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TrueView広告とは?メリットやデメリット、設定手順、費用感まで解説

更新日:

投稿日:2025.04.24

    TrueView広告とは?メリットやデメリット、設定手順、費用感まで解説

    YouTubeをはじめとする動画配信プラットフォームは、国内外に数多くの視聴者がいます。特にYouTubeのユーザーは多く、日常で欠かせないツールといえるでしょう。

    視聴者数の多さから、YouTube広告の運用を検討している方もいるのではないでしょうか。本記事では、YouTube広告の1つであるTrueView広告について、概要やメリット・デメリット、設定手順などを解説します。

    TrueView広告の効果を向上させるポイントも紹介しますので、YouTube広告の運用を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。

    TrueView広告とは?

    TrueView広告は、YouTube広告の1つであり、動画の前後や再生中に表示されます。配信用のフォーマットもいくつかあり、目的に応じて使い分けられます。

    また、クリック課金や表示回数課金などが採用されており、比較的、費用対効果が高い広告といえます。

    VAC広告との違い

    YouTube広告には、VAC広告もあります。VAC広告は、コンバージョンに注力した広告であり、TrueView広告よりも配信面の機能が強化されています。

    TrueView広告:動画の前後や再生中のみ広告表示が可能
    VAC広告:動画の前後や再生中のみならずホームフィード(トップページ)にも表示できる

    その他の機能でもVAC広告はTrueView広告を拡張した形となり、効果的なプロモーションが可能です。ただし、費用面やクリエイティブの作成などの課題をクリアしておく必要があります。

    フォーマットの種類

    TrueView広告のフォーマットは下表のような種類が挙げられます。

    広告タイプ
    特徴
    推奨動画の長さ
    推奨アスペクト比
    推奨解像度
    スキップ可能なインストリーム広告
    5秒でスキップ可能な動画広告。
    動画を長く見せることができ、ユーザーの深い理解や行動形成につなげることが可能。
    15秒~60秒程度
    16:9
    720pt以上
    スキップ不可のインストリーム広告
    15秒間スキップ不可な広告。
    最後まで再生されるため、広告の表示回数が指標となる。
    15秒
    16:9
    720pt以上
    ディスカバリー広告
    YouTubeの検索結果や関連動画、モバイル版YouTubeのトップページに表示される広告。
    サムネイルをクリックして初めて再生される。


    640×360 (16:9) または 480×360 (4:3)
    アクション広告
    スキップ可能なTrueViewインストリーム広告と同じ形式で、ユーザーの行動促進や見込み顧客の獲得に特化。
    動画に重なる形で「Call To Action」ボタンが置かれている。



    バンパー広告
    スキップできない短いメッセージ広告。
    6秒(上限)

    各広告フォーマットの特徴と広告戦略を照らし合わせながら、使い分けていきましょう。

    TrueView広告のメリット

    TrueView広告には、さまざまなメリットがあります。メリットを確認し、プロモーションの企画や実施に活かしていきましょう。

    細かなターゲティングができる

    YouTube広告はGoogle広告で管理され、細かなターゲティング設定が可能です。 ターゲティング方法は「オーディエンスターゲティング」と「コンテンツターゲティング」に分けられます。

    たとえば「オーディエンスターゲティング」では、ユーザーの属性から絞ります。「コンテンツターゲティング」では、広告を配信する動画のカテゴリーや視聴デバイスなどから絞り込みます。

    狙ったユーザー層に広告がリーチすると、広告をスキップされにくくなったり、クリックされやすくなったりと、より効果的な広告配信が期待できるでしょう。

    費用対効果に優れる

    TrueView広告はユーザーが最後まで広告を視聴したり、画面内のリンクをタップした場合のみ料金が発生します。

    特に5秒視聴後にスキップ可能なフォーマットは、費用対効果が高く、興味のあるユーザーに効果的な訴求も可能です。

    一方、15秒の視聴までスキップできないフォーマットでは、視聴者の印象に残りやすくなります。このようにフォーマットの特徴を活かし商材や目的に応じて使い分ければ、費用対効果を最大化できます。

