人材紹介企業のSEO対策のメリットと成功するためのポイント

投稿日:2024.01.18

人材紹介企業のSEO対策のメリットと成功するためのポイント

これから人材系メディアでSEO対策を行うことを考えているが、何から手を付けて良いか分からない人材系企業の方もいるのではないでしょうか?

大手の人材系メディアは、多くの求人を掲載しており、後発のサイトは流入を伸ばすことが難しく、戦略的なSEO対策が求められます。

弊社デジタルトレンズは、広告集客からSEO対策、アクセス解析まで幅広い業務に対応しており、人材紹介会社を含む合計1,000社を超えるご支援実績がございます。

以下の表は、IT人材系の後発サイトの実績です。

弊社のさまざまな業界のご支援実績をもとに、後発サイトでも流入を伸ばすことに成功しています。

本記事では、弊社の知見を活かした、人材系メディアにおけるSEO対策のメリットや重要なポイントについて解説します。

これから人材系メディアでSEO対策を行っていこうと考えている方や、なかなか流入を獲得できずに悩んでいる方には、これからの方向性を決めるのに役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

【2024年1月最新】人材領域のSEO市場を解説

まず始めに、2024年1月時点での人材領域のSEO市場を解説します。

出典:正社員の求人件数・応募数推移レポート|マイナビキャリアリサーチLab

上記のグラフは、2019年の求人件数と応募者数の年間平均を100%とした月次推移を示しています。

このグラフより、求人件数は、2019年平均比で144.7%に増加しているものの、応募数は89.7%にとどまっています。

これは、求人市場が拡大しているのにも関わらず、応募者数が追いついていないことを示しています。

このため、人材業界では、SEOを駆使して、より多くの潜在顧客にアプローチし、魅力的な職場環境やキャリア展望をアピールすることが求められていると言えます。

特に、後発の人材系メディアは、大手の対策していないKWを狙うなど、戦略的なSEO対策を行う必要があるでしょう。

まずは、SEO対策を行うメリットをしっかりと理解したうえで、戦略的なSEO対策を行いましょう。

 

人材系メディアでSEO対策を行うメリット

人材系メディアがSEO対策をすることで具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか?

人材系メディアがSEO対策を行うメリットは以下の2つが挙げられます。

・新規登録者を確保できる
・資産性が高く中長期的にはコストパフォーマンスが非常に優れている

それぞれのメリットについて以下に詳しく解説します。

新規登録者を確保できる

一つ目のメリットとして、新規登録者を確保できることが挙げられます。

ここでは新規登録者という点に注目し、どのように新規登録者を確保できるかを3点から解説します。

ユーザー数を増やすことができる

まず初めに、人材系メディアがSEO対策をすることで、ユーザーが増え、接点を持つことができます。

SEO対策を行うことで、将来的に転職を考えている潜在顧客の目に触れることで、新規に登録してくれる可能性が高まります。

例えば、接客業に特化した人材系メディアであれば「笑顔をキープするためのコツ」、バックオフィスや事務職に特化した人材系メディアであれば「タイピングスキルを高めるためのコツ」などを対策します。

一見転職とは関係ないキーワードを対策することで、今後転職するかもしれない潜在顧客にアプローチすることができ、新規登録者として接点を作ることができるのです。

転職したい時にすぐに思い出してもらえる

続いて、人材系メディアがSEO対策をすることで、転職したい時にすぐに思い出してもらうことができます。

ユーザー数が増え、接点を持つことはできるものの、ユーザーはすぐには登録しないことが考えられます。

しかし、適切なSEO対策により、コラム記事を上位表示させることができれば、転職したいと考えたときにすぐに思い出してもらえます。

ここでは、エンジニアに特化した人材系メディアでSEO対策を行うことを例に挙げます。

例えば、「システムエンジニア キャリアパス」と調べた後に、将来性の高いAIエンジニアへの転職をしたいと考え、「AIエンジニア 年収」や「AIエンジニア 志望動機」などと調べるユーザーがいるとします。

