インスタのストーリーズにかかる広告費用の目安|掲載のやり方やポイント4つ解説

投稿日:2023.08.23

インスタのストーリーズにかかる広告費用の目安|掲載のやり方やポイント4つ解説

「インスタストーリーズで広告を運用してみたいが、どれだけの費用が必要かわからない」

このような悩みによって、実施に踏み切れない方もいるでしょう。

世界において5億人以上がInstagramのストーリーズを利用しているといわれています。

うまく活用できれば費用対効果の大きな宣伝方法となるでしょう。

とはいえ、どれくらいの費用で成果が期待できるのかわかりにくいものです。

この記事では、インスタのストーリーズ広告にかかる費用の目安や掲載のポイントについて解説します。

インスタストーリーズ広告にかかる費用

インスタストーリーズ広告にかかる費用を、次の3つの項目に分けて説明します。

インスタストーリーズ広告掲載はワンコイン(500円)でも可能

インスタストーリーズ広告を掲載するための最低価格は100円です。

計算しやすいワンコイン(500円)から始める方もいます。

ただし、一定の効果を期待するのであれば、あまりに低価格で始めるのは推奨されません。

ここでの広告掲載とはInstagramだけでなく、Facebookを含む「ストーリーズ」「フィード」「発見」「リール」などすべてに最適化されたものをいいます。

インスタストーリーズ広告で効果が期待できる費用

インスタストーリーズ広告で一定の成果をあげるなら、10万円以上の費用が目安です。

出稿する商品や目標値にもよりますが、広告を最適化するにはある程度のデータが必要となります。

費用が安すぎると、十分なデータを取れないまま掲載が終了してしまいかねません。

事業の規模によっては10万円以下でも運用可能ですが、1日あたりの予算を1,000円としても、最低3万円は用意しておくべきでしょう。

インスタ運用代行会社に依頼する場合の費用

インスタ広告を運用代行会社に依頼する場合は、「代行費用+運用(配信)費用」が必要です。

インスタ運用代行は20万円〜30万円が費用相場といえるでしょう。

投稿作成から投稿、成果分析までがサービスに含まれるイメージです。

コストを抑えたいなら10万円以下でも依頼できますが、投稿やコンサルティングなど簡易的な運用代行のみの場合がほとんどです。

インスタストーリーズ広告4つの課金方法

インスタストーリーズ広告には、次の4つの課金方法があります。

課金方法①:クリック課金

クリック課金の費用相場は、1クリックにつき40~100円です。

クリック課金とはCPC(Cost Per Click)ともいい、広告がクリックされるごとに課金されるシステムです。

ユーザーをLPへ誘導したい場合に向いています。

クリック課金では広告の表示回数を問わず、広告がクリックされなければ費用は発生しません。

課金方法②:インプレッション課金

インプレッション課金の費用相場は、1回の広告表示につき0.5~1円が目安です。

インプレッション課金とはCPM(Cost Per Mile)ともいい、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。

広告の視認度を高める効果があるため「商材やブランドの認知を拡大したい」「リーチ数を増やしたい」などの目的に向いています。

課金方法③:動画視聴課金

動画視聴課金の費用相場は、1再生につき4~7円です。

動画視聴課金はCPV(Cost Per View)ともいい、動画の再生時間に応じて課金されるシステムです。

動画広告によって、商品やサービスの認知度を向上させたい場合に向いています。

ただし、クリエイティブ(広告)の質が悪ければ、最後まで再生されなかったり、コンバージョン(ユーザーの行動)につながらなかったりする可能性があります。

課課金方法④:アプリインストール課金

アプリインストール課金の費用相場は、1回のインストールにつき100~150円です。

CPI(Cost Per Install)ともいい、ユーザーがスマートフォンにアプリをインストールしたタイミングで課金されます。

CPI課金方法では、広告を表示したりクリックしたりするだけでは課金されないのがメリットです。

ただし、1インストールあたりの費用が高いのがデメリットと考える方もいるでしょう。

インスタストーリーズ広告のやり方5ステップ

インスタストーリーズの広告はパソコンやスマホで簡単に掲載が可能です。

ここでは、パソコンを使った掲載方法を5つのステップに分けて説明します。

ステップ①:Facebookページとインスタアカウントを紐付ける

インスタストーリーズに広告を掲載するためには、Facebookの個人アカウントおよびInstagramのプロアカウントを紐づける下準備が必要です。

具体的には次の手順で紐づけていきます。

これらの下準備の詳しいやり方は、Facebook公式ホームページを参照してください。

ステップ②:キャンペーンを作成する

実際に広告を作成するには、Facebookの「広告マネージャー」にアクセスする必要があります。

広告マネージャーにアクセスしたら「キャンペーン」→「広告セット」→「広告」の順に作成を進めていきます。

最初の「キャンペーン」で設定できるのは、キャンペーン名や広告の目的です。

広告の目的は次の6項目がありますが、最初のSNS広告ならは「トラフィック(アクセス数を増やす)」か「売り上げ(購入率を増やす)」で問題ないでしょう。

広告の種類 目的
認知 サービスや製品の存在を知ってもらう
トラフィック 特定のページに誘導する
エンゲージメント イイネやシェアをしてもらう
リード 電話やメールを送ってもらう
アプリの宣伝 アプリをダウンロードしてもらう
売り上げ 商品やサービスの販売を促進する

