おすすめのアクセス解析ツール8選!各ツールの特徴を解説

更新日:

投稿日:2023.02.12

おすすめのアクセス解析ツール8選!各ツールの特徴を解説

アクセス解析は、ユーザーの行動を把握してよりよいコンテンツ作りをするために欠かせません。しかし、専門的なので選び方やポイントが分からない企業様もいらっしゃるでしょう。

本記事では、

上記のように考えている企業様やウェブサイト担当者様に向けて、アクセス解析の詳細をご紹介いたします。

本記事を読むことで、アクセス解析の概要や種類などが分かるので、ツールを選ぶヒントを得ることが可能です。

アクセス解析とは

アクセス解析とは、ウェブサイトに訪問した顧客の属性や行動を分析することです。ウェブサイトに訪れた顧客は、自社の成果につながる行動を起こしてくれることもあれば、3秒以内に離脱してしまうこともあります。

行動を起こす前に多くの顧客が離脱してしまうと、自社の成果につながりません。そこで、顧客の行動を細かく分析して、ウェブサイトの課題を解決しながら改善につなげていきます。

アクセス解析ツールのメリットとデメリット

アクセス解析ツールは、ウェブサイトやアプリの課題を見える化するメリットがあります。しかし、アクセス解析の種類によっては、使いづらいことがデメリットです。

ツールのメリット

アクセス解析ツールを活用した分析をすることで、現状のウェブサイトやアプリにおける課題が分かります。ただなんとなくウェブサイトを更新しているだけでは、顧客がどんな経路で訪問してきてどこで離脱しているのか、といった課題が分かりません。

ウェブサイトの課題が分からないまま放置し続けていると、アクセス数が減った際にどこに課題があるのか分からないでしょう。そこで、アクセス解析ツールを導入すれば、顧客の行動を分析しながら課題を解決していくことができます。

ツールのデメリット

アクセス解析ツールには複数の種類があるので、ここでは以下の種類についてデメリットを解説していきます。

Webビーコン型

Webビーコン型は専用のタグをウェブサイトに埋め込んで運用していく方式です。専用のタグをウェブサイトに埋め込むといった性質上、ウェブサイトにおける全てのページに専用タグを埋め込む必要があります。

パケットキャプチャリング型

パケットキャプチャリング型は顧客とブラウザの間で流れている、パケットというデータの単位を取得して解析をするタイプです。ブラウザにキャッシュ機能が使われていると解析ができません。

その理由は、キャッシュ機能が使われているとサーバーへのリクエストがないからです。キャッシュ機能とは、一時的にウェブサイトのデータをコンピューターに保管する機能のことです。

アクセス解析ツールを選ぶポイント4選

アクセス解析ツールを選ぶときは、機能や動作環境、操作性などの視点から選んでいきます。

機能

アクセス解析ツールを選ぶときは、自社が求めている機能が備わっているかどうかを確認します。さまざまな機能があって、A社のツールに備わっている機能がB社には備わっていないことがあるので、注意が必要です。アクセス解析ツールには、たとえば以下の機能があります。

上記の中でも特に運用のサポートに関しては、サポートレベルを確認しておきましょう。その理由は、会社によってメールサポートのみの場合や、電話や自社ウェブサイトに詳細が書かれている場合など、さまざまな事例があるからです。

動作環境

アクセス解析ツールは、各会社が提供しているサービスごとに動作環境が違います。

対応ブラウザや必要な環境などは公式ウェブサイトに書かれているので、導入の際には条件を満たしているかどうかを確認ください。アクセス解析ツールは顧客ありきのツールなので、自社だけではなく顧客の環境に条件を示しているツールもあります。

操作性

アクセス解析ツールは、自社の担当者が無理なく使いこなせるかどうかを確認してから導入します。

たとえ機能面で優れているツールを導入したとしても、担当者が使いこなせなければ効果を期待できません。できれば、担当者にツールを操作してもらい、多角的な視点から長期的に操作ができることを判断してから導入してください。

試用期間

アクセス解析ツールを導入する際は、担当者にツールを操作してもらってから導入することをおすすめします。

有料のツールを導入した場合、担当者が使いこなせなければ費用対効果が見込めないからです。ツールに使用期間があるかどうかという視点から選ぶことで、操作性や機能面でのミスマッチを防ぐことができるでしょう。

おすすめのアクセス解析ツール8選

各社が提供している8種類のアクセス解析ツールと、その強みや特徴をご紹介いたします。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

(引用元:https://analytics.google.com/analytics/web/provision/

Googleアナリティクスは、日本国内において非常に高いシェア率を誇るGoogleが運営しているツールです。そのため、日本でも多くの企業やブロガーが使っていて、インターネット上にもさまざまな情報が拡散されています。

Googleアナリティクスは無料で使えるにも関わらず、解析力の高いことが特徴です。基本的には無料で使えますが、規模の大きなウェブサイトに向けて有料のプランもあります。そのため、企業は自社ウェブサイトにおける規模に合わせたプランを活用することが可能です。

Googleが提供しているGoogle広告とGoogleアナリティクスを連携することで、広告のパフォーマンス向上につながっていきます。Google広告はオークション形式を採用している広告プラットフォームなので、連携によって機械学習におけるCV数最適化の精度が向上するからです。

Similarweb(シミラーウェブ)

Similarweb

(引用元:https://www.similarweb.com/ja/

企業のマーケティング担当の中には、自社サイトだけではなく他社サイトも分析できればいいのに、と考えたことがあると思います。Similarwebは、自社サイト以外に他社サイトも解析できることが特徴です。

