【ノウハウ不要】インハウスSEOとは?メリットや内製化への手順を解説

投稿日:2024.03.14

【ノウハウ不要】インハウスSEOとは?メリットや内製化への手順を解説

インハウス(内製)でSEO対策を実施したいと考える経営者あるいはWebマーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。

SEO対策のインハウス化(内製化)は、自社の事業と施策を連動させやすい点やノウハウを蓄積できるといった点から多くの企業に注目されています。

実際に弊社でご支援した企業様の中でも、SEO対策のインハウス化(内製化)に成功したケースは多数あります。

「SEO対策をインハウス化(内製化)しようと考えており、判断基準が知りたい」
「社内でSEO対策に精通している人材がいない場合でも、インハウス化(内製化)できるかが知りたい」

このように考える方に向けて、インハウスSEOの概念、外注と比較した場合のメリット・デメリット、最低限必要な社内理解、実行までの流れ、成功事例を紹介します。

インハウス(内製)でSEO対策を検討する方には役立つ記事となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

そもそもインハウスSEOとは?

インハウスSEOとは、SEO対策を社内で一貫して行うことです。

完全に内製化で行うパターンもあれば、記事制作や被リンク獲得施策など一部の作業を外注するパターンがあります。

 

【外注と比較】インハウス(内製)でSEO対策を実施するメリット・デメリット

ここからはインハウス(内製)でSEO対策を実施するメリット・デメリットを外注の場合と比較しながら紹介します。

メリット デメリット
インハウス化(内製化) ・自社の事業と連携しやすい。
・SEO対策のノウハウを蓄積できる。
・外注コストを抑えることができる。
・一定量の工数がかかる。
・最新のGoogleの動向をキャッチアップしなければいけない。
・どの施策が最適か判断に迷う可能性がある。
外注 ・SEO対策にかかる工数分の時間を社内に割ける。
・SEO対策のノウハウが社内にない場合も施策を実施できる。
・自社にはない視点から改善案を出してもらえる。
・インハウス化(内製化)と比べるとノウハウを蓄積しにくい。
・外注コストがかかる。
・外注する業者選びに失敗すると成果が出ない。

メリット

まずは、SEO対策のインハウス化(内製化)について外注と比較した場合のメリットをご紹介します。

自社の事業と連携しやすい

SEO対策のインハウス化(内製化)のメリットとして、自社の事業と連携しやすいといった点が挙げられます。

例えば、自社で化粧品などをD2Cブランドを展開しているメーカー(仮にデジタル化粧品とします)が、OEMに注力していくといった場合、すぐに社内で戦略を共有しSEO対策の方向性をシフトすることができます。

他にも、自社内で実際にあった顧客の声、例えば「今までは肌トラブルが多かったが、今回デジタル化粧品に変えて解決した」という声があれば、その課題に沿ったSEO対策でお問い合わせへの確度が高い層を集客できます。

このように、自社の事業と連携しやすいといった点はメリットでしょう。

SEO対策のノウハウを蓄積できる

次にSEO対策のノウハウを社内で蓄積できるといった点がメリットとして挙げられます。

SEO対策は基礎的な知識はもちろん最低限必要ですが、多くは実践(施策の実行~検証、改善)でノウハウが蓄積されていきます。

そのため、自社内でSEO対策を行うことでノウハウを蓄積していくことができます。

外注コストを抑えることができる

最後に外注コストを抑えることができるといった点です。

SEO対策支援会社にSEOコンサルティングを依頼する場合、施策内容や企業によってもことなりますが月額で10〜70万円程度の費用がかかります。

また、SEO対策には基本的にコンテンツ制作が必要になりますが、1コンテンツあたり数万円かかります。

このように外注コストを削減できる点ではメリットといえるでしょう。

デメリット

次に、SEO対策のインハウス化(内製化)について外注と比較した場合のデメリットをご紹介します。

一定量の工数がかかる

SEO対策のインハウス化(内製化)には、一定数の工数がかかります。

想像以上に工数がかかるので、リソース不足になってしまう企業様も少なくありません。

例を挙げると下記のような工程で工数がかかります。

社内のリソースで賄えない場合は、一部の業務を外注するなどの対策が必要です。

最新のGoogleの動向をキャッチアップしなければいけない

SEO対策をインハウス化(内製化)する場合、最新のGoogleの動向をキャッチアップし続けなければいけません。

例えば、2024年3月にはGoogleのコアアップデートが始まりましたが、Googleが公表した内容からどのような評価部分に影響が出そうかを読み解かなければいけません。

また、流入数が大幅に減少するなど自社サイトに悪影響があった場合、実際の検索結果や競合メディア、順位が低下したキーワードも踏まえながら原因を調査・改善する必要があります。

このように動向に合わせて知識をアップデートしなければいけない点には苦労する企業も多いでしょう。

どの施策が最適か判断に迷う可能性がある

最後に、SEO対策のインハウス化(内製化)では、どの施策が最適か判断に迷う可能性があります。

先ほどご紹介したアップデート時に流入数が減少した場合の対処方法もそうですが、どうしても上位表示をしたいキーワードをどうすれば上位に上げられるかの施策も同様です。

例えば仮に「フリーコンサル」で1位を獲得したい場合、

などさまざまな選択肢から施策を選び、実行・検証を行う必要があります。

 

