【代理店が答える】スマホアプリってどうやってWEBマーケティングするの?

更新日:

投稿日:2019.02.28

【代理店が答える】スマホアプリってどうやってWEBマーケティングするの?

皆さんの生活にはスマートフォンが欠かせない時代になったのは、皆さんがご存知の通りであり、これはこれから先もしばらくは続いて行くでしょう。このような状況の中で、企業と消費者をつなぐ道具として高い頻度で使われるのが「スマホアプリ」です。しかし、現在たくさんの企業がスマホアプリを開発しており、実情として多数のアプリの中に自社のアプリが埋もれてしまうことも多々ありますので、「自社で作ってもどうやってマーケティングすればいいのかわからない…」という方も多いかと思います。
そこで今回は、自社のアプリを広める上で、どのような手段・媒体があり、またどうやって広めて行けばいいのかについてお教えしようと思います!

スマホアプリの前提知識

スマートフォンには、大きく分けて2種類のものがあります。iOSと、androidの2種類です。現在はその他のものもありますが、ここでは大半の人が利用しているこの2種類に限定してお話をしようと思います。

まず基本として、OSというものはPCやスマートフォンを利用する上で様々な役割を果たす、いわば「司令塔」のような存在です。日本では、ほとんどのスマートフォンがGoogleかAppleのOSを搭載したスマートフォンを使っています。これが、iOSとAndroidです。

iOSを搭載したスマホが「iPhone」、Androidを搭載したスマホがいわゆる「アンドロイドスマホ」です。

両方のスマホを利用したことのある方ならわかると思いますが、両者のアプリは一緒のところからダウンロードしているわけではありません。iOSのものは「AppStore」、Androidのものは「Google Play」というところからダウンロードしています。よって、「片方にあって片方にないアプリ」というものが存在します。

この二つの媒体はもちろん連携しているわけではないので、バラバラに手を打たなければなりません。検索結果の上位を占めるアプリがAppStoreとGooglePlayで同じとは限らないからです。

そこで、次項からは各OSごとにどのように検索結果上位を獲得するのか、また広告の出稿は可能なのか、可能だとしたらどのくらいかかってくるのかについて書いて行きます。

AppStore、GooglePlayでのマーケティング

基本的にアプリユーザーを増やす方法は2種類あります。
1. 検索画面で上位表示させること
2. 広告を出稿することで、検索画面上位に持ってくること

上記の二つになります。
この二つの方法について、詳しくご紹介して行きます。

検索画面上位に表示させる(ASO対策)

検索画面上位に表示する上で重要になってくる要素はたくさんありますが、検索時の上位表示に限っていえば、
・アプリの質
・キーワード
この二点が非常に重要です。

アプリの質

アプリの質とは、アプリの評価や、内部でのアイテム購入率、利用継続率、アプリの更新頻度のような要素の総称です。
具体的に1つ1つご紹介します。

アプリの評価とは、レビューのことです。
「星いくつ」のような表現は今や当たり前のように使われますが、これはアプリにも存在することは皆さんご存知でしょう。
当然星は多いほうがいいのですが、アプローチの方法はいくつかあります。
オススメの方法が、「利用者が高く評価するであろうタイミングで評価につなげる」というものです。
具体的には、ゲームが終わった時や購入が完了した時などに、評価フォームを表示することで高評価が得られやすくなります。
また、先に「満足したか」というフォームを作り、良いと回答した場合にはレビューフォームにつなげ、悪いと回答した場合にはその場でフィードバックのフォームに入力をさせることで低評価を減らすという手法もあります。
また、これはiOS限定ですが、一年に3回だけ、ユーザーに10段階のレビューを求めることができます。これによってセグメントを作成して、高評価をつけそうな層だけにレビューの依頼を送ることも有効でしょう。

アプリの更新頻度に関しては、多いほうが評価が高くなります。
しかし、あまり更新しすぎてもユーザー、デベロッパーどちらも大変になりますし、一度一度のアップデートでちゃんと改善をしていくことが大事になります。月に一度くらいが目安になるでしょう。

内部でのアイテム購入率と、利用継続率に関しては、アプリそのものの質が重要なのでここでは説明を省きます。

キーワード

キーワードは、SEOと同じような対策になります。
これはASOと呼ばれるものですが、手法としてはSEOに似ています。
具体的には、アプリ名や説明文などの、アプリの購入画面上の情報が大きく関わってきます。
AppStoreでは、アプリ名と、サブタイトル、そして指定したキーワードが大きく関わってきます。これらはアプリごとに違いますが、キーワードを指定できる限り目一杯指定して、スコアが良くなければ変えていくことが非常に重要です。また、アプリ名やサブタイトルは変更時には審査があるので慎重に決めないと、変更に時間がかかります。
GooglePlayでは、アプリ名、説明文などの、ダウンロード時のページ内にあるテキストの殆どが検索時に考慮されます。こちらはアプリ名や説明文は審査なしで簡単に変更できるので、色々なものを試してPDCAを回すことが重要でしょう。

