【事例付】Criteo(クリテオ)とは?仕組みや特徴から出稿条件まで徹底解説!

更新日:

投稿日:2023.01.04

【事例付】Criteo(クリテオ)とは?仕組みや特徴から出稿条件まで徹底解説!

運用型広告の中にはリスティング広告やディスプレイ広告などいくつかの種類がありますが、その中でCriteoはDSPと呼ばれるジャンルに含まれています。

DSPとは、元々人が行っていた広告配信を自動で行えるようにしたサービスで、広告主や広告会社が使用する広告在庫の買付、広告配信、掲載面、オーディエンスのターゲティングを一括するサービスです。

広告主や広告代理店は予算の設定や広告クリエイティブを入稿すれば、DSPがなるべく低い出稿金額で最適な広告配信を一元管理して行ってくれます。

こちらのCriteoホームページのデモから実際にどのように広告が表示されるのか見ることができるので、是非一度ご覧ください。

Criteoとは

DSPの中でもCriteoは耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?Criteo広告は、コンバージョンアップが大いに期待できる広告と言っても過言ではないほど、非常に優秀な広告で、フランスの会社が開発した最先端のAIを使って広告配信を行っています。

ここではCriteoの特徴をご紹介していきます。

Criteoの特徴

動的リターゲティング広告

Criteoを代表する広告といえばディスプレイ広告型の動的リターゲティング(ダイナミックリターゲティング)広告です。ユーザーが商品を閲覧した際に、その履歴(Cookie)を元に、商品やサービスに関する広告を表示するリターゲティング手法です。

例えば、ボールペンを探して調べているユーザーに、別のボールペンや、関連する筆箱やシャーペンなど別の商品を提案することが可能になります。

配信面

Criteoの広告配信面は非常に広く、SNSも含んだ多くの配信先がありますが、その中にはもちろんYahoo・Googleと言った検索エンジンも含まれます。

そして日本のインターネットを活用するユーザーへのリーチ数は92.6%と言われており、日本人が日々利用する多くのサイトが提携先となっています。

また、Googleのネットワーク(GDN)にはたくさんの媒体が配信できますが、Yahoo!のネットワーク(YDA)にYahoo!以外で配信できるのはCriteoのみです。

良質なネットワークに配信出来るのはCriteoの大きな特徴と言っていいでしょう。

Criteoの提携先

Google・Yahoo!・Facebook・Instagram・msn・食べログ・goo・はてなブックマーク

朝日新聞DIGITAL・毎日新聞・マイナビニュース・excite       etc.

クリエイティブ最適化技術

クリエイティブ最適化についてはCriteoの大きな特徴の1つといえるでしょう。例えば複数カラーがあるシャツを特定のターゲットに表示する際、そのユーザーの過去の消費行動や閲覧情報から得たデータを活用し、好みに合うと想定されるカラーを選択して最適な広告を出す事が可能です。

これはCriteoに活用されるAIが広告クリエイティブを最適化する事で、広告をバックアップしてくれるのです。

Criteoの活用方法

広告タグ

Criteoはタグの実装が非常に難しく、実装にはHTMLやJavaScriptのプログラミング知識を持つ人が必要になります。自社でプログラミングを学んで身につけるという手もありますが、時間もかかりますしあまり現実的とは言えません。

そのため、社内にエンジニアがいない場合は広告代理店に依頼することをおすすめします。

広告代理店であればCriteo担当のエンジニアがいる場合がほとんどで、タグの設定、フィードの作成など通常3〜4週間ほどでスムーズに実装することが可能です。Criteoのタグを正しく実装出来ていないと、広告の効果としては期待が難しく、中途半端な状態では成果を発揮出来ません。

また、サイトリニューアルなどの場合にもタグの修正等が必要になりますので、そういった場合も広告代理店に相談出来ると安心です。

データフィードの最適化

正しくタグが実装できたら、今度はデータフィードです。

データフィードとは、サイトの商品リストを元にした、商品カタログの事で、商品フィードやフィードと言った名前で呼ばれる事もあります。

このデータフィードにはタイトル、説明文、価格、商品画像などが登録されており、この情報を元にCriteoのAIが最適な組み合わせ・レイアウトで広告上に表示させてくれます。

そして、このデータフィードは更新頻度が非常に重要です。

どんなに適切なデータフィードを設計しても、その情報が最新でなければ成果は出せません。

サイトでは在庫切れになっている商品が広告配信されたり、サイトとは異なる価格で表示されてしまうと、広告効果はもちろん下がり、さらにはブランドへの信頼も損なわれる危険性がありますので取り扱いには注意が必要です。

通常リタゲだけじゃないCriteoの広告配信

商品別リターゲティング配信

通常リターゲティング配信は、サイトに訪問したことのあるユーザーに広告を配信しますが、Criteoではサイトで閲覧した商品の情報を取得し、その商品と関連する商品をバナーに表示することができます。

類似配信

類似配信はCriteoが分析済みのユーザーデータから理想的なターゲットのプロファイルを作成し、広告配信を行うことができるメニューです。

潜在している見込み顧客にアプローチができるのが最大の特徴ですが、今ユーザーが閲覧しているサイトのカテゴリだけでなく、文脈や画像解析まで行ったうえで興味関心があると想定される商品をアピールすることができます。