上記の検索キーワードで上位表示ができていれば、自社のサイトをユーザーが2回目にすることになり、サイト名がユーザーの記憶に残りやすくなります。

このようなSEO対策をすることで、ユーザーが転職活動時に自社の人材系メディアをすぐに思い出し、新規登録者の確保につなげることができるのです。

信頼できる人材紹介会社だと思ってもらえる

最後に、適切にSEO対策を行うことで、信頼できる人材紹介会社だと思ってもらえることにつながり、新規登録者数を増やすことができます。

前述に続き、エンジニアに特化した人材系メディアを例に挙げます。

人材紹介会社が多くの求職者や企業と関わってきたことで知りえた情報を、独自の視点から発信することで、独自性や具体性が増し、ユーザーから信頼を得ることができます。

<発信例>
「〇〇エンジニアの面接で意識することは?」
「〇〇エンジニアの志望動機の書き方」
「〇〇エンジニアに必要な資格は?」
「〇〇資格を取得するための勉強方法は?」など

このように、直接CVにつながらなかったとしても、ユーザーに役立つ情報を発信し続けることで、潜在顧客の信頼性を高めることができ、最終的には新規登録につなげることができるのです。

資産性が高く中長期的にはコストパフォーマンスが高い

人材系メディアでSEO対策を行うメリットの二つ目は、その資産性が高く、中長期的にコストパフォーマンスが高いことです。

SEOにより作成されたコンテンツは、長期間にわたり価値を持ち続け、一度の投資で継続的なトラフィックを生み出すため、長期的に見ると高いコスト効率を実現します。

例えば、Web広告の場合であれば、Googleに広告費用を支払えば、すぐに検索結果の上位に表示させることができますが、月に数十万~数百万円のランニングコストがかかります。

一方、SEO対策を行う場合は、最初は記事を作成するための費用や時間がかかりますが、上位表示させることができれば、コストをかけずに登録につなげることができます。

このように、SEO対策は長期的に見てコスト効率が良く、人材系メディアにとって貴重な資産にすることができます。

 

人材紹介系メディアでSEO対策をする際に重要な4つのポイント

ここまで、人材系メディアがSEO対策を行うメリットについて解説しました。

ここからは、人材系メディアが戦略的にSEO対策を行うためのポイントについて解説します。

お問い合わせにつながりやすいKWから対策をする

まず、人材紹介メディアでのSEO対策は、お問い合わせにつながりやすいKWに焦点を当て、優先的に対策することが重要です。

ユーザーが検索するKWの検索意図を読み取り、お問い合わせに近いKWを探しましょう。

ここでは、フリーランス案件サイトを例に挙げます。

自社のフリーランス案件サイトに集客するためには④から対策を行いましょう。

<④のKWの例>
・フリーランスエージェント×おすすめ×(自社が得意としている職種)
・フリーランスエージェント×おすすめ×(自社が得意としている特徴(手数料、福利厚生など)

上記のようなお問い合わせにつながりやすいKWを対策することで、効率よく登録につなげることができます。

特に、特定の業界や職種に特化したキーワードを用いたコンテンツは、求職者の関心を引きつけ、お問い合わせへとつながりやすくなります。

案件詳細ページや一覧ページの対策をする

ポイントの2つ目は、案件詳細ページや一覧ページの対策をすることです。

実際にユーザーは、案件詳細ページや一覧ページから仕事を探し、お問い合わせを行います。

そのため、いくらお役立ち情報などのコラムから集客できたとしても、案件詳細ページや一覧ページの対策が行われていなければ、せっかく集客できたユーザーも登録につながりません。

また、大手の求人サイトの案件数や登録者数は非常に多く、アクセス数が多いため、SEO上有利であり、大手サイトよりも上位表示を狙うことは非常に難しいでしょう。

このため、これからSEO対策を行うのであれば、自社独自の案件に絞った紹介や案件詳細ページの改善が求められます。

例えば、業界を絞り、ニッチ化を行うことや、一覧ページの見やすさや検索のしやすさを向上させ、滞在時間を伸ばすことなどが重要となるでしょう。

適切な内部リンクの設計をする

ポイントの3つ目は、適切に内部リンクを設計することです。

適切な内部リンクの設計ができれば、コラムから流入したユーザーをお問い合わせページへとつなげることができるからです。

例えば、これから人材紹介メディアでSEO対策をしていく場合、(職種)×転職などのビッグキーワードでは大手に勝つことが難しいため、大手が対策していないKWをコラム記事で対策することで流入を図ります。

