世帯収入に合わせて広告表示が可能!Google広告のターゲティング方法を紹介
目次
世帯収入が対象となる属性ユーザーターゲティングとは?
Google広告では、ユーザー属性に合わせて広告配信ができるのが特徴です。
絞り込める属性の一つに「世帯年収」があるため、年収に合わせてターゲティングができます。 このような、Google広告の年収ターゲティングを「ユーザー属性ターゲティング」といいます。
絞り込める世帯年収は、以下の7種類に分類されます。
- ①上位 10%
- ②11~20%
- ③21~30%
- ④31~40%
- ⑤41~50%
- ⑥下位 50%
- ⑦不明
広告配信の目的に合わせて、上記の世帯年収の層ごとにアプローチができます。 例えば、富裕層向けにターゲティングをしたい場合は、世帯年収を「上位10%」に絞り込めばいいのです。
ターゲットが明確な企業であればユーザー属性として世帯年収を設定する方法は有効でしょう。
Googleはどのように世帯収入を把握しているか?
Googleは以下のようにユーザーの年収を識別しています。
- Googleサービスの設定や行動
- ユーザー自身が設定した広告カテゴリ
- SNSなどでユーザーが入力した属性情報
- 住んでいる地域
- 使用したことがあるモバイルアプリ
- 検索履歴やウェブの閲覧履歴
このように、Googleアカウントや行動履歴などで収集された情報から、ユーザーの世帯年収を把握しています。Googleアカウントに年収が登録されていなくても、今まで閲覧してきたウェブやアプリなどの情報から推測することも可能です。
しかし、Googleではすべてのユーザーの世帯年収を認識できるわけではありません。 ターゲティングの条件を絞り込み過ぎてしまうと、広告を表示できるユーザーがかなり限られてしまうので注意しましょう。
世帯収入のターゲティングが可能であるキャンペーンとは?
キャンペーンとは、Google広告を管理するための単位です。 各キャンペーン内には、「広告・キーワード・入札単価」のセットである「広告グループ」を作成できます。
以下のキャンペーンで収入ターゲティングが可能です。
- ディスプレイキャンペーン
- 検索キャンペーン
- 動画キャンペーン
- ファインドキャンペーン
- ショッピングキャンペーン
上記のキャンペーンによって、アプローチできるユーザー属性や広告の見え方が変わります。 例えば、「検索キャンペーン」は検索結果に基づいて広告が表示されます。検索結果の一番上に表示されるテキスト広告が一般的です。 一方、ディスプレイキャンペーンは閲覧しているページの広告枠に広告が表示されます。
ディスプレイ広告にはバナーで表示されるので、より視覚的にユーザーに訴求する特徴があります。 このように各キャンペーンによって特徴が違います。キャンペーンの種類を把握し、商品・サービスの特性やユーザー属性に合わせて、最適な広告を配信しましょう。
世帯収入ターゲティングの設定方法
Google広告にアクセスしたら、ユーザーを世帯年収で絞り込んで広告配信をしましょう。 世帯年収ターゲティングの設定方法は以下の通りです。
①対象となる広告グループを選択 ユーザー属性ターゲティングを設定する広告グループを選択します。
②左側のメニューで 「ユーザー属性」 をクリック
③「世帯収入」を選択
④広告グループに含める、もしくは広告グループから除外するユーザー属性グループの横のチェックボックスをクリック
⑤「編集」の項目で「有効」もしくは「広告グループから除外」を選択
より効果的にターゲティングを行う方法とは
最後に、世帯年収ターゲティングをより効果的に行う方法をまとめました。
他の属性と組み合わせてターゲティングを行う
他の属性と組み合わせることによって、より精度の高いターゲティングを実現できます。 例えば、富裕層といっても、年齢や配偶者の有無、地域などの属性情報によって、表示するべき広告は変わります。子供がいる家族向けのサービスであれば、「子供あり」のキャンペーンを設定するべきです。
商品・サービスのペルソナに合わせて、属性情報を設定しましょう。
属性の除外設定を行う(不明の属性をどう活用するか)
属性の除外設定を行うことで、広告を表示する必要のないユーザーを除外し、届けたいユーザーにのみ広告配信をしましょう。除外設定は、狙いたいユーザー属性が定まっている場合におすすめです。 ただし、Googleによるユーザー属性の判別はあくまでも推測です。
そのため、ユーザー属性は正確な情報ではないため、除外した属性が本来狙うべきターゲットの可能性もありえます。また、「不明」の属性を除外してしまう広告主様もいますが、ここのユーザー数のボリュームは意外と多いです。 「不明」の属性を設定することで、より幅広い層にアプローチできるので上手く活用しましょう。
入札単価をカスタマイズする
入札単価をカスタマイズすることで、世帯年収に合わせて広告を表示する頻度を調整しましょう。
例えば、富裕層向けのサービスを展開している場合は、世帯年収が高いユーザーの入札単価を高く設定するべきです。
設定した入札単価によって広告の表示頻度が変わるので、よりCV率の高い世帯年収に合わせてターゲティングをしましょう。
世帯年収ターゲティングを活用した広告事例
【事例1】投資商材
- 商材:投資商材
- 施策:Googleリスティング広告・Googleファインド広告
- 成果指標:資料請求・無料相談
投資系の商材は比較的高収入層がターゲティング層なので、リスティング広告では世帯収入下位50%を除外して配信。配信結果として上位11%~20%のユーザーからのCV数を一番多く獲得。また、ファインド広告では、さらに確度を高めるために上位40%以上を対象として配信。
広告費 | CPC | CTs | CV | CVR | CPA |
---|---|---|---|---|---|
¥281,215 | 223 | 1,260 | 18 | 1.43% | ¥15,623 |
世帯収入別の配信結果
※マイクロコンバージョンを含む
※配信期間:6か月間
【事例2】中小消費者金融
- 商材:中小消費者金融
- 施策:Googleリスティング広告
- 成果指標:問い合わせ・申し込み
消費者金融ということもあり、比較的お金に困っている可能性が高いユーザーが多い層に配信するため、世帯収入下位50%に向けて配信。個人・法人両方の視点からキーワードを設定した結果、CPA600円台を達成。
広告費 | CPC | CTs | CV | CVR | CPA |
---|---|---|---|---|---|
¥145,433 | ¥122 | 1,190 | 232 | 19.50% | ¥627 |
まとめ
今回は、世帯年収が対象となるGoogle広告の世帯年収ターゲティングについでまとめました。 Google広告の属性ユーザーターゲティングでは、世帯年収に合わせて広告配信することができます。
富裕層向けのサービスを展開している場合は、世帯年収ターゲティングはより一層効果を発揮します。 また、世帯年収を絞り込むことで、CV率の低いユーザーへの広告の表示頻度を減らせるので、費用対効果が高くなります。
他の属性情報との掛け合わせや除外設定、入札単価をカスタマイズし、広告を届けたいユーザーに配信しましょう。
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