リターゲティング配信は、そもそもサイトにユーザーが訪れていないと配信することはできませんが、類似配信であれば、潜在顧客をサイトに誘導することが出来るようになります。

新規ユーザー獲得向け配信

CriteoにはCCA(Criteo Customer Acquisition)と呼ばれるメニューがあります。

これはサイトに訪問したことが無い潜在顧客にリーチし、新規顧客へのアプローチを実現することが出来る広告メニューです。ユーザーの購入パターンや閲覧履歴から個々の興味関心をベースに潜在ユーザーのスコアリングを行います。

このスコアに沿って、商品を購入する可能性が最も高いユーザーに対してダイナミック広告を配信することが出来ます。

アプリインストール広告

Criteoのリターゲティングの精度を活かしたアプリインストール広告は、その名の通り、アプリのインストールを目的とした配信メニューです。

アプリをすでにインストールしているユーザーの類似オーディエンスに配信したり、webサイトに訪問したことはあってもアプリをインストールしていないユーザーに対して広告配信を行い、アプリのインストールを促します。

Criteoが持っている膨大なデータを利用し、アプリインストール広告に用意されている静止画や動画を組み合わせた豊富なクリエイティブフォーマットでユーザーにアプローチすることが可能になります。

Criteoの広告を始めるなら

Criteoの広告出稿にはある程度条件があります。

この数値を下回ってしまうと、Criteoの実力を最大限活用できないという最低条件になりますので自社の状況と照らして見てください。

出稿条件

サイト訪問者数が4万UU/月以上であること。

サイトに訪問するユニークユーザーが月4万を下回るサイトでは広告配信が出来ません。

CriteoはAIの学習が強みであることから、サイトの規模感が小さいとその強みを発揮する事が出来ないため、このような数値が設定されています。

最低出稿金額が50万円以上であること。

Criteoでは広告配信開始から50万円に達するまでは配信を停止することは出来ません。

配信開始1ヶ月で50万円に達する事もあれば、サイトの規模感によっては2ヶ月以上かけて50万円を消化する場合もありますが、この50万円に達するまでは広告を停止出来ません。

データフィードの準備とタグ設置

前述の通りCriteoには複雑なタグ設置とデータフィードの準備が必要になります。

社内にエンジニアがいる場合は、まずはタグ設置の対応を相談してみましょう。社内にエンジニアがいない、いても時間が確保出来ない場合は、広告代理店への相談をおすすめします。

Criteoのタグは、ユーザーの購買意欲や商品への関心度合いといったCVにつながる詳細なデータを貯める為にサイトの重要な階層ごとにタグを分けてデータを蓄積することが必要です。タグ設置にはHTMLやJavascriptの知識は最低限必要になりますし、中途半端なタグ設置では成果が出せませんので注意してください。

Criteoと相性が良い業界

Criteoは様々な業種・業態のサイトで広告効果を発揮しますが、中でも相性が良いといえるのは掲載商品が多く、AIの深層学習によるデータ分析が行える業種です。

例えば、アパレルであれば商品点数が多く、類似の商品(色違いなど)も多数あり、ユーザーの興味関心を分析することで最適なカラーを提示することができます。

また、求人情報数の多い求人サイトも同じことが言えますし、登録物件数の多い不動産なども適用できます。

もちろん、上記にあてはまらない商材でも、できるだけ商品点数やメニュー数が多いものであれば、AIの深層学習が進み、データ分析が可能なので、自社の商品・メニューの数などと照らし合わせて検討してみてください。

当社のCriteo配信実績

ここでは、当社デジタルトレンズのCriteo配信実績をご紹介します。

【配信実績】アニメグッズEC

リマーケティング配信でリーセンシーごとに予算を最適化することによって、ユーザーの確度別に配信の強弱を調整。イベントや繁忙期には予算を多く投下することによって、ROAS300%を達成。

広告費 CV CVR CPA
¥768,056 215 0.43% ¥3,572

Criteoの導入に困ったらデジタルトレンズへ

当社デジタルトレンズでは、豊富な実績と蓄積されたノウハウを元にCriteoのご提案を行っています。タグ実装で止まってしまった、データフィードが作れないなど、Criteoの広告配信でお困りのお客様の状況をヒアリング、正しく状況を把握した上で最短で配信開始までのサポートをいたします。

さらに、Criteoのご提案だけでなく、他の広告施策との組み合わせなど企業の目的・目標に合わせてご提案いたします。

当社ではこれまでの実績・ノウハウを元にプランニングから改善提案までワンストップで行ってきました。その結果、多くの企業様にご満足いただき、そのお声も多数いただいております。

また、当社デジタルトレンズはCriteoの正規代理店ですので、通常よりもスピーディーな出稿が可能であり、正規代理店でしか手に入らない情報なども所持しております。

Criteoのご提案、タグ設置、データフィードの作成などお困りの方からのご相談も無料で承っておりますので是非お問い合わせください。

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記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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