オウンドメディアの導入事例5選!成果の出るコンテンツマーケティングの共通点とは
目次
オウンドメディア、コンテンツマーケティングとは
旧来の外部リンクを貼り付ける形で、検索エンジン上位表示を狙うSEO対策と違い、しっかりとしたコンテンツをサイト内部で公開することで、検索エンジン経由の流入や、SNSでの拡散を狙った手法、すなわちオウンドメディア、コンテンツマーケティングが昨今流行しています。
当社はこれまで10サイト以上の自社オウンドメディア運営や、そのノウハウを外部のクライアント様にも提供させていただいており、これまで数十サイトの運用、マネタイズに携わってきました。
その中で得た経験を紐解くと、メディアの成長が大きく分けていくつかのパターンに分類されることが見えてきました。
この記事ではそのような事例を5つほど紹介しながら、成功のポイントや、失敗の共通点などについて解説してみたいと思います。
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流入、アクセス数アップの事例5選
①着実に伸びるケース
最も多く見られるのがこのパターンです。
ただし新規サイトの場合、順位上昇、流入数増加が見られるのが半年程度はかかってしまうことがほとんどですが、一定期間を超えるとコンテンツの追加、量に応じて着実にユーザー数が伸びていきます。
着実な成長は半年~1年程度は続き、その後少し伸びは鈍化しますが、それでも継続してユーザー数が増えていくケースが多いです。
②停滞と急伸を繰り返すケース
また「①」に近しいものの、伸び方に1カ月単位での停滞と、急伸を繰り返すパターンも数多く見られます。
特定の検索ワードの順位上昇に伴い、ユーザー数が大きく伸びるケースが多く、「停滞」と表記しましたが、全体を通じてみると順調にサイトが育っていくケースです。
③爆発的に急伸するケース
こちらも新規サイトに多いケースです。
特に数年単位で運用しているメディアには見られない伸び方ですが、月単位で見ると、5倍~10倍程度までユーザー数が伸びるケースがあります。
新規サイトの場合、一定値を上限にサイト評価が上がらないことが想定され、その敷居値を超えた場合に、急激にユーザー数が伸びるケースが多いです。
④一時的に伸びたが、収束していくケース
SEOの大きなロジック変更、アップデート直後に稀に見られる推移です。
アップデート後、サイトの評価が良い意味で不当に高まってしまった場合に、上記の様に急激にユーザー数が伸びます。
ただしアップデートの反映が全体にいきわたった場合や、過度な変動に対する調整が入った場合に上記の様に伸びた分のユーザー数が収束していくケースが稀に発生します。
この様な場合でも、一喜一憂せずに、ユーザー数が落ち着いたタイミングで、アップデート前と前後比較をすることが重要です。
⑤上記の複合系のケース
少し古いデータですが、最も綺麗に傾向が出ているのが上記のサイトです。
こちらは一定の年数運営を経たサイトですが、前半は着実にユーザーを伸ばし(「①」のパターンに近いです)、約8カ月でユーザー数が倍程度に伸びました。
その後停滞と、急伸を繰り返す「②」のパターンを経て、年末に入り「③」のように爆発的にユーザー数が伸びたケースです。
特に年末にたった1日で、前日比で25%程度ユーザー数を伸ばしており、一定の年数を運営した媒体としては、当社の事例としても珍しい部類に分類されます。
効果が出るまでの期間は?
上記に挙げたように、流入数の増加はいくつかのパターンに分類されますが、サイトの伸び方はそれぞれです。
新規サイトの場合は半年~1年間、1年以上運営している媒体は半年程度対策を行うことで、一定の流入数の伸びが期待できます。
ですが、それ以上の期間がかかるケースも有り、根気よく対策をすることが重要です。
とはいえ、一定の流入を呼び込めれば、最低限のメンテナンス、更新は必要なものの、安定して流入を呼び込める財産となります。
また広告費用自体もかからないため、対策を行えば行うほど、ウェブマーケティング手法としては費用対効果が良い施策と位置づけできます。
成功のポイントは?
施策自体の成功の判断指標としては、まずはユーザー数が挙げられるのではないでしょうか。
ユーザー数を増やすためには、どのようなKWでの上位表示を狙ったコンテンツを作成するのかといった設計が重要となります。
その際には競合などを加味した上位表示の難易度、検索数などを加味した戦略立案が重要となります。
またユーザー数だけ増えたとしても、ブランディング目的であるならまだしも、お申し込みや問い合わせなどの「成果」が増えていかない限り成功とは言えないのではないでしょうか。
「成果」を増やすためには、サイト内でどの様に「成果」に誘導するのかといった導線設計が重要となります。
導線設計には何を訴求するかといったことも重要ですが、もっとシンプルにどのように魅せるかといった「デザイン性」なども効果を発揮することが多いです。
またほぼ検索数が無いようなキーワードでも、月間の流入数が数十程度にもかかわらず「成果」が発生する穴場のワードなども存在します。
このあたりは例えばリスティング広告を実施されている場合は、そのデータを参考に設計することも一つの手と言えます。
また広告を実施していなくとも、既存の流入KWなどを分析することでも分かることがあるため、事前調査の重要性はこのあたりにもあると言っても過言ではないです。
※さっき渡した新規記事へのリンク オウンドメディア、コンテンツマーケティングのマネタイズ戦略
流入、アクセス数が伸びない場合
当社の自社媒体、お客様の場合、1年~1年半以内にユーザー数が伸び始めなかったケースというのはごくわずかです。
数例と言っても過言ではありません。
そこでユーザー数が伸びなかったケースをまとめてみました。
①サイト設計が不十分だった場合
お客様の運営されるサイトの設計上、細かいタグの設定などができない場合ケースです。
Titleタグと呼ばれる部分はもちろん、metaタグ、hタグなど、検索エンジンに対してサイトのコンテンツを適切に評価してもらうために内部のタグを最適化する必要があります。
いかに優れたコンテンツを書いたとしても、この基本ができていないと、検索エンジンで上位に表示されることが難しいケースが多いです。
もちろんサイト設計の改善をご検討いただきましたが、システム部との兼ね合いなどを踏まえ、残念ながら改善には至りませんでした。
②低品質なコンテンツが多いケース
すでに運営されているオウンドメディアのコンサルティングに入った事例です。
自社で数百のコンテンツを登録されていましたが、文字数が極端に少ないコンテンツや、KWを詰め込んだコンテンツなど、低品質なコンテンツが多いケースでした。
新規に一定の質のコンテンツを登録していきましたが、1年近く流入数の増加には至りませんでした。
結果的に不要なコンテンツの統合や、削除を行い、整理したことで、流入数の増加に至りました。
ただしこのように記載をすると、低品質なコンテンツの削除を行えば流入数が伸びると言った結論の様に見えますが、単純にコンテンツを削除するだけでなく、削除の方向性など含めて一定のノウハウが必要と言えます。
まとめ
ここでは当社のオウンドメディア、コンテンツマーケティングの事例をまとめてみました。
流入数の増加のパターンは様々ですが、総じて半年~1年あれば一定の効果が見込めます。
ただし単純にコンテンツを増やしていけば流入数が増えるというものでもありません。
テクニカルな手法も必要ですし、様々なノウハウが複合的に作用してユーザーの流入は増えていくものです。
これから取り組みたい方、すでに取り組んでいるがなかなか結果が出ない方、まずは当社にお気軽にご相談いただければ幸いです。
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