Googleのカスタマーマッチって何? 特徴から費用、利用方法まで解説!
カスタマーマッチは、自社が保有する「メールアドレス」や「電話番号」などの自社が所有する顧客情報を利用することで、コンバージョンの確度が高いユーザーに広告の配信を行う手法です。
Googleカスタマーマッチの広告管理ページで、データをアップロードすればいいため、新人マーケティング担当者でも、簡単に設定ができます。
この記事では、カスタマーマッチの仕組み、費用、利用方法、3つの注意点を徹底解説します。
Googleのカスタマーマッチを活用して、無駄な広告運用を避けましょう。
目次
Googleのカスタマーマッチとは何か?
Googleカスタマーマッチのシステムは、住所、メールアドレス、電話番号のユーザーデータと企業データを分析して、マッチングしたユーザーに広告を配信します。
マッチング率は、平均で20%前後ですが、最低でも1,000件以上のユーザーデータが必要です。1,000人のデータがあれば、200人程度とマッチングできます。
またGoogleのカスタマーマッチは、Google広告の一部サービスであり、利用ごとに費用が発生しません。
Googleカスタマーマッチが利用できる広告
Googleカスタマーマッチが利用できる広告を解説します。
YouTube広告(100~300字)
YouTube広告では、Trueview広告を利用可能です。Trueview広告には、動画内に表示する「インストリーム広告」と右上に表示する「ディスカバリー広告」の2種類があります。
既存ユーザーや似たユーザーに広告を配信すれば、自然な宣伝やブランドイメージの向上になるでしょう。
Google検索広告・ショッピング広告
Google検索広告は、既存・新規ユーザーに合わせた広告を配信できます。Googleショッピング広告は、既存ユーザーが指定キーワードで検索したら、入札の対策が可能です。 広告ごとの特徴は、以下の表を参考にしてみてください。
【Google検索広告とショッピング広告の特徴】
名称 | 特徴 |
Google検索広告 | 新規・既存ユーザーに合わせた広告が配信できます。
■新規ユーザー ■既存ユーザー |
Googleショッピング広告 | ■既存ユーザー 購入単価の高い商品やセット販売により、売上アップを狙います。 ■新規ユーザー |
カスタマーマッチ活用時の3つの注意点
カスタマーマッチの注意点を紹介します。
その1:1,000件以上のユーザーデータが必要
Googleカスタマーマッチの注意点は、1,000件以上のデータが必要です。収集するデータは、電話番号やメールアドレスで十分ですが、データ数は1,000件以上にしましょう。
1,000件のデータを収集しても、すべてのユーザーとマッチングできません。「ユーザーとのマッチング率は、約20%」と考えましょう。
その2:Googleの条件をクリアする
Googleカスタマーマッチの注意点は、条件に当てはまることです。
カスタマーマッチの利用には、4つの条件をクリアしなければいけません。
- Googleのポリシーに違反しない
- 支払いの遅延がないこと
- Google広告の利用額が、5万ドル以上
- Google広告を、3ヶ月以上利用中
「Googleアカウントさえあれば、カスタマーマッチを利用できる」というのは誤解です。
詳しくことは「カスタマーマッチのポリシー」をチェックしましょう。
その3:ユーザーデータの取り扱い(100~300字)
Googleカスタマーマッチの注意点は、ユーザーデータの取り扱い方です。ユーザーの住所、電話番号、メールアドレスを利用するので、情報漏えいに注意しましょう。
カスタマーマッチにユーザーデータをアップロードする場合は、暗号化(ハッシュ化)して安全性を高めてみてください。
広告代行業者を利用する場合も、暗号化したデータを提出しましょう。
Googleのカスタマーマッチ利用方法
Googleカスタマーマッチ利用方法を解説します。
5つのステップを踏むだけで、カスタマーマッチを利用できるので、参考にしてみてください。
ステップ1:広告配信の設計
Googleのカスタマーマッチを利用するには、広告配信の設計が必要です。設計するためには、以下のデータを収集しましょう。
- 自社のユーザーデータ数
- ユーザーデータの特徴を知る
- データをもとにした広告配信方法
広告配信の設計を怠ると、ユーザーに効果的な広告を配信できません。
Googleカスタマーマッチで重要なステップなので、慎重に設計を進めましょう。
ステップ2:ユーザーデータの作成
広告配信プランの設計に基づいて、ユーザーデータのCSV化をします。CSVファイルは、フォーマットが用意されているので、参考にしてみてください。
ステップ3:ユーザーデータのアップロード
ユーザーデータの作成をしたら、アップロードしましょう。アップロードの手順は、以下を参考にしてください。
- 1:Google広告の「ツール設定」→「共有ライブラリー」→「Googleオーディエンスマネージャー」を選ぶ
- 2:オーディエンスマネージャーの「ユーザーリスト」を選ぶ
- 3:データの種類とタイプを選択したら「リストをアップロードして作成」を選ぶ
Web広告の作成方法と同じなので、新人マーケティング担当者でも設定できます。
ステップ4:有効期限の設定
Googleカスタマーマッチの有効期限を設定します。
デフォルトの有効期限は無制限となりますが、自社の広告戦略に合わせて期間を調整しましょう。
ステップ5:オーディエンスリストのチェック
ユーザーデータをアップロードしたら「オーディエンスリスト」に表示されます。手続きが完了するまで2日かかるので、注意してください。
Googleカスタマーマッチのまとめ
Googleカスタマーマッチの特徴、利用方法、注意点などをまとめました。
カスタマーマッチは、自社のユーザーデータを基にして、効率的な広告の配信ができます。
また、既存ユーザーに近い人物にも、広告の配信がでるので、Googleカスタマーマッチを利用する場合は、記事を参考に手続きを進めましょう。
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