    幅広いユーザーをターゲットにできる

    TrueView広告はYouTube広告の1つであるため、日本のみならず世界中のユーザーを幅広くターゲットにできます。国内のユーザー層をみても幅広くターゲットにできる点が判明しました。

    総務省情報通信政策研究所の調査によると、動画共有系ではYouTubeの利用率が高くなっており、10代から30代では90%を超えています。40代以降の利用率においても高い割合を占めており、YouTubeのユーザーの多さが伺えます。

    YouTubeの利用率を男女別にみても80〜90%となっており、年齢層や性別を関係なくターゲットにできるのがTrueView広告を含むYouTube広告のメリットです。

    参考:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>

    自社サイトにユーザーを直接誘導できる

    TrueView広告はテレビCMと違い、視聴者が広告をクリックすると直接自社サイトにアクセスできます。

    そのため、視聴者は広告を見てから検索し直す手間が省け、ストレスを感じることなく自社サイトへのアクセスが可能です。スムーズな自社サイトへの誘導により、コンバージョン数やコンバージョン率を向上させられます。

    費用がかかからないことがある

    TrueView広告は、フォーマットによって視聴者が動画途中で離脱したりアクションを起こさなかったりすると費用がはっせいしません。

    つまり、視聴者が興味を持って広告を視聴してくれた場合や行動を起こしてくれた場合にのみ費用を支払う仕組みです。広告運用に割く予算が限られている際は、導入を検討したいところです。

    TrueView広告のデメリット

    費用対効果や幅広い視聴者をターゲットにできるなど、TrueView広告のメリットは魅力的です。一方でTrueView広告のデメリットもいくつかあります。主なデメリットを解説しますので、対策を検討しておきましょう。

    広告をスキップされることがある

    TrueView広告で5秒でスキップ可能なフォーマットで配信する場合は、全て視聴されない場合があります。

    ONE COMPATH(ワン・コンパス)が実施した調査では、動画広告の視聴時間が「6秒以内」と回答した割合が31%ほどでした。「7〜14秒」の視聴と回答した割合が35%ほどとなっています。

    参考:電子チラシサービス「Shufoo!」、全国4.7万人に5Gと動画視聴の意識調査

    つまり、6割以上の視聴者は15秒以上、動画広告を視聴しないわけです。視聴者は自分の興味や関心に合わなければ、動画広告をすぐにスキップすると認識したほうがいいでしょう。

    そのため、クリエイティブの制作の際は「5秒でいかに視聴者を惹きつけるか」を考える必要があります。

    ユーザーに悪印象をあたえることがある

    TrueView広告は動画再生中に配信されるため、視聴者が不愉快に感じる場合があります。

    ネオマーケティングの調査では、動画広告が「嫌い」「どちらかといえば嫌い」と答えた割合が6割を超えました。また、動画広告の嫌いな点として「本編の動画を邪魔される点(81.9%)」「興味がない商品・サービスの広告が流れる点(59.5%)」などが判明しています。

    参考:20歳~69歳の男女1000人に聞いた「動画広告の接し方に関する調査」

    視聴者に悪い印象を与えないためにも、スキップ可能な広告にしたりターゲットを絞ったりして、適切に配信することが求められます。

    TrueView広告の設定手順

    ここからは、TrueView広告を運用する際の設定手順を3点に分けて解説します。

    広告用動画を制作する

    まずは、広告用動画の制作です。先述のとおり、長尺の動画広告を制作しても、視聴者が見てくれるのは最初の5秒程度です。そのため、出だしの5秒間で視聴者を惹きつける動画を制作しなければなりません。

    自社に動画制作のノウハウや知見がない場合は、業者に依頼して完成度の高いクリエイティブを制作しましょう。

    キャンペーンタイプを選択し設定する

    広告用動画の作成が終わったら、配信の設定に移ります。Google広告のアカウントにログインして、キャンペーンの作成から始めます。なお、キャンペーンとは、広告を管理する際の単位と考えてください。

