広告カスタマイザで成果は変わる?実装メリットや手順を徹底解説!

更新日:

投稿日:2022.01.20

広告カスタマイザで成果は変わる?実装メリットや手順を徹底解説!

リスティング広告の広告文は、広告成果を大きく左右する要素です。そのため、常にベターな広告文を求めて検証を重ねる必要があります。

今回、ご紹介する広告カスタマイザは、実装にある程度工数を必要とするものの、上手く活用することでCPAを大きく改善することも可能です。

本記事では広告カスタマイザの概要とメリット、導入の流れや実際の使用例について解説をしていきます。

広告カスタマイザとは

広告カスタマイザとは、データフィードを用いて広告文をリアルタイムかつ柔軟に変更することで広告の動的な出しわけができる機能です。

広告カスタマイザでできること

1,キーワードによって設定

検索されたキーワードに応じた広告文、広告見出しを表示されるようにカスタマイズできます。

例えば「サッカー 用品」「野球 用品」という2種類のキーワードで検索されたとします。

この場合、広告カスタマイザで設定することにより表示される広告文を前者は「サッカー用品をお探しなら」、後者は「野球用品をお探しなら」

というようにキーワードに連動した広告文を表示させることが可能です。

2,地域によって設定

検索された地域に応じても広告文、広告見出しを変えて表示させることが可能です。

例えば、ジムを検索している人がいたとします。広告カスタマイザで設定することにより、

東京で検索された場合には広告文を「東京でジムをお探しの方へ」、埼玉で検索された場合には「埼玉でジムをお探しの方へ」

というように検索された地域に応じて広告文・広告見出しを表示させることが可能です。

3,検索する時間に応じて設定

広告カスタマイザでは、広告の閲覧時間帯に応じてもリアルタイムに広告文を変えて表示させることが可能です。

例えば、ある大学のオープンキャンパスのPRをリスティング広告で行っていたとします。 ユーザーがオープンキャンパスを検索していた時点で、オープンキャンパスの開始が3日後だとしましょう。

広告カスタマイザで設定することにより表示される広告文を「オープンキャンパス開始まであと3日」というように検索した時間帯に応じた広告文を表示させることが可能です。

広告カスタマイザのメリット

では、実際に広告カスタマイザを活用することによりどのようなメリットがあるのでしょうか?

クリック率の上昇

広告カスタマイザを利用するメリットの1つ目は、クリック率を上昇させられることです。

広告をユーザーが検索したキーワードに応じた形に変えて表示できるので、興味関心を引きやすくできるためです。

加えて、1つの広告に対して何種類ものパターンを作り出すことができます。 このことで、検索ユーザーに対してその時々にもっとも相応しい広告を表示させることが可能です。

広告の関連性の上昇

商品が多岐にわたる場合や店舗数が多い場合、広告文をそれぞれに合わせて用意していると膨大な作業量になってしまいます。

とはいえ、どのキーワードに対しても汎用性のある当たり障りのない広告文に設定してしまうと、いずれかのキーワードに対して広告文の関連性が低くなってしまいます。

その点、広告カスタマイザを用いてキーワードに応じた広告文に変化させることが可能なので、自ら別々の広告文を設定せずに検索キーワードと関連性が高い広告文を表示させられます。

品質スコアの上昇

広告カスタマイザを活用することで、品質スコアの上昇にも役立てられる可能性があります。

品質スコアは10段階で評価されますが、評価基準として以下3つがあります。

・推定クリック率
・ランディングページの利便性
・広告の関連性

この内、「推定クリック率」と「広告の関連性」は上述で紹介したように広告カスタマイザを活用すれば向上させることができるので、必然的に広告の品質スコアも上昇させることが可能です。

品質スコアが上昇すれば、その分広告ランクをあげることができ、リスティングで広告が表示されやすくなります。

広告カスタマイザの導入方法・流れ

ここまで広告カスタマイザのメリットを紹介してきました。続いて具体的にどのように設定するのかを解説していきます。 (Google広告での導入方法になります)