その後、上位表示が難しい(職種)×転職のページに内部リンクをつなぎ、誘導することで、上位表示ができなかったとしてもユーザーを登録につなげることができます。

また、適切な内部リンクをつなげることは、以下3つのSEO上のメリットがあります。

・クローラーが巡回しやすくなる
・ページ同士の関連性が上がり、Googleからの評価が上がる
・ユーザーの滞在時間が伸び、Googleからの評価が上がる

このように、内部リンクを適切に設計することは、さまざまなメリットがあるため、積極的に行いましょう。

以下に内部リンクの効果的な設置方法をまとめていますので、ぜひご覧ください。

 

人材系メディアなど類似性の高いサイトから被リンクを獲得する

最後に人材紹介メディアのSEOでは、類似性の高いサイトから被リンクを獲得することが重要です。

被リンク獲得は、信頼性と権威性を示し、SEOにおける重要な指標であるドメインパワーを上げるために重要となります。

以下に被リンクを獲得する方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

 

SEO対策会社に任せるという手もある

SEO対策のポイントが分かっても、実際に実行しようとすると、このやり方で合っているか不安、やっぱりどうすればいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。

検索結果の上位表示を目指すには、短くても半年程度の時間がかかります。

間違った方向で進めてしまうと時間と労力が無駄になってしまうこともあるでしょう。

そこで、人材紹介のSEO対策を、専門のSEO対策会社に依頼する選択肢も検討してみてはいかがでしょうか?

専門のSEO対策会社に依頼するメリットは以下が挙げられます。

・SEO対策会社は複数のクライアントのメディアを運営しており、知見が溜まりやすく、再現性の高いプロセスを知っている。
・普段行っている施策を止めずにSEOに関する業務を代行してくれる。
・最新のSEOトレンドや技術に精通しており、効果的な戦略を提供してくれる。

SEO対策会社は、キーワードの選定からコンテンツの最適化、被リンク戦略の構築まで、広範囲にわたる対策を実行できます。

そのため、専門のSEO対策会社を上手く活用することで、人材紹介会社にとって効率的かつ効果的なSEO対策を行うことができるでしょう。

 

人材紹介系メディアでのSEO対策成功事例

弊社は、さまざまな業界のクライアントを対応させていただいています。

その中で、人材系メディアでのSEO対策の成功事例をご紹介させていただきます。

某IT系人材メディア

こちらはITに特化した人材系メディアの実績です。

SEOコラムでの流入を図っており、基本的な内部対策、外部対策も実施しています。

上のグラフから分かる通り、2023年11月3日に行われたGoogleコアアップデートにより、流入数が落ち込みました。

本メディアは、さまざまなKWを対策しておりますが、それらを適切に内部リンクでつないだことで、流入をすぐに増やすことができ、その後も流入を増やし続けています。

今後も先述したポイントを中心にさまざまな施策を実施していくことで、流入をさらに増やし続けていきます。

某コンサルタント系人材メディア

某メディアでは、弊社にお問い合わせいただくまでSEO対策を全く行っていませんでした。

競合が多いことに加え、某メディアはドメインパワーも低い状態でしたが、ニッチなKWを見つけて対策し、内部対策、外部対策をしっかり行うことで、約半年でお問い合わせにつなげることができています。

今後も適切なSEO対策を行っていくことで流入数を増やし、お問い合わせ件数を増やしていきます。

 

まとめ

この記事では、人材系メディアのSEO対策のメリットやポイントについて解説しました。

適切なSEO対策を実施すれば、これからSEO対策をするメディアや、流入が伸び悩んでいるメディアも確実に流入を増やし、登録につなげることができます。

もし、外部にSEO対策を実施してもらうことを検討している人は、ぜひ弊社デジタルトレンズへお問い合わせ下さい。

弊社では、あらゆる業界のSEO対策を実施しており、幅広い知見を基にそのメディアに合った適切な施策を実施して参ります。

お問い合わせいただければ、貴社の課題感を基に弊社での今後のSEO対策の施策内容を無料でご紹介させていただきます。

SEO対策をして、流入を増やし、リードの獲得をしたいとお考えの方は、下記より、お気軽にお問い合わせください。

記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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