ステップ③:広告セットを作成する

次の「広告セット」では、広告の [オーディエンス](ターゲット)を決めていきます。

ターゲットテストをした際に比較しやすくするため、「九州30代男性」のように、ターゲットに関連したものを広告セット名にすると良いでしょう。

他に設定できる項目は [予算] や [掲載期間] [配置] などです。

[配置] では、特別な事情がない限り [Advantage+ 配置] を選びます。

InstagramとFacebookにおける「フィード」「ストーリーズ」「発見」「リール」で最適化された広告を掲載できます。

ステップ④:広告(クリエイティブ)を設定する

最後の「広告」では、 [フォーマット] を選び、実際にユーザーが目にする [クリエイティブ](広告)を作成します。

フォーマットには次の3つがあります。

フォーマット名 説明
シングル画像または動画 1件の画像または動画、あるいは複数の画像が含まれる1件のスライドショー
カルーセル スクロール可能な2件以上の画像または動画
コレクション メインビジュアル(画像・動画)と商品画像を組み合わせて同時に表示できる広告

フォーマットを選んだら、動画や画像を取り込みます。

さらに、見出しや説明などを加えればクリエイティブの完成です。

また、インスタストーリーズ用には縦長の画像が必要です。

忘れず追加しましょう。


ステップ⑤:公開する

「広告」の設定がすべて完了したら、右下の[公開する]をクリックしてプロセスは終了です。

作成した広告はFacebookによって審査され、問題がなければ配信が開始されます。

ストーリーズ広告が配信できない場合には、なんらかの不備があるかもしれません。

画像や投稿の内容が仕様に沿って作られているか、アカウントは問題ないかなどの確認が必要です。

インスタストーリーズ広告を成功させるポイント4つ

インスタストーリーズ広告で成果を上げるために、押さえておくべきポイントを4つ紹介します。

ポイント①:ターゲットを明確にする

インスタストーリーズ広告で重要なのは「ターゲティング」です。

最大限の費用対効果を発揮するには、詳細なターゲット設定が不可欠です。

広告マネージャーでは「広告セット」を作成する段階で、かなり細かい部分までターゲット設定ができます。

Instagramのハッシュタグ(#○○)を設定すれば、関連性のある投稿との紐づけもしてくれます。

ハッシュタグ自体をフォローしているユーザーも多いため、興味関心が似ている人の目に留まる確率も上がるでしょう。

ポイント②:最初の5秒でユーザーを引きつける

ストーリーズを閲覧しているユーザーは、雑誌をめくるように興味のないコンテンツを次々とスキップしていく傾向があります。

最初の数秒でユーザーを引きつけられなければ、広告を最後まで見てもらえません。

冒頭に伝えたいメッセージを持ってくる、インパクトのある動きを取り入れるなどの策が有効です。

クリエイティブ(広告)を作成するのは簡単ですが、ユーザーを引き込み費用対効果を上げるには綿密な戦略を練るべきでしょう。

ポイント③:程よくテキストを入れ込む

テキストを程よく入れ込むことで、ユーザーは広告の内容をひと目で把握できます。

ただし、文字数が多すぎて画面を占有すると、必要な情報が伝わりません。

文字数をできるだけ抑えたり、キャッチコピーを活用したりといった工夫を取り入れましょう。

また、広告の上部や下部にテキストを入れ込まないよう注意が必要です。

プロフィールアイコンやCTA(誘導を促したいリンクなど)がテキストで隠れ、ユーザーの誘導を妨げてしまいます。

ポイント④:CTA(Call To Action)を工夫する

インスタストーリーズなどのSNS広告では、CTA(Call To Action)ボタンの工夫で誘導率に差がつきます。

CTAボタンとは「リンクを開く」「詳しくはこちら」のような文字がリンクボタンになったものです。

クリエイティブ作成の際には、ユーザーに起こしてほしいアクションを明確にしてCTAボタンを設定しましょう。

複雑だったり、読みにくかったりするとユーザーの誘導につなげられません。

インスタのストーリーズ広告を使った成功事例

インスタストーリーズ広告を使って、自社の目標を達成した2つの事例を紹介します。

事例①:Starbucks Indonesia

Starbucks Indonesiaの目標は、ジャカルタおよび周辺の都市圏の住民をターゲットに、新規顧客として店舗への来店を促したいというものでした。

そこで、フィードとストーリーズに誘導広告を配信して、ジャカルタ首都圏に住む新規顧客に絞りクーポンを送信したのです。

また、自社のSNSページにアクセスしたことがあるユーザーを対象から外すことで、1人で複数のクーポンを受け取れないようにしました。

施策により、Starbucks Indonesiaが達成した成果は次のとおりです。

引用:Starbucks Indonesia

事例②:LG Electronics

LG Electronicsの目標は、ブランド認知度と購買意欲を高めたいというものでした。

そこで、ストーリーズ広告でARエフェクトを起動できるようにしました。

自社の特筆すべき施策は、画面上のユーザーの住居に複数のLG Electronicsの製品を配置できるようにしたことです。

その結果、ARエフェクトを楽しんだ潜在顧客がインスタのストーリーズですぐに結果をシェアし、ブランド認知につながりました。

施策により、LG Electronicsが得た成果は次のとおりです。

引用:LG Electronics

まとめ:インスタストーリーズ広告の費用対効果を高めるには運用代行がおすすめ

インスタストーリーズ広告は、パソコンやスマホを使って誰でも簡単に利用を開始できます。

しかし、一定の成果を求めるなら、自己流の運用は難しいと感じるかもしれません。

そのような方は、SNS広告運用代行を得意とするデジタルトレンズがおすすめです。

アカウント企画・運用代行はもちろん、クリエイティブ制作やデータ解析も一括して対応します。

広告を掲載して終わりではなく、施策内容の振り返りから改善提案までレポートにしてご報告します。

御社の求める目標や予算に応じた見積もりもできますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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