データフィードの作成

まず、データフィードを作成する必要があります。 データフィードとは、自社の商品情報を広告配信用のフォーマットに変えて提供する仕組みのことです。

データフィード作成手順は以下の通りです。

①Google広告の管理画面から「ツールと設定」→「ビジネスデータ」画面にアクセスします。

→管理画面からツール設定を選択

→ビジネスデータを選択

 

②ビジネスデータ画面内で「+」ボタンを押し、広告カスタマイズデータを選択。そこからテンプレートをダウンロードします。

→ビジネスデータ画面内の「+」ボタン

 

→広告カスタマイザデータ選択

 

→データテンプレートをダウンロード

 

③データフィードの作成をします。テンプレートをダウンロードすると以下のエクセルを表示させられます。

→ さまざまな項目がありますが、設定に必要な項目を選択して記入していきます。

データフィードのアップロード

続いて、作成したデータフィードをアップロードします。

①上述の作成したデータフィードをxlsx形式で保存します。

②先ほどテンプレートをダウンロードした画面に戻り、「パソコンからファイルを選択」をクリックし、作成したxlsxファイルを選択します。

③「適用」をクリックし、アップロード完了です。

広告文の作成

最後に実際の広告文の作成例をご紹介します。

キーワードによって設定 検索キーワードに対して広告文を変えて表示させる場合は下記のような設定となります。

ターゲットキーワード(TargetKeyword) 広告タイトル(カスタム属性:text1) 広告見出し
(実際の表示イメージ)
+サッカー +用品 サッカー 用品 サッカー用品をお探しなら
+野球 +用品 野球 用品 野球用品をお探しなら

上記広告見出しを広告文として設定すれば、ユーザーが登録したターゲットキーワードで検索した際に、その広告文を表示させることが可能です。

地域によって設定 検索された地域に応じた広告文を表示させたい場合は下記のような設定となります。

ターゲットロケーション(TargetKeyword) 広告タイトル(カスタム属性:text1) 説明文
(カスタム属性:text2)
東京都 必見!東京の人気ジム情報 東京でジムをお探しなら〇〇ジム
長野県長野市 必見!長野の人気ジム情報 長野でジムをお探しなら〇〇ジム

上記の場合も、対象となる地域に連動した広告タイトルと説明文をデータフィードとして作成し、広告カスタマイザ上で切り替えのルール設定をすれば、地域に応じた広告タイトルや説明文を表示させることが可能です。

検索する時間に応じて設定 ユーザーが検索する時間に応じて広告文を表示させたい場合は以下のように設定します。

開始日(Start date) 終了日(End date) 広告タイトル(カスタム属性:text1)
2021/06/01 00:00:00 2021/06/30 23:59:59 (6/1)東京でイベント実施
2021/07/01 00:00:00 2021/07/31 23:59:59 (7/1)東京でイベント実施

上記の場合は、データフィード上でStart dateとEnd dateの2種類の期間を用意し設定します。

加えて対象の期間に表示したテキストデータを用意すれば、先ほどの2つのケースと同様に広告カスタマイザ上で切り替えルール設定することで、対象期間に指定した広告タイトルが表示されるようになります。

ECや店舗集客のリスティングは特に使用すべき

本記事では、広告カスタマイザについて解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?

実装の工数は多少あるものの、キーワードと連動した広告文を使えるなどメリット・効果を期待しやすいテクニックです。
特に、商品数が多いECサイトや、実際に来店させる必要がある店舗ビジネスでリスティング広告を実施する際は広告カスタマイザの使用は必須だと考えています。

自分が探してる商品名や、近くの店舗情報が広告文に入っていれば当然クリック率CTRが上昇するからです。

ただ、広告文の検証といっても「既存データ分析 ⇒ 検証パターンの思考 ⇒ 配信実装 ⇒ データ分析・・」と延々と必要になる業務ですので、
ご自身や自社でここまで検証を回せてない。といった課題感がございましたら広告運用実績1,000件以上であるデジタルトレンズへ、お気軽にご相談ください。

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