キーワードの検索ボリュームや競争の激しさも重要ですが、これはAppStoreの場合にはAppleSearchAds内のrecommended keywordsで、GooglePlayの場合にはGoogle keyword plannerで確認することができます。競争率が低く、検索ボリュームのある程度大きいキーワードを利用するのが手でしょう。

広告出稿

広告とは、簡単に言えば「お金を支払うことで、検索の上位を獲得すること」だと思ってください。
実際には検索結果の最上部の枠に、広告であることがわかるような形で表示されるのですが、これも一つ有効な手段になります。
GooglePlayとAppStoreのどちらにも広告は出すことができますが、それぞれに違いがありますので、これについて解説していこうと思います。

GooglePlayの広告

GooglePlayの広告は、「GooglePlayストア内検索広告」といいます。これは、Google Adwords上から利用が可能です。
具体的には、Adwordsからモバイルアプリのインストールキャンペーンを利用することで利用できるようになります。
また、Googleのアプリ広告は、通常の検索結果やディスプレイ広告など、Googleの管理する様々な媒体に表示することができます。
料金体系は、広告の形態や出稿先によって違ってきますが、基本的にはCV単価かクリック単価、動画広告は表示単価で設定できます。

AppStoreの広告

AppStoreの広告は、「Apple Search Ads」というサービスで出稿が可能です。これには二つのプランがあります。
一つは「Basic」です。こちらは個人での利用が主であり、基本的にはAIが全て予算に合わせて自動でユーザーの絞り込みや単価調整を行います。やるべきことは、数日に一回レポートを確認して、微調整を行うことだけです。ですので、非常に運用が簡単であることが特徴です。しかし欠点として、予算が月に10,000米ドルまでであること、アプリが50個までしか宣伝できないことが挙げられます。

企業が広告を出稿したい場合、代理店が広告運用する場合に利用するプランが、「Advanced」になります。
こちらのプランの場合には、料金体系はタップ単価で、キーワードやセグメンテーション、タップ単価などの設定は自由であり、予算とアプリの数も無制限になります。
しかし、当然高度なマーケティング知識がないと、成績はBasic以下になってしまうので、この場合には運用の代行を依頼することも一つの手かもしれません。
運用の代行を依頼すると、大抵はASO対策まで包括的にやることになるので、結果として成績が改善することにつながるでしょう。

その他の手法

その他の手法として挙げられるのは、その他の媒体での広告と、コンテンツマーケティング、インフルエンサーマーケティングでしょう。

その他の媒体の広告

その他の媒体として挙げられるのは、インスタグラムやTwitterなどのSNSや、Google検索などの結果画面、アフィリエイトの広告などです。これらに関しては、詳しくは他の記事で書いていますので、ぜひそちらもご覧ください。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは、アプリの性質や企業の業務体系にもよりますが、基本的には「ユーザーにとって有益な情報を提供することでユーザーをファン化し、購買意欲を高める施策」のことです。例えば、時間管理のアプリを提供していたとすれば、「偉人の時間管理術!」とか「時間を有効活用するやる気の出し方」などといったコラムを書くことで利用意欲を向上させることができるというものです。
ここからダウンロードに持っていくことで、ほぼ予算をかけずにユーザーの増加を狙うことができます。
また、当然自社サイトを持っているなら、そこからの流入も期待できます。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングとは、「有名人に商品を宣伝してもらうことで、そのファンに商品をリーチさせる施策」になります。
基本的には、ここでの「インフルエンサー」「有名人」とは、SNS上でのフォロワー数の多い人物を指します。
フォロワーというのは、基本的にはインフルエンサーの何かに共感した人が集まっているので、共通の感覚を持っている場合が多いです。つまり、適切なインフルエンサーに広告を依頼することで、非常に有効なマーケティングを行うことができます。

例えば、インスタグラム上で「この前のディズニーに着ていったこのブルゾンは、〇〇社さんのものでした!とても可愛くて着心地もいいのでおすすめです!」といった投稿があると、ディズニーの画像を以前見ていたファンが「欲しい…」と思った後に、どこで手に入るかがはっきりするので、購買意欲が非常に高い状態になることがわかるかと思います。

この例はあくまでも服のものですが、現在アプリケーション市場でも同様の広告戦略が取られていることは事実です。一つの案としてご紹介しました。

まとめ

いかがでしたか?アプリのマーケティング手法には様々なものがありますが、基本的には「広告」、「ASO」、「自社サイト」の3つになることお分かりいただけたかと思います。
しかし、現状として広告というものがあまり好かれていないことは事実であるので、別のアプローチを見つけていくことも大事かもしれません。この観点からいえば、例えば、アプリはマーケティング上の媒体の一つとしても利用できるので、アプリのようなワンクッションを挟むことは、広告を押し付けない点で非常に有効かと思います。
このような流れから、アプリに関してはこれからもどんどん増えていくことが予想されますので、上記のような戦略を知っておくことは非常に大事でしょう。
特にインフルエンサーマーケティングは最近流行のマーケティング手法であり、非常に有効です。
まだまだCVなどの数値が取りにくい点は否めませんが、やってみる価値はあるのではないでしょうか?
また、広告についてもご紹介しましたが、システムがややこしくてよくわからない!けど使いたい!という場合には、お気軽にお電話ください!

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