    「このキャンペーンで達成したい目標を選択」という画面を開いたら、自社の目的に合わせて選んでください。

    販売促進
    見込み顧客の獲得
    ウェブサイトのトラフィック
    ブランド認知とリーチ など

    以上から選びましょう。次にキャンペーンタイプで「動画」を選択してください。そのほか、設定が必要な項目は以下のとおりです。

    キャンペーン名(自社で管理しやすい名称にする)
    予算の設定
    ターゲットの地域
    ユーザーの言語

    各項目の設定が済んだら、次に進みましょう。

    広告グループを設定する

    キャンペーンの各設定の次は、広告グループの設定です。厳密にいうと、広告グループもキャンペーンの設定に含まれますが、より細かい単位で設定していくイメージとなります。

    広告グループ名
    ユーザー層(リーチしたい層)
    広告の表示場所
    入札単価
    広告用動画の設定

    以上を設定し、広告用動画の審査に通過すれば、掲載される流れです。

    TrueView広告の効果を向上させるポイント

    TrueView広告は、単に広告用動画を流せば効果を得られるわけではありません。広告運用の効果を高めるためのポイントを解説するので、実践してみましょう。

    リマーケティング機能を設定する

    TrueView広告を運用するにあたり、Google広告のリマーケティング機能を活用してみましょう。リマーケティング機能は、以前に広告主のWebサイトやYouTubeの動画を見たユーザーを追跡し、再度、広告でアプローチする機能です。

    たとえば、自社のYouTubeチャンネルの動画を見たユーザーに対して、リスティング広告で再アプローチし、購入や新規会員登録につなげることが可能です。興味を持ったユーザーに効果的にアプローチしたい場合に活用してみましょう。

    フレームワークを使って動画の型を作る

    フレームワークを使って動画の型を作ると、クリエイティブの制作を効率よく進められます。たとえば、Googleが提唱する「ABCDフレームワーク」が挙げられます。

    Attract:視聴者の関心を引きつける
    Brand:ブランドを認知させる
    Connect:感情とストーリーを結びつける
    Direct:視聴者に明確なアクションを促す

    具体的には冒頭5秒で視聴者の興味を引くために被写体をアップで使用したり、ブランドのロゴを表示させたりします。

    さらに、広告の冒頭で感情を刺激し、ストーリーを通じて視聴者にブランドを親しみやすくさせる工夫も必要でしょう。

    最後に視聴者に行動を促すために、明確なメッセージを伝えます。これらの要素をうまく組み合わせると、効果的な動画広告の政策が可能です。

    効果音や音声を積極的に入れる

    YouTubeで配信される動画は、ほとんどが音声付きのコンテンツです。Googleが提供しYouTubeマーケティングに関するコンテンツが掲載されている「Think with Google」によると、「特にTrueViewインストリーム広告では、視聴者の目がスキップボタンに向けられ、動画が見られないことがある」としています。

    参考:YouTube 広告 1,000 本以上の分析でわかった「アクション」につながる広告、つながらない広告

    そのため、インパクトのあるナレーションや効果音を取り入れて、ユーザーの聴覚にもアプローチする必要があるわけです。視聴者の視覚だけではなく聴覚も刺激して魅力的な広告動画を制作しましょう。

    TrueView広告の費用感

    TrueView広告はフォーマットによって課金形態が異なります。

    フォーマット
    課金形態
    費用感
    インストリーム広告
    30秒以上再生された場合に課金
    (30秒未満の広告は最後まで視聴された場合に課金)
    視聴者がクリックなどのアクションを起こした場合に課金
    2~25円程度
    ディスカバリー広告
    視聴者からクリックされるごとに課金
    1クリック3~20円程度
    バンパー広告
    1,000回表示されるごとに課金
    1,000回表示ごとに200~600円程度

    上表の費用感はあくまでも目安であり、実際の費用を考慮して予算を確保しましょう。

    まとめ

    TrueView広告は、ターゲットを細かく設定して配信できる広告であり、課金形態からも費用対効果が期待できます。目的に応じてフォーマットも選べるため、ターゲットにピンポイントなアプローチも可能です。

    ただし、スキップ可能なフォーマットを選ぶと、広告全体を視てもらえない場合もあります。視聴者の印象に残るクリエイティブを制作する必要があります。

    フレームワークの活用、音声や効果音の挿入など、さまざまなポイントをもとにクリエイティブを制作して、TrueView広告を運用していきましょう。

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