SEO対策は無料でできる!SEO対策の本質と必須ツール7つを紹介
自然検索で上位表示を獲得できると効率よくアクセスを集められるため、SEO対策は重要なWeb集客施策として、多くの企業が力を入れています。
SEOは「読者の悩みを解決するコンテンツの制作」が前提で、公開した記事を定点観測し、継続的な改善が欠かせません。
現在、SEO対策を効率よく進めるための無料ツールもたくさん開発されているため、社内でSEO対策を施すこともできます。
そこで本記事では、無料でできるSEO対策についてまとめました。SEO対策の考え方とおすすめツールを紹介しているので、取り入れていないツールがあればぜひ導入してみましょう。
目次
無料でできる3つのSEO対策
そもそもSEO対策は以下の3つに分類でき、それぞれで取るべき対策が異なります。
- コンテンツSEO
- 内部SEO
- 外部SEO
コンテンツSEOは、SEO対策の本質とも言える内容で、検索キーワードに対する検索意図を踏まえた高品質なコンテンツ制作が重要です。
自社サイトで上位表示を狙うキーワードについて、競合を分析し、読者の悩みを100%解決できるコンテンツを追求する必要があります。
内部SEOは、Googleに向けた対策と言えます。関連する記事同士をリンクでつないだり、シンプルで分かりやすいサイト設計にしたりなど、サイト内の回遊性を高める対策を施します。
外部SEOは、サイトの信頼性などを外部リンクによって獲得する対策です。高品質なコンテンツを量産すれば、外部サイトから自然とリンクが集まります。「多くのサイトから参照されるサイト=信頼に値する」として、Googleからの評価が高まるとされています。
本質的なSEO対策はコンテンツSEO
SEO対策のなかでも、コンテンツSEOに最も注力しましょう。「Googleが掲げる10の事実」には、ユーザーファーストを重視する旨が書かれています。
多くのユーザーが検索エンジン(Google)を使うのは、調べたキーワードに対し、求めていた答えが返ってくるからです。言い換えると、検索上位の記事は読者の悩みが解決される記事なのです。
各メディアから発信するコンテンツに関して、「検索するユーザーの悩みを解決できるか」という読者視点がコンテンツSEOに求められます。
1記事1キーワードでユーザーの悩みに応える
読者が検索窓に入力するキーワードには、必ず「検索意図」があります。
- SEO 効果が出ない
- SEO対策 おすすめ
- SEO対策 本
それぞれSEOに関する内容でも、コンテンツは全く別物になるでしょう。
読者像を具体的にイメージし、ほかのサイトを検索する必要のない網羅性のあるコンテンツを制作すれば、読者の満足度は向上します。
その結果、Googleからの評価も高まるでしょう。
Googleの品質評価ガイドライン「E-E-A-T」を踏まえてコンテンツをつくる
Googleのコンテンツに関する品質評価ガイドラインに「E-E-A-T」があります。
- 経験
- 専門性
- 権威性
- 信頼性
これら4つの頭文字から作られた造語ですが、コンテンツ制作の際にE-E-A-Tを意識するのも、間接的にSEOの効果があると言われています。
あくまでE-E-A-Tはコンテンツの品質を評価するための指標で、SEOに直接影響を及ぼすものではない点も押さえておきましょう。
E-E-A-Tに関しては、「EEATって何?SEO対策で重要なGoogleの評価基準と対策を解説」をご覧ください。
高品質なコンテンツがないとあらゆるSEO対策は無意味
読者目線で書かれた高品質なコンテンツがなければ、SEO内部・外部対策は効果を発揮しないと言っても過言ではありません。
サイト内の回遊性を高めても、コンテンツが低品質なら、読者は複数の記事を読まないでしょう。
また、低品質な記事は紹介するメリットがないため、自然発生的な外部リンクも生まれません。
コンテンツSEOは、あらゆるSEO対策の根底をなす重要な施策なのです。
SEO内部対策はGoogleのアルゴリズムファースト
SEO内部対策は、「サイトの中身を分かりやすく伝えるための対策」です。
コンテンツSEOは読者に向けた対策でしたが、SEO内部対策はGoogleのアルゴリズムに向けた対策と言えます。
サイトの構造・設計を見直すなどして、Googleのロボットにコンテンツやメディア全体の発信内容を正確に伝えるための施策を施します。
サイトの階層は2段階までを目安にわかりやすく
シンプルで分かりやすいサイト設計の目安として、記事にアクセスするまでの導線を、トップページから2段階までにとどめるようにしましょう。
「トップページ→カテゴリーページ→記事」のような設計にすることで、サイト全体の構成を分かりやすくするのが重要と言われています。
運営者が管理しづらいサイトは、読者からしても見づらいサイトである可能性が高いです。
3階層以上掘り下げないと記事にアクセスできない場合は、サイト設計を見直したほうがよいでしょう。
モバイルファーストやページスピードを改善する
スマホが普及したため、検索行動もパソコンからスマホにシフトしています。そのため、スマホ表示に最適化させたデザインや、サイトの表示速度の改善も重要です。
- スマホでもパソコンと同じデザインで記事が表示される
- スマホで表示すると記事内のボタンが押しづらい
- スマホからアクセスすると開くまでに5秒以上かかる
これらに該当するとユーザーの早期離脱につながっている可能性が高いため、ユーザー体験の向上を図りましょう。
記事同士のリンクをつないで回遊性を高める
関連する記事に内部リンクを設定して回遊性を高めると、読者が複数の記事を見てくれる可能性が上がります。
その結果、サイトの閲覧時間が伸びるだけでなく、Googleのクローラー(ロボット)が記事内を巡回しやすくなります。
