠されています。 検索キーワードとランディングページ(LP)の内容がずれていたら、欲しい情報と違うと判断されている可能性が高くなります。
(2) 適切なターゲットユーザーに配信されているか
構成案を考える前にターゲットについて記述しましたが、このターゲットと実際に広告配信されているターゲットは適切ですか?
あなたが想定したターゲットは本当にあなたの(企業の)商品(サービス)にマッチしたターゲットでしょうか?
web広告でセグメント出来るターゲティングは、デモグラフィック情報と呼ばれる、年齢や性別、地域等の情報に加えて、世帯年収や活動の時間帯、PCからのアクセスなのかスマートフォンなのかというデバイス情報等があります。
ランディングページ(LP)を作る際にはより具体的なペルソナ情報にまで落とし込みますが、広告で出来るターゲティングはもう少し大きい範囲のセグメントになります。
あなたが想定していたターゲットと、実際に商品(サービス)を使う人が間違っていればどんなに適切なターゲティングをしても期待通りの結果を得る事は出来ません。 もう一度リサーチをしてみましょう。
ページ内のユーザー動向
GoogleAnalyticsを使った調査 GoogleAnalytics(GA)を使ってユーザーがどの様な動きをしているかを知る事が出来ます。
特に、ランディングページ(LP)から商品詳細ページなどにリンクしている場合等、同一ドメイン内を回遊が可能な商材であれば、ランディングページ(LP)からどのページに遷移してどのページで離脱しているか、 直帰率はどれくらいなのか、ページの滞在時間は?など細かい情報を見る事が出来ます。
GAの滞在時間はページからページに遷移する際の時間を見ている為、次のページが無い、単独のランディングページ(LP)では正確な時間を図るのが難しいのでご注意ください。
ランディングページ(LP)を訪れた人は、どのポイントをよく読んでいるのか、素通りしているコンテンツはあるか?等を可視化するツールがヒートマップツールです。
GAのようにページの回遊ではなく、ページ単体の中でのユーザー動向を見る事が出来ます。ヒートマップツールにはクリックマップ機能を持っている場合がほとんどですが、どこを読んでどこをクリックされたのか等を視覚的に見る事も可能になります。
ヒートマップツールやGAを活用して、ランディングページ(LP)内でのユーザー動向を調査し、その結果をもって次の改修を行っていきましょう。
一人では難しい制作&PDCA!代理店の力を上手に使いましょう。
代理店では日ごろから多くのランディングページ(LP)を制作・運用し、効果改善をしながら広告運用を行っています。
依頼先や相談先に迷ったら、プロフェッショナルである代理店にまずは相談してみる事をお勧めします。 デジタルトレンズでは、お客様の課題をしっかりとヒアリングし、お客様と伴奏しながらの制作フローを大切にしています。
伴走型なので、あなたが(企業が)言いたい事や伝えたことと、実際の制作物との乖離が生まれにくいのも特徴です。 また広告運用結果と合わせてPDCAサイクルを回しており、集客の観点と制作の観点など、多方面から現状を整理する事で 集客の根本的な課題解決をお手伝いしています。
月に5社様限定となりますが月額5万円からwebコンサルティングもお受けしております。 集客・ランディングページ(LP)制作、ランディングページ(LP)の効果改善にお悩みの際は是非お問い合わせください。
デジタルトレンズへお気軽にご相談下さい。
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