そのうえ、Similarwebはデジタルマーケティングに必要な多くの機能を備えています。リサーチ、マーケティング、インベスター(投資家)などさまざまなニーズのある企業に向けてサービスを展開。そのため、ウェブサイトに必要な解析ツールがSimilarwebだけで完結するでしょう。

Similarwebには無料版と有料版があり、無料版は公式ウェブサイトからURLを入力しただけで使えるようになっています。日本で有料版を活用することになった時は、公式サイトから資料請求をするといいでしょう。

Adjust(アジャスト)

Adjust

 

(引用元:https://www.adjust.com/ja/

Adjustは、アプリに対してアクセス解析をするツールです。アプリもウェブサイトと同様に、顧客の動向や属性を分析してニーズを調査していく必要があります。思うようにアプリがインストールされない時でも、Adjustを使えば現状を解析してCVにつなげていけるでしょう。

Adjustを使うと、アプリにおけるインストール前後の状況を総合的に分析してくれます。通常のアクセス解析ツールであれば、導入後の状況しか分析されないことが多いでしょう。そこで、Adjustを導入することによって、顧客の動向を分析できます。

Adjustは管理画面におけるグラフのカスタム設定が可能なツールです。マーケティングチーム全体にとって見やすい管理画面が理想ですが、そうもいかないことがあります。Adjustを使ってグラフをカスタマイズして、情報のシェアをスムーズにしていきましょう。

アクセス解析研究所

アクセス解析研究所

(引用元:https://accaii.com/

アクセス解析研究所は、業界の中でも水準の高いアクセス解析が無料で利用できるツールです。既にほかのツールを使用している企業でも、無料のアクセス解析研究所を活用して、両者を比較できます。

解析結果をまとめたファイルは、Googleドライブに保存することが可能です。Googleドライブに空き容量があれば半永久的にファイルを保存できるので、ウェブサイトを常に解析したい時でも役立ちます。

アクセス解析研究所を使うと、相互リンクの解析や分析が可能です。そのため、相互リンクがアクセスに貢献しているかどうかを判断する目安になります。

Ptengine(ピーティーエンジン)

Ptengine

(引用元:https://www.ptengine.jp/

Ptengineでは、一つのタグを使って多角的な視点からウェブサイトの分析ができます。チャネルやファネルの分析、カートへの追加やフォームの送信など、重要な指標を分析することが可能です。

Ptengineでは、アクセスに関するあらゆるデータが可視化されています。そのため、チームでマーケティングを実施している企業では、可視化された情報を元に新たな提案や企画を進行していくことができるでしょう。

直感的な分かりやすさが特徴のヒートマップツールを備えているので、分析に対するハードルが下がっていきます。積極的に分析をしていくようになった結果、自力で解決に導いていく力がつくことも、Ptengineの特徴です。

KARTE(カルテ)

KARTE

(引用元:https://karte.io/

KARTEでは、CVにつながる情報を0.X秒で提供しているので、リアルタイムな顧客の分析が可能です。移り変わりの激しい顧客の動向に対応していけば、経済状況の変化などにも対応していくことができます。

KARTEでは、顧客の情報を分析して、行動の理由を深掘りしていくためのサポートが可能です。精度の高い仮説を立てることによって、CVRの向上につながっていきます。

KARTEを活用すると、顧客を柔軟にグループ分けできるので、どの顧客にアプローチすべきか判断するきっかけになります。正しくグループ分けすることによって、一人ひとりの顧客に合った体験を提供できるからです。

おまかせアナリスト

おまかせアナリスト

(引用元:https://www.showcase-tv.com/

おまかせアナリストを提供している株式会社ショーケースは、5,000サイト以上をサポートした実績があります。マーケティングに関する複数のサービス展開があるので、自社のウェブサイトに応じて一括で管理することが可能です。

おまかせアナリストでは、ウェブサイトを多角的な視点からまるごと分析。ウェブサイトに関する仮説や改善施策を考えていきたい企業様に向いているツールです。

1つのタグで必要な解析が可能なおまかせアナリストなら、デザインの編集に関する作業を邪魔しません。

i2i(アイツーアイ)

i2i

(引用元:https://acc.i2i.jp/

i2i(アイツーアイ)は、アクセス数分析やリピーター分析など、各パーツを無料で提供しているアクセス解析ツールです。新規登録が必要ですが、有料版にアップグレードしない限り全て無料で利用できます。

i2iの機能はスマートフォンにも対応可能です。顧客が使用している端末を解析するので、広告の種類を選択することや、サイトのコーディングなどに活用できるでしょう。

i2iには広告を非表示にできる有料版があるので、より顧客の利便性を重視したウェブサイトを作りたい企業に向いています。

まとめ

アクセス解析ツールは、ウェブサイトやアプリの品質を向上させていくために欠かせないツールであることをご紹介いたしました。

ツールを通して得た情報を元に、ユーザーにとって分かりやすいウェブサイトやアプリを作成してください。

自社がアクセス解析ツールを使って実現したいことを明確にしておくことで、選んだツールとのミスマッチが防げるでしょう。

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記事監修者の紹介

株式会社デジタルトレンズ 代表

姫野 慎太郎

京都大学経済学部卒業後、東証グロース上場企業である株式会社イトクロに新卒入社。

イトクロではメディア事業に従事し、海外拠点の立ち上げにも貢献。
2012年に退職後、株式会社デジタルトレンズを創業。

Web広告代理店事業からSEO対策、
Webメディア事業まで、幅広くWebマーケティング事業を展開。

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