Googleからの評価を受けやすくなり、読者の満足度も高められるため、関連記事をリンクさせてサイト全体の評価を上げていきましょう。
SEO外部対策はサイトの信頼性をコツコツ積み上げる
SEO外部対策は、被リンクと呼ばれる他サイトが設置するリンクを獲得し、サイトの価値・評価を高める対策です。
被リンクに限らず、「〇〇に関して紹介するあのサイトはすごくおすすめ」といったサイテーションの獲得も重要です。
SEO外部対策はサイトの信頼性を貯金するようなイメージで、自然発生的なリンク獲得を目指しましょう。
高品質なコンテンツを発信し続ければ自然と参照される
被リンクの獲得は、狙ってできるものではありません。あくまでコンテンツSEOに注力した結果として、「有益な情報を発信するサイト」という箔が付くようになるのです。
官公庁や病院・銀行などが発信する情報はそもそも信頼性が高いですが、これらの媒体から発信される情報には自然とリンクが集まります。
自社で運営するメディアに関しても、高品質なコンテンツを提供し続けて、結果的にリンクが集まるサイトづくりを心がけましょう。
発信ジャンルの専門性を高めて運営者情報も開示する
品質評価ガイドラインの「E-E-A-T」には、信頼性がコンテンツを下支えする最も重要な指標である旨が書かれています。
発信するコンテンツに関して、ジャンルの専門性を高めるのはもちろん、運営者情報を開示することで、発信に責任を持ちましょう。
「誰が発信しているか」は、ユーザーからの信頼を獲得する上でも重要です。
自作自演の被リンクやリンクを買い取るのはペナルティ
被リンクを獲得したいがために、自作自演で被リンクを設定したり、リンクを買ったりするのはやめましょう。
Googleからスパム扱いを受ける可能性があり、評価を下げかねません。
SEO外部対策は、優先順位が一番低いと言えるので、まずは高品質なコンテンツを制作することに専念しましょう。
SEO対策に便利な無料ツール7つを厳選して紹介
SEO対策を施す上で、以下で紹介する7つのツールを使えば、より効率よく対策を施せます。
- ラッコキーワード
- Google広告 キーワードプランナー
- PageSpeedInsights
- Googleサーチコンソール
- GRC
- Googleアナリティクス
- CopyContentDetector
紹介しているツールは、キーワード取得系(コンテンツSEO対策)、SEO内部対策系の大きく2種類です。すべて無料で利用できるので、まだ取り入れていない場合はぜひ活用しましょう。
ラッコキーワード
「ラッコキーワード」は、無料で使えるキーワードの検索ツールです。
- サジェストキーワードの抽出
- 検索上位記事の見出し抽出
- 共起語・周辺語・類義語などの抽出
コンテンツSEO対策をする上で、キーワードの検索や競合記事の分析が欠かせません。まだ導入していない方は、ぜひラッコキーワードを使ってみましょう。
Google広告 キーワードプランナー
「Google広告 キーワードプランナー」は、Googleの広告出稿画面で使える、検索ボリュームを調べられるツールです。
無料の場合は検索ボリュームの詳細までは把握できませんが、おおよその検索数は調べられます。少額でも広告を出稿すると、詳細な検索ボリュームがわかります。
競合の強さも判別できるため、狙いたいキーワードを選別する上で役立ちます。
PageSpeed Insights
「PageSpeed Insights」は、サイトの表示速度を点数化して、サイト改善のヒントを教えてくれます。
サイトの表示速度が遅いほど、ユーザーの離脱につながる可能性は高まります。ユーザビリティを改善させるためにも、サイトの表示速度は定期的に見直しましょう。
Googleサーチコンソール
「Googleサーチコンソール」は、サイトを解析するためのツールです。
- サイト(ページ)の検索順位
- 検索トラフィック
- 流入しているキーワード
- インデックス登録のリクエスト
Googleサーチコンソールは、「サイトの健康状態」を見るためには欠かせないツールです。
GRC
「GRC」は、検索エンジン別で検索順位をチェックできるツールです。
GRCにキーワードを登録すると、キーワード別の検索順位をグラフと表で確認できます。SEOはリライトを繰り返して検索上位を目指すため、定期的な順位観測が欠かせません。
無料の場合は一部の利用に制限があるものの、期間の制限はないため一度利用してみましょう。
Googleアナリティクス
「Googleアナリティクス」は、サイトを訪れたユーザーの動きを分析できるツールです。
- サイトへのアクセス数・男女や年齢層
- 滞在時間
- 各ページの直帰率
- ページ間の閲覧状況
流入したユーザーの特徴や、ユーザーの導線を分析するためのヒントがたくさんあるため、Googleサーチコンソールと連携させてデータを取得しましょう。
CopyContentDetector
「CopyContentDetector」は、いわゆる「コピペチェック」ツールです。
制作を外注したコンテンツがコピーコンテンツに該当しないか、上位表示している自社の記事がコピーされていないかなどを確認できます。
コピーコンテンツはGoogleからペナルティを受ける可能性があるため、ツールを使用して対策を施しましょう。
SEO対策は無料ツールを活用すれば効率的に進められる
SEO対策の本質は「読者の悩みを解決する高品質なコンテンツを制作すること」です。効率よくコンテンツを制作するためにも、本記事で紹介した無料ツールはうまく活用しましょう。
実際、無料でもある程度のSEO対策はできますが、機能の制限や工数の煩雑さ、成果が出るまでの時間的コストがかかる点には注意が必要です。
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