【最低限必要】SEO対策のインハウス化(内製化)に向けて必要な社内理解

SEO対策をインハウス化(内製化)で行う場合、特に経営陣の社内理解が必要不可欠になります。

ここでは、どのような点を理解しておくべきかについて説明します。

SEO対策は想像したよりも工数がかかる

SEO対策は想像したよりも工数がかかります。

実際に弊社でご支援させていただいた企業様でも「記事を書いてみたが予想以上に時間がかかった」などの声もいただいています。

そのため、SEO対策を推進する責任者を配置することを推奨します。

SEO対策を推進する責任者を配置しなければ、優先順位が落ち、施策が途中で止まってしまいます。

成果が出るまでに時間がかかる

SEO対策は成果が出るまでに時間がかかるということを社内で理解を得ておくことが必要です。

SEO対策は中長期的な施策のため、最低半年から効果が見え始め、投資回収ができるまでに2年かかるケースも少なくありません。(その分、中長期的に見るとコストパフォーマンスは高いです。)

この点を社内で理解してもらえていないと、すぐに成果が出ないので中断しようという結果になりかねません。

間接的に売上につながることが多い

間接的に売上につながることも多いということも、社内で理解を得ておく必要があります。

例えば、コンテンツを使ったSEO対策では、一度コンテンツを見たユーザーが数週間後、数か月後に再度サイトを訪問しお問い合わせするケースも多いです。

その他にもユーザーにとって有益な情報を提供していれば、信頼されるのでお問い合わせ後の成約率が高まります。

 

【SEO対策のノウハウがない場合】インハウス化(内製化)までの流れ

ではSEO対策のノウハウがない場合、インハウス化(内製化)は難しいのでしょうか。

実際のところ弊社でご支援してきた中でもインハウス化(内製化)は可能です。

ここでは、SEO対策支援会社を活用したインハウス化(内製化)の方法をご紹介します。
※デジタルトレンズでもインハウス化(内製化)のサービスを提供しています。

SEO対策に向けた体制を構築する

未経験で問題ないので専任のSEO担当者を最低1人配置しましょう。

未経験の場合でも、SEO対策支援会社インハウス化プランを活用すれば、
最低半年程度でSEO対策の基礎知識・スキルを身に付けることができます。

身につく知識・スキルの例
・対策キーワードを適切に選定する。
・上位表示をするための構成を作成する。
・構成をもとに評価されやすいライティングを行う。
・ソースコードの使い方など正しい知識をもとにサイト内部を改善する。
※個人差があります。

実際弊社がご支援した中では、このように未経験から上記知識・スキルを身に付けた方もいらっしゃいます。

SEO対策会社を活用してインハウス化の支援を受ける

SEO対策会社によって異なりますが、さまざまなインハウス化に向けたプランを受けることができます。

例えば、弊社では下記のようなご支援が可能です。

インハウス化に向けたご支援の例
・SEO対策に関する基礎知識を定期的にレクチャーする。
・作成いただいた構成案・記事に対してフィードバックをする。
・各種分析ツール(Googleアナリティクスやサーチコンソール)などの使用方法をレクチャーする。
・チャットで適宜Q&Aに回答させていただく。
・SEO対策を成功させるまでのロードマップをご提案する。
※個人差があります。

このようにサポートが充実しているので、インハウス化に向けて着実にSEO対策に関する知識・スキルを身に付けることができます。

自社でSEO対策を実行してみる

インハウス化のサポートを受けた後は、実際に自社でSEO対策を進めていきます。

ただし、最初は不安に感じられる企業様も少なくありません。

そのような場合は、SEO対策のアドバイザーとしてしばらくは支援を引き続き依頼すると良いでしょう。

コアアップデートなど、アルゴリズムの変更で流入が大きく減少した時など困った際に、適宜相談に乗ってもらうことができます。

リソース不足の場合は部分的に作業を外注する

記事の執筆など想像以上に負荷がかかり、リソース不足になってしまうケースもあります。

そのような場合は、リソース不足分のみ部分的に作業を外注すると効率よくSEO対策を進められます。

実際、新しい人材を採用するよりも部分的に外注した方がコストが大幅に安く済むケースも少なくありません。

 

SEO対策のインハウス化(内製化)に成功した事例

 

toB向け美容系オウンドメディアを運用する企業様の事例をご紹介します。

こちらの企業様では0からサイトを立ち上げ。

年間で175件ものお問い合わせを獲得することに成功しました。

徐々にインハウス化にシフトしていき、現在ではKW選定〜執筆、入稿、内部改善まで一通りの業務を自社で実施されています。

 

まとめ

今回の記事では、インハウスSEOの概念、外注と比較した場合のメリット・デメリット、最低限必要な社内理解、実行までの流れ、成功事例について紹介しました。

社内にSEO対策に長けた人材がいない場合も、SEO対策支援会社を上手く活用することでSEO対策のインハウス化(内製化)は十分に可能です。

もし外部のSEO対策会社に相談してみようとお考えの方は、ぜひ一度弊社デジタルトレンズも検討してみて下さい。

弊社では、SEO対策におけるインハウス化の支援実績が多数あります。

また、自社メディアも数種類保有しており、そこで得た知見をもとにSEO対策を行うので再現性が高いノウハウにご好評いただいています。

SEO対策に興味があるけど失敗したくないという方はぜひ一度下記よりお気軽にご